あっきーの日記

2006年11月28日(火)  ビオディナミ

ビオディナミってなんだかよくわからない単語だが、
BIO Dynamicと綴る。生命力学?
もっとよくわからないw

ブルータスの読者招待のワイン試飲会に行ってきた。
講演が質問を含めて2時間、試飲会は30分と言う催し物だった。
講師は、フランスのオヤジとオーストリーのおばちゃんだった。

 概要:
 ビオディナミとは自然農法の事で、有機農法とも異なるもの。
 垂直抗力?の「太陽の力」と「引力」によるバランスを元に、
 自然の力で素晴らしいワインができる。

ぶっちゃけインチキくさい説明だった。
科学的根拠が乏しく、経験による自然栽培と言える。
結局、実践するにはその土地土地でやり方が変わるんだし、
プレパラシオンと言うインチキくさい肥料(おまじない?)も必要だ。

さて、肝心の試飲は3本。
変な味付けをしていない分、テロワールが十分に表現されたワインと
言っていいのだろう。
ただし、どれもコストパフォーマンスを考えるとイマイチ。
自然栽培で出荷量が少ない分、価格が高めなのは致し方ないところか。

「シュタイナー フント リースリング レゼルブ 2003」
オーストリーの白ワイン。裏のラベルには「DEMETER」の刻印があった。
アロマは、柑橘系?薄い黄色。さっぱりとして、癖がなく
3本の中で一番美味しかった。

「クロ ド ラ クレ ド セラン 2004」
シナモンのアロマ、濃い琥珀色。湿った土の味がした。
正直とっつきにくく、これこそがビオディナミのワインと言う感じがした。

「シャトー ムーラン デュ カデ 2004?」
果実のアロマだがやや薄く、濃くも薄くもない赤色。
メルローの繊細さと言うよりも、力強さがまったくなくスカスカな感じ。
サンテミリオンのグランクリュは初めて飲んだが、
これは例外として記憶しておこう。



2006年11月18日(土)  芸術の秋

大エルミタージュ美術館展、日展に行ってきた。
両方とも東京都美であったので場所の移動はなくてすんだけどw

エルミタージュはご存知の通り5大美術館の一つ。
でも、治安の関係、言葉の関係、寒さ(笑)もあり、
行く可能性は低い。
なので、代替!
でもね、夏に開催されていたプラド美術館もそうだけど、
本当の「目玉商品」は門外不出なのだよね。
今回の展示内容も悪くないけど、やはり何かが欠ける。
いつか行くしかないかw

日展はいつか行きたいなと思っていたので、ついでだった(笑)
洋画や工芸美術は見ていて面白かった。
でも「書」だけは学も経験もないので抽象画と同じでツマンナカッタ。



2006年11月16日(木)  ボジョレー・ヌーヴォー

去年、近所の酒屋で気まぐれに買ったボジョレが
めちゃくちゃ美味しかった。
なので、今年も購入(2,600円)。
去年と同じドメーヌのものだが、去年よりは味は落ちてはいるものの、
アロマはそんじゃそこらの5千円モノに比べても
引けはとらないデキだった。

当たり前の話だが、ボジョレー・ヌーボーには赤(もしくはロゼ)しかない。
でも、白があったり、イタリア産だったり、アメリカ産だったり、
適当にワインが売れるようだ。
まあ、この辺りはバブル期に発生した日本文化らしくて
よい具合じゃなかろうかw



2006年11月09日(木)  美味しい赤

とうとうワイン教室も最後。
『ブラインドデイスティングによるヴィンテージ確認』
ってお題だったが、今日飲んだ「Ch.BRANE CANTENAC 2003」は
今までの中で一番美味しかった。

『Ch.LARCIS DUCASSE 1992』SAINT-EMILIONの赤ワイン。6,300円。
色は赤から茶色が入っているほど、古いワインで粘性も少ない。
草木のアロマに、第二アロマは最後の一房の果実と思わせる香りが漂う。
メルローらしい味わいの中に、舌触りは薄く、滑らかさもなく、
最初に一口にすべてが凝縮されていた。時間が経つと色褪せてくる。
こういうワインにデキャンタは不要だ。

『Ch.BRANE CANTENAC 2003』MARGAUXの第2級。5,985円。
若木のアロマと赤紫の若い色。第二アロマはスパイス的な感じから、
一口するとCSの若く、苦く、タンニンの深い味わいがした。
酸味がそれほどなく、いたって普通の赤ワインだったが、
時間が経つと驚くほど化けた。
渋みが解けて優雅な庭園を思わす雰囲気と長い余韻。
”PP”ではMARGAUXにてしは薄いとの評価の出来らしいが、
数少ないワイン経験の中では一番美味しかった。

『Ch.BRANAIRE DUCRU 1998』SAINT-JULIENのメドック第4級。6,615円。
「Ch.BRANE CANTENAC 2003」より少しオレンジがかった色。
果物のアロマから第二アロマは花の香りがした。
CSとは思えない繊細さを持ちながら、かすかな渋みとバランスが良い。
澱が多かったが、今がちょうど飲み頃か。
ここのCh.はブドウの重みで圧搾するそうだ。
そういえば同じ方法のボジョレーがあったな。

すべてボルドーワインだったが、ヴィンテージはわかり難い。


 < 過去  INDEX  未来 >


あっきー [HOMEPAGE]