無責任賛歌
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| 2003年08月23日(土) |
恋から自由であるということ/映画『呪怨2』 |
午前中ずっと、シコシコと日記書き。 注文しておいた唐沢俊一さんのサイン入り『裏モノ日記』が届く。 思っていたより随分薄かったが、目次を見るとかなり内容をカットしている模様。じっくり読みたかったので、日記を書いている間はパラパラと斜め読み。ウェブより、やはり縦書きの活字になっているほうが読みやすい。本を持った時のこの手の「重み」を忘れない限り、どんなにネットが発達しても、この世から本が消え去ることはないだろうと思うね。
夕方、シネリーブル博多駅でしげ、よしひと嬢と待ち合わせをする。ところが駅に到着してふとバッグの中を見て、前売券をウチに忘れてきたことに気付く。日頃こういうマヌケな役は圧倒的にしげが担当しているのだが、まさか自分がこんな目に会おうとは(いかにも偶然の災難のように思いこもうとしているくらいに狼狽しているのである)。 時計を見ると、映画の始まりまであと四十分ほど。取って帰って、間に合わない時間ではない。こちらに向かっているしげに携帯で事情を説明したら、しげ、「はぁ?」といかにもバカにしたような声で笑う。けれどここで怒るわけにもいかないので、三拝九拝して、家と駅を往復してもらうように頼む。 駅裏の駐車場で待ち合わせすると、程なくよしひと嬢を助手席に乗せたしげの車がやってきた。私が車の後部席に乗りこむなり、しげ、「時間の余裕があったのになくなった」とブツブツと愚痴り始める。こちらはひたすら平身低頭である。かつて、これほどまでにしげと私の立場が逆転したことがあっただろうか。いやない(反語)。ほんのちょっとした人の瑕瑾につけこむとはなんて性格の歪んだヤツなんだろう。 行きは道がそう混んでなくて、15分ほどで家に着いたが、戻り道は渋滞、20分以上かかって、映画の時刻ギリギリになってしまった。 しげ、「間に合わんやん!」と悲痛な声で叫ぶ。 「大丈夫だって。最初10分くらいは予告編が流れるから」 「その予告編が見たいと!」 こちらに引け目があるから仕方がないのだが、こういうときのしげのモノイイはワガママ全開だ。駐車場に車を置いて、バスセンターに駆け込んだ時点で午後4時45分。5分オーバーだ。しげはもうイライラを隠さない。 「ギリギリで駆けこんで見るのが『呪怨2』?」 「イヤなんかそんなに」 「すごく見たがってるみたいでイヤやんっ!」 すみませんねえ、見たがって。よしひと嬢まで「面白いんですか?」と聞いてきたので「つまんないと思うけど、絵がいいんだよ」と答える。答えながら足早にエスカレーターを「歩いて」昇る。 映画館に飛び込んで「間に合いますか!?」と思わず叫んでしまったが、館員の方は「はい、大丈夫ですよ」とにこやかに応対。公開初日だし、なんかホントに「すごく見たがってる」客を演じることになってしまった。
映画『呪怨2』。 1作目のときのように、ダラダラと似たようなシーンを垂れ流してひたすら退屈だったのに比べると、今回は随分面白くなっている。ただそれはストーリーの面白さではなくて、あくまで恐怖の見せ方、つまり「絵」に拠っている点が、この『呪怨』シリーズの評価を微妙にしているところだ。
今回、佐伯俊雄(尾関優哉)と伽椰子(藤貴子)の「呪怨」の犠牲者となるのは、八人。 ホラー・クイーンの異名を取る女優、原瀬京子(酒井法子)は、呪われた家をレポートする心霊特番に出演する。ところが、その夜、恋人の石倉将志(斎藤歩)の運転する車に乗っていた彼女を恐ろしい運命が見舞う。飛び出して来た猫を轢いてしまった将志は、死体をそのままに車を発進させるが、なぜかハンドルが利かなくなっていた。車は壁に激突し、将志は意識不明の重態となり、京子も将志との間に宿した赤ん坊を流産したはずだった。しかし産婦人科医は、赤子が順調に成長していることを京子に告げる。この子は、本当に将志と自分との子どもなのだろうか? 困惑する彼女に取りついた呪いは、彼女の母親(水木薫)をも巻き込んで……。 同じころ、その番組のレポーター、三浦朋香(新山千春)は自宅のマンションで、毎晩12時27分になると起こる、壁の向こうから誰かが叩いているような奇妙な音に悩まされていた。怯えた彼女は恋人の山下典孝(堀江慶)を呼ぶが……。 更にはメイク担当の大林恵(山本恵美)を始め、番組に関わったスタッフが次々に失踪していく。京子のドラマにエキストラ出演した女子高生の千春(市川由衣)も謎の死を遂げる。ディレクターの大国圭介(葛山信吾)は事件の謎を京子とともに追い始めるが、京子の子供が生まれ落ちたとき、彼にも呪いの手は伸びていたのだった……。
「呪いの伝播」ってのはもう怪談ものの定番だし、赤ちゃんが実は……ってのも、『ローズマリーの赤ちゃん』の方がずっと怖かったんで、ハッキリ言っちゃえば話は陳腐なんである。いや、もっと言えば、辻褄が合わずに破綻しているところも随所にある。だから、そういう点をいちいち挙げて「つまんない」と切って捨てることも可能なんだが、そう断言するには惜しいものを持ってると思うんだよね、このシリーズ。 やはりそれはさりげなく窓の外から部屋を覗いている俊雄くんの白い顔に代表されるような「霊の見せ方」の上手さだったりする。俊雄君が「予兆(オーメン)」であり、伽椰子さんが「崩壊(カタストロフ)」を担当している役割分担も呪いを重層的にしていて面白い。これ、『四谷怪談』の呪いが宅悦とお岩に分担されてるあたりに着想のもとがあるんじゃないかな。 何と言っても毎回呪いの俎上に何人もの美女たちを乗せ、恐怖に歪む彼女たちの顔を接写してきた点に功績の大部分を帰してもよいのではなかろうか。 もっとも、今回主演の酒井法子は、これがあののりピーかと驚くくらいに生活臭く老けこんでしまっていて、特に眉間の皺が目立つのが痛々しい。前作の奥菜恵や伊東美咲のような「華」がないのが映画全体の印象を地味にしてしまっている。新山千春は『GMK』のときもそうだったが刮舌がひどく悪いので、喋るたびに耳障りで仕方がない。彼女のエピソードもいかにも『新耳袋』にありそうなネタで、言っちゃ悪いが怖いのと紙一重で笑ってしまう。山本恵美が霊感があるという設定で、ホントは一番「美味しい」役にならなきゃいけないと思うんだが、残念ながら御面相がもう一つなのである。 となると頼みは前作で唯一助かってた美少女・市川由衣なんだが、たいして見せ場もなく、特に必要でもないエピソードの中であっさりとお亡くなりになってしまうのである。一番贔屓だったのになあ(+_;)。このあたりの女優の使い方に疑問が残るのも演出面での弱さだろう。
しげ、今日も映画の間中、ビビりにビビって私の指を握り締め、ちょっと音楽が高鳴るだけで圧迫してくる。私の指が痺れてること事前に話して、もう手を握るなと言っておいたのに、完全無視である。この一点をもってしてもしげが私の健康など一顧だにしていないことは自明である。 席も最初はよしひと嬢を間に挟んで向こう側に座っていたのに、わざわざ私の隣に移動してきて指を掴んで来たのだ。振り払っても振り払っても握ってくる。よっぽどこいつの方が伽椰子より怖い。 何でも映画を見る前に、しげは鴉丸嬢と、「映画を見終わって、けいちん(私のことね)の腕にしげさんの手のアザがついてたらよっぽど怖いね」と笑って喋ってたそうだが、ホントに付いていたのだ。ああ、マジでシャレにならん(T∇T)。 『呪怨』のパンフレット、これがまた大笑いで、昔の東宝チャンピオン祭りみたいに、双六だの福笑いだのお面だの、付録の充実したお遊び仕様。でもあなた、俊雄くんの顔で福笑いとかしたいですか。それ以前に、自分の顔が福笑いやお面にされてると知ったら、子役の尾関優哉君、グレたりしないかと心配になるんだけど。
帰宅して、よしひと嬢にまだ見ていなかったという山村浩二の『頭山』や『WX�掘ゝ‘扱抻.僖肇譽ぅ弌治魁戮鮓�せる。 よしひと嬢は『WX�掘戮慮�開中はちょうど仕事が忙しかったころで、全く見に行くヒマがなかったらしい。でもよしひと嬢が忙しくなかったことって、かつてあったのだろうか(^_^;)。こないだようやく手に入れた『押井守シネマトリロジー』もまだご覧になっていらっしゃらないようだけど。 オタクの悪いクセで、映画を見ながらつい「ほら、ここが黒澤の『野良犬』」とか「ここんとこがコントラプンクト」とか解説してしまう。だいたいよしひと嬢はまだ『野良犬』を見ていないので、こんなに意地悪なことはないのである。今度ちゃんとお見せしよう。
そのあと、四方山話、近況など。よしひと嬢とは、彼女が10代のころからの知り合いだから、もうかれこれ10ウン年になるのだが(~_~;)、昔を思うと随分オトナな話ができるようになってしまった。と言っても、「結婚はしないの?」とかその程度の話だ。 彼女の答えはいつも決まっていて、「する気ないです」とキッパリとしたもの。これがフェミニズム的観点や男嫌いといった浅薄なものでないのが小気味いいんだよね。ここで「男なんて」なんてセリフが出てくれば一気に興醒めなんだが、よしひと嬢は絶対そんなセリフは吐かない。男性を愛する心はちゃんとあるのだが、それは極めて「契約」的なものであって、相手に頼ろうとか付いて行きたいとか尽くしたいとか、幸せになりたいとか、そんなお互いの人格を縛り合うような関係(つーか殆ど女性の方からの一方的なエゴイズム)はこれっぽっちも望んでいない。岡田斗司夫さんの言う「オンリーユー・フォーエバー症候群」に全く染まっていないのである。 ご本人は「『好き』って感覚がわからないんですよ。それは自分の欠陥だと思うんで」と仰るが、「依存」という感覚と密接に結びついている旧来の女性の「愛」から自由だということなので、それは決して欠陥ではない。自立している女性ならば、「尽くしたい」なんて感覚が解らなくて当然なのである。自分で働いて、自分で生活して行ける人間が、なぜわざわざ「結婚」なんて自分を束縛するだけの制度に乗っかってやらなきゃならないのか? それじゃ、家庭が崩壊してしまうじゃないか、子孫だって残せないだろう、と反論される方もあろうが、子を自分の所有物としてしか見なせず、自分の見栄のためにええとこに進学させてええとこに就職させようとし、年老いては面倒見てもらうことを期待し依存するような家族関係ならば、崩壊したほうがマシだ。独身で何が悪いか。 恋愛や結婚に幻想を持っていない女性は案外少ないが、よしひと嬢の場合、その珍しい例である。正直な話、男であろうと女であろうと、夢見がちな人というかピュアな方々は(^o^)話していて鬱陶しいんだよね。よしひと嬢に対しては気を遣ったり遠慮したりする必要がないものだから、私のほうも日頃言いたくても言えないことをポンポン口にしてしまう(この日記では結構好き勝手言ってるだろうと突っ込みたい方もいらっしゃるかも知れないが、実はムチャクチャ抑えて書いているのである。それに気がつかないおめでたい人も多いんだけどね)。 どうせ曲解したいヤツは勝手に曲解するだろうからあえて言うが、私にも「恋愛感覚」なんてものはない。私は浮気をしたことは一度もないし、今後も全くする気はないが、それは私がモラリストであるからでもなければ、“通常の感覚で”しげを愛しているからでもない。しげと結婚したのはごく基本的な意味での「ボランティア」である(昔、しげとの関係を説明するのにこの言葉を使ったら、「なんてひどい!」と怒ったバカがいたが、どうやらその人は「ボランティア」という言葉をよっぽど悪い意味に捉えていたらしい。ボランティアっていけないことなんですか?)。でなきゃ、これだけケンカして、食事も作らねえ、家事もしねえヤツと、客観的にはデメリットしかないってのに、10年以上も一緒にいるわけないではないの。 まあ、浮気なんてした日にゃあ、女におカネかけちゃった分だけDVDと本が買えなくなるからしないという理由が一番大きいのかもしれないが(^_^;)。
2001年08月23日(木) What is Okyuto?/『新暗行御史』(尹仁完・梁恵一)ほか 2000年08月23日(水) 若いって、イタいことなのよん/『エノケンと呼ばれた男』(井崎博之)ほか
| 2003年08月22日(金) |
病院尽くし/『炎の転校生』1巻(島本和彦) |
仕事は半ドン、通院のため、しげに職場まで迎えに来てもらう。 医者に行くことは予め伝えておいたのに、車に乗りこむなり、いきなり「どこ行くと?」と聞かれたのでガックリ。昨日も天神回りの約束をケロッと忘れられていたのだが、もうしげの海馬には活断層ができているのではないか。だいたい何しに迎えに来たつもりだったのだろう。 内科と眼科をハシゴしなければならないので、まずは内科の方へ。 しげも最近はまた腰の調子が悪くなってるようなので、ついでに整形でリハビリを受けることにする。新しい車は座席も広くなって、少しは楽になってると思うんだが、やはりクッションを腰のところに敷いておかないと、すぐに痛くなってしまうらしい。 「待ち合わせはどうする?」と聞かれたので、「携帯で連絡取ればいいやろ」と答えて別れたが、考えてみれば病院内は携帯は不可なまのであった。あちゃーと思ったが、あとの祭り。ま、なんとかなるでしょ。 主治医に指が痛み始めたことを話すと、「糖尿病が進行してますね」と一言。 「運動はしてますか?」 「帰りにひと駅前で降りて歩いてます」 「いいですねえ。それを続けてください。体重は?」 「82キロです(ちょっと太った)」 「やっぱり80切らないとですねえ」 なんだかいつもと同じ会話なので拍子抜けである。クスリを変えるとか、何かやりようがないものだろうか。 検査と診察を終えて客待まで出てみたが、しげの姿はない。何しろ連絡が取れないので、まだリハビリ中なのか、外に出ているのかが解らない。いったん病院の外に出て電話してみたのだが応答がない。仕方がないので留守電にメッセージだけを入れておいて、薬局でメルビンを貰い、眼科に移動する。 右眼のみ点眼して検査。約1ヶ月ぶりであるが、どうやら裂孔はこれ以上広がらずにすんでいるようである。でも飛蚊症が治ったわけではないので、余りうれしいわけではない。次の通院はまた1ヶ月後とのこと。 結局、病院2軒のハシゴで2時間近くかかってしまった。 いい加減でしげの治療も終わってるんじゃないかと思い、外に出て携帯に連絡を入れねと、すぐにしげが出た。 「今どこにおる?」と聞くと、「そっちに向かいよう。見えるやろ?」と答える。と言われても、私の視力では全然分らない。 「見えるやろ」 「見えんて」 「見えようよ」 「見えん」 不毛なやりとりをしていたら、目の前に携帯を耳に当てたしげが立っていた。さすがにその距離なら見える。 「今までずっと病院にいたの?」 「やあやあ随分時間かかったよ」 よく分らないが、単に腰を伸ばすだけでなく、電気治療のようなものもやったらしい。最初は要領がわからないので、痛くてもガマンしてたそうだが、隣りの人が「痛い!」と叫んで電流を弱くしてもらっていたのを見て、「ああ、電流って調節してもらえるんだ」と気付いたとのこと。普通そうだろ。 「これからどうする? 映画に行く?」と能天気なことを言うので、「今、瞳孔開いてるんだよ」と怒る。さすがにこの状態で映画なんぞ見た日にゃあ、目の前まっ白である。
ちょうどうまい具合に、上司の入院している病院も近くだったので見舞いに寄る。しげはその間、近所のゲーセンで時間潰し。 上司、アキレス腱を切って全治2ヶ月の診断が降りているのだが、2週間で職場復帰すると息巻いている。体調自体が悪いわけではないので、そう言いたくなる気持ちは分からなくはないのだが、やはりちょっと無理してはいないか。 仕事の話、四方山話の合間に、例のあの方の話が出る。 「どうですか、あの方は」 「相変わらずですねえ。会話が難しいです」 「私とは口も利いてくれませんからねえ。藤原さんとなら、話が合うんじゃないですか?」 「……昨日ですねえ、私のところに彼女が来ましてね。書類を持って来て、『これ、○○○の書類なんですけど、間違って私の書類に紛れこんでたんですよ。どうしましょう』と仰るものですから、『○○○にお返ししたらどうですか?』と言ったら『私がですか?』って答えるんですね。だから『お忙しいなら、私の方から返しておきましょうか?』と言ったら、そのまま黙って向こうに行っちゃいました」 「……なんですか? それは」 「……よくわかりません。好意的に解釈すれば、自分で処置すればいいということに気付いて帰ってったってことじゃないでしょうか」 「それにしてもどうして一言も声をかけずに行っちゃうんでしょうかねえ」 「わかりませんねえ」 全く、謎なのである。
今日のうちに買い物の類は片付けておきたかったので、博多駅まで足を伸ばすが、しげがもう「眠い」と言い出したので、私だけバスセンターの前で降ろしてもらって、しげだけ一足先に帰る。 紀伊國屋でDVDと本を買い込んで帰宅。
夜、『浅見光彦シリーズ17 秋田殺人事件』を録画しておいたのだが、ダイエー・ロッテ戦の放送が延長になったせいで、後半が切れてしまっていた。これだから野球が嫌いになるのである。延長したって全部放送できない場合だってあるのだから、最初から延長放送なんて姑息なマネ、しなきゃいいのだ。世の中野球ファンばかりで成り立ってるわけじゃねーぞ。 ああ、くそ、誰か見てた人はいないか。加藤夏希の行く末が気になるぞ(今回のヒロインだったのである)。
唐沢俊一さんの『裏モノ日記』8月20日の分に、「『トリビアの泉』はウスいからこそ受けている」という趣旨の記述があり、微苦笑する。スーパーバイザーとして番組に参画していらっしゃるわけだから、立場として貶すわけにはいかないのも分かる。けれど誉め方が屈折しているので、「やっぱりウスいってことは否定のしようがないんだよな」という印象の方が強くなってしまう。 「テレビのバラエティー番組は、一般の視聴者の少し下のレベルくらいで丁度いい」とか言ってた業界人がいたが、その点、「ものたりねえなあ」と感じさせるレベルに抑えてるのは「今、受ける」戦略としてはアタリなのだろう。でも本当に「残る」番組というのはいつの時代でもアナーキーでカルトなものだ。そういう要素のない『トリビアの泉』は、放送が終了して10年も経てばまず確実に「忘れられる」番組になる(ならないためには延々と続けるしかない)。 もちろんそれが「いけない」わけではない。私の(そしてたいていのオタクたちの)不満は、三木聡さんや唐沢俊一さんがスタッフにいるのなら、もっと面白く出来るはずだ、という「期待」が前提としてあるからである。 しかし、実際には三木さんも唐沢さんもディレクターとしてあの番組に参画しているわけではない。モノを言うにも限界があるのだろう。実際、日記の中でも「テレビの世界に行かなくてよかった」と仰っている。
職場でも若い子たちと『トリビア』について話す機会が多くなっているのだが、別にオタクでない普通の連中でも、やはりあの番組のネタの半分くらいは「つまんない」と思っている(「ウスい」って言い方もオタク用語なので、彼らは使わない。ここでオタクか非オタクの判別が付いちゃうのね)。 彼らの知的レベルは、タモリや荒俣宏よりは薄いが、ビビる大木やMEGUMIよりは上、ごく普通と言っていいだろう。「ビビる大木って、なんであんなに『へぇ』を連発するんだ?」とパネラーの方がバカにされているのだ(そんな彼等にもこないだの「スフィンクス」ネタはツボにハマッていたようだった)。 この「半分面白くて半分つまんない」という匙加減が高視聴率の理由だろう。内容が濃すぎると付いていけないし、薄いと見る気も起こらない。劣等感を感じさせない程度に知的好奇心を揺さぶっているのである。
私も若い連中にせがまれて、つい豆知識を披露したりしているのだが、こないだ「土星と冥王星は水に浮くんだよ」と言ったら、「あ、それ知ってる! ホントホントホント!」と周囲に絶叫した女の子がいて困った。仕事中に叫ぶなよ(仕事中にそういうネタ振った私が悪いんだが)。
マンガ、島本和彦『炎の転校生』1巻(小学館文庫・630円)。 もちろん少年サンデーコミックスで全巻揃えちゃいるんだが、「大幅加筆修正!!」に加えてデビュー作『必殺の転校生』を収録となれば買わずにいらりょうか(^o^)。 まあ中身を見ると「大幅」というのはちょっと誇大広告ではあったが、ここぞというピンポイントで楽しい描き足しがされているのが流石である。なんたって、滝沢と伊吹のバレーボール対決で「必殺技が一つ増えている」のだ。絵柄がちょっと変化してることくらい気にしない気にしない♪ 巻末の「島本和彦×炎尾燃」の掛け合い漫才も必読だ。
2001年08月22日(水) オタクの花道/同人誌『オトナ帝国の興亡』ほか 2000年08月22日(火) とんこつラーメンは臭い/『ここだけのふたり!!』8巻(森下裕美)
| 2003年08月21日(木) |
ぼーくーは、ないちっち(^o^)/『BLACK JACK ザ・コンプリート・ダイジェスト』(中野晴行編) |
何だか気がつかないうちに、北朝鮮の応援団に“美女軍団”なんて名前がつけられているようである。「美女」までは外交辞令としても、「軍団」ってのは何なんだか。「アマゾネス」って謂なのかね? 誉めてんだかバカにしてるんだかよくわからんネーミングだが、きっと後者なのであろう。こういう言い方されてることをあの人たちが知ったら不快に思うか激怒するかもしれないけれど、一番上にお立ちになってるお方は将軍サマなのだから、間違いとは言えないよな(^o^)。 それにしても報道の偏りというのは毎回ひでえなと思うことが多いのだが、今回は特に顕著だ。まず、どのニュース番組を見ても、あの人たちの正式名称、なんて言うのか一切報道してない。だからナニモノなんだよあいつら。 多分これも誰もが感じてると思うが、本来メインであるはずのユニバーシアード大邱大会については殆ど蚊帳の外なんだよねえ。試合なんてどうでもよくって、カメラはいっつも美女軍団ばかり追っかけてる。これほど目的のわかりやすい報道もない(^o^)。 なんでも、ネット上にはリーダー格の女性のファンサイトまであるそうである。誰が誰のファンになろうが構いはしないが、あの人たちの中に北朝鮮のスパイが混じってることはほぼ確実だと思うんだが(全員の可能性だってある)、そのへん、どう考えてんだろうね。これも「魔性の女」に惹かれやすいバカな男のサガですか? ┐(~ー~;)┌
夕方、久しぶりに職場まで迎えに来てくれたしげと、天神を回って芝居のBGMに使うCDを探す。 本当は今日、しげはアクロス福岡で会場の人と打ち合わせがある予定だったのだけれど、何かアチラの都合が悪くなったとかで、キャンセル。鴉丸嬢も一緒だったのだが、無駄足を踏まされた形。なんかちゃんとお詫びをしたんかな、アクロス。 鴉丸嬢も付き合ってくれて、三人で「ベスト電器LIMB」へ。鴉丸嬢は「逆戻りだねえ」と笑っている。 小一時間ほど使えそうなCDがないか探しまわるが、これといったものがない。 「戦前のエノケン映画のBGMに使われていたような音楽」というのがしげの注文なのだが、だいたいそんなもん、音源自体が独立して存在してはいないのである。ちょっとばかり途方に暮れかけたが、ハッと気付く。 「……うちにあるキートンやチャップリンのDVDからBGMだけ取ったらどうかな。無声映画だから、音楽だけ取れるし」 しげの顔がパッと輝くが、「灯台もと暗し」を絵に書いたようなオチであった。
そのあと、天神コアの7階グルメパーク「喜水亭 和樂」で食事。 それぞれ別々の定食を頼むが、私のは天麩羅に刺身、酢の物に無花果のコンポートがついたもので「雪」。適量で美味しい。 しげはまたドンブリを頼んでいたが、いつものように食べない漬物を私に回して来た。仕方がないと思いつつ、口に含んだ途端に脳天に衝撃が走って飛びあがった。漬物の中にワサビが入っていたのだ。 「わ、わ、ワサビが入ってるじゃん!」 「ああ、横にどけたつもりで入れちゃった♪」 漬物とワサビの区別もつかんのかと言われそうだが、ホントに区別がつかないくらい私の視力は悪いのである。実はしげにワサビを食わされたのはこれが初めてではない。そのうちワサビ責めにあって死ぬんじゃないか。
しげと鴉丸嬢、食事をしながら何やらコソコソと喋っている。 「気付いてるのかな?」 「気付いてないっぽいよ」 なんか私の方をチラチラと見るので何だろうと思って聞いてみると、しげ、「鴉丸の胸見てん」と言うのである。 女性の胸をしげしげ見るようなインランでヘンタイでドスケベエなマネを、私は生まれてこの方したこたぁない(そういうのはさりげなくするもんである。って、やっぱりしてるのか)。 「見ろ」と強制されても戸惑ってしまうばかりなのだが、そう言われたら見ないわけにもいかない。だもんで、やむを得ず渋々といやいやながら要請に答えるしか仕方がないので遠慮がちにチラッと鴉丸嬢の胸に目をやったのだが、あまり豊かとは言い難かった彼女の胸が、モリッと膨らんでいるのである。 「……豊胸手術?」 途端に鴉丸嬢が絶叫。 「そこまで悩んでないっ!!」 つまり「寄せて上げるブラ」というのを付けてたんだそうだが、これ、某君からのプレゼントなのだそうな(^_^;)。やっぱ、しょっちゅう「悩み」を訴えてたんではないのかなあ。でなきゃ男はあまりそういうものをプレゼントしようって気にはならないと思うぞ。 実際、生まれて初めて胸に「重み」を感じて、鴉丸嬢、結構嬉しそうである。「世間は騙しても○○(某君)は騙してないからいいんだっ!」と言ってたが、ここでバラしてしまったので、世間も騙してない。堂々と今後もお付けになられて構わないと思うのである(^o^)。
いつもならここでブラの歴史についてトウトウと語りたいところだが、省略(^.^)。
手塚プロダクション監修・中野晴行編『BLACK JACK ザ・コンプリート・ダイジェスト』(秋田文庫・650円)。 本書のあとがきにも書かれていることだが、『ブラック・ジャック』には単行本未収録の短編が結構な数、存在する。 問題はその理由で、本書では「手塚治虫の改作癖を挙げているが、もちろんそれだけでないことは、ファンならずとも知っている人も多い有名な事実。たとえば第41話の『植物人間』なんかは某所からクレームが付いて、2版以降削除されたんだよねえ。 人権主義者による難癖っつーか「逆差別」は、昨今、目に余るものがあるが、おかげで放送業界はすっかり腰砕けになってしまった。このままじゃ、どんな作品でも「差別」の名のもとに抹殺されてしまう時代が来かねないが、どうやら出版業界は理不尽なクレームに対する巻き返しを図っているようである。 『ブラック・ジャック』全作を紹介した本書は、来るべき『完全版』刊行のための敷石だそうな。作品が見られない状態では、それが本当に抹殺されるべき愚作であるかどうか、判断できない。「あの作品は幻になるべきではない」という意見は少なからずあるのだ。「差別だ」という意見と「差別じゃない」という意見が拮抗ないしは明らかに「差別じゃない」という意見のほうが多数を占めているのに、論議もせずに抹殺していった歴史をもういい加減で断罪していったほうがよかないか。 ついでに例の「幻の12話」も解禁しろよ。反戦映画を「戦争を生々しく描いてるから」って理由で上映禁止にしてるようなものだぞ(T.T)。
2001年08月21日(火) 台風の日は病院で寝転んで/『偶然が残すもの 記憶鮮明�供戞米�渡早紀)ほか 2000年08月21日(月) 一日経つと記憶が消える。……年か?/ドラマ『柳橋慕情』ほか
| 2003年08月20日(水) |
びっるーのまっちーにがおー!/『金色のガッシュ!!』12巻(雷句誠) |
北朝鮮による拉致被害者の一人、蓮池祐木子さんの母、奥土シズエさんが、19日、胆管細胞がんのため、死去。享年73。 それなりのお年ではあるけれど、女性の平均寿命が90歳近い現代ではやや若死にだろうかという気すらする。やはり心労が祟ったのだろうか。拉致事件が完全に解決したわけではないが、亡くなる前に娘さんと再会できたのがせめてもの幸せと考えるべきなのかね。なんだか釈然としない思いが残るのだけれども。
18日、北九州市小倉北区鍛冶町の飲食店「倶楽部ぼおるど」に手榴弾を投げこんだあと舌を噛み切って自殺した男の正体が判明。やっぱり暴力団の組員、城戸真悟容疑者(33)であった(しかしこれだけ明白な事件でも犯人が死んでても新聞はあくまで「容疑者」って言うのね。これじゃかえって「容疑者」=「犯人」って思い込みを与えないか)。 でもこれで事件の動機がクラブ経営者の暴力団追放運動に対する報復だってことはハッキリしたのである。 あー、大きい声じゃ言えないがな、あのへんの治安の悪さの原因に、暴力団と警察の“かなりの”癒着があるんじゃないかってことはずっと昔からウワサされてるんだからな。警察、本腰入れて取り締まらないと、ウワサを裏付ける結果になりかねないぞ。 北九州のイベントがことごとくコケまくってる理由の一つに、「あそこは危ない」というイメージの影響だってあるんである。本気で何とかする気があるなら、動けよ警察。
キャシャーンにハニーの次には何が来るかと思ってたけど、まさかの『鉄人28号』の実写映画化。鉄人の設定は身長20メートルということになったらしい(原作読めば分かるが、身長はコマによって2メートル程度から数10メートルまでコロコロ変わるのである)。 ビルの向こうにヌッと現れる感じではなくて、ビルの谷間で縮こまるような雰囲気になりそうだが、まあジャイアント・ロボとは違うしな。特撮は殆どがCG映像になるらしいけど、『G‐SAVER』みたくならんようにと切に願う。視覚効果は『ゼイラム』『タオの月』の松本肇さんだから、そんなにヒドイものにはならんとは思うが、もしもショボイものを作られてコケでもしたら、これから先、特撮モノにスポンサーが付かなくなる可能性もあるんだから。 でも不安だなあ、製作費が10億円というのは、そんなに高額とも言えないからなあ(だいたい「直接製作費」と言わない限り、宣伝費が半分を締めてたりするのである)。 キャストはなかなか面白そうなんだが、名前を見る限り、原作からはかなり離れた内容の物語になるもののようだ。
金田正太郎……池松壮亮(子役にしてはちょっとスタイルのバランスが悪くないか) 立花真美………蒼井 優 金田陽子………薬師丸ひろ子(友情出演) 宅見零児………香川照之 貴島・レイラ・ニールソン…川原亜矢子(本人もハーフなんだっけ) 江島香奈………中澤裕子(見事にモー娘。を脱皮したねえ) 村雨研二………高岡蒼佑(何で「健次」じゃないんだ!?) 田浦慶太郎……伊武雅刀(最近、頭を剃ってるらしい) 八城裕美子……西田尚美(もちょっといい役あげようよ) 加藤志津絵……北川智子 河合秀之………水上竜士 高橋清次郎……村松利史 レポーター……矢沢 心(最近売れ筋らしい) 秋山 孝………ささの友間 鬼塚宏志………栗原卓也 松川健太………森田直幸 職人A…………諏訪太朗 職人B…………鈴木一功 職人C…………森羅万象 キャスター芹沢明日香……田中麗奈(チョイ役っぽいなあ) 風鈴売り………妻夫木聡(何だこの役。押井守じゃないんだから(^_^;)) 金田正一郎……阿部 寛(原作じゃ確か名前がなかったと思うが) 大塚雄之助……柄本 明(ちゃんとお髭を生やしてほしい。声は富田耕生にアテレコで(^o^)) 綾部達蔵…………中村嘉葎雄(完全に特撮映画の定連になっちゃったね) でも、原作ファン、一斉に言ってるだろうなあ。
敷島博士はどうした!?
まあ、ブラックオックスの開発者の不乱拳博士を出せないのは分からなくもないけれども。 ああ、しかし薬師丸ひろ子もついに母親を演じるようになっちゃったか……。
『トリビアの泉』、しょうもないネタも混じっちゃいるが(「トリビアの種」は毎回時間食いすぎ)、これまでの放送分の中では一番「へぇ」が多かった。 でも、それって「台湾の歩行者用信号機の青のマークは赤が近づくと急ぐ」とか「海底にも郵便ポストはある」とか「秋田県では修学旅行生の安否がCMで流れる」とか、その地方に住んでる人なら周知の事実でも、他地方の人にとっては「そんなオモロイことやっとんのか」と笑っちゃうネタが多かったってことなんだが。 同じ日本の中にいても、九州の人間は本州のことはよく知らない人間が多い。しげなどは三多摩と埼玉の区別がつかなかったが、私だって学生のころは埼玉と栃木のどっちが北にあるか知らなかった。実は今もよくわからない。同様に九州全県の名前を言えない東京人も多かろう。無知と言うより、そういうものに接する機会があまりないのである(全国各地の情報に一番詳しいのは昼間の観光番組ばかり見てる主婦だろう)。 チャットであやめさんも仰っていたが、「『春の小川』は渋谷にある」ってのは、渋谷に住んでる人なら知ってる人も多いだろうが、地方人には充分「へぇ」だと思う。私もこの知識を最初に知ったのは仕事休んで寝てたときに見た昼のテレビのご当地案内コーナーだった。これで行くなら「『ぬれぎぬ』の語源は博多の伝説」ってのもトリビアになるかな。
「江戸時代にスフィンクスの前で記念写真を撮った武士がいる」ってネタ、こないだ亡くなった鈴木明さんの『維新前夜 スフィンクスと34人のサムライ』(小学館ライブラリー)を読んでた人が投稿したんじゃないかな。 しかし、番組中でこの写真の保管者が三宅雪嶺であったことや、発見者が鈴木明さんであったことには一切触れなかった。補足トリビアで触れても全くおかしくないのに、あえて隠さなければならない理由がわからない。 また、番組内で「写真に映った人物で後に有名になった者はいない」と断言していたが、それがいかに誤りであるかは、この『維新前夜』をお読みになればご理解いただけよう。 こういう比較的濃いネタのあとに「スフィンクスの目線(視線と言わないと小林信彦が怒るぞ)の先には今ケンタッキーフライドチキンがある」という全くナンセンスな(悪い意味ではない)ネタを持って来るのが対照的で面白いのだが、よくよく考えればこれ、単独だと「へぇ」ではなくて「ふーん」としか言えない程度のネタである。ゲストに出るたび辛い点しかつけない荒俣宏が初めて感心していたのが印象的だったが、これも「組み合わせの妙」ゆえか。
松本零士ネタは「パンツから生えたキノコをちばてつやに食わせた」というもの。「ヒトヨタケ」という正式名称は紹介してたけど、「サルマタケ」とは言わなかったのは放送禁止用語に指定されてるのか? こないだ『爆笑問題のススメ』に出てた松本さん、「スターシアやメーテルのモデルは、シーボルトの孫娘に出会った先祖の記憶が私のDNAに伝わったもの」とデンパなこと仰ってたが、これはトリビアに送っても絶対不採用だろうな(^o^)。
マンガ、雷句誠『金色のガッシュ!!』12巻(小学館/少年サンデーコミックス・410円)。 しげと私の最近のお気に入りキャラは何と言っても「ナゾナゾ博士」である。普通、主人公を導く「導師」は荘厳な老人だったり、優しい女神様だったりするものだが、「ナゾナゾ博士」だもんなあ(^o^)。 ガッシュと清麿を助けるために、ティオと恵を呼ぶのだが、ナゾナゾ博士は何でも知ってる不思議な博士だから(なんじゃそら)、ちゃんと恵の携帯の番号も知っていたのである。 それどころか、最強の敵・ロードの居場所ももちろん知ってるから、“清麿が3日間徹夜して調べ終わったころを見計らって”、その居場所を教えてあげるのである。 ああ、なんていいやつ(T∇T)。 魔物退治の展開はそんなに面白いとは思わないんだけれども、キャンチョメと言いフォルゴレと言いウマゴンと言い、普通、真剣な魔物対決のドラマに、こんな「色モノ担当」を主要キャラにはしない。雷句さんは師匠の藤田和日郎よりも鳥山明や尾田栄一郎の感性を受け継いでいると思うけれど、このキャラの「歪み」具合は先達を軽く凌駕しちゃってるのではないか。 一時期単調な展開で少し飽きてたけど、また続きを読むのが楽しみになってきたのである。
2001年08月20日(月) クルーゾー再び/『パンプルムース氏のおすすめ料理』(マイケル・ボンド)ほか 2000年08月20日(日) 眠い日/『大江戸化物図譜』(アダム・カバット)ほか
| 2003年08月19日(火) |
懸賞つき日記(^o^)/『イリヤッド 入矢堂見聞録』3巻(東周斎雅楽・魚戸おさむ) |
盆が明けてお仕事再開。 やっぱり少し疲れやすくなっているのである。しかもちょっとパソコンを打っただけでやはり指が痛くなる。これはもう本気で医者に見てもらわねばヤバイ状況のようだ。
帰宅して、ホームページの更新記事をつらつらと書く。 アップするまでにはまだまだ時間がかかりそうなんだけれど、まあ少しずつでもやっとかないと。日記だけに追われて記事が書けないままじゃ、せっかく作ったホームページがもったいないのである。
その記事を書くためもあって、録画しておいた松田定次監督のインタビュー番組を見返して、必要なところをメモる(何の記事を書こうとしているのか、当てることが出来た方には記念品を差し上げましょう(^o^))。 やたら細かい作業なんで、こういうことに時間がかかるから、なかなか更新が進まない。ご存知の方も多いと思うが、松田監督とマキノ雅裕監督は牧野省三を父に持つ異母兄弟である。松田監督の方が年上だが芸者さんの子供として生まれたので、マキノの名を継いだのは弟の雅裕氏の方であった。 インタビューの中で、松田監督は弟の雅裕氏のことをしきりに誉めそやしているのだが、雅裕氏の著書である『映画渡世 天の巻・地の巻』には、松田氏のことを特に兄として遇した記述は見受けられない(これも今日ずっと読み返していたのである)。何しろ父、省三の死に関しても松田氏の名前が出てこないのである。おかげで、松田氏が雅裕氏の兄である、という記述を最初に見たとき、既に『映画渡世』を読んでいた私はガセだろうと思ったくらいだ。 そこにお互いの思いの違いを感じ取れもするのだが、それはもう少し資料をあさってみないと簡単に断定はできない。全く、こんなことばかりしていては、年に一本記事が書けるかどうかもわかりゃしねえ(-_-;)。
マンガ、東周斎雅楽作・魚戸おさむ画『イリヤッド 入矢堂見聞録』3巻(小学館/ビッグコミックス・530円)。 入矢修造の存在も「組織」に知られているのに、暗殺されもせず放置されてるのはちょっと奇妙だが、その点も含めて話の展開がいささかスローになってきた感じがする。人気が出たので連載が長期化してきたのかもしれないが、実際にアトランティス実在説を立証することは難しいんだから、あまり間延びしたものにしない方がいいと思うんだけど。 新登場の中国系ギリシア人のニコス・コー、闇のマーケットでシュリーマンの遺品を取り引きしようとして殺し屋に狙われ、入矢に助けを求めるという、なかなかいいキャラなんだけど、やっぱり魚戸さんの絵だと今一つ魅力がないのがどうもなあ。
2002年08月19日(月) 偽善者の宴/『探偵学園Q』6巻(天樹征丸・さとうふみや)/『虹の子』(石ノ森章太郎)ほか 2001年08月19日(日) 毛が三本/『ふざけるな専業主婦』(石原里紗)ほか 2000年08月19日(土) 今日、彼氏彼女は相々傘であった/『占い師はお昼寝中』(倉知淳)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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