天使に恋をしたら・・・ ...angel

 

 

my Good Friday - 2009年04月10日(金)

教会に行く前にラファエルにメールを送ったのに、返事が来ない。


「あ〜あ」って言われた。ジェイソンに。電話したいんならしろよって言ったくせに。

「I miss youって言っちゃったの」「あ〜あ」「言って泣いちゃったの」「あ〜あ」。「最低?」「最低」「...だよね」。

明日の夜、タンゴに行く。ジョスも行く。約束ってわけじゃないけど、そういうことになった。

「で、ダンスのあと今までみたいにジョスがきみをうちに連れて帰ることにしたらどうするの?」「行かないよ」「・・・・」。

行かない、ほんとに。っていうか、ジョスは誘わない。

ジョスが恋しいのはほんと。だけどもう傷つきたくないのもほんと。誘われても行かない。わたしそこまでバカじゃない。・・・と思う。いや・・・バカかもしれない。・・・何言ってんだろ、行ったらだめじゃん。っていうか、ジョスは誘わないに決まってるじゃん。


ジョスのことを断ち切るためにラファエルと出会ったと思ってた。


グッド・フライデーのサービスは素晴らしかった。わたしは泣いた。ジーザスの腕の中でジーザスを想って泣いた。一粒の種は、手元に置いておくといつまでたっても一粒の種でしかない。種は地面に落とされて、土に葬られて、はじめて芽を吹いてやがてたくさんの実をつける。豊富な実りの恩恵を授かるために、種は葬らなければいけない。手放さなければならない。ジーザスは神さまによって葬られ、その実りであるとてつもない無償の愛の恩恵をわたしは授かっているんだ。

幸せだった時間にしがみついちゃだめ。あったかい手のぬくもりにしがみつちゃだめ。もうダメだと思った理由がたくさんあるじゃない。


わたしはわたしの人生を祈った。ジェイソンとラファエイルと、父と母と妹と、別れた夫の人生を祈った。ジョスの人生まで祈った。







-

恋しい - 2009年04月09日(木)

「どうしてるかなあと思って。時間があったら電話してね」。また電話を取ってくれないラファエルにメッセージを残す。なんで取ってくれないんだろ。なんなんだろ、これ。なんの仕打ち? わたしなんかしたっけ? したんだ多分。しつこい、とか。

胸が痛くてジェイソンに電話した。ジェイソンはうちにいなかった。ジェイソンがこの時間うちにいないってことは外で仕事ってこと。だから携帯にはかけられない。

今日は12、3℃まで気温が上がって、あったかそうな外を窓から眺めながらためいきばかりつく。ためいきばかりつきながら、今度はジョスのこと考えてた。電話したい。でもだめ。みんながだめって言う。絶対かけちゃだめって。ジェイソンだけが、かけたいならかけなよ、また傷つくかもしれないけど、それでもその方がきみを納得させるんならかけなよ、って昨日言った。

コーヒーを沸かしてたら、携帯にテキスト受信のリングトーンが鳴った。ラファエル? だったらいいのに。きっと同僚の、テキスト魔ジェナだ。でもラファエルだったらいいのに。キッチンからベッドルームまでの5秒ほどのあいだ、胸がどきどきする。


「...からテキストメッセージが届いてます。今開けますか?」。スクリーンに流れる文字に追いつけない。「...からテキストメッセージが」。ジョスだ。

「wish u a happy easter. luv jos」

わたし、昨日のパスオーバーに何もお祝いの言葉送らなかったのに。
返事をテキストで送らずに、電話した。

普通におしゃべりしてたのに、突然「I miss you」が口からこぼれて、涙声になってしまった。「I miss you. I miss you a lot』。涙を拭きながら涙声で繰り返す。バカだけど、大バカだけど、だけどどうしようもなかった。

「じゃあどうして電話してこないのさ」「だってあなたが電話くれないから...。Don't you miss me?」「I miss you too, but...」

わかってる。戻るとまた元の木阿弥。でもジョスが恋しい。



明日はグッド・フライデー。
うんとお祈りをして、たくさんジーザスに感謝してたくさんジーザスに抱き締めてもらって、神さまの愛をいっぱい受けよう。

早く教会に行きたい。












-

チャイナタウンの夜中の食事待ち - 2009年04月08日(水)

わあい。ジェイソンがチャイナタウンの夜中の食事に誘ってくれた。

ジョスのお休みに合わせて取った一週間半の休暇。一緒に過ごすはずの時間は消えて、あの街に帰る予定もボツになって、行くとこなくてずっと家にいる。ジョスは今頃パスオーバーの最初の日を子どもたちとお祝いしている。去年はわたしはジョスのお家に住んでて、一緒にお祝いしたのに。翌日からサントドミンゴに旅行に行ったのに。

「ずっとうちで退屈にしてるから、時間があったら電話してね」って言ったけど、ラファエルも電話をくれない。泣きそうになりながらジェイソンに電話して去年のジョスとの旅行のことなんか話してたら、「そんなに落ち込むなよ。ね、チャイナタウンにご飯食べに行こうか? 行く? 行きたい?」って言ってくれた。

ラファエルは...どうしてそっけないのかな。わたしに興味なくなっちゃったの? あんなに楽しかったのに、あの日もあの日もあの夜も。月曜日のタンゴに来てくれたけど、あんまり踊ってくれなかったし少しお話しただけだった。

まだジョスのこと考えてばかりなのに、ラファエルまでわたしの胸を痛める。


日本の母と妹からメールがくる。
桜が満開できれいだって。写真もたくさん送ってくれた。
行きたいな。見たいな、桜。

ここはまだ寒くて冬のコート着てるんだよ。


そうだ、あのね、天使に会ったの。11月に日本に帰ったとき。
天使のお店で2時間くらいお話しただけ。なんかね、ちょっと久しぶりに会いました、って感じだった。ものすごおい感動とか全然なくて。9年ぶりの再会なのにね。天使ったら太っちゃって。でも天使のまんまだったよ。

帰る時に「ハグして」って言ったら、ぎゅうって抱き締めてくれたの。

天使、結婚したんだって、あの彼女と。幸せみたい。よかった。うん、すごく心からよかったって思える。

わたしも幸せになりたいなあ。

とりあえず、今は幸せ。かな。チャイナタウンのお食事に行くから。
...って、もう12時過ぎちゃったんだけど、ジェイソンまだ電話くれないよ。キャンセルにしないでよね。


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail