無責任賛歌
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記




ホームページ |プロフィール |掲示板「トーキング・ヘッド」 |メール
|藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2004年07月10日(土) は〜あ、ビバノンノン♪

 今日はまる一日、演劇集団 P.P.Produceの「合宿」。
 ……という名目であるが、実は日帰り。まあね、うら若きオトメな方もいらっしゃるのでね、ホントの合宿はできないのであるよ。みんなハタチ過ぎてんのになあ。演劇活動をどこぞの宗教団体や自己啓発セミナーの類と混同してやしませんか、保護者のミナサマ方。いや、実際そんな感じの劇団もホントにあったりするから困るんだけどな。
 朝の七時出発なので、今週は『セラムン』見るのは諦める。DVD買おうかどうしようか、未だに迷ってんだよねえ。
 朝から曇天、多少、雨もパラついてはいたが、少雨決行である(運動会じゃないって)。直前になって、黒子頭を演じる予定のラクーンドッグさんから仕事で欠席の連絡が入ったのは残念だったが、まあ、黒子の演技はまたいつかどこかで打ち合わせられる機会もあろう。
 香椎のコンビニまで出張って、鴉丸嬢、細川嬢と待ち合わせ。8時集合の予定であったが、鴉丸嬢がチョイ遅れる。またもや「ヤフーオークション」にイラストを出品するので、圭人嬢(今回公演の黒子さん役)に手伝ってもらってたとか。「この二日、全然寝てないの〜、えへへへ〜」と笑う鴉丸嬢、かなりハイである。
 携帯でその出品画像を見せていただいたが、やっぱりエロである。しっぽが付いてる女の子がエビぞってるポーズだから、今度はケモノ系が好きな人にウケるかも。さあ500円から始まって、いくらくらいまで行くか。
 「あえぎ顔かあ。ヨダレ垂らしたりとかはさせないの?」
 「ヨダレ描くのキライだから」
 確かにヨダレくらい記号的なものもないので、描くか描かないかは趣味の範疇ではあろうが、イマドキのエロマンガの流行はヨダレありなし、どちらに傾いてんのか。デビューを考えたら、その当たりのリサーチも取っておいたほうがいいと思う。私もどっちかと言うとね、ヨダレだのナニだのがやたらベトベト描かれてる絵はあまりコノミじゃないんだけどね。なんかね、少女がね、苛められててもね、クッとガマンしてる感じの絵が好きなんだけどもね。
 ……とっとと合宿レポを書けって(~_~;)。

 合宿先は志免町の総合福祉施設「シーメイト」。「志免(シメ)町の仲間(メイト)」を合成したネーミングだそうだが、だったら「シメイト」じゃないのか、長音記号は何なんだ、というツッコミはやってもあまり意味ないか。
 各種介護施設のほかにも、多目的ホール、工芸室、調理室、大浴場、レストランなどなどがあるが、今回借りたのは2階の研修室。1時間200円でまる12時間借り切りである。
 周囲は公園になっているのだが、周囲を見渡して真っ先に目立つのが、あの志免炭坑の竪坑櫓である。各種廃墟写真集で紹介され、大分むぎ焼酎二階堂のCM(http://www.nikaido-shuzo.co.jp/cm/2002/)でもその偉容が流れていたから、ご記憶の方も多かろう。最近では和月和宏のマンガ、『武装錬金』に「お化け工場」として描かれていたから、マンガファンにも馴染みの建物なのである。
 ……でも、地元の人間にとっては、昔から有名な「心霊スポット」であったのだけれどもな(^o^)。ここのすぐそばを夜中に通ると、背中を叩かれちゃうそうですよ。公園として整備された今でもそうなのかどうか、お近くの方、試してみてはいかがでしょう。

 シーメイトには9時きっかりに到着。なんとC−1藤田くんが1番乗りで到着していた。彼は今回の公演にはカメラマンで参加する予定なので、合宿では特段、何かをしなければならないということはないのである。まあ、来たら来たであれこれ雑用が頼めるから重宝はするのだが、実際、何しにきたのかは謎なのである。女の子はたいしていないぞ(^O^)。
 ほどなく、穂稀嬢(ハカセ)、カトウくんも合流、軽い柔軟、発声のあと、親睦を深めるために、「フルーツバスケット」。……を始めたのはいいが、女性陣(細川嬢・穂稀嬢を除く)がシモネタ攻勢を仕掛けてきたので、男性陣はかなりイタイ思いもしたのであった。
 ……だからよう、誰とは言わんが、「この中で皮をカムっている人!」とか言うな。でもって、誰とは言わんが、「日本人男性の6割はそうなんだから」とか言い訳するな(~_~;)。しかし、確かに「フルバ」はお互いのモノの考え方(つか、恥部)が見えて、「垣根」はかなり取っ払われるね。場合によっては「垣根」が「壁」や「鉄柵」になりかねないけど。
 食事を取ったあと、女性陣は風呂に行く。男性陣+ハカセはカトウくんの発案で廃墟探検に(^O^)。公園整備化のおかげで、以前は遠くから眺めるしかなかった竪坑櫓を、間近で眺めることができるようになってるのである。カトウくん、あっちのアングル、こっちのアングルから写真を撮りまくり、「すげー、すげー」と繰り返している。ハカセはそれを見て、「何がそんなに面白いんですか?」と訝しげ。まあ、「廃墟のロマン」なんつっても、ハカセにゃ一番ピンと来ないだろうからなあ。雨のせいで、道端はちょっとぬかるんでいたのだが、空の雲がどよんとして、廃墟がいつにも増して廃墟廃墟して見えてイイ感じなのであった。
 午後からはダンスレッスンをする予定だったが、細川嬢が早目に帰らなければならないと言うので、先に通し稽古を優先。まだセリフは入っていないので、台本を手に持ってではあるが、以前よりもやりとりは大分サマになってきた。カトウくん、アドリブを混ぜるなど、余裕が出て来た感じだが、やはり全然寝ていないと言うので、ハイになってただけかもしれない。
 細川嬢が面白いと感じてくれたかどうか、そのあたりが気になったのだが、隣で見ていたC−1藤田くんがやたら笑ってたので、イマイチわからない。彼は基本的に「笑い屋」なので、いくらウケてくれてても、あまり参考にならないのだ。通しを終えて、細川嬢に「いかがでしたか?」と聞いてみたのだが、「フシギな感じで面白いです」とまあ、悪くはない、という感じのご返事。もう少し煮つめ行かねばならんなあ、というところだろうか。実際、脚本書いている時には必要だと思えたセリフが、演じさせてみると冗長、ということはよくあるのである。時間も長めに感じられたので、早速、何ヶ所か長いセリフをカットする。
 細川嬢がお帰りなので、休憩を取って、カトウくんと私は風呂に。女性陣に「風呂場からは廃墟がよく見えるよ」と聞かされていたのだが、男風呂からは角度が悪くてチラッとしか見えないのであった。かといって女風呂への移動は不可なのである。当たり前だ。
 最後はダンスレッスンを延々と。今回は思いっきり歌と踊りを入れよう、というコンセプトなので、少ない人間でも五曲は踊らねばならないのである。しげの振付を、みんな、まあまあテンポよく覚えていくのだが、どういうわけだが、鴉丸嬢、振付の一部がどうしてもうまく踊れない。あの、『8時だよ!全員集合』のエンディングでやってた「ビバノンノン」の手の動きなのだが、上半身と下半身がどうしてもズレるのである。1時間やってもに時間やっても揃わない。本人、「なんでだー!」と悲鳴をあげていたが、私がためしにやってみると、いとも簡単にできたので、ますます落ちこむいるのである。私、別に意地悪でやったんじゃないんだけど。
 そのあと、仕事帰りの其ノ他くんが到着。けれど、「今から行きます」と連絡が入って、10分ほどで到着する距離なのに、30分待っても音沙汰がない。みんなで「また、道に迷ってるかあ?」「いや、建物の中で迷ってるんだろう」と口々に言いあっていたが、実際は駐車場でバイクの停め場所がわからずに迷っていたのであった(^O^)。鴉丸嬢が「まだまだ其ノ他を見くびっていた」と感嘆していたのがおかしい。
 「鴉丸さん、ビバノンができないんだよ」と其ノ他くんに言ったら、その場でまた簡単にやって見せた。鴉丸嬢、ますます立場がない。結局、合宿終了の9時までダンスの特訓。なんとか形らしきものは出来上がったが、多分また次に練習する時、鴉丸嬢はビバノンができなくなっているであろう(^O^)。
 駐車場で全員散会。外はもう真っ暗で、地理不案内なしげは、其ノ他くんに先導してもらって帰る。「今日運動して今日筋肉通!」と泣いていたのであった。


 読んだマンガ、遠藤淑子『ファミリーアワー』1冊のみ。一日練習だもんな。

2003年07月10日(木) たいして過激なことは書いてない/『トリビアの泉 へぇの本』第�機Ν挟�/『ああっ女神さまっ』26巻(藤島康介)
2002年07月10日(水) 憑かれた女/『新宿少年探偵団』(太田忠司・こやま基夫)ほか
2001年07月10日(火) 踊れば痩せるか/『ちょびっツ』2巻(CLAMP)ほか


2004年07月09日(金) その名は亀吉亀太郎。……決まんねえなあ(-_-;)。

 仕事が休みだと言うので、しげ、迎えに来る。
「金曜日だし、映画でも見に行くか?」
「うん、いいよ」
と答えておきながら、しげ、突然、近くのホームセンターにスルスルッと車を乗り入れた。
「どうしたん? なんか買うと?」
「カメ、ほしいんやろ?」
 ボウフラがわくだの家が臭くなるだの自分と過ごす時間が短くなるだの、散々文句を付けてカメ飼うのに反対してたくせに、何の気まぐれで豹変したのか。でも理由を詮索したって、どうせうまく説明できないだろうし、気が変わって「やっぱり飼うのやだ」とか言い出されたら面倒なので、それ以上は何も聞かないことにした。
 ホームセンターも様々だが、ここの店にはまあまあなスペースのペットコーナーが設けられていて、カメだの金魚だのがズラリと並んでいるのである。さすがに、犬や猫は置いていないが。
 店員さんに聞いて、水槽とカメを二匹、見つくろってもらう。カメはミドリガメ。ゼニガメや、舶来の何とか言う珍しいカメもいたのだが、安いカメで充分だし、飼い方が一番ラクだと言うので、オーソドックスにそれを選んだ。水槽は、しげは「Sサイズで充分だよ」と主張したが、店員さんが「Lでも狭いですよ、カメ、結構大きくなりますから」と言うのでLに。もっとも、カメは水槽に合わせて成長を止めるらしいので、30cm以上にはそうそうならないだろう、ということである。そう言われれば、職場で飼ってるカメも、洗面器の中で15センチくらいまでは成長したがそのへんで止まっているようだ。
 できるだけ今いる環境を変えたくなかったので、エサや浮き島、水槽の下に敷く砂なども、そこで使ってるものと同じものを買う。岩山は買おうかどうしようか随分迷ったが、かえって泳ぐスペースがなくなってもかわいそうかと思ってやめる。必要な感じであれば改めて買えばよかろう。
 店員さんにカメの飼い方のコツを聞くと、「水は定期的に換えて下さい」と言われる。「どのくらいの間を置けばいいですかね。二、三日に一回くらいでしょうか」と聞いたら、「それだけしていただければ、充分です」と頭を下げられる。
「エサは二匹とも均等にあげるようにしてください。片方だけ大きくなると、いじめられますから」とも注意されたが、何だか、娘を嫁に出すお父さんみたいな返事の仕方でおかしい。ペットショップの人ってのは、売り物であってもやはりこれだけの愛情を持ってしまうものなのだろう。
 いったい、カメとか金魚とか、どのくらい売れるものなのだろうと思うが、私が買いに来た時も、初老のご夫婦がお孫さんにであろう、プレゼントに一匹買っていっていたから、需要は結構あるのだろう。みんなきちんと育ててくれる人ばかりだといいのだけれどもね。

 店の外に出たところで、しげが「で、映画行く?」と聞いたので、「カメ持って映画館は入れないだろ!」と答えたら、「それが面白いのに」とけらけら笑っている。なんかやっぱりこいつに生き物の世話を任せるのはムリそうである。遠出の出張がある時なんか、自動的にエサ落とす装置なんか買っておかないとダメだろうか。
「名前はなんて付けるの?」
「付けないよ、別に」
「あんなにカメ飼いたがってたくせに、名前付けないんだ!」
そう言われても、名前ってのは本人が認識してこそ意味があるものなのだから、犬、猫ならばともかく、カメに名前を付けたってしょうがないと思うのだが。
「第一、二匹いるけど、名前付けて、区別がつくか?」
とも言ったのだが、しげ、私を無視して、「じゃあ、カメキチとかカメタロウとか、そんなんでいいじゃん!」と勝手に名前を付けている。てなわけで、いったいどっちがどっちだかはよく分らないが、ウチのカメは「亀吉」と「亀太郎」に決定した。
 「なら、名字はどうする?」
 と言ったら、「うちの子じゃないんだ!」とまた驚かれる。だからペットに過剰な愛情そそぐのって好きじゃないんだよってば、おれは。
 まあ、自分で名前を決めないのは、あまりこれってのを思いつかないせいもある。オタク系の人間がカメ飼ってりゃ、十中八九、そのカメの名前は「ガメラ」になってるだろう。ほかにもカメーバとかガメロンとか、エレドータス、タートルキング、カメストーン、カメバズーカ、ええと、ほかにカメ系の怪人怪獣、どんなのがいたっけ。どっちにせよ大同小異。あまり個性的なのはないので、付ける面白味がないのである。


 映画に行くのを中止したので、買い物をして帰る。
 「積文館」に寄ったら、『ガンガン』の表紙に「鋼の錬金術師 映画化決定!」の文字が踊っていた。これはまあ、順当なところ、というか、今これを映画化しないでどのマンガを映画にするのか、というところだろう。立ち読みはしなかったので詳しいことは分らないが、総集編とかじゃなくて、ちゃんとしたオリジナルをやってほしいよなあ。できれば荒川さん本人にシノプシスを書き下ろしてもらって。もちろん、脚本を會川さんが担当していけないわけではないのだが、最初から最後まで會川さんオンリーで作られると、趣味に走った毛色の違うものになってしまうと思うのである。原作派とアニメ派との確執もなかなか半端でなさそうな作品なだけに、ヒットを狙うなら、そういう「緩衝」も必要だろうと思うのであった(^o^)。


 マンガ、たかの宗美『白衣な彼女』1巻、ゆうきまさみ・田丸浩史『マリアナ伝説』2巻、加納一朗・桑田二郎『新作2004年版 エイトマン』。
 『エイトマン』は新作は新作なのだけれども、既にかつて描かれたことのある『血闘』のリメイクで、完全新作でもなければ、『エイトマン・アフター』でもない。その点はやや看板に偽りありである。それともう一つ気になる点が一つ、今回の脚本、加納一郎が担当しているのだが、「原作・加納一朗」と表記するのはどうなんだろう。原作はあくまで平井和正だろうに、オモテに出すとマズイ事情でもあったんでしょうかね?


 『機動戦士ガンダムSEED』の続編シリーズ、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が、10月からMBS・TBS系で放映開始とか。『ガンダム』の1シリーズ、ではなく、『ガンダムSEED』の第二作、ということであるから、もう、「あんなのは『ガンダム』じゃない!」と文句付けたってしょうがないよな、という気がする。人気を支えているファンの大半は腐女子どもであろうから、アニメオタクの男女二極化、浸透と拡散(^o^)は相当に進んでしまったとも言えよう。
 と言うか、「『SEED』なんてよう」と悪態つく人々は、既にアニメオタクとしては「傍流」、あるいは「マイノリティ」なのである。多少の趣味の違いはあれども、『ヤマト』『ガンダム』『イデオン』のころ、「オレたちがアニメを世間に認知させるんだ!」とオタク同士の団結と言うか、一体感を持って活動し、熱弁を振るっていた時代は、遠い遥かな過去なのだ。
 私はまだしも劇場版『Zガンダム』の方に心惹かれてしまうので、どうしたってオールドタイプなのだが、かといって、「女の子とおしゃべりする」ためにあえて『SEED』見ようって気にもなれないしなあ。そりゃ、おもしろけりゃ見るんだけど、ともかくもちっとキャラの区別がハッキリする描き方(見てくれだけでなく、セリフ回しも性格も)してくれ。

2003年07月09日(水) そんなに息継ぎナシで喋らないでください/『ある日のツヴァイ』(竹本泉)
2002年07月09日(火) 何がこの悪いガイで上がっていますか/『たま先生に訊け!』(倉田真由美)/『ワンピース』24巻(尾田栄一郎)ほか
2001年07月09日(月) アンケート募集/『押井守 in ポーランド』ほか


2004年07月08日(木) 「みんなのうた」はボクのうた

 通販で注文しておいた『NHK みんなのうた』のDVDボックス全12巻(収録161曲)が到着。
 待ちに待ってたブツなので、一気に半分の6巻までを延々と見る。もちろん既に映像や音源が残っていないものもあって、完全収録版ではないのだけれども、それでもこれだけの分量は圧巻。白黒時代の作品などは、もう再放送される機会もまずないから、大貴重である。でもやっぱり放映開始時、1960年代の映像には、あまり予算がかけられてなかったんだなあ、ということがよくわかる。
 『トロイカ』のバックに流れる映像、どう見ても北海道か東北のソリで、しかもチンタラチンタラ山道を行くから(平原はどうした!)全然走ってないし、『おおブレネリ』は、信州かどこかの湖畔で撮ってるよな、これ、って風景で、女の子たちもチロリアンの格好してても歴然とした日本人だし。今、現地ロケしないでこんな映像を流してたら、視聴者から「曲想と合ってない!」とクレームが押し寄せることだろう。
 何より、60年代のは、悲しむべきことにアニメーションがまるでつまらないのだ。バンクが激しくって、長い曲で三度も四度も同じカットが繰り返して使用されているのを見せ続けられると、すっかり飽きてしまうのである。このころは久里洋二がしょっちゅう登板していたのだが、実験アニメで九里さんが見せてるような斬新なアイデアもさほどなく、正直な話、これを見て九里さんのアニメを評価されたらかわいそうだよなあ、と言いたくなるくらい、しょぼい出来なのである。
 ところがこれが、70年代に入り、月岡貞夫、堀口忠彦が参入してきた途端に一変するのだ。この二人、『北風小僧の寒太郎』や『ひげなしゴゲジャバル』のようなドラマチックあるいはナンセンスな傑作をつるべ打ちしていくのだから、やはり我々の世代は、アニメが一番沸騰していたいい時代に子供時代を過ごしていたのである。
 ……でもあれだな、今度もまた私のフェイバリット・ソング、谷啓の『シャーロック・ホームズとワトソン博士』は収録されなかったのだな。音源は残ってたはずだから映像がもうないのか? 続刊出したらまた12巻でも買うから、収録してくれ。


 日本映画のハリウッド・リメイクも、あまり珍しい話題じゃなくなってきたけれども、『GODZILLA』とか『ラストマン・スタンディング』なんてカスを見せられてしまうと、ハリウッド野郎、企画を思いつかねえから日本モノに飛びついただけじゃねえのか、と毒づきたくもなる。ハリウッドに対しては、さほど憧れも幻想も抱いちゃいないので、「『七人の侍』がまたリメイク!」なんてニュースを聞いても、「やめときゃいいのに」としか思わないのである。
 けれども、桐野夏生の『OUT』を、『ザ・リング2』に引き続いて中田秀夫監督がハリウッドでメガホンを取ることになったと聞いちゃうと、これは少しは期待したくなってしまうのだ。言っちゃなんだが、平山秀幸監督版の『OUT』は、ハードボイルドにもコメディにもなり損ねた失敗作の感が強い。犯罪ものってのはどうしたって反社会的な物語なんだから、いくら平凡な主婦が気がつけば犯罪に加担させられてる、っていう「偶然の不幸」を扱ったドラマであっても、ウェットな部分は極力抑えて悲喜劇の部分を強調しないと、客は感情移入しにくいのである。ましてや後半は積極的に死体をさばき始めるわけだし。平山監督は堅実な演出家なんだけれども、ケレンは不得意だから、『ザ・中学教師』とかはまあまあでも『魔界転生』や『OUT』なんかは苦手分野なのである。本人にその自覚はなさそうだけど。でも、もっと「コメディ」を撮れる監督でないと『OUT』の映像化は難しいと思うんだよねえ。……思うんだけど、『OUT』見て、あれが「コメディ」だということにも気がつかなかった客もいるんじゃないかな? 演出、とことん地味なんだもの。
 演出の参考にしなきゃならないのはシェイクスピアでなきゃならないんだけど、じゃあ中田監督なら大丈夫かと言うと、それも決して安心、というわけじゃあない。ただ、コメディ撮れる監督ってのは、ホラーも撮れるので、素養はあるんじゃないかな、と思えるのが期待度になってるわけなんである。それに、ああいうバカ主婦って、アメリカ人が演じた方が似合うと思いませんか?(←偏見)

 同じく日本映画のハリウッド映画化で、何とか撮入にこぎつけた(全く何年かかったんだ)、ピーター・チェルソム監督版『Shall We ダンス?』だけれども、まだまだトラブルは続出しているようである。ジェニファー・ロペスが歌って録音まで済ませていた主題歌『Sway』が、製作元のミラマックスの意向でカットされることになったとか。
 その原因ってのが、『Sway』がロペスの新婚の相手であるマーク・アンソニーとのデュエット曲だったから、という説明だったので、アチラの芸能界の情報に疎い私には、それがどうしてカットの原因になるの? と首を傾げたのであった。でも要するにロペスって人が恋多き女で、今度の結婚も3度目で、その間もバフィ・コムズやら、ベン・アフレックやらと浮き名を流し、もともと敬虔なカトリックの家に生まれていたこともかえって災いして、やたらスキャンダラスな女優、というレッテルを貼られちゃってるものらしい。
 まあ、その辺の事情についてはよくわかんないのだけれども、『Shall We ダンス?』の主題歌はあくまで『シャル・ウィー・ダンス』でなきゃ無意味だろう。その『Sway』ってのがいい曲かどうかは知らないけれど、映画のテーマに関係のない別の曲が主題歌として罷りとおることで、映画をぶち壊しにしてしまった例はいくらでもある。最近もなあ、『半落ち』のラストでなあ(-_-;)。
 プロデューサーのゴリオシで映画がメチャクチャにされる例もまたたくさんあるのだけれど、今回の措置は一応、妥当、と言えようか。でもこの映画、何より主演がリチャード・ギアっていう最大の不安材料が残ってるんだけれどもね。

2003年07月08日(火) 身内だからバカって言うんだよ/『赤ちゃんがいっぱい』(青井夏海)/『20世紀少年』13巻(浦沢直樹)ほか
2002年07月08日(月) えすぽわ〜る、とれびや〜ん/『ブラックジャックによろしく』1・2巻(佐藤秀峰)/『アグネス仮面』2巻(ヒラマツ・ミノル)ほか
2001年07月08日(日) 夫婦で暑気あたり?/『昔、火星のあった場所』(北野勇作)ほか



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)