管理人日記
管理人



 NO MUSIC NO LIFE!!

オアシスのアルバムを久々に聞く。

その音と、くるくる回るCDプレ―ヤーを見て息子大興奮で絶叫。ぎえええ〜〜ぎえええ〜〜…めそめそめそ、音楽鑑賞これにて終了。

好きな音楽を普通に聴ける日はまだ少し先のようだ。

その昔、イギリスのクリエイションというレーベルが熱かった。オアシスの登場する少し前のこと、私はそれらがとても好きだったが称して「おマンチェなバンド」などと日本語で略して言う趣味は無かった。だってかっこわりーじゃん。センス悪いし。

私は完全なマンチェスター系好きでは無かったのかもしれないが、当時好きだったアーティストは

・LUSH(RUSHとは違うので注意)
・ジーザス・ジョーンズ
・サイケデリック・ファーズ
・ジーザス・アンド・メリーチェイン
・マイブラディー・ヴァレンタイン
・RIDE
・スローダイヴ
・スワ―ヴドライバー
・BECK(これは新し目だな)
・シャーラタンズ

…まだまだあるんだが切りが無い。わかる人にはわかる偏った音楽嗜好だと思う。来日公演にも足しげく通った。

ライドはやっぱりMC無しでそれはとっても良かった。ライドは今でもとても好きだ。このノイズギターが私を狂わせるのさ。当時全米1位も獲得したジーザスジョーンズは凄くエンターティナーで心に残った。

LUSHはVoのミキちゃんが日本人とイギリス人の正しいハーフでそれはかわいかった。LUSHは今何してるんだろ?超マイペースなバンドだから元気だと思う。マイブラディは結構悲惨なことになってるという噂なんだけど…?

そして私が声を大にして言いたいのは「ジーザス・アンド・メリーチェイン」!!


2回ほど行ったのだが、彼らの音楽性が私を変えたと言い切れるね。彼らがいなかったらオアシスもいないだろうな、きっと。

シャーラタンズも悲しかったよ。キーボ―ド担当のメンバーが犯罪を犯して服役した。でも彼を待っていたメンバーは服役を終えアルバムを製作。これがすんげえよかった。なのに、それなのに。

キーボード担当者はその後わりとすぐに交通事故かなんかで死んじゃった。キビシイよね、ホント。

フ抜けて最高だったのはBECK。この人たちはまじめにやってんのか、なんなのか、笑いがこみ上げてくるステージ。ひねくったセンス爆発で、とりこになりました。おんなじ感じなのがベン・フォールズ・ファイブ。今はベンがソロでやってるのかな?ハコが大きかった(ON AIRだったかな?)が中々。

今は大ブレイクな?レディオ・ヘッドも良かったよ。デビュー当時でやっとクラブチッタがいっぱいって感じだったがその後あんなに売れるとはビックリ。

音楽業界の栄枯盛衰は早いのでほとんどのバンドが今はやってないだろう。それにバンドを続けてくのはマジ大変だから。一人一人が繊細すぎるクリエイターで、譲れないものを持ってる集団ってのはとてもやっかいだ。活動停止したバンドは残念な存在だ。

…な〜んて、今や部屋で音楽を聞くこともままならない状態、しょうがないから脳内で楽曲を思い出してるような「脳内音楽」な私ですが、やはりライヴはできるだけたくさん行っといたほうがイイ!とホントに思う。CDの売上は年々落ち込んでいるというが、それでも人の人生を変えてしまうようないい音楽はこれからも発生し続けるだろう。

NO MUSIC NO LIFE!!




2004年01月20日(火)



 親孝行


私の友人もほとんどが結婚をして、子供に恵まれている。子供たちは親そっくりだったり、全く思惑と違う方向にいってたりして本当に面白い。

友人の旦那さん。この人は大のブルース・リーおたくで本人もジークンドウやらに造詣が深い。そんな中、第一子に生まれたのが男の子だった。

喜ぶ旦那さん。

遊びに行くと「そろそろ少林寺拳法を習わせたい」などと言っており、自分の子をブランドン・リーにするつもりでわくわくしているようだった。

しかし。

3歳になったご長男に久しぶりに会ってみると、お父さんがかなりの長身なので彼も3歳とは思えないほどのみごとな成長っぷり。こりゃ〜カンフーが出来る日も近いか?と私もわくわくしていると目に入ったのが彼の靴。よくみると、どう考えてもミッフィーの絵が書いてある。彼に質問すると

「あのね、僕ね、ミッフィーが大好きなの」

コートを脱げばミッフィーのトレーナー、持ってるタオルもミッフィー。家にある彼の食器も全てミッフィーだそうだ。お母さんに聞いてみると、うちの子はケンカが大キライで夫婦ケンカを始めたりすると泣きながら「ケンカはやめて〜」と止めに入るようないい子になってしまったそうな。

ケンカがキライ…

ま、子供は普通親がケンカするのは嫌がるだろうが、極新カラテの大先生、大山倍達氏によると「ケンカが強いのは武道で強くなる資質がある」という。おそらく彼は父親の思惑とは別に、武道家で無い道へと進むのだろう。

もう一人。

やはりお父さんは空手の有段者。身長180センチ、体重75キロ、でも筋肉で体重を80キロまで増やしたい(高校当時)と話す、とにかくでかい男。お母さんは私の幼馴染で、保母さん、身長150センチ、とても痩せていて若乃花のかみさんの美恵子さんそっくりのプリチ―な女の子、という組み合わせだ。高校の頃は「ケンシロウとユリア」と言われていた。

そこに生まれた長男。

喜ぶ夫婦はお互いの趣味を教え教え育ててきた。そして現在は5歳くらいだったと思う。聞いたところによると、彼は元気な幼稚園児になっており、さらに凄いことにピアノと空手を習っているという―
なんという親孝行。両方の親の希望を叶えているじゃありませんか!

この子将来文武両道の若者になるやもしれん。

しかし凄いな、と思ってしまった。ウチの子はどういう個性に育つのだろうか。実は昼間におかあさんといっしょなどとともに燃えよドラゴンとか見せてるんですけど。少林寺なんかで心と身体を鍛えて欲しいんだけどな、なんて私だけ勝手に願っていたりする。


2004年01月15日(木)



 金を貸してくれ

もうすぐ新入学・進入社員なんて季節だ。いつの時代も新人てば、輝いて見える。そんな輝いている新人に泥を塗ったくった人がいた。しみやんという人だった。

しみやんは元ヤンだという噂だったが、元ヤンと言うよりはただのアヤシイ人という感じだった。ただ、歯は小さくボロボロで、もしかしたら元ヤンだから、シンナーで…と思わせるのだった。

しみやんは、会社内でも行動が怪しかったのだが、上手く上層部に取り入って新入社員の研修リーダーとなった。今考えても不思議なのだが、どうして会社の上の人は「人間が信用できない」ような人を見抜けないもんなのかね?ま、現場の人間の方が周りが見えてるってことだよな。

私がこの人を信用できないのには理由があった。

ほんの数ヶ月前、この会社に中途入社した私は帰り方面が一緒ということで、このしみやんと一緒に電車に乗ったことがあった。しみやんはまだ入社したばかりの私に、ちょっとこの人何なの?というくらいに質問攻めにした。

今の社長は事業の拡大の為に営業所を広げようとしている…そのために本社所長に自分専属のアシスタントが必要で君が採用された…でも、うちの会社は親会社が大きいから他にも何か経営目的がある…だから君は何か知らないか・君は縁故入社か・うんぬんかんぬん…

はっきり言って入社したばかりの私には経営方針なんかよりも、いかに女性社員とうまくやってくかのほうが重要で(女性にはよ〜くわかるハズだよね)この人はナニが知りたいのかホンッとに気味が悪くなった。

だって、一介の社員なら経営について調べあげなくてもいいでしょ?しかも私のことを縁故で入社したスパイじゃないかと疑っているし、ナンカ悪い小説の読みすぎだよ、この人と思った。

そして次の日即直属の上司にぜえ〜んぶ密告し、しみやんに近づかないようにしていた。そんなある日追い討ちをかけるようなことを言われた。すんご〜くさりげなくだけどね、さりげな〜く社内でね、さげなく…

悪い、3万円貸してくんない?

私は入社したばかりで、その前は5ヶ月プーだったと、しみやんには電車の中で話してある。どんなに金を持ってないかもわかってるハズじゃないか?私はお金無いからダメです、と即答した。するとしみやんは私に吐き捨てるように言った。

なんだ、しけてんの

なんだとう!お前にしけてる呼ばわりされる覚えはないわっ。しかしまだ入社して3日だった私にいきなり金を貸してくれと言うなんて…まだ知り合ったばっかなんだよ、ホントこの人の人格を疑ったよ。

そして数ヶ月後に、最初に書いたようにしみやんは新人研修のリーダーに就任した。そしてしばらく経過した後、事件は起こった。

私は営業を終え帰社すると、ちょっと、と人事課長に呼ばれた。あれっ?カラ領収書がバレタかしら(嘘)などと思って別室に入るといるわいるわ、部長まで…ちょっと聞きたいことがあるんだけど、と課長は言った。ハイなんですか、と答えるとこう言う話だった。

きみは、××さん(しみやんの本名)にお金を貸してくれと言われたことがあるかい?

なんでもこうだ。このしみやんは正社員40名ほどのこの会社のほぼ全員に、一回は金を貸してくれと言っていたのだ。そしてそのうち数名は実際に金を貸していたのだった。2〜3万を数回貸していた人、中には、そういうふうに社員に金を借りているのを知って「俺が貸してやるから他の人間に金を借りるな」と言って100万ほど貸している人もいた。

私はあんれまあ、とあんなにアヤシイ人間に金を貸してやる気がしれないと驚いたのだった。ま、借りる方はもっと良くないがな。

そして一番の問題は、自分が手塩にかけて研修してやった新入社員にまで金を貸してくれと言っていたことだ。体育会系で、ボンボンだった男の子にわざわざしみやんが「むじんくんの利用方法」を教えてやって消費者金融から借金させてたことが明らかになった。金額10万チョイなり。おお〜い、新人君。あんた有名大卒だろ、人が良すぎるよ…

というわけで、そのしみやんはその日に退職(懲戒免職ではなかった。だから普通に転職してるようだ・恐)になったんだが、その手口の巧妙さがどんどんわかってきた。

やはり一番に金を貸してくれと頼んだ相手というのが、誰でもわかる人の良さそうな人間だったということは相手を良く見て言ってんだね。反対に一回も金を貸してくれと言われていない人間はもろ関西弁のごつい、元ボクサーだったってえのも笑えた(俺、言われてへんで!なんでや〜?と絶句していた…笑)。

金は返してもらって又貸して、返してもらってないやつと、全く返してもらってないやつとに別れたが、まあどう優しく考えても、これは一種の詐欺でしょう。

こんなやつにだまされて金を貸してるいい人がいるんだから、オレオレ詐欺や、架空請求書なんかでだまされる人ってホント多いんだと思うよ。引っかかる人はかなりの善人だろうし、引っ掛ける人はホントの悪だよなぁ。

まあ、誰もが自分は少々世渡りしてきたから…なんて思っていてもこんな風にだまされることもあるんだよ。ほんっとに気をつけましょう。おかしなやつは自分のの身近に、絶対いるから!

しかし彼は最終的に一体ナニをしようとしてたんだろうね?それを考えると結構恐ろしかったりして…



2004年01月10日(土)
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