通院日記



みんな元気になあれ

2002年02月28日(木)

 今日は珍しくとっとと診察が済んでしまった。まあ、また待たされるだろう…と思って、分厚い小説本を買って持ってきていたのに、採血して30分で呼ばれるとは。
 白血球2300。…。そうか…もういいけどさ…。
 他は異常なし。2月に入って風邪をひいたけど、それももう今日は治っていた。風邪をひいたついでに白血球も増えてくれていればいい…と思っていたけど、甘かった。風邪ひいてる最中に血液調べれば増えてたかも。
 会計を終えたところで誰かに呼び止められたので振り返ったら、以前同室だったFさんがいた。Fさんも今日、外来だったようだ。近況報告などしていたら、「Mちゃんが今日から無菌室に入ったみたいだよ」と言われた。…最近Mちゃんとは連絡とってなかったから知らなかった…。

 病棟に寄ったらその通りで、Aちゃんだけがいた。Mちゃんは1ヶ月ほど無菌室らしい。…仲良しだったMっちが先週亡くなったので(…サイトのもうひとつの日記に書いてますが…)、やっぱりどうしてもその話になる。知らせを聞いてからこっち、悲しくて仕方なかった。全身の力が抜けたみたいに何もする気おきなかったし…。Mっちの事を話すとやっぱり涙が出てくる。Mっちは2月から再入院していたので、前回病棟に1月末に来た私は状況は全然知らなかったけど、同室だったAちゃんにそのへんの事を聞いた。やっぱり最期は大変だったみたいだ…。私も辛いけど、隣りのベッドにいたAちゃんはもっと辛かっただろう。私は何とか告別式に行く事ができたけど、入院していたAちゃんやMちゃんには無理だった。2人には早く退院してもらいたい。そうしたらみんなでお線香あげに行けるんだから…。
 病院のバス乗り場からは無菌室の窓が見える。Mちゃんの新しいメルアドを知らなかったので帰りに連絡できなかった。今日は無菌室に入っただけで、何もしてないらしいので元気だとは思うけど…。
 去年、同じく無菌室に入っていたMっちに、窓際に来てもらって、ここで手を振っていた事を思い出した。…彼女はもういないんだな…と思うと、やっぱりたまらなく寂しくなる。彼女は私の大切な友達だった。今はただ、彼女の魂が安らかに眠れる事を祈るばかりだ…。

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沖田 [MAIL] [HOMEPAGE]

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