鍋をたたく...鍋男

 

 

お疲れ!Caribbean Skip - 2001年10月28日(日)

Thanks to join to the 'Caribbean Skip' 28th, Oct! Plenty people had good smile.
Those are made me happy. I guess Other musicians are same.

今にも雨が降りそうなのにも関わらず、オープン前の3時にはすでにある程度の来客があり、加納ストリートはいつもの日曜と違うおもむきをみせていた。

夕方3時からチャランガ大阪の大人なステージが、加納ストリート南の端 La Gargote で始まる。続いて北の端ホテルグランドビスタのチャペルで、ドミニカ共和国のJose Duluk率いる Ga' Caribe が音を出す。イベント自体の準備で追われていた私、鍋男は結局きちんと彼等の演奏を最後まで聴けなかったが、彼等がやっぱりいい音を出しているのはこの耳でしっかりと確認できた。距離の短いストリートを右往左往しながら、このままここで聴いていたいと、なんど思ったことか。

そうこうするうちに、4時半から我がSteel Power Starsの演奏。今回はパン二人とパーカッションというあまり組まない形での参加だった。全員手にスティックを持っているという変なスタイルだ。三人だけだと一人一人の音が明確に聞こえて気持ちいい分、緊張もひとしおだ。思いがけないお客さんがあったり、いつもと違うセットでの緊張感があったりで、音を出すまでは結構、ナーヴァスになっていた。

最初の音を出した瞬間、パンが気持ちをほぐしてくれた。私はパンの一部になる。私のノーミソから手が出て、パンの音板を揺さぶる。パンが出して欲しいと言っている音を叩いてやる。パンはそのお礼にバツグンの音で鳴ってくれる。

1stステージはにぎやかなもの、聴きなじみのあるものを中心に40数分
2ndステージはバラード、ボサ等を中心に、めちゃめちゃ静かに聴かせに入ってみた
3rdステージはトリニダードものを中心にカリプソ、ソカのオンパレード

受けた。たまにはこういうステージも楽しい。
3rdステージの途中でしっかりとした雨が降ってきた。でもお客さんは帰らない。帰らないお客さんを見てると嬉しくなって、はりきってしまう鍋男であった。

ステージの合間に他の店にも顔を出してみる。どの店もお客さん演奏者共にいい顔をしている。

うちの2ndステージと前後して始まったJackson Heights、そしてSpoon。やっぱりいい音出してる。この参加した五つのバンドがみんな違う音だから、これまたいい。お客さんにどれだけ伝わってる日わからないけど、どのバンドもゆっくり聴きたいと思ってもらえたら、私的には大成功だ。

けしていい天気とはいえない中、短い期間での宣伝だったにも関わらず、たくさんのご来場をいただきました。ありがとうございました。おかげさまでなんとかペイラインまでこぎつけました。
楽しいイベントがやりたい。右も左も全ての人が笑顔になれるイベントがしたい。それが実現して、さらに興行的にもペイできた事は、大変ありがたいことです。

おもしろかったー、またやってねー、と言って帰っていくお客さんがどれほどいたか。みんなが楽しんでいた。演奏者もお客さんも。みなさんの笑顔が見れて僕も笑顔だった。このイベントに来たお客さん、あんたたちみんなかっこよかったよ。


ぎりぎりからのスタートでスタッフ、ミュージシャンにはご苦労をおかけしました。改めてここでお礼をいわせていただきます。

Musicians
Ga' Caribe
Charanga Osaka  
Spoon
Steel Power Stars

Staff

ivent Y女史
Designer I 氏
他、ボランティアスタッフの皆様

お疲れさまでした。ありがとうございました。

またやろね。


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え? - 2001年10月11日(木)

あれ?もう10月?9月に四回しか日記書いてないよ!!さぼりすぎじゃん、鍋男。
って思ったのもつかの間、もう10月も3分の1を廻ってしまった。えらいこっちゃ。あれもせな、これもせな。走り回っている鍋男でございます。
ちなみに最近の鍋男ニュースを見出しだけをお伝えいたします。

10.1. 「10月28日のイベント、Caribbean Skipが本腰を入れて準備スタートあまりに遅いスタートに、鍋男はじめスタッフの巻き返しなるか」
10.3. 「スティールパンスクール キュレップ大阪教室開校」
10.6. 「月夜さん京都RUGワンマンに鍋男ゲスト参加、憧れの京都RUGに他力本願で出演、ありがとう月夜さん ほんまええライブでしたわ、いやほんましかし」
10.7. 「I 高校コミュニティーバンド始まる 今までにない音楽の授業におばぁちゃんものりのり」
10.8. 「堺、ハーベストの丘Again ありがとうプカ・ソンコ、ホセ・ドゥルック。
10.14. 「久々の東京........

あぶないあぶない。先の日記まで書いてしまうとこです。
この辺のネタは書けるときに随時アップしていきます。えーかげんでごめんなさい。
まめに見に来ていただいている方、ありがとうございます。またちゃんと書くからたまに来てね。


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京都Rag 月夜live with鍋男 - 2001年10月06日(土)

「月夜さん京都RUGワンマンに鍋男ゲスト参加、憧れの京都RUGに他力本願で出演、ありがとう月夜さん ほんまええライブでしたわ、いやほんましかし」

京都Ragは今は木屋町三条にある。こっちに移ってだいぶなるので、昔植物園のあたりにあったことを知る人も少なくなっているかも知れない。大きさも何倍にもなっていて、かなりゆったりしたスペースだ。この老舗には憧れに似たようなものがあって、神戸で言うとチキンジョージ、大阪ならバナナホール、東京で言うならピットインに出れるような感じかな?どれも若いときに憧れのミュージシャンを見に行って、このステージに立てればなぁと思っていたところだ。チキンとバナナはやった。(どちらも他力本願)。今回、京都Ragで、関西三都市は制覇?あれ「たくたく」は?

リハをやってるときから月夜さんの歌が気持ちよかった。私の思っている以上に私のパンがいい音をいいフレーズを出してくれる。これってなんの力だろう。
今回ははっしゃんがドラムセットをたたく。エレキベースが入る。いつもよりよけいに音が大きい。ちょっと心配だったけど、さすがRagの音響さん、ちゃんといいバランスで出していただいていたようです。いつもの月夜さんの「歌をしっかり聴かす」感じではなかったけど、これはこれでいい感じ。

今回はほんとに音が大きかったけど、いつも月夜さんとやって思うのは、音の持つ「力」だ。言葉の、歌の持つ「力」でもある。それは暴力と反対の所にある。ねじ伏せるものじゃないから、大きい音が必要なわけじゃない。人を動かしたり、なだめたり、気持ちよくしたり、笑わしたり、そう言うことができる力。でかい音じゃないものが持っている力が本当の音楽の力じゃないかと思う。もちろん、音が大きいからってその力がなくなるわけじゃないけどね。

これを考え始めたのは、西エジプトの音を聴いたときだった。これについては機会があればまた書くとしよう。ちなみに、その時ちょうど、今の私のバンドに名前をつけなければいけなかったので、Powerを名前の中にいれた。

静かなものが持っている力はしなやかさがあって、強く感じる。月夜さんに私が感じてるのはこのへんかも知れない。

京都から来てくれているうちの生徒さんが、「えー、せんせ、京都でやるの?いくいく」と来てくれていた。
別に、うちのお客さんがわざわざ京都まで来てくれていた。私のバンドのライブで、月夜さんがゲストとして歌ってもらった時に、初めて聴いた人だ。「月夜さんが聴きたくて」。嬉しいではないか。そうやってお客さんの交流があると嬉しい。取った取られたなんてせこい話じゃなくて。「だって両方いいじゃん」って言ってもらえたら嬉しいじゃない。

月夜Homeはこちら
http://www4.osk.3web.ne.jp/~donqui/music/tsukiyo/


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ラグといえば - 2001年10月05日(金)

京都ラグ(京都の老舗のライブハウス)には高校生の時の苦い思い出がある。その頃、渡辺香津美さん(ギタリスト、YMOの世界ツアーに参加したことでも有名)とか東原りきやさん(ドラマー、元なにわexpress、高校生の私はこの人のタイコにとりあえずびっくりした)に、めちゃめちゃ憧れてた私は、香津美さんのMOBO(バンド名)にりきやさんが参加するというので、喜び勇んで見に行った。説明多いな。

当時ラグは京都の中でもかなり北の方の植物園の横にあって、京都駅からバスで20-30分ほどかかったんじゃなかったか。バスの最終を確認してから、ラグに入るともう立ち見状態だった。入り口からすぐのところで、1stステージは始まった。
「おー、Jazzだよ。大人だよ」
メンバーの顔なんかは見れない。前のおっさんの頭しか見えない。それでもわずか数メートルのところで、生でどこどこ言ってるりきやさんのタイコと、香津美さんのギターの音を一所懸命聴いてた覚えがある。

始まってしばらくしてからもちょろちょろと人が入ってきて、後ろから押されたお陰で結構いい位置で2ndステージは見れた。途中で何人かが席を立つ。最終のバスの時間だ。タクシー代ぐらいある事を確認した私は、腰を据えてもう少し見て帰ることにした。終電まではまだ間がある。2ndが終わって半分ぐらいの客が帰ってしまった。言ってるうちに、演奏がまた始まり、僕はいい位置で聴けて嬉しかった。3rdステージが終わって空席が目立つようになってからも、せっかくすいたので、ステージの際まで行って、りきやさんのタイコのセッティングやら機材をじろじろ観察してた。

「終電」っていう文字が頭に浮かんだのはその時だった。慌てて飛び出し、バス通りに出た。京都のはずれの真っ暗の通りにはタクシーのかけらもない。「一人で来ててよかった」とも思ったけど、そんなこと行ってる場合じゃない。できるだけ明るい方へ歩きながら、なんとかタクシーを拾う。JR(当時はまだ国鉄)の駅に急いでもらったけど、残っていた電車は、ぎりぎり大阪駅止まりの各駅停車だった。

5月の霧雨の降る寒い夜だった。傘がなかった。

大阪駅の待合いで夜を明かせばいいものを、終夜営業の喫茶店ぐらいあるに違いない、とふんだ私は、外に出て、近所を歩いてみた。霧雨といってもしばらく歩けば冷えてくる。当時はまだコンビニもなく、車を持っている友人もいないし、確か最近、吉野屋とかいう24時間の店がこの辺に....と思ってた所には、新しい工事中のビルがあるだけだった。

しょうがない、駅に戻ろう。引き返した大阪駅にはシャッターがおりていた。入れない。いやどっかから入れるはず。また周りを歩いてみるけど、入り口は見つからない。寒い。地下に入ればなんとか。私鉄と国鉄を結ぶ地下道だけが唯一入り込めて暖かい場所だった。

そこには先客がたくさん、段ボールと新聞紙でみの虫と化したドレッドなおじさん達。10分ぐらいは我慢しただろうか。でも耐えきれなかった。くさかった。もう2時を廻っている。始発は5時頃か。あと三時間くらいなら、起きていられるだろう。

外で雨をしのげる場所を探して、新鮮な空気を吸った。寒いことより、息ができる方が大事だ。ただ一つすくいのウォークマンを聴きながら、朝を待った。「にいちゃん、仕事探してるんか」とか日雇い労働者の親玉に声をかけられながら。

今考えると間抜けな話だけど、当時の高校生はこんなもんだったんじゃなかろうか。

次の日の授業はもちろんパスした。確か木曜のライブで金曜の午前の授業をさぼったような気がする。昼から出ていったら、友人に「今日は特別遅いな」と笑われた。普段から遅刻は多かったので。

この話を母親にしたら「うちに言うてくれたら、京都なんかあたしの地元やねんから、なんぼでも泊めてくれるとこあるのに、アホやなぁ」と言われた。母のやんちゃしていた頃の友人が、今でも京都駅周辺で若いやんちゃの面倒を見ているとか何とか。無断外泊はどうでもいい、というあたり、うちの母親である。相談はしてみるものだ。


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Pan School Curepe大阪教室開校 - 2001年10月03日(水)

西宮の I という街でうちのバンドの事務所兼パンの教室を開いてもう丸四年になる。最初にカルチャーセンターでパンを教え始めてからだと、7年にもなる。早いものだ。おっさんにもなるわけだ。

独立するのに、最初は大阪市内で場所をさがしてたんだけど、なかなかいい物件がなくて、今の場所に落ちついた。もともと地元がこの辺だったので、なじみの店や友人の家も近く、座りはよかった。

でもやっぱり仕事をするには大阪の方が都合がいい。大阪に事務所を借りるつもりで、ここ数年、気長にアンテナを張っている。たまたま大阪のどまんなか「南森町」に事務所を持っている知り合いがいるので、とりあえず、水曜だけ一部屋貸してもらうことにした。大阪での教室を始めるためだ。これが順調にいけば大阪に事務所を借りることも考えられる。今の教室は残したいし、そのへんに問題はあるが、そうなった時にまた考えればいい。

その分の家賃が上乗せになるので、お月謝はその分少しだけ高めになるが、大阪を通って打ちに来る人にしてみれば、交通費と時間の節約を考えれば安くつくぐらいの設定にした。グループレッスンやテナー以外のパンについてのクラスも、同時に開講した。以前から案を練っていたものだ。

教室を大きくしたいという野望があるわけではない。もうけはあるに越したことがないが、持ち慣れないお金を持っているのは好きではない。私にとって時間や時間が貴重なものであるのと同じように、生徒さん一人一人にとっても、それは限りあるものだから、有意義に使ってもらいたいと思う。私が少し動いて、パンに触れるチャンスが増えるなら、それに越したことはない。

今の所、予約はまだいっぱいではないが、腰を据えてやっていければと思う。

くわしくはこちらを
Curepe Pan school のご案内



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1.いくよ!Caribbean Skip - 2001年10月01日(月)

サンバ、ルンバ、 マンボにタンゴ、 チャチャチャにメレンゲ、 カリプソにソカ。
何がなんだかわかるかな。全部リズムの名前なんだけど、私もはっきりと違いなんてよう説明しません。できるのは「こんな感じ」って、口でノリを歌ってみるだけ。

ラテン音楽ってほんとバリエーションに飛んでます。その中で、私、鍋男がやっているのは、カリプソ、ソカなど、トリニダードの音楽中心。

ちょっとここで説明を。ラテン音楽ってのは基本的にラテンアメリカの音楽の事ね。ラテンアメリカってば、南米の事なんだけど、広い意味ではアメリカ合衆国より南って事で、北アメリカ大陸でもメキシコなんかも入ってくる事もあり。

で、カリビアンというと、カリブ海の音楽ってわけで、キューバ(サルサ、ソン)から、ジャマイカ(レゲエとかスカ)、ドミニカ、ハイチ、プエルトリコから、細かい島がずーっといーっぱいあって、最後南米大陸ぎりぎりのトリニダードまでの西インド諸島の音楽のことを主に指すという事にここではしておきましょう。(南米ベネズエラとか、コロンビア、パナマ、メキシコなんかも、カリブ海沿いなんだけどね。)

この辺の音楽はほんとにかっこよくて、で、しかも、それぞれの島にいくつものリズムがあって、スタイルがあって、どれもいい感じ。それを「このリズムはこれこれこうだから、かっこよくて」なんて説明するのはほんと意味がない。ずらっと並べて聴いてもらうのが一番いいじゃん」


ってわけでやります、「Caribbean Skip」

私鍋男が責任を持っておすすめするカリブの音楽の達人たち。
企画のお話をしたら、みなさんよろこんで引き受けて下さいました。


大阪でばりばり歌っているTrinidadian、
Alicia Saldenhaの参加しているRegae Band
「Jackson Heights」

キューバの濃いいいいい音楽をやっている
フルートの福留さん「Charanga Osaka」

のりのりサルサに日本語をのっけて、
のほほんと歌い上げる増川君とこの「Spoon」

本国ドミニカで、絶大な人気を誇るJose Duluk率いる「Ga' Caribe」

そして、在トリニダード日数が200日を越してしまったトリニばか、
私、鍋男の「Steel Power Stars」


みんなぜんぜん違う音、でもやっぱりカリブの音。ぐりぐりいいグルーブ出してます。

当日は五つのお店に各バンドが待機。常にどこかのお店から音が出ているようにします。
ストリートを歩くとカリブ海の地図の中を歩いたみたいになるように、オープンカフェが立ち並ぶストリートを選びました。

神戸加納町の交差点から一本西を北に上るストリート。
10.28.日曜。
秋晴れの空にカリブの島々を飛び石して行って下さい。

Carribean Skip web site
http://isweb36.infoseek.co.jp/art/cariby/




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