無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年05月24日(土) すっ飛ばし日記/穴子に拘る女

 休日だが出張である。
 いい加減、クスリも切れてることだし、医者に行こうと思ってたんだが、いきなり上司から代理の出張を頼まれたのである。実は出張の場所が医者の近くなんで、ちょいと昼どきにでも薬だけもらいに行けなくもなさそうなのだが、「一日出張」という形を取ってる以上、そういうことすると「服務規定違反」とやらになるのらしいのだね。ウソじゃないのよ、実際に、以前、それで怒られたことあるから。
 いや、「私用はダメ」ってリクツはわかるんだが、カラダに関することだからそのくらいの融通は利かせてくれもいいような気がするんだがねえ、これもワガママなのかね? 医者がダメなら、道すがらコンビニや自販機で飲みモノ買ったりするのもダメなのか? ついでに郵便局で荷物送ったりするのは? 落とし物拾って警察に届けたらアウトか?
 なんだかよくわからんよなあ。

 午後からは、その代理を頼んだ上司もひと仕事終えて合流。
 近所のうどん屋で一緒にザルそばを食う。
 客は我々二人しかいなかったのだが、上司、お世辞か激励のつもりなんだろう、店の親爺さんに「大将、このそば美味いね。もっと宣伝したら繁盛するんじゃない?」と声をかける。けれど親爺さんは、苦虫潰したような顔で「ここで20年店出してやってますがね、ちょっと宣伝したくらいで客が来るようなら苦労はないですよ」とケンもホロロである。
 まあ上司の誉め方も見え透いちゃいるが、実際ホントに苦労してるんだろうなあ。今や博多で繁盛してるのはラーメン屋ばかりである。「博多の味はうどん」と刷り込まれてる身にしてみれば、現況は憂うべきことなのだが、悲しいことにうどん屋だって味が落ちているところが多いのである。
 この店のそばはまあ標準といったところだろうが、本気でうまい店に行こうと思ったら、ホントに「かろのうろん」くらいしか思いつかないのである。誰か隠れた名店っての、ご存知ありませんか。


 今晩はよしひと嬢がお泊まり。朝から来て芝居の練習をしてたのだが、他のメンツが集まらず、二人だけでテンション最低だったとか。やっぱり「楽しい」だけじゃ芝居をやるモチベーションて続かないからねえ。一人一人、「何をしたいの?」ってことから自問自答してかなきゃなあ。もっとも小さなシロウト劇団でそれやり出すと、途端にメンバーが減る例がほとんどなんだが(^_^;)。
 

 夜、せっかくだから一緒に映画を見ようということでトリアス久山に向かう。道がもう暗いので、しげ、運転しながら「今どこ走ってるのかわかりませぇーん」と無責任なことを言う。この夫にしてこの妻ありか(^_^;)。トリアスまでは曲がりどころを間違えなければ途中からずっと一本道だから、まず迷いようはないんだが、何しろ、昔それでも迷ったことのあるやつだからなあ。
 でもまあ、何とか前の車に付いて行って(前のがトリアスに向かわなかったらどうするつもりだったんだろう)、時間のロスもなくトリアスに到着。
 まずは「村さ来」で食事。単品をチョコチョコと頼んで、3人で分けて食べるが、しげ、「穴子だけは私のだ」と主張して一人で全部食う。なぜそこまで穴子に。よしひと嬢に、こないだしげと一緒に『Xメン2』を見に行ったとき、しげが時計を見てたのに、実は映画の時間を確認してなかった件を話す。「ひどいよねえ」と同意を求めるが、よしひと嬢、笑いながら「そこがしげさんだから」と肩を持つのである。いや、そう擁護されても苦労するの私なんですけど(-_-;)。
 そのあと、「徒然の湯」で1時間ほど時間を潰す。なんだかちょっとした旅行気分である。風呂上がりのよしひと嬢はオトナの魅力がもうプンプン(あまり誉めた表現になってないな)。もう付き合いも長いので(実はしげより長い)、私のほうもほとんどよしひと嬢に遠慮しなくなっちゃって、好き勝手喋りかけてるのだが、そうするとやっぱりしげはヤキモチを焼くのである。目に見えて機嫌が悪くなってるしなあ。じゃあ、私ゃ、人とは常に無言でムッツリして愛想悪くしてなきゃならんのかい。しげの要求は無理無法なのである。
 なんだかしげに気を使うことのほうが最近は多くなってきてるんで、本末転倒なんだよなあ。

 映画は『マトリックス・リローデッド』。
 なのだが、疲れも溜まってたのか、上映中何度も落ちる。でも目覚めるたびに似たようなCGアクションシーンばかりやってて、全く面白さを感じられない。でも映画の半分くらい寝てたんじゃ、とても感想なんて書きようがないので、評価は保留にしときます。


 ホームページのコンテンツ、チビチビと更新していってたのだが、ついにチャットまで導入。掲示板も既にあるし、わざわざチャットまでなあ、と思ってたのだが、こないだこうたろう君と話をしている間に話題になって、なんか勢いで作っちゃったのである。
 まあ、お客さんと話をするならやっぱり日記に関しての批判なんかが多くなるだろうが(こないだちょっと読み返してみたら、「この日記書いてるやつって人格破綻者か?」と本気で思った)、私は誰の挑戦も受けますので、いつでもどうぞ。ただし私は勝つ自信はありません(^o^)。

2002年05月24日(金) カニの味がわからない/『かしましハウス』7巻(秋月りす)/『焼きたて!! ジャぱん』2巻(橋口たかし)
2001年05月24日(木) 幻想の帝国(改)/『作画汗まみれ』(大塚康生)ほか


2003年05月23日(金) すっ飛ばし日記/寝ると怒る女

 しげが今日は仕事が休みだというので、映画に誘ったのだが、「『あずみ』はどう?」と聞いたら吐き捨てるように「イヤ」と言う。
 こないだまでは「行ってもいいけど気乗りしない」程度のいやがり方だったのに、なんだってこんなに激烈に拒絶反応を示すようになったのか。まさか私が上戸彩目当てで映画を見に行こうとしてるなんて勘違いしてないか。
 基本的に私は時代劇は見に行きたいんだがなあ。実際この5、6年、駄作もあったが、時代劇映画がコンスタントに作られているのである。ファンとしてはぜひ応援したいって気持ちになるのが自然だと思うのだが、をヘンに疑われてるんじゃないかと思うと、なんとなく落ち着きが悪い。
 だからって、一人で行ったらまた拗ねるくせになあ。
 
 しげがまたまた「高い寿司食いたい」を連発するので、大河すしで牛ステーキを注文。肉が食えて喜んでるけど、最初から肉を買ってきて焼いて食った方が量も食えるし安上がりじゃないのか。寿司屋に来たならサカナ食えよ。

 BOOK OFFに寄って、中古のDVDをいくつか物色。
 DVD『ベティ・ブープ作品集』1、2巻、『ジュール・ベルヌの海底二万哩』など。
 ベティさん(という呼び方のほうが馴染みがある)はもちろん、後に韓国で作られたパチモンのほうではなく、オリジナルのフライシャー兄弟のもの。唯一のカラー作品である『ベティのシンデレラ』もちゃんと入っているし、珍品『ベティの日本公演』もある。しかしあの珍妙なデザインのキャラが音楽に合わせて踊りだすとホントにセクシーに見えるんだからアニメは魔法だよなあ。
 『海底二万哩』はホントに水中撮影してるシーンがあって、1916年の時点じゃ、撮影にどれだけ手間がかかったろうかなあ、と驚きと感心。


 DVDで『必殺仕掛人』の中巻をしげと一緒に見始めるが、見ている途中でウトウトし始めて寝てしまう。ハッと目覚めるとしげがぶんむくれ。
 「『一緒に見よう』って言って、見らんやん!」
 いや、私も別に寝るつもりはなかったんだけど……ゴメン、悪かった(-_-;)。


 マンガ『Q.E.D. 証明終了』15巻。
 『ガラスの部屋』『デデキントの切断』を収録。こういうキッチリ作られたミステリを読むとホッとするねえ。『ガラスの部屋』の密室殺人はちょっと苦しいけれど、アイデアとしては悪くない。もう少し状況を整理すれば完成度が上がったろうなあと思うだけに惜しい一編。『デデキントの切断』とは数学用語だけれど、知らなくてもちゃんと推理は出来ます。燈馬が始めて「ミス」をする話だから、ファンにはより一層楽しい。

2002年05月23日(木) 風邪さらに悪化/『パワーパフガールズDVD−BOX/バブルス缶』/『何が何だか』(ナンシー関)
2001年05月23日(水) できれば私への電話はご遠慮下さい/『真夜中猫王子』2巻(桑田乃梨子)ほか


2003年05月22日(木) すっ飛ばし日記/本な男

 仕事帰り、博多駅の紀伊國屋に寄って、DVDと本を買う。
 しげに送ってもらわなくなって、帰宅時間自体は遅くなってしまったが、気が向いた時に本屋に寄ることはできるようになった。もっとも、物色するのに時間がかかったりして、帰宅しても肝心の本読む時間が取れなかったりするのが難点だけれど。
 『攻殻機動隊SAC』も『オーバーマンキングゲイナー』も『プリンセスチュチュ』も、もう何巻も溜まってるのに全然見られないのである。


 マンガ、丸川トモヒロ『成恵の世界』2・3巻。
 すんません。ますますハマッております。
 いやまあ、せっかくのSF設定を生かしきれてなくて普通のラブコメになっちゃってる面もなきにしもあらずなんだけれども、やっぱ成恵の普通っぽさがいいんだよなあ。
 姉である香奈花のほうがなんで成恵より年下なのか(ウラシマ効果で年齢差ができてしまったのである)、周囲の人間、もっと突っ込むもんじゃないの?
 という気もするが、それが「成恵の世界」なのであろう(^o^)。
 ああ、もちろん八木ちゃんや長岡さんもいいですね。なんたって、SFマニアな女の子とか、古本屋の女の子って、「文学少年」のキモを突いてるよねえ。これがポエマーだったり、コンビニのねーちゃんだったりしたら、このマンガの魅力は半減してしまうと思うのである。いやホント。


 養老孟司『バカの壁』。
 新潮新書創刊のメダマがこれみたいね。
 このタイトルをごくフツーのタイトルと見るか、なんて過激なタイトルと見るかでも「わかる」人と「わからない」人との違いがわかるような。
 要するにさ、これを読んでそのナカミが「わかる」人ってのは、とうの昔に「そのこと」が「わかってる」し、「わかってない」人はこれ読んだって、「わかった気」にはなるかもしれないけれどもその実、やっぱり「わかってない」ことは間違いないから、ある意味、読んでも読まなくてもいい本なのである(^o^)。
 なんかコンニャク問答みたいで、私が何を言ってるのかよくわかんないという人は多分これ読んでも何にも人生に寄与するものはないから読まなくていいですよ。はい。

 
 マンガ、細野不二彦『ダブルフェイス』1巻
 手品好きの冴えないサラリーマンが実は大金融業の社長で、カゲの世直し屋だってのは、設定的にムリはありまくりなんだけど面白い。
 でも細野さんにはそろそろもう一度『さすがの猿飛』みたいな少年マンガを描いてほしいなあ。青年マンガだと細野さんの筆致、ちょっとどぎつくなり過ぎる傾向があると思うんである。

2002年05月22日(水) 風邪引き第一日目/『クレヨンしんちゃん映画大全』(品川四郎編)/『ビートのディシプリン SIDE1』(上遠野浩平)ほか
2001年05月22日(火) 我々は夢と同じものでできている/『MY SWEET ANIME 私のお気に入りアニメ』



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