JERRY BEANS!!

2001年01月30日(火)

 人との間に「壁」を感じる時、それは冷気でなく暖気だ。…いや、
暖かいというより寧ろ、人肌の、生そのものの感触だと言う方が
良いのか。…誰かとは完全に交わり切れない事を知ると、そこには
安心感が鎮座する。近しい人が他人である事。自分に良く接して
くれる人が、自分とは完全に違う、血のつながりの無い他人だという
事。それは不思議な安心感。

肉の壁、心の壁、全ての壁という壁について、その尖端、その表面
に触れる事で、自分と他人の境界線ははっきりと自覚される。
そうして初めて、自分が誰かの側にいることを実感する。

だから、その壁に触れたくなるのかもしれない。



2001年01月23日(火) 体の一部

スキー旅行の最中に、安達さんに眼が可愛いと誉められた。
嬉しくて耳が紅くなった。

体の一部分を誉められるのは、顔が可愛いとか、スタイルが
いいとか、全体的に誉められるより具体的で嬉しい。
高校の頃付き合ってた人は、私の爪が好きだった。
私はそれを言われてから、特に爪を磨くようになった。
一度そこを誉められると、嬉しくて自分もその部分が好きに
なる。大嫌いだった自分にも、好きな場所ができて、
そんな小さな所からでも、自分を好きになる。
そんなのもアリかな、と思う今日この頃です。



2001年01月22日(月) 男と女

 私の性別は女だ。だけど、男の子といる方が好きだし、
楽しい。女の子といる時も楽しいんだけど、女の子は
イマイチ信用しきれない所があって、例えば「友人と
男、どっちを取る?」って質問をしたら、「そんなの
男に決まってんでしょ?」って答えてくれるような女が
私は好きだ。

スキーも麻雀も、男の世界、という感じがするのが
いい。



2001年01月15日(月) まっしろな世界

ここ最近、近年にしては久しぶりの大雪が降っている。今日も目を
覚ましてから、窓の外を見ると、明るく照っていて少しまぶしい。
今日は天気がいいんだなぁ、なんて悠長に日中を過ごしていたけど、
夜に外へ出てびっくり。外は見事にに雪でおおわれていて、今朝の
まぶしさはこの大雪の照り返しだったのだ。…こんな風にまわり、
あたり一面が雪になると、夜でも外が明るくて、よく見える。
この感覚が、私に昔の自分の家を思い出させる。…屋根の雪下ろし
をする父と祖父。部屋で家族のセーターを編む母に、ストーブで
もちを焼く祖母。…窓から手をのばして、屋根から下がる見事な
氷の柱を取ろうとし、その重量に耐えられず手を離す兄。コタツで
人形遊びをする妹。…昔は雪が本当に良く降ったから、こんな日は
私にその頃を思い出させてしまう。
 こんな真っ白な世界は、現実のいやな事や辛い事もすっかり覆って、
私をせつなくも甘い、昔の夢にいざなってくれる。それがまた心地よく、
やんわりとした気持ちにさせてくれる。…そんな事を思う、今日この頃
です。


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