Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

アヴリル・ラヴィーン Live - 2003年05月29日(木)

今日はなんと海外超メジャーアーティストのライブに行って参りました。
私にしちゃものすごく珍しい事です。なんたって武道館ですよ。ねぇ。
武道館でコンサート観たことがないんです!一度も。
大学の入学式と卒業式で行ったけど。その時は上の方から見下ろして、デカいな〜と思っただけでした。
アーティストも今をときめくアヴリルちゃんですからねぇ。
私が好きというよりは友達が好きで誘われたんですけどね。
チケット取るのも大変でした。何度か挑戦して4度目でやっと取れた。
取ってみたら、席は割と前の方!ただしステージをほぼ真横から観る位置でしたが。それでもすごい上から見下ろすよりは全然いい。ラッキー!

九段下駅のそばで友達と待ち合わせて、武道館へ向かった。
開場を何分か過ぎてたんですが、なんとすでに前座の演奏が始まっていました。
最初はgob。今ラジオでも曲がよくかかってます。
演奏が続く中、やっと席にたどり着き、しばらくは圧倒されてました。
演奏の音のデカさもだけど、この会場の雰囲気に。
正面向くと、左側にステージがあり、そして目の前にアリーナ、向こう側に反対の席のオーディエンスが見える。武道館ってだだっ広いんじゃなくて、ほんとお椀型というか。反対側のお客さんが、意外に近く感じる。
そしてすごく上の方までギッシリと人がいて。壮観ですねあれは。
アリーナではお客さんが手を振り上げたりハネたりしてて。その様子も面白い。
私の座った位置では、このようにステージだけでなく、お客さんの様子も同時に見えて、楽しめました。

gobはラストに売りだし中の「ギヴ・アップ・ザ・グラッジ」をやってくれた。
そして入れ替え。次はシンプル・プラン。
私が知ってたのは「アイム・ジャスト・ア・キッド」だけだったな。
結構長い時間やったんですが、演奏も良かったけど、MCが面白かったね。
細かく何言ってるかは分かりませんでしたが、コントのようでした(笑)
チャンバラみたいなこと始めたりね。サービス精神旺盛な感じで。
お客さんも、gobでもこのシンプルプランでも結構キャーキャー言ってて。
こっちのバンド目当てで来た人もいたのかな、と思いました。
チープ・トリックの「サレンダー」を、人気がある曲って紹介して演奏したけど、日本じゃこの曲はそれほど…って感じだと思ったよ。ちょっと選曲ミス?

さて、いよいよアヴリル登場!
もう8時近かったです。会場が暗くなり、オーディエンスが騒ぐ!
ステージの黒い幕に、ライトでAvril Lavigneという文字が浮かび上がり、そしていきなり演奏が始まってその直後、幕がバサっと落ちた!
中にはバンドと、そしてホンモノのアヴリルがっ!おおーっ!と私も興奮。
1曲目はやっぱり「スケ8ター・ボーイ」。
アヴリルは赤いTシャツ着てて、やっぱりすごくちっちゃい!
カワイイです。歌は、最初はちょっとかたかったみたいですね。
私は気付かなかったけど(^ ^; 友達が言ってました。
会場は熱気が凄くて。暑かったです。だけど一体感があるね、武道館は。
音もそんなに悪くない、ドームほどは。ドームは何度か行ったけどもう行きたくない…デカすぎるあそこは。武道館はさすが、アーティストが皆目指すだけありますね。会場としてはいいな。

この後「ノーバディーズ・フール」、「モバイル」、「エニシング・バット・オーディナリー」と続いた。アヴリルの声は伸びやかでキレイです。
時々ギター持ちながら。曲がポップだな、とあらためて感じた。
パンクっぽいっていう人もいるけど、そうかねぇ?もしかしたら見当違いかも知れませんが、私はむしろカントリーっぽさを感じるんですよ。そういう素朴さ。アメリカらしいなーととても思う。ストレートだよね。んで私はどっちかというとヨーロッパやイギリスっぽいヒネくれた方が好きなんだよね… いや、アヴリルも嫌いじゃありませんけど。

そして5曲目「ルージング・グリップ」。ステージが薄暗くなり、不気味な音が響いて、そしてこの曲が始まった。コレがね、カッコ良かったんです。この曲、普通にCDで聴いてても、ちょっとハードな曲っていうぐらいの印象だったんだけど、ライブだと実にロックしててね。シビれました。これがライブのいいところですね。
CDと印象が変わるっていう。今回はこの曲が一番良かったな。

そして「ネイキッド」、「トゥー・マッチ・トゥ・アスク」。静か目な曲が続き、そしてなんとグリーン・デイの曲「バスケット・ケース」のカバーを披露!
これは盛り上がったねぇ。オリジナル以上に盛り上がってたかも?(笑)
これは知ってる人が多かったみたいで。私も知ってたから嬉しかった。

次に「マイ・ワールド」、明るくてかわいい曲。会場もノリノリ。
そして「アイム・ウィズ・ユー」!いい曲だよね。聞き入りました。アヴリルの声も絶好調で。
そして出ました!「コンプリケイテッド」!やっぱコレだよねー。
これ、オーディエンスに歌わせたんだけどみんな歌えるんだね!驚いた。
ああ、日本も変わったなって思いました(笑) こうやって英語の歌詞を覚えてちゃんと歌えるんだな〜とかなり感動。素敵なことですよ、うん。
むかーし、レベル42のライブ行った時には、客に歌わせても歌う人なんて少なくて。私は歌詞がわかんなかったけど適当に歌った(笑)ちょっと淋しかったよあの時は。
次が「アンウォンテッド」、これアルバムの中で結構好きな曲。
ちょっとルージング・グリップみたいな雰囲気。

ここでいったん終了。もちろんアンコールありました。
まずアコギの人と2人で出て来て、アンプラグドな感じで「トゥモロウ」。
そして!「HOPE」というイラクの子供たちのためのチャリティーアルバムに入ってる、「天国への扉」というボブ・ディランの曲をやってくれた。
やるかなーと思ってたんですが。良かったですよ、しみじみしてて。
そしてラストは「シングス・アイル・ネヴァー・セイ」。
アルバムほとんど全曲演奏しましたね。それでも1時間ちょっとでした。
でもしっかりしたライブで満足感ありましたよ。さすがに演奏とか上手いからね。
どの曲だったか忘れちゃったんだけど、ゆっくりした曲の時に、アヴリルがステージの両側に歩いていって、ステージ横に向かって歌ってくれました。
嬉しかったですよ。若いんだけど、貫禄あったね。あの観客の前で、全く物怖じせず。堂々としたもんでした。観てて安心感あったんですよ。
すごくシンプルなライブで、曲の良さと声の良さだけで勝負してるって感じが好感持てたな。

とこんな感じでございました。
なんというか、こんなにお客さんがいるライブが相当久し振りだったので、その雰囲気が面白かったね。なかなか味わえないから。
たまにはいいなと思いました、こういうメジャーな人のライブも。
あまり外人さんで行きたい!って人がなかなかいないんだけどね。
スザンヌ・ヴェガとか今度来ることがあったら行きたいかな。
なかなか来なそうですが。U2とか昔好きだったけどねぇ。うーん。
ビョークは行きたかったのに逃がしてしまった。彼女は一生に一度は行きたい。



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斎藤ネコカルテット Live - 2003年05月12日(月)

今日はネコかる@吉祥寺マンダラ2!
私は仕事が終わってから駆け付けました。7時20分ぐらいには着けたかな。
今回、月曜日ということで、これまでの経験からいうと割とすいてるかな?と思いきや、やはりゲストがBIGなせいか、混んでました。
最初席が少なく友達とはバラバラになっちゃうかな、と思ってたら心優しい男性が席をかわって下さいました。ありがとうございました。

さて、7時半過ぎ開演。私は後ろの方に座ってたので、最初気付きませんでしたが、なんだかステージのセッティングが変。今回ゲストの方がドラマーなので、ステージ右側にドラムセットがあり、そのため弦の人の場所が左にズレたのはわかるのですが、なぜか椅子や譜面台がやたらに多い。そして、ネコかるが登場すると、左の方にほぼ1列に並んでしまいました。客席から見ると、ネコかるを真横から見るような感じです。なぜこんな配置かは…後でわかります。

とりあえずこの状態で、まずミヨーという作曲家の曲を演奏。何番かは他のことに気をとられて聞いてなかった(^ ^; なかなかキレイな曲でした。

で、いつものまったりしたMCもなく、ミヨーの弦楽四重奏第14番に突入。
ミヨーの14番と15番は、同時に演奏して弦楽八重奏曲にもなるんだそうで。
これはビックリですね。面白い発想だけど、作るの大変そう。
で、今日はそれを実際やってみようという「実験」を試みるという訳です。
ネコかるがまず、14番第1楽章を演奏しました。ほとんど初見の状態みたいです(^ ^; しかし後で藤森さんは弾いたことがあったということが判明しましたが。

で、対になる15番を演奏するのが、ネコかるではすっかりおなじみ、イエノミーカルテット!女性4人組のカルテットです。まだ学生…?かなり若いですが、演奏はなかなかうまいです。
これがステージ上のおかしな配置の理由だったんですね。
左側にネコかる、右側にイエノミーと、狭いステージにぎゅうぎゅうに座ってます。弓が当たりそうだなぁ。
この、4人ずつで向かい合ってる様がまず奇妙で。なんかお見合いみたいだなぁ、と思ってたらネコさんが「フィーリングカップルみたいですね」って言ってて、それそれ!って感じでした。そしたらすぐさま「これで笑ってる人は若くないってことですよ〜」なんて言われてしまい。ハイ、そうです(笑)

イエノミーだけで15番の第1楽章を演奏。ネコかるより上手いかも?しっかりと弾いてました。
で、これを同時に弾いてみた。なかなか壮観。さすがに迫力ありますね。
ちゃんと曲としても聴けたし。もろ現代音楽!という感じで、ちょっと眠くなりそうでしたが。2楽章、3楽章と演奏しました。
ここで疲れ切ってしまったのか休憩。

いよいよ第2部、大物ゲストが登場!その前に、そのゲストが邦楽界の方ということで、迎える音楽は…「君が代」。普通バージョンとジャジーなアレンジのバージョンを続けて演奏。

そして今日のゲスト、仙波清彦さんが登場!
この方、名前は知ってたんですけど、どんな方かは知らなかった。パーカッショニストということぐらいで。あと「はにわ」っていうのをやってたなぁ、ぐらいでした。
それに弦カルとドラムって、一体どうなるんだろう?と予想もつかなかった。その組み合わせは聴いたことなかったので。

最初にネコかるのオリジナル曲「EIN KATZENSPRUNG MIT HAIKU」。
山下洋輔さん作曲なので、一応ジャズなんですよね。でもカルテットだけの演奏ではあまりジャズっぽく感じなかったんですが…
そこに仙波さんのドラムが入ったらもう、もろジャズ!仙波さんてジャズだったの?!いや〜コレがカッコよくて。ジャズドラムってカッコイイよねぇ。自分がドラム習ってた頃を思い出した。夏に合宿に行って、そこで先輩が叩くジャズドラムがものすごくカッコよくて感動したんです。
かと思うと邦楽っぽい音も出してましたね、鼓の音みたいな。シンセドラムのようなのもセッティングしてあって。いろんな音が出せるようでした。「よ〜〜〜っ」という独特の声は、サンプリングかと思ったけど自分で言ってたのかな?

でこの曲は、間にそれぞれのソロが入るんですが。それがもう長引いて長引いて(笑) で仙波さんいきなりドラムセットを離れてスティックで壁を叩きだした。叩きながらステージから出て行っちゃって、帰っちゃった?と思ったら客席の方まで歩きながらいろんなモノを叩いてました。床やら、ゴミ箱やら… ウケたなぁ。
そしてそこからステージに向かってカウント出しちゃって。いいようにカルテットを操ってたな(笑) それでもなかなか曲が終わらないので仙波さん「しつこいな〜!」と怒鳴っていました(笑) すかさずネコさんは「あなたに言われたくないです」なんて応酬してたけど。
こういう方だったんですねぇ。演奏中に「ハッハッハ」って笑ったりして。
まさしくエンターテイナーですよ。かっこいい。
カルテットとドラムの意外な相性の良さにも驚きました。まぁ、ネコかるはそういう曲が多いからなんでしょうけど。

のっけから驚きましたが、次は「ネコビタンX」!うわ〜嬉しい。大好きですこの曲。これもネコかるオリジナルで作曲は渡辺香津美さん。
ネコかるのために作った曲ですが、渡辺さんは気に入ってていろんなとこで演奏してるらしいです。
これは青と赤があるんですが、赤の仙波さんのリズムがね〜最高っ!!
シビれましたよぉ。複雑でどう叩いてるかは分からないんだけど(^ ^; ハイハットの入り方がもう。ああ、もう一回聴きたいなぁ。素晴らしかった。

そして次が「モスボール」だったかな?ちょっと順番があやふやです。
これは超難曲らしくネコかるはたまにライブで「練習」しています(笑)
ドラムが入ると…やっとこの曲の一拍目がどこか分かりました(^ ^; 弦だけだと分かりにくかったんですが。ドラム入ってつかみやすくなりました。
これも途中からなんだか分からなくなり… アドリブ大会。チェロというかもうすでにベースの藤森さんと、ドラム仙波さんの不思議なコンビができてました(笑)自然と呼応してるというか。やっぱりベースとドラムは切り離せませんからねぇ。
今日の藤森さんはアドリブ冴えてました!珍しく本気でやってるな、と思った(笑) アドリブはいつもふざけて手を抜いてるから。
ネコさんもいろんなメロディ弾き出して、水戸黄門のテーマやらルパンやら太陽にほえろやら…楽しかった〜!

次に「いつか王子様が」…だよねあの曲。いまひとつ自信がない(^ ^;
先日イエノミーカルテットがやって痛い目にあった曲。
今日聴いてみたら、やっぱコレは無理だわ、と思いました。難しそう。
ドラム入ると、さすがにバッチリハマりますね。ジャズのスタンダードですからねぇ。素敵。

ここでいったん全員さがり、当然のように(笑)アンコール。
仙波さんと、再びイエノミーがステージに上がって、今度は向かい合わせに座らずネコさんの隣にイエノミーのファーストの方、って感じで交互に座りました。
オジサンたち楽しそう(笑) 仙波さんは、シンセドラムをひとりで叩いてる。
仙波さんは、最近クラブ(語尾上げ気味の方)でやったりしてるそうです。人気あるらしいですよ。オジサンも結構やるじゃん、とか言われてるそうで(笑)
そこでもこういうシンセドラム使ってるんでしょうか。ていうかそういう呼び方でいいのか?古い呼び方だよな(^ ^;

で、大勢で何をやるかと思ったら、なんと「ライディーン」ですよ!いや〜これまた嬉しいなぁ。ネコかるでは久し振りに聴きました。
仙波さんがなんだか懐かしい昔のテクノっぽい音を出してて。で、YMOの散開コンサートの時のドラムの音にそっくりな音でそっくりなフレーズ叩いてて、も〜涙出そうでした!似せたのか偶然か分かりませんが。

そして最後に「スモーク・オン・ザ・ハイウェイ・スター」!!これもやってくれるなんて。ただこれは、シンセじゃなくて普通のドラム叩いて欲しかったかな。そっちのがロックらしくなった気がします。でも凄かったですけど。

これですべて終了!面白かったなぁ。これが今年のネコかるライブではベストになりそうな気がします、早くも。そのくらい楽しかったです。
仙波さん良かった!会場でもCDを売ってたようですが、帰り買おうと思ったらすでになかったです。今度どこかで買います。すっかりファンになってるかも(笑)
ドラムってイイなぁやっぱり。理屈じゃなくワクワクしてしまうというか。
それとアドリブの楽しさを今日は満喫できました。
仙波さんにはぜひまたネコかると共演してもらいたい!
今回十何年ぶりだったらしいですが。2年に1回ぐらいはぜひ!



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