鍋をたたく...鍋男

 

 

よみとる - 2011年03月15日(火)

テレビがこれだけコマーシャルを流さないというのも異様だ。
AC共同広告機構以外のコマーシャルを流さないというのは、一切収入がない、という事。スポンサーが自粛してるんだろうけど、それだけ緊急事態が長く続いている、という事なのね。

普通の地震なら、こんな事にはならなかっただろう。
被害範囲がとてつもなく広いこと、すぐ後に来た津波、火災、
原発、
そして地震被害のまだ少なかった関東にまで大規模な停電を余儀なくされていること
もう四日も経つのに、報道番組はまだヒステリックだ。

何を落ち着いて言うとんねん、と言われるかもしれないが、
ほとんど被害のない私たちが、手をこまねいてテレビを見るしか能のない私たちができるのは、落ち着くことじゃないかしら。

たとえば

"気象庁は「13日から3日以内にM7クラスの余震が起きる可能性は70% 」とした。 仮にマグニチュード7の地震が内陸や沿岸部で起きた場合、震度6弱、ところにより震度6強程度になると予測されている"
こういう報道が各社からあった。(どの報道見ても、コピペされてるみたい。)
これを
「気象庁が震度6の地震が70%の確率で起きると発表した」と誤解してはならない。

本震は海で起きており、余震はその周りを震源として起きる。当然、内陸部も周辺として入れるべきだけど、内陸部や沿岸部はその一部にすぎない。なので、陸地で震度6程度の余震が起きる確率はもっと低い。陸と海で半分にわけたとしても、70%は35%に落ちる。たとえば「東京で」に限定すれば、さらに低くなる。東北から関東までの広い中での面積比を1/10とすると、震度6の可能性は3.5%程度まで落ちる。「どこかわかんないけど、3日以内に起きる確率はけっこう高いよ」と言っているのだ。

気象庁のコメントの後の”仮にマグニチュード7の地震が内陸や沿岸部で起きた場合、震度6弱、ところにより震度6強程度になると予測されている”というのはだれが言ったのか?気象庁かもしれないし、「地震専門家」のコメントかもしれない。もしかして、報道が自分たちの所見として挟み込んだ可能性もある。

こんな簡単な事も、ヒステリックな報道をみているとつい見逃してしまう。
報道は警鐘を鳴らすのも大事な役目だから、彼らは自分たちの仕事をしてる。それをちゃんと読み取ることが大事だと思うのよ。

現場にいない私たちが一番できる事
冷静であること。
きっちりした情報を元にちゃんとした判断をして、ちゃんと動く。

今の私たちには見守ることしかできない。であれば、毎日の勉強にいそしもう。
今日の勉強がきっと彼らを励ますときに役に立つにちがいないと思うのだ。


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