月の夜のつぶやき

2014年09月11日(木) 失う

大事な人がまたいなくなってしまった。
もう先月の話になる。

遠く離れていて、お葬式などにも行けず、
結局そのお知らせだけであるから実感はわかない。
まだ元気であの町にいるのだとすら思ってしまう。

5月に会ったときはまだ元気がたくさん残っていた。
がんばるぞ〜、と言っていたのに。

あまりにも急。
それだけ、ぎりぎりまで元気で過ごせていたことも
もしかしたら幸いだったのだろうか。
もっと早く病に気づけていたら…?
長い長い闘病生活になってしまって辛かっただろうか?
何が幸せかわからない。

どちらにしても、現実は変わらない。
この世を去った。
いや、単に身体を脱ぎ捨てて、今は自由になった。
きっと今も奥さんの側にいて見守っているだろう。

いろいろと考える。
私たちも子供がいない。
どんな老後になるのか。
そこまで生きているとして、だけど。

何も、どこにも、いつまで自分が生きるのか保証はない。


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