私を愛してくれて
好きだと言ってくれる人を
好きになって
大事にしようと思ったけど、

貴方にまた会ってやはり痛感した

その誰もが貴方では無くて、
私は愛せなくて、

でも私は、貴方の事も愛せなくて

貴方の為に諦める事も出来ないし、

このまま引けるほど簡単じゃないし

なにより貴方が好きだから、私はまた、

電話をかけてしまう。

バカな。
事をしてしまうわ。
…また

貴方はあまりに形無く
私は私を過信し

心を試して他者を傷付け

静かな重圧と、闇を切るわずかな喧騒と眠る

私は、私。同じく形無いもの。

私には貴方が要る。
私には、貴方が居る。

あの日の続きが繋がった

何もない部屋と貴方の手と、暗闇。

丸みをおびた、貴方の目。

少し、待てずに、

今度はちゃんと自分の意思で、

話ができる。

体など、どちらでも良いの。
私が欲しかったのは、貴方の目。
触れると切れそうな。

形のない、貴方の時間と自由さが。