Onry Me
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2003年08月10日(日) 映画三昧な日々

夏休みってことで(私がじゃなくて世間が・・・(泣))
面白そうな映画が最近、わんさか上映しているので
ここ最近、映画を観る機会が、ど〜んと増えていたりします。


ここ1ヶ月の間だけでも7本。
気が付けば、もはや一週間に一本以上のハイペースです(汗)
ちなみに、ここ最近観た映画は以下の7本。
すべてが自腹って訳ではないんだけど
我ながら良く観たなぁと思わず感心。
以前は映画日記なんてものもつけてたんだけど
面倒臭いんで最近は、とんとサボリ気味(汗)

そんなわけで、ここでちょっとだけ最近観た
映画の私的評価と感想なんかを書いときますので
興味のある方はどうぞ・・・。
って言っても、たいしたことは書いてないんだけど(爆)


「バトルロワイアル2」★
http://br-new.jp/index.html
故深作欣司監督の遺作。っていうか、息子のデビュー作?
この映画は1の原作のストーリーが、とても好きだったんだけど
2は思いっきり別物になってました(汗)
なんだかタダ単に次々と、生徒が死んでくだけでストーリーも
へったくれもあったもんじゃなかったです。
生徒同士がタッグを組んでた意味も全然わからないし・・・。
って言うか、多分、時間内に収めるために生徒を
早く殺す為だろうけど(笑)。
映画はイマイチだけど唯一、竹内力の演技は必見。


「トレジャープラネット」★★
http://www.disney.co.jp/treasure/top.html
別に、たいして観たくはなかったんだけど映画のタダ券が
当たったから観てきました(笑)
宇宙を舞台にした冒険物アニメなんだけど、なかなか硬派な内容で
良かったです。加藤晴彦の声優は結構良かったんだけど、朝一で
観に行ったこともあり、映画館には私を含めてお客さんが10人だけでした(汗)
しかも、そのうち大人は私と左隅に座ってたヨタク風なオヤジだけ。
後は親子ズレが3組。正直、恥ずかしかったっす(汗)。


「ターミネーター3」★★★
http://www.t3-jp.com/index.html
ターミネーター2が大好きだったから今回の3も楽しみにしてたんだけど
意外性もなく、こじんまりとまとまってて残念。
最後の結末は以外だったというか悲しかったけど・・・。
ちなみに微妙にターミネーターが歳をとってたのには笑えた。
1の頃に比べて大分頭も薄くなってたし。
ロボットも歳をとるんだろうか・・・(笑)。
ってシュワちゃんも、もう56歳だもんね。
そりゃ年を取るわけだよね。
今後は政治活動中心の人生を歩むのでしょうかね?
ってことはT3がシュワちゃんの最後の出演作になるのかな?
それはそれで悲しい。


「躍る大捜査線2」★☆
http://www.odoru.com/main.html
躍る大捜査線自体はそんなに好きではないんだけど(汗)
織田裕二は結構好きな俳優さんなんで観てきました。
なんか織田裕二の、あの泥臭い演技って良くないですか?(笑)
映画の方は案の定、たいして面白くないというか、
見所がないまま終わってしまったんだけど、シリアスな
シーンでの柳葉敏郎を見る度に笑がこみ上げてきました。
っていうのも、原口あきまさの柳葉敏郎の物マネが大好きなんですよ。
彼の物マネが本当に似ていて、躍る大捜査線のギバちゃんと
そっくりなんですよ。
映画を観てる最中、終始その場面が蘇ってきて、
シリアスな場面で何度も笑を堪えるのが大変でした。


「マイビッグファットウエディング」★★★★
http://www.mybigfatwedding.jp/
この映画はかなり良いですよ。女性向の映画なんだけど、
男の私でも充分楽しめました。
笑いあり涙ありのラブコメなんだけど、
主人公の女性の気持ちが良く分かって共感できました。
って、私は男だけど(爆)。
何はともあれ、女性にお勧めです。


「ドラゴンヘッド」☆
http://www.dragonhead-movie.jp/
先日試写会で観て来たんだけど正直・・・・・・、
久々に映画を観てて辛い気持ちになりました。
こういう事を言うと、この映画のファンの人に申し訳ないんだけど
この映画は真面目に、つまらなかったんです。
・・・どれくらいつまらなかったかっていうと、
多分、お金を出して観にいってたら怒り狂ってたと思う(笑)
この映画、知ってる人は知ってると思うんだけど原作は漫画なのですね。
それで、その漫画ってのが、かなり面白くて
私自身、映画を観る前はかなり期待してたんだけど
う〜ん。って内容にグッタリしてしまいました。
漫画を実写映画にして面白かったためしはないって
よく言うけど、改めてそう思った。
ちなみにこの映画には、松田聖子の娘のサヤカが主演
してるんだけど、この子の演技は正直観ていて可哀相に
なるくらい下手だったです(笑)。
さすがに監督やスタッフも松田聖子の娘には物を言えないのかな?


「ライフ・オブ・デビッドゲイル」★★★★☆
http://www.uipjapan.com/davidgale/top.htm
もう今年ナンバー1かもってくらい素晴らしい作品でした。
ケビンスペイシーが主演してる時点で、既に渋くていいんだけど、
ストーリーが、とっても良くて色々と考えさせられる内容なんですよ。
一体どんなストーリーなのかっていうと、ここで多くを語ると
長くなるから公式サイトで見て欲しいんだけど(笑)
もうこれが、素晴らしく秀逸な内容なのですよ。
「グリーンマイル」のようなインチキ臭い奇跡もなく
「ダンサーインザダーク」のようなミュージカルシーンの
ような物もなくて、物語は終始淡々と進んでいくんだけど、
それが逆に心に響いてくるんです。

もし仮に、自分自身がやってもいない犯罪(冤罪)で
死刑判決を受けたらどうするんだろう?
自分はやってないってわかってはいても周りは誰も信じてくれない。
そんな状況に置かれてる死刑囚も、きっと世の中には
沢山いるわけで、そういった事を色々と考えさせられる作品でした。
この映画は上映してる劇場が少ないので是非とも近所で
上映してる方は観て頂きたい映画です。


・・・って、感じで、この夏は沢山の映画を
観てきたわけですが、まだまだ観たい映画は
沢山あって、近々下の作品を観てこようと思います(笑)


「パイレーツ・オブ・カリビアン」
http://www.movies.co.jp/pirates/
この手の話は大好き。
ジョニーデップが観たい。

「ゲロッパ」
http://getup.so-net.ne.jp/
井筒監督の作品だけに、観終わって点数を付ける人って
多いんだろうな。☆1つみたいな(笑)

「地獄甲子園」
http://www.klockworx.com/jigoku/
知る人ぞ知る、漫画太郎先生原作の馬鹿コメディ。
要は「少林サッカー」の野球版なんだけど、
これも出来れば劇場で観てみたい。

「10日間で男を上手にフル方法」
http://www.uipjapan.com/10days/
この中では一番観たい。とにかく観たい。絶対観たい!!!
劇場で予告を観た瞬間に絶対この作品は面白いって
確信した数少ない映画です。
こんな事、少林サッカー以来です(笑)。


そんなかんじで、
いやぁ映画ってホントいいもんですね。
って某氏のパクリだけど(笑)。
それではまた♪


2003年08月04日(月) リアル

今日の夜、仕事を終え、駅から家路へと向かう道すがら
徐に道路に花束が供えられておりました。

目の前の飲食店の従業員が立ち話をしていたので話を聞いた所
どうやら若い女性がビルの屋上から飛び降り自殺をしたとのことでした。

私自身、実際にその女性が飛び降りる瞬間を見たわけではないし
遺体を見たわけでもないのですが、うっすらと路上に残る血痕と、
警察が現場検証をした後であろう、チョークで描かれた不自然に
折れ曲がった人の形らしきものを見た瞬間、数時間前に、そこで
いかに凄惨な飛び降り自殺があったのかが、リアルな現実として
想像できました。

しばし呆然と、その自殺現場を眺めていた私でしたが
その脇で高校生位の3人の少年が、その自殺現場を指差し大笑いしていました。
「マジで死んだのかな?」「痛そう〜」「お前も飛び降りてみれば?」
「気持ちわり〜」等と言い、挙句の果てに、そのうちの1人がチョークで
書かれた遺体の形を指差して「変な形に曲がってない?」などと
言いながら隣でその姿を真似るような仕草をして大笑いしていました。

彼らは一体、死という現実を、どれ程のリアリティを
持って捉えているのであろう?
凄惨な自殺現場を目の前にして、大笑いしている
若者達の神経が不思議でなりませんでした。

生きてる事の意味、死ぬ事の意味・・・。

もしかしたら今の若者達は、その辺のリアリティ
がないというか、そういった感覚が欠落して
いるのかもしれません。

よく火事の現場や事件現場で携帯片手にピースサインをしてる
若者を見かけるけど、あれも私は理解出来ません。

2年前に新宿歌舞伎町の雑居ビルで火災が発生し
多数の死傷者を出した凄惨な事件があったけど、
実は私はその時の火事の悲惨な映像よりも、
笑顔でテレビにピースサインをしてる若者の
方が記憶に残っていたりします。
テレビに映ってるという、ただそれだけの理由で
TVカメラに向かって無邪気にピースサインをして
友達に携帯で電話をする無節操な若者達。

そこで人が死んだという事実。
苦しみや悲しみや恐怖、無念な気持ちや
辛い思いを残して亡くなった人がいるという事実。
残された遺族の気持ち。

そういった想いが渦巻く場所で、どうして
無邪気に笑っていられるのかが私にはわからない。

所詮、他人だから。

そう言ってしまえばそれまでなのかもしれないけど、
人間として誰かを思いやる気持ちが少しでもあるならば
悲惨な事件や事故の現場を前にして笑うことなんて
できないんじゃないのかな?って私は思います。


広島で千羽鶴を燃やした大学生もそうだし、
渋谷で無差別に人を刺しまわった男もそうだけど、
皆、何か現実を生きる上でのリアリティが
欠けてるような気がしてならない。





パンチョ |MAIL

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