TENSEI塵語

2009年04月30日(木) 耳に障る言い回し

妙な言い回しも、1回だけたまたまだったら忘れてしまうのだが、
(自分だってうっかり間違った表現することもあるし、、)
繰り返し聞かされるとイライラが募る。

朝のラジオの、某パチンコ店のCM。

「楽しく遊べるなら、こしたことはない」

1度目は、は??
2度目は、おい!
3度目は、あの。。。
・・なんて具合に違和感が募ったのだが、
毎朝出勤のたびに聞かされてるうちに、イライラしてくる。

CMを作るために、何人かの人間が関与してるはずなのに。。
放送局も、こんなのは使えない! と断固作り直させるべきだ。


ところが、学校でもこんなことがあるのだ。
職員会議や毎朝の連絡会で、

「置かさせていただきます」
「配らさせていただきます」
「言わさせていただきます」

なんでわざわざ「させ」なんて、、???
ら抜きよりもさ入れの方が罪深い気がする。
こんな言い回しを、何人かの主任が多用する。
何度も聞かされると、そのたびに耳の痛い思いをする。

新種の丁寧表現なのだろうか?

「後ほど机上の上に配らさせていただきます」
なんて言われると、実にご丁寧ながら、耳には二重苦である。


大学時代のフランス語会話の時間に、
我々が誤った表現を使ったり、発音が正しくなかったりすると、
フロモン先生が、右手に杖を持っていながらも、
両手を両耳にあてて、大げさそうに耳が痛いことを訴えたものだった。
悩ましい言い回しを聞くたびに、あのフロモン先生の姿をふと思い出す。



2009年04月29日(水) 久々の自転車

去年の秋に、自転車で出かけようとしたら、パンクしていた。
自転車屋に修理に持って行こうとしたら、
息子が自分で修理すると言う、、、できるんかね???
彼はそれからしばらくしてパンク修理キットなるものを買ってきたけど、
ずーーーーっとそのまま放ってあった。
ま、寒い間はどうせ乗る気にならないからいいんだけどさ。。

半月ほど前に修理を試みたそうだが、
チューブのあちこちに亀裂があってムリだと言う。

きょうの夕方、暖かくなったし、私自身珍しくヒマな気分だったので
車に乗せて自転車屋に行ってみた。
歩いて数分くらいの近所だけど、休みだったら困るからまずは車で。
しかも、中高時代や、こちらに来て何年かは利用していた
もう少し近いところにあった自転車屋はもうとっくに廃業していて、
きょう行ったところは初めてか、40年前に1回くらいの店。。

自転車を店に預けて、車で帰宅して、町内に広報などを配布して。。
途中で家の前に出ていた近所の爺さんと話し始めたら、
話が長いの何の、、(笑)


・・・で、今度は歩いて自転車屋に行った。
わざとふだん通らない道を選んで歩くと、
近所でもよその町を歩いているような気分。
以前見た光景とまったく違ってるし、
こんな所にお寺あったっけ? 、、みたいな。。
ま、でもこれは近所だってよく知っているから、
遠出した気分にもなれないんだけどね。。


チューブごと取り換えられてパンパンに空気の入った自転車を貰って、
そのまま長良橋を渡り、川向こうに行って、川原町を散策した。
もう、、何と、風の心地よいこと!
橋の上から眺める川下の風景もほんとに久しぶりだし。。

川原町は、今年の2月にちょっと暇になったころから、
30何年かぶりにちょっと行ってみたいな、、と思っていたのだが、
歩いて行くにはちょっと億劫な道のりだし、、、
車で行くのは大げさだし、、どこに停めるのがいいだろう、、など、
ぐずぐずしてるうちに、葬式、新学期、、でそのままになっていた。

中学時代はよく自転車で走った道なんだけど、
あのころは、どうってことのないごちゃごちゃした感じの道だった。
本当はそうじゃなかったのかもしれないが、
中学生にはどうでもよい、岐阜公園に行く通過点でしかなかった。

鵜飼舟の発着所もきれいになり、道路もきれいに整備され、
家々も、古い町並みの景観になるように改修されたのではないか、、
と思われるほど、特別な雰囲気を醸し出す通りになっていた。
十八楼(旅館)だってこんなにきれいじゃなかったはず。。

きょうは時間が遅くなってしまったので、
自転車でゆっくり往復するだけで帰ってきたが、
またのんびり行ってみよう。

やっぱり、自転車で出かけられる休日はいいものだ。



2009年04月28日(火) 「斜陽」

朝日新聞が、4月から日曜に「百年読書会」という企画を始めて、
ナビゲーターの重松清が第1号に選んだのが、太宰の「斜陽」。
読者からの感想文を抜粋して紹介する特集で、
4月4回分の「斜陽」の読書会が先日の日曜に終わった。

まだ読んでなかったので、さっき第2〜4回の新聞を発掘して読んだ。
第1回の日の新聞は資源ゴミ回収に出してしまってもうなかったが、
ここで読むことができた。

なぜまだ読んでなかったかと言うと、
日曜日にのんびり新聞を読む心境でなかったのと、
日曜日の5ページにもわたる読書欄を読むのを避けているからである。
下手に読むと、積ん読のための本が増えすぎてしまう、、(笑)


さて、第1回に紹介されている感想にこんなのがあるのだが、、

「行動する前に悩み、それがすべてだった高校時代の私は、
 太宰のグジグジにかなり共感していた。
 けど、3人の子の母となったいまは違う。
 共感できない。いらいらする」

さもありなん!(笑)
この人と同じ感想を抱いていたわけではないけれど、
そういえば、私も、大学を卒業して以後好んで読み返したのは、
中期の、グジグジ言わない作品群が多かったような気がする。

第4回の締めくくりに引用されているのは
天安門事件の直後に読んだという来日中国人の言葉、、、

「命の危険を感じながらデモやハンストをしていた者としては、
 愛する人の子供を産むことが〈闘争〉だというかず子の戦いは
 あまりにもちっぽけで無力だと思った。
 だが、徐々に、明日を生きるためには
 このちっぽけな戦いしかないと悟った。
 価値観の崩壊から立ち直るには、新たな価値を見つけるしかない。
 その新たな価値となるものは、ありふれた自然と平凡な日々。
 私はかず子のつぶやきを何度も読み返したのだ」

終わりから2つ目の文が「平凡な日々」で終わってるのが
ちょっと解せないのだが(「平凡な日々の中の何か」とか、、?)、
ま、この人に限らず、わりと肯定的に受け止めてる読者も多いなぁ、と
全体を読んでちょっとうれしくなった。


大学時代に「斜陽」についての評論をいくつか読んだのだが、
あまりいい風には書いてくれてなかった。
「四者四様の滅びの姿」とか「絶望的な革命」とか。。
そうかなぁ、、?
それは、あなたたちの、作家のイメージもまぜこぜにした
単なる「感想」か「印象」でしょ?
私は、太宰が結末に向けて描きたかったことにこだわって、
何度も読み返した末、「三者三様の復活物語」と結論した。



2009年04月27日(月) SANGRILA3の舞台

YouTube でユーミンの歌をいろいろとたどっていたら、
こんなビデオがあった。
報道ステーションの録画かな?

あの、プールが現れたり普通の床になったりする舞台を作った、
舞台裏のレポートである。
やはり、かなり苦心の作なんだ!

さらに、この舞台をどうやって全国の各地に運ぶのか、とか、
ステージ上空のいろんな仕掛けについても取り上げてほしかった。

前半

後半

それに刺激されて、またDVDを、何曲か選んで見るはめに。。
先日新たに感銘を受けた曲の中でも、
「別れのビギン」や「時はかげろう」は容易に離れがたいな、、
と思ったり、
今まで私にとってのユーミンの最高傑作は「真夏の夜の夢」で、
YouTube でいろんなヴァージョンを見たけれど、
このステージの「真夏の夜の夢」が最高だと思うけど、
私の中でのユーミンの最高傑作が揺るぎつつあったり。。。

つまり、「人魚姫の夢」に脅かされつつある。
このライヴでこの歌を歌うユーミンの半泣きの表情が
曲とも合っていて、とても気に入っている。
ユーミンの容姿に関心抱いたことはこれまで1度もないのに、
この表情は実に魅力的だ。



2009年04月26日(日) 住職の雲水体験談

昨夜書いた住職との雑談の続きだが、まとめから先に書くと、

おおよその作法をちゃんと覚えるのに1カ月かかる。
身体も心も、作法にも慣れるのに3カ月かかる。
質素な食事に身体がついて行かなかったり脚気にかかったりして、
脱落して行く人もいるという。

1年で10〜20キロは痩せる。
「私でも10キロ痩せましたから」
彼は長身でスマートである。
太り気味の人だと20キロ以上痩せるという。
入山前に入門仲間と撮った写真と見比べて、讃え合ったりするそうだ。
(骸骨みたいになってなきゃいいんだけどね、、)


作法の中でも、特に食事の作法は覚え慣れるのがたいへんだったそうだ。
皿が7枚与えられ、食事ごとに用意する枚数と種類が違っている。
模様は同じで形だけが違う皿をその都度用意して待たなきゃいけない。
しばらくの間は、先輩の僧が前で見ていて、確認して注意してくれる。

食べてる途中でも、最年長の僧が箸を置いたら箸を置かなきゃならない。
それはお代わりの合図である。
次に最年長の僧が箸を置いて食べ終わったら、
それ以後食べ続けることはできないので、
自分の体調などと相談しながら、お代わりするかを考えなきゃいけない。


トイレに入るときは、入り口のところで着物を脱ぎ、
両膝と両肘と額を地につけて、入り口の仏さまに礼拝してから入る。
出たときも、礼拝してから着物を着る。
(我慢を重ねて洩らしそうな時はたいへんだ!)
5日に1回だけの風呂(4の日と9の日だけだと言う)の時も、同じ。


朝起きてからのいろいろをここまで話してから、
「楽しくないです、、、」
で締めくくるもんだから、皆笑ってしまった。


入門の時の話もおもしろかった。

山門に到着したら、板を鳴らして来たことを知らせるのだが、
なかなか出てきてくれない。
ずーーーと待たされた末に「意地悪な坊さん」が出てきて、
「何しに来た」とか「ここはお前の来るところじゃない」とか。。
で、いろいろと自分の決意を述べてお願いし続けると、
本当かどうか、しばらくここでもう少し考えてみろ、と行ってしまう。

もう事前に願書を出して、その許可が下りているから来ているのに、
ひどい扱いである、、、が、これも修行のひとつだとか。。

何時間も待たされていると、(2月だから寒いのだ)
今度は「もっと意地悪な坊さん」が出てきて、似たような問答となる。
それでやっと、僧堂に入る前に、旦過寮という仮の宿のような所で、
1週間の予備教育が始まる。
日常の作法などをここで教えられるのだそうだ。

「その『意地悪』はそこだけなんですか?」
「いや、全国の修行場のどこでもそうしてると思います」


今年の秋は、永平寺で2泊3日の体験修行が開かれますから、ぜひ!
と、嬉しそうに勧めてくれる。
「楽しくないです、、」って言ってたの、誰だったっけ?(笑)



2009年04月25日(土) (-人-)(-_-)/凸チーン、、のタイミング

毎週土曜の七日ごとの法要のあとは、住職と1時間近い雑談になる。
彼は若い、、からかどうか知らないが、かなり笑いの多い雑談になる。


読経の間に、どういうタイミングでリンをチーンと鳴らすのか、
きょう、ちょっと尋ねてみた。
ぜんぜん鳴らさない時間が長く続くし、
3〜4度、そんなに間をあけずに鳴らすこともある。
経文の冊子を見ていても法則性がぜんぜん見出せないし、
そうかといって、とてもその時の気分で鳴らしているとも思えない。

するとこんな答えが返ってきた。
本山(永平寺など)では、導師の他に6人の僧がいて、
それぞれが鳴り物を担当しています。
リンや木魚も、3〜4人がかりでないと運べないような大きなもので、
それを担当の僧が鳴らします。
リンを鳴らすのは、導師が立って前に進み焼香をする時です。
その動きに合わせてリンを鳴らします。
私たちはそれをひとりで全部やらなきゃいけないもんですから。。

ん、、、? と即座に合点がいかなかったのだが、
要は、その本物の法要のイメージに合わせて鳴らしてるわけ?

うーん、、、私には思いもよらなかった話。。


彼はさらにこんな話もしてくれた。
鳴り物は1日の中の時間を知らせる時も、いろいろ使われる。

例えば、修行の時などは、起床は3時なのだけれども、
時間係が鈴を鳴らしながら回って、それで皆起きて布団をたたみ、
顔を洗いに行って、坐禅に入る。
梵鐘が鳴り響くと坐禅が終わり、朝の勤めへ。。
朝食の前には、板が打ち鳴らされる。
そうした、決められた「音」が時間を告げるのだと。。

話はさらに、修行時期の苦労話になったが、これはまた明日にでも。。



2009年04月24日(金) 地球温暖化対策への疑い

このところ、、寒い。
寒いといっても、重ね着・厚着をしても震えるなんてほどじゃないが、
この季節の常識的な衣服では寒い、って感じだ。

なぜ?
温暖化じゃないの?
そういえば、先月の今ごろも寒いって言ってたような。。
先月の中旬ごろが妙に暖かかったんだったかなぁ。。


で、去年の洞爺湖サミットのころに聞いた、
温室効果ガスの排出量の取り引きの話を、胡散臭い思いで思い出す。
京都議定書で定められた各国の削減目標について、
排出量を超えてしまったら、排出枠内に抑えることのできた国から、
排出権を買い取ることができる、というので、
それがビジネスのようになっているという話であった。
地球全体の排出量を減らすために苦肉の策なのかもしれないが、
本当に減らす気があるのか、なんて思ってしまうし、、、

そもそも、排出量なんてどうやって計るのだろう??と、素朴な疑問。

先進国は減らさなきゃいけないが、途上国は増やしてもいい、
なんてのもおかしな話だし、、
排出権の売買なんてのもおかしな話だし、、、

そもそも、京都議定書は、08〜12年の5年間の排出量を、
先進国全体で、90年の排出量より5%減らすことを目的としたが、
たった5%の削減を、5年間限定で行うことが、
これから何百年も懸念されるはずの地球温暖化にどう貢献するのか、
ずっと不思議だった。
−5%で地球が救えるのだとしたら、5年間じゃなくて、
永久に−5%を続けなきゃいけないのでは、、? という素朴な疑問。

それに、08年〜12年の排出量を、
日本の場合だと1990年の基準値の−6%にしなきゃいけないのに、
07年の日本の排出量は、90年の+8.7%だという話だ。
京都議定書から10年間は準備努力期間ではないのか?

しかも、今年に入って、休日の高速道路1000円均一策である。
大いに車に乗って、ガソリン使いまくりなさい、という政策である。
電車などの割引にすべきではなかったのかと思ったり。。。


そんなことを、曖昧な知識をもとにごちゃごちゃ考えていたら、
何かしっかり読んでみたくなって、図書館(学校の)で探した。
あんまり入れてないんだなー、、、うーん、、、と、
「地球温暖化論のウソとワナ 史上最悪の科学スキャンダル」
という本があった。
探してたのはこういう本ではなかったんだけど。。。

どうやら、極めて乱暴にまとめてしまうと、

地球の気温は主に太陽の活動が決める自然現象で、
人為による影響などは微々たるもので、
実際、太古から地球は温暖化と寒冷化を繰り返してきた。
現在の地球温暖化自体、温暖化なのかを疑うこともできるし、
人間の営みによる環境破壊だと訴えて提案されている改善案には、
さまざまな問題があると挙げることもできるし、
それによって利益を得る人がいるから喧伝されてるだけだ。

というような趣旨らしい。

さまざまな疑問を胸に、しっかり読んでみなければ。。

(実際問題、国としてあまり真剣に取り組まれてないのは、
 ガス削減が効果なしということを、為政者も認めてるからかも、、
 なんて疑いも生じてしまう)

かつて、ダイオキシン問題の時に、
大げさだ、騒ぎすぎだ、と腹立てたこともある私としては、
何か共通したものを感じ取ってしまったので。。



2009年04月23日(木) 久々に加古隆のピアノ曲を聴く

よく聴いていたのは数年前、、ぐらいに思ってたのだが、
この塵語で検索してみたら、2002年の3月には10枚ほどのCDを
持っていたようだから、10年くらい前なのかもしれない。
塵語にほとんど書いてないようだから、これを始める前だったらしい。

初めて聴いたのは、ソニー・クラシカルという、
クラシックの名盤を100枚売り出した中の1枚だった。
「ジブラルタルの風〜加古隆ピアノ・ソロ・ベスト」というCD。

1曲目の「ジブラルタルの風」が聞こえ始めた時から、
こりゃハマりそうだな、と思ったことを覚えている。
実際、この曲には1回聴いただけでハマってしまった。
続く「ポエジー(グリーンスリーブスの編曲)」でも、
中間部に、「ジブラルタル」的な独自の音楽を作っているし。。。

サティーとドビュッシーの趣を混合させたような曲もあるし。。
現代のショパンと呼びたくなる曲もあるし。。(「夜に」とか、、)
メロディーよりも、響きの美を追求したような曲もあるし。。
ちょっと難解で、親しみにくい純クラシックみたいなのもあるし。。
とっつきにくく始まって、ポップス・ムード・ミュージックに転じ、
複雑なカデンツァを伴うようなのもあるし。。。

もちろん、ドラマや映画の音楽も手がけてるから、
親しみやすさ第一の曲もある。

多彩。。。

「白梅抄」や「パリは燃えているか(「映像の世紀」の音楽)」に至り
完全にハマってしまったのだった。
今一番好きなのは「白梅抄 − 亡き母の」かもしれない。

今夜、3〜4枚のCDを抜き出していろいろ聴いているうちに、
また全部聴き直して、魅力の全貌を確かめてみたくなった。

ひとつの曲を、オーケストラと一緒にやったり、
他の楽器や声と一緒にやったり、ピアノのみで演奏してみたり、、
それぞれに応じて、テンポや演奏スタイルが違っていたり、、
というのも、この人の演奏を聴くおもしろさである。



2009年04月22日(水) 吹奏楽ポップス曲探し

今年の「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」のCDが届いた。
(発売日より1日早い)
毎年1枚(約10曲)出て、楽譜も全部出るので、
もっとも頼りにしているシリーズなのだが、
このところ、年々趣向に凝りすぎて使いにくくなっている。
去年は3曲採用したのだが。。。

今年は、夕食後1度聴いた限りでは1曲しか使えそうにない。
もっとも、数回聴くうちに考えを変えて増えることもあるのだが。。

9時からのTVドラマの「臨場」を見てから、
ミュージックエイト社とウィンズスコア社のサイトで、
販売楽譜のチェックをした。
夢中でやっていたら、いつのまにか日が変わっていた。

半年近く訪問してない間に、音源が充実していてありがたかった。
(特にミュージックエイト社)
ちょっと前までは、出版譜の紹介文を読んでの賭けだったのに、
競うようにして、実際に演奏されたものを聞けるようにしてある。


昔は苦労したものだった。
私は時々上京して、銀座のヤマハとか山野楽器や、
国立市の国立楽器に出かけた。
国立楽器にはオリジナル楽譜(作曲も編曲も)が売られていて、
興味深い新楽譜が置いてあった。
音の出ないスコアを何度も何度も眺めては、検討したものだ。

今はインターネットで出版譜の状況がわかるだけでなく、
実際に演奏したらどんな感じに聞こえるかまで配慮してくれている。
知らない曲でも、ちょっと演奏してみようかと思ったりするし、
知ってる曲でも、これだったらいらない! と思ったりもする。


とりあえず、ミュージックエイト社に、
「おくりびと」と「ガリレオ」のメインテーマの楽譜を頼んだ。

この会社は昔から編曲リクエスト曲を受けつけているので、
ユーミンの「人魚姫の夢」をリクエストし、
できたら、先日気に入った数曲も加えて記して、
「シャングリラ3ハイライト」のメドレーにしてください、と
リクエストしてみた(笑)

後者は通るわけないわ、、(笑)



2009年04月21日(火) 知らなかった、、、ピアニスト、、

一昨夜、ユーミンの最新アルバムを探しにアマゾンに行ったら、
お奨め商品欄に、中村由利子の「微笑みの軌跡」が出てきた。
今までに注文した品物をもとに、傾向を見極めて推薦する
ネット通販特有のサービスである。
何年か前までの、店に買いに行くしかなかった時代だったら、
よほど店員と仲良くならないとなかったサービスである。

お奨め商品欄には、CDのケースの表が写っている。
その写真を見て、ついつい興味をもってしまった。
何と美しいお顔、、、(笑)
顔でCDを買うのはおかしなものだけれど、
買って! 買って! と言われてる気がして、
本来のユーミンのCDにたどり着く前に買い物カゴに入れてしまった。


久石譲のヒーリング・ピアノから始まって、
加古隆や倉本裕基のCDを何枚も買い込んで聴いてきた。
西村由紀江を熱心に奨めてくれる友人もいて、
何曲かは気に入ったのだけれど、これはちょっと私には物足りなかった。


今夜、先にユーミンの新アルバムを聴いて、
最後の「人魚姫の夢」は何度も繰り返し聴いた後で、
こちらのCDを聴き始めたら、、、おお、よいではないか!

1曲目の、ジブリ短編アニメのための音楽に、ハッとし、
それから続く2曲ほどにも、魅力を覚え、
4曲目の韓ドラのために作られた曲にいっそう魅せられ、、、

悲哀感の漂う短調の曲が少ないにもかかわらず、
こうして美人ピアニストの虜になってしまうのだった。。。
音楽の展開の仕方が、時折意表を衝きながら、
ぜんぜん不自然さを感じないように展開されてるところもいい。


それにしても、彼女はデビューしてもう20年を過ぎるそうだし、
アルバムも30枚以上出してるそうだし、
それなのにどうして今まで知らずに来たのだろうか?



2009年04月20日(月) 結局、また、、

SHANGRILA3 を見始めたら、最後まで見てしまった。

すごいステージだ、これは。
見ていても、聞いていても楽しい。
1回目は驚きの連続で、見た後が混沌だったけれど、
2回目はちょっと冷静に、その趣向の妙味を味わうことができた。

「朝陽の中で微笑んで」のハイワイアーは余計だと思ったけど、
間奏部分で突然噴水が乱れ、デデューがイルカのように泳ぎ始めるのが
とても美しく、印象的だった。

それから、「Save Our Ship」では、
棒を使っての美しい倒立演技が入るのだけど、4人組の1人は、
ユーミンがピアノで弾き語りするグランドピアノの上で演技をし、
曲の最後ではいくつもの光の筋のなかで、ピアノごと昇天してしまう。
実に美しい演出である。
その後、「SHANGRILAをめざせ」で、大騒ぎの演奏。。。
その直後に、ユーミンの歌とは関係ない空中ブランコが始まるが、
そのBGMが何とも言えずいい雰囲気である。
そして、最高に盛り上がる「真夏の夜の夢」に突入。。

このDVDを聴いていて、新たにとても気に入ったのが、
「ハルジョオン・ヒメジョオン」
「別れのビギン」
「Northern Lights」
「時はかげろう」

いつごろのアルバムに入っているのか、まだ不明である。

「人魚姫の夢」はきょうで3回目だったが、
ティッシュペーパーが必要になった、、(泣)
明日、CDが届く予定なんだけど。。。



2009年04月19日(日) Yuming 再発見・再確認

ここ2〜3日、聴くのはユーミン三昧になっている。

2〜3日前に手に入れたベスト盤CDは
・荒井由実スーパーベスト 1972-1976
・ユーミン・バラード・ベスト Sweet, Bitter sweet  

すでに持っていたNeue Musik も入れると、
2枚ずつの間でかなり曲がダブってしまうのだが、
「ロッジで待つクリスマス」の入ってるのが欲しかったので、
バラード・ベストの盤も手に入れたわけ。。

荒井由実時代のを改めて聴いてみて、
大学時代のあの否定的だった時代にちょっと気に入ってたのは、
「あの日にかえりたい」だけでなかったのを思い出した。
前回ちょっと話題にした「朝陽の中で微笑んで」もなんだけど、

「雨の街を」
「魔法の鏡」
「瞳を閉じて」
「海を見ていた午後」
「ベルベット・イースター」、、など。。

懐かしい。。。

あのころ、題名知らずに聴いてたから忘れてしまっていたようだ。
これらを今聴き直してみると、嫌いな声が聞こえてくる時間が少ない。
「海を見ていた午後」など終始囁き声だから、いい感じ、、(笑)

 (そういえば、Shangrila3 の特典映像の中に、
  たぶん最終公演のラストだろうと思われるのがあって、
  「ひこうき雲」をとても感動的に歌ってたなぁ、、)

でも、例えば「雨の街を」の

♪誰かー やさしく 私のー 肩を抱いてくれたらー♪

のところとか、
「ロッジで待つクリスマス」の

♪きみの きみの声の こだま追いかけー♪
♪やがて 響きわたる 花火のおとをー♪

のようなところの声は、許せんなぁ! という感想になってしまう。



ユーミンの声がほとんど気にならなくなったのは、
90年代に入ってからのようだ。
「真夏の夜の夢」「輪舞曲」なんて、むしろいい声に聞こえる。
「春よ、来い」でも、昔の声の名残があるけれど、いい声に聞こえる。

昔からのファンは、そんなのユーミンじゃないって言うかも、、(笑)


さてさて、この勢いで、また1枚、、
Shangrila で歌ってた「人魚姫の夢」を聴きたいから、
最新アルバムを買おうかな、、と思っている。



2009年04月17日(金) SHANGRILA3 を見た

一昨日、そういえばCDで持っているユーミンのアルバムは、
Neue Music というの(キューピーみたいな人形の写真の)だけで、
他は、もう聞くすべのないカセットテープしかないことを思い出して、
ベスト盤を2種類注文した。
そのついでに、ちょっと魔がさして、
SHANGRILA3 のDVDも注文に加えてしまった。
題名を見ただけでわかる曲が4曲しかないのが不安だったが、、
つまり、知らない曲がほとんど。。。

もう、、ひたすら驚く限りのステージ。。
シンクロナイズドスイミング、ダンス、アクロバットダンス、
空中ショー、サーカス、ワイアーアクション、、、
ステージ上にプールができたり、噴水が乱舞したり、炎が上がったり、、
光と水とアクションの大パフォーマンス。

初めて聞く曲ばかりでも、目はステージに釘付けで、
歌にも聴き入ってしまう。
ステージ構成も演技も、実に完成度が高い感じがした。
(ただ「朝陽の中で微笑んで」の時のハイワイアーは余計な感じが、、)

とりわけ、終わりから3曲目の「真夏の夜の夢」の盛り上がりが最高。
次の「人魚姫の夢」も「Carry on」もしみじみした曲だけど、
「Carry on」の途中で、出演者紹介、、、ロシア人の名前を、
50人近くも何も見ずに紹介するのにもびっくりしたが、
それから最後の歌に至って、つい涙ぐんでしまった。

ラストは、シンクロの主役を務めていたヴィルジニー・デデューの
泳ぎで締めくくるなんてのは、実に憎い演出だ。



一昨夜だったかのユーミンの番組でも思ったのだけれど、
ユーミンの声もかなりおばさん声になった、
おばさん声になるにつれて、気にならなくなったのかもしれない。
そして、荒井時代に較べると、歌声に表情がついてきている。
ハイトーンはかなり苦しそうになっているんだけど。。

きょう、車の中で、初期のころのベスト盤を聞きながら、
やっぱりこの頃の声は嫌いだな、、とつくづく思った。
でも、曲が「朝陽の中で微笑んで」になった時、
ハッ!! とするほどの感動を覚えた。



2009年04月16日(木) 心地よい女刑事!

昨日の9時からの「臨場」は、原作のイメージとの違和感もあり、
もう2〜3回見てみないと何とも言えないな、、と思ったのだが、
今夜の10時からの「BOSS」はよかった。


「臨場」はタイミングが悪かったかもしれない。
先日までやっていた「VOICE」の二番煎じみたいな印象になったし、
「VOICE」が、視聴者を泣かせることにこだわってたのに対し、
その死にまつわる人情よりも、
現場の真実を追究する検屍官の思いが主眼になっている。
それもいいのだけれど、特異なキャラを描こうとする演出が、
いろいろな雑音も生み出していて、展開がいまいち。。。


今夜の「BOSS」は、「相棒」と似たような部署の話である。
キャリアを捨てた女刑事が、数年間のアメリカ研修の後、
帰国して警視庁の特別部署のボスとなるが、
集められた部下は、各部門の余計者ばかり。。。
最初から、不要な部署の烙印付きで、邪魔物扱いされる。

しかし、快刀乱麻のごとき推理と、てきぱきした捜査方針、、、
最後は、心理学的な裏付けのある取り調べ、
さらには、刑事として演技力を駆使しての大逆転。

「相棒」のおっとり落ち着いた緻密な推理の魅力とは違う、
スピード感のある、緻密な推理と作戦の魅力である。
今後の展開がとても楽しみなドラマである。



2009年04月15日(水) 赤血球の異常とは、、??

10日前の定期検診の結果が来た。

ほとんど正常値の範囲内にとどまっているし、
4年前まで3年間ほど、不整脈で要観察だったのが、
この3年ほどは心電図の結果にも「正常範囲内」と書かれている。
ただ、毎日酒を欠かさない身としては、
肝臓関係の数値が今回わずかながら上昇しているのが気にかかる。

それ以上に気にかかるのが、
今回初めて、診察&治療勧告が出たことである。
診察&治療勧告なんて初体験だから、(◎◎; だった。

赤血球数、基準値400〜539 に対し、
2年前387、去年371、今回354。

2年前に養護教諭に、この赤血球が少ないとどうなるのか聞いたら、
よくわからないけど、貧血症?? などと答えてくれたが、
この30年近く、貧血で倒れたなんて経験はない。
20代、30代のころ、時々悩まされていた立ちくらみというのも、
ここ10年以上経験していない。

赤血球数以外に異常値だったのは、MCV・MCHだけど、
(MCV 基準値82.7〜101.6 に対し、113.3。
 MCH 基準値28.0〜34.6 に対し、37.6)
これは裏面の説明にはぜんぜん載っていなかった。
ググルってみると、こんな解説があった。

*****************
MCV は、ヘマトクリットを赤血球数で割ったもので、赤血球1個の大きさを示します。
MCH は、ヘモグロビンを赤血球数で割ったもので、1個の赤血球中に含まれるヘモグロビン量のことです。また、ヘモグロビンをヘマトクリットで割って得られる MCHC は、1個の赤血球中に含まれるヘモグロビン濃度を示します。貧血の場合、MCV, MCH, MCHC を計算すれば「貧血の種類」がわかります。
*****************

MCVは去年基準値を超えた。
MCHは今回基準値を超えた。
MCHCは今回は基準値の範囲のほぼ中間である。


うーん、、いったいどういうことなんだろう??
妻は、突然やってくる貧血は怖いんだよ、と脅すのだが。。。



2009年04月13日(月) 私にとってのYuming

ちょっとした会話の話題にユーミンが出てきて、
懐かしくなって聴きたくなった(ので、聴いた)。


大学時代に、同じ下宿(四谷)にいた新聞学科のNくんが、
いつもユーミンを聞いていた。
彼の部屋が我々大学生同居人(3人)の溜まり場になっていたので、
ほぼ毎日のように聞かされたわけだけれど、私はその声が嫌いだった。
声だけでなく、歌の表情が乏しいのも許せなかった。
「あの日に帰りたい」だけはとても気に入ってたけれど、、声が、、(笑)


ユーミンを好きになり始めたのは吹奏楽をやり始めてから。。

卒業式の演奏を依頼されるようになって、卒業生退場の音楽に
「卒業写真」と「魔女の宅急便」の「風の丘」を定番にした。
堅物で融通の利かない教頭でさえ、
この選曲にわざわざ好意的な感想を言いに来てくれたほどだから、
いい選曲だったのと自分でも思う。
(ちなみに、入場時はXjapan の曲を編曲して演奏していた)

でも、あのころ私にとって「卒業写真」とは、
ユーミンの曲というよりはハイファイセットの曲だった。


20年ほど前に市吹で振るようになり、
吹奏楽に編曲された「ユーミン・ポートレイト」をやった時、
その魅力的なメロディーに、練習ごとに惹かれて行った。
そのメドレーの曲目は、

翳りゆく部屋〜あの日に帰りたい 〜リフレインが叫んでる 〜
朝日の中で微笑んで〜卒業写真〜中央フリーウェイ

実に魅力的なメドレー作品だった。
それから、ユーミンの曲を積極的に聴くようにもなった。

次にこのメドレーを演奏したときには、
「中央フリーウェイ」の編曲が騒々しすぎるとの感想から、
(歌自体は嫌いじゃないんだけれど)
「卒業写真」と「中央フリーウェイ」を、
「春よ、来い」と「真夏の夜の夢」に差し替えた。


そんなわけで、私の、ユーミンの格別気に入り曲はこんな感じである。

あの日に帰りたい  (不滅ですね、これは、、今も共感)
リフレインが叫んでる  (何か張りつめた雰囲気)
翳りゆく部屋  (重厚なメロディー)
埠頭を渡る風  (これも何か張りつめた雰囲気)
卒業写真  (「仰げば尊し」より卒業式にふさわしい)
ロッジで待つクリスマス  (美しい、、すばらしい!)
春よ来い  (ピアノ伴奏だけでも泣けてしまいそう、、)
輪舞曲(ロンド)  (傑作!)
真夏の夜の夢  (大傑作!)


輪舞曲(ロンド)だけ、まだ吹奏楽で演奏してない。



2009年04月10日(金) 暑くなった

昨日までは晴れの日が続いてるといっても、
陽射しだけがじりじりと暑い、という程度で、さわやかだったが、
きょうは、陽射しがじりじり照りつけるだけではなくて、
まわりの空気も熱気になってしまっていた。
室内まで熱気がむんむん、というほどの暑さでなかったのが幸い。

気温は26〜7°まで上がったようだ。
もう3日くらいこんな調子だと、30°くらいにまでなったりして、、
なんて、ありえない!

でも、この3〜4年、桜が咲いてからいったん冷え込みながらも、
暖かくなると、きょうのような熱気むんむんになってたような気がする。
もわ〜っと暑い中を花見に歩いてた記憶がある。

それ以上に、この時期に太陽がじりじり照りつけるのが異様だ。
この時期の陽射しは、もうちょっとぼんやりしてなきゃいけない。
いつぞやも、冬のくせして陽射しが眩しすぎることを書いたのだが。。
陽射しが強くてさわやかな日々は、5月に取っておいてくれないと。



2009年04月09日(木) 湧き出る仕事

1カ月半ほどのんびりしていた後の多忙は、なかなかつらい。
このゆとりある1カ月半は、次々に仕事が片づく快感があったが、
今は、まだ何も片づかないうちに、
あっちからもこっちからも、仕事が湧き出てくる。
やっとひとつ片づけたと思うと、3つくらい湧き出てくる。
きりのない多忙の連鎖。。。

去年のこの時期もそうだったけれど、
土日はやっぱり休めそうにない。
昼寝すらさせてもらえそうにない。
七日ごとの法要もあるし。。

本読むのもDVD見るのも、今週に入ってから中断。
そんな時間があったらとにかく仕事しろ! って感じである。



2009年04月07日(火) 愚かな、、、初の体験

昨日、入学式が始まるのを待つ間、校庭の桜並木の下を歩いた。

遠景の、雲海のような桜の光景も好きだけれど、
また、桜並木の下に立って、広漠と眺めるのも好きだけれど、
やはり近景がもっとも美しさを発揮する。
桜の花が集まって球形をになったのが、ぽこぽこと集まっている姿。

それにしても、なぜ葉が出るより先に花が華やかに咲くのだろうか?
自らの美しさを発揮するため、としか考えられない。
葉が先に出ていたら、これほど人々に愛されたかどうか、、?
枝が配色上グロテスクなのもそのためだろうか??


・・・なんて、呑気に花見していられたのは入学式前だけで、
入学式が始まって以降は、もうやることだらけの多忙な2日間。

きょう、帰って仕事しようと思って、5時半に職員室を出、
玄関に来たところで、去年転勤して行った人がいたので、
鞄を床に下ろして、ちょっと立ち話をして、
それから門の外で煙草を吸って(敷地内禁煙である)、車に乗って、
夕方ながらなかなか順調に走れて、我が家が近づいたころ、
ちょっとコンビニで買い物しなきゃいけないことに気づいて、
コンビニに寄って、店に入ろうとして、
おっと、眼鏡をかけてない(と、商品の字が読めなかったりする)のに
気づいて車に戻ったら、、、、、鞄がない!!!


あーー、あの玄関に忘れてきたーー!!


仕事の資料も入っているし、何と言っても、眼鏡(2種)も鞄の中で、
眼鏡なしではもうPCも新聞もお手上げなので、職場に引き返した。

片道約25分、、夕方だからそうは行くまいと思ったけれど、
予想以上に空いていたので、そう不愉快にならずに往復できた。

それにしても、鞄を忘れて帰るなんて、、、
27年間の教員生活でも初めてだと思うし、
小学校1年生のときから数えても初めての愚行に違いない。



2009年04月06日(月) 入学式でのちょっとした驚き

・・じゃなくて、入学式の後の、
保護者だけのPTA入会式での驚きだった。

入学式が終わると、生徒たちは教室に戻って、
あれこれと事務上の書類を提出したりクラス写真を撮影したり
するわけだが、保護者は体育館に残ってPTA入会式。
その中にPの役員と分掌主任の紹介というコーナーがあって、
図書主任の私も、一応前に座って、紹介まで待たなきゃならない。

その間、ざーーっと保護者席を見渡しているうちに、
新入生たちの母親の多くに、若さを感じてしまった。
もちろん、我々より老けた感じのする母親や父親も散見するのだが、
全体的には何となく若い印象を受けてしまった。
太刀打ちできないほど若い感じの人も見えてしまって、、(笑)

あっ! ・・・と思ったのだった。

教員になって何年かの間は、こういう機会でも保護者面談でも、
じーさんばーさんばっか、、と言うのは言いすぎにしても、
おっさんおばさんばっか、、、と思ったものだった。


寄る年波には勝てん。。。
心だけは若いつもりだったけど、
心もいつの間にかそんなに変貌を遂げていようとは。。。

ちなみに、数年前、転勤したてで2年間担任をしてた時は、
ほとんど同年代の同志的な気分で面談をしていたと思う。
それは、実際同年代の子どもを抱えていたからで、
先のような心的変貌に驚くような意識はなかった。

どうも、、50過ぎるといけませんねぇ。。。

同級生にたまに会って老いたことを痛感し、
同年代の同僚を見たりもしているうちに、
こんな変化が自然と起きたんだろうなぁ。。。



2009年04月05日(日) 雑用片づけの休日

きょうは、先週やろうと思っていた雑用片づけ。。

タイヤの交換、洗車、資源ゴミ回収の準備、各種振り込み、、、
もう1台のタイヤ交換、買い出し。。。

ま、タイヤ交換も洗車もガソリンスタンドに持って行って、
やってもらってる間に本でも読んでるだけなんだけど、
ガソリンスタンドだけでも1時間ほど拘束されるし、
タイヤの積み下ろしはあくまでも慎重に、、(腰痛警戒)
オデッセイのタイヤってこんなに重たかったっけ、、? と、
何か妙に重く感じられたのは、体力が落ちてるせいか、、?


さあ、ちょっと休憩に帰って来たけれど、もう一踏ん張りしなければ。
あとで部屋の片づけもできるだけしておかないと。。

明日から忙しいもんなぁ。。
しばらく生ぬるいような日程で過ごして来たから、
明日からの生活に耐えられるだろうか。。。



2009年04月04日(土) 老成しつつある24歳

そうそう、、父の死で書く余裕がなかったのだけれど、


白鵬10回目の優勝、3回目の全勝優勝!!


4年前から、貴乃花の次の横綱として応援し始めたのだが、
これほどズバリと当たるとは我ながらびっくりである。

でも、最近の白鵬の取り口を見ると、
かつて思い描いていた横綱白鵬の像をはるかに超えている。

相手の攻撃を受け止めながら、自分の攻撃へと転じて行く、
がむしゃら相撲の横綱朝青龍とは格段の風格の差がある。

この若さで、こんな老練な相撲を見せてもらっていいのだろうか?



2009年04月03日(金) 暖かくなった

きょうの午後、やっと外を歩いてて暖かいと感じられる陽気になった。

寒くなったのいつだったっけ、、? と日記を遡ってみたら
25日だったようだから、きょうで10日目になる。
1週間以上桜の開花を押さえつけていたわけだ。

桜もあちこちで満開だなぁ、、、、と思ったら、
近寄って眺めてみると、まだ開かない蕾がたくさん残ってたりして、
一挙に満開という感じではないようだ。

明日は天気が悪いようで、本格的に暖かくなるのは明後日以降らしい。
月曜日が入学式で、ちゃんと入学式の光景に満開の桜があるよう、
お天道様が演出してくれているようだ。



今夜は、転任者の歓送迎会(全職員での宴会)なんだけど、
一応忌引きの休暇中なので遠慮する形で欠席。
一昨日の朝ときょうの昼前と、
私専用の仕事の時間だけ仕事には出たんだけどね。。



2009年04月01日(水) 初めてのありがたきお坊さん

私は坊さんに敬意を抱いたことがない。
そりゃあ、子どもの時にはそれなりの躾をされていたので、
子どものころから敬意を抱いてなかったとは言わないけれど、
成長するにつれて、儲かる商売人ていどにしか思わなくなった。
今までいくつもの通夜・葬儀に参列したわけだけれど、
その僧侶観はぜんぜん改善されなかった。

だから、今回の父の葬儀に関しても、
誰でもいいから、葬儀屋が頼みやすいところを頼んでもらった。
若いお坊さんですけど、、、という葬儀屋のお断りにも、
いいよ、誰でも、、、という気持ちで承知した。



彼が枕経に訪れた初対面の時、その精悍な姿に驚いた。
読経が始まって、その声の響きに惚れ、凛々しい横顔に惚れ、
指の長い合掌の姿の美しさに惚れた。
枕経が終わり、実務兼雑談に入った時、読経の声とは違って、
実に軽いざっくばらんな口調に驚いた。
お布施の金額も、戒名の金額もさらっと自分から言ってくれるのも
どういう時に渡してほしいかも話してくれるのもありがたい。

それ以上にありがたかったのが、通夜と初七日の法話である。
通夜の時には、通夜・葬儀・その後の法要の意味を中心に、
とてもわかりやすく話してくれた。
初七日の時には、戒名の構造と意味について、
これもまた、とてもわかりやすくありがたく話してくれた。
私も含めて教員連中だって、これほど美しく話せる奴はいない!
と思わせるほどに。。。
今までにも、通夜の法話を聞いたことがあったけれど、
これほど心に響く法話を聞いたことはなかった。

その法話を、きちんと再現できるほど覚えていないのが残念だ。


母の妹たちや母の弟の嫁であるおば(あ)さんたちも、
この2日間ですっかりファンになったらしく、
四十九日は絶対来るからちゃんと連絡して! だったそうだ。
親戚中でもっとも口うるさくいばっている母の末弟でさえ絶賛していた。

私はイエス・キリストのファンだけどキリスト教徒でもないし、
仏教徒でもないし、神道にもなじんでないので、
死んだときには無宗教でやってくれ、などと言っていたのだが、
彼なら自分の死後を委ねてもいいと思い始めたのだった。


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