鍋をたたく...鍋男

 

 

White Eve (新年のね) - 2004年12月31日(金)

暮れでございます。
皆様、粛々と大掃除とかおせちの用意とかされてるのでしょうか。
鍋男の大晦日は やもめゆえ あっさりとしたもんでございます。
朝からスパゲティ喰ってます。
っていうか、仕事納めもまだだったりして。

大晦日とお正月ってすっごい区切られてるんだけど、普通に次の日なわけで、一人鍋ツアーの初日が1月2日、って事はもう明後日。大掃除なんてしてるひまないわ。あたふたあたふた。

今回の企画をしてから いくつものお店にお話をさせていただきました。
みなさん快く賛同してくださって、たくさんのお店で音を出せる事になりました。これがまた飯のうまい店ばっかり。

「投げ銭でマイクなしで なんですけど」って言っても「ぜひに」と名乗りをあげてくれたゲストミュージシャン達。生音で二人だけでも しっくり音の出せる強者ぞろいです。

いい店で、いいお客さんの前で、いいミュージシャンとやる。
こんなにイメージ通りに事が運ぶなんて、夢見てるみたいです。

あとはお客さんに来てもらえて、いい音出せれば万事よし。
すべてがうまく行くなんて めったにない事だとはわかっているけど、そこをめざしてがんばっているわけです。

そんな事を考えてたら、夜明けに降ってた雨が雪に変わりました。
おっきなボタン雪がわんさか降ってます。
あ、積もり始めてる。珍し。
雪って一瞬で世界が変わるのね。
すげえエンターテーメント。



-

聖夜サイレントスティック - 2004年12月25日(土)

クリスマスらしい。
今年はクリスマスのお仕事は23日で終わったので、のんびり。
で、来年アタマの一人鍋ツアーの練習にも熱が入る。
熱入りすぎちゃってアツイアツイ!!
アイスコーヒーなんか入れたりなんかして。
冬に飲むアイスコーヒーは最高に贅沢だ。

さっき作ったサイレントスティックが調子よくって、早いパッセージの曲も激しい動きも、静かに練習できる。しっかり音程も出るしね。ちゃんと当たってないと音も悪い。一日中練習したいから演奏家になったのに、結局練習は夜中だわ。あはは。

一昨年、クロマティックハーモニカのお姉さんと演ったトゥーツ・シールマンスの名曲をちょっと叩いてみている。きれいな曲だわ。
コードも美しい。練習してるとどんどん盛り上がっちゃう。
アツイアツイ、
アイスコーヒーもう一杯。

あ、日付変わってる。



鉄鍋琴新報
一人鍋ツアーのチラシが刷り上がりました。
web上にもアップ!
今回のはお金かかってるわよん。



-

DelMonte - 2004年12月07日(火)

むかーし
まだストリートとかでバンバンやってた頃
その日もパンケースを広げて投げ銭ライブをやっていた

ずっと見てくれていた女の子が一人
まだ小学校に入る前くらいの女の子は、お母さんと一緒に20分ほどのステージの間、ずっと見入ってくれていた

一通り演奏が終わり、楽器のケースにお客さんが投げ銭を入れてくれている
順番にお客さんに挨拶していると、お客さん達の後ろに見え隠れしているのは、さっきの女の子
「あげる」
と言って、持っているバナナの房を半分にわけてくれた
なんのこっちゃわかんないまんま、みょうに嬉しくて
「ありがとー、バナナ大好きやねん」
女の子はトコトコとお母さんの元へ
残りのバナナを大事にかかえて
「バナナあげてきた」

「あげる」って言ってくれたときの表情がなんとも優しくて
幕間にバナナ食べながら考えた

お母さんを引き留めてまで見ていた彼女は
とりあえず、気に入ってくれていたのだろう

投げ銭というシステムをお母さんに尋ねたのだろうか
もしかしたら、自分の持っている物の中で
大事な物を分けてくれたのかも知れない
だとしたら、これほど価値のある物もない

ありがたい

誰かに「ありがとう」と言ってもらえる事をして、お金をいただく
これが仕事なんだろう
誰かの役に立ってない仕事なんかない

ありがとうの連鎖が続くと平和だな

バナナに貼ってあったシールは今でも僕のパンに貼ってある
もう十年以上、僕と一緒に演奏をしてきたシールだ

投げ銭はおもしろい
実力がもろに出る

村治進一人鍋ツアー2005
投げ銭で回ります
delmonteのシールと一緒に



-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home