父に「今頃読んでるの?」と小馬鹿にされつつも(彼は、こんなの高校1年くらいで済ませておくべきだ、と言うんですね)、ドストエフスキーの「罪と罰」、読み終わりました、はい。もちろんまだ一度目です。 岩波文庫。訳は江川卓氏。 おもしろかったです。主人公はもちろん、ドゥーニャもポルフィーリイもラズミーヒンも他の人物達もすごく魅力的で。各々のセリフも見事だし。劇で見てみたいなぁ。
解説(江川卓)で、二葉亭四迷の「浮雲」も影響を受けてると言われてて、そう言われれば少し似てるなぁと思ったり。でも私は、思わず庄子薫の小説を思い出しつつ読んでました。 父は今頃(18にもなって?)罪と罰かい、と言いますが、これを3年前に読んでたら、庄子薫の代わりにドエトエフスキーにずっこけてたかも知れないじゃないか。そしたらなかなか大変かも。いや、完成度が高い分、孫悟空度も高くなったかも知れないって・・・。(私の言う孫悟空度とは、つまり彼が得意になって空高く飛んだつもりが、お釈迦様の手の上から出ていなかったという話のような、切なさというか無力感度のことです。いきなりごめんなさい。) いや、どっちがいいのかなんて分からないし、もしもなんて言う意味も無いし、そもそも出逢いってこういうものだと思うけど。 しかし、この完成度(とスケール)でこんなにバッチリ核心を突かれると、影響受けない方が難しいような。 いやもっとも核心と言っても大して読み込んだ訳じゃないし、聖書との関連なんてさっぱりだけど。それでも、主人公の無闇なプライドの高さとか、頭のいい予審判事のアキラメぶりとかは個人的に切実。
・・・。 なんだか、また非常にどうでもいいこと言っててごめんなさい。
宮崎駿にかぶれてる(自分で言うんだからそうなんだろう)弟によると、 「耳をすませば」は、今の少年少女への挑戦状らしい。『どうだ、こういう(純情な)こと言えるか!』という。 私としては「言いたくないわぁこんな恥ずかしいこと!」と叫びたくなるんですが、どうでしょう。
というのも。 先週末、塾でお世話になってた国語の先生のお宅に友人たちとお邪魔しまして。 街を一緒に散歩したり(ちょうど春祭りなるものをやっていたらしい)、お手製のカレーを頂いたり、お喋りをしたり、いやはやとても嬉しかったのです。 いやそれはいいんですが。 何を思ったか先生、「耳をすませば」を見ると、主人公が私なんじゃないかと思うと。立花隆が声当ててる主人公の父親も、すでに私の父のイメージだと。そうのたまわれまして。 もちろん「私あんな恥ずかしいこと言いません!」と叫びましたが。はい。
え?いやそれだけです。
別に今更嘆いてみなくても、精一杯目を凝らしても曇ってることには変わりないんですが。 ぼーっとしてると、なんだか曇ってることすら分からなくなると言うか。
新聞やテレビでやってることを鵜呑みにせず、しかしガタガタけなすだけじゃなくまともに考えるとか。 自分で見たものの感想をまともにかくとか。 友人のカキコにまともにレスするとか。
別に斬新なことじゃなく普通のマトモなことやるのにも、私はえらくエネルギーを使うのですが。 ということはつまり、こんなこと書いてると、数学やる心理的余裕すらもなくなってくるということなんですが。あぁぁぁ。 やっぱり、高3のとき何やってたのか、と聞かれたら「日記つけてました」と言うしかない気がするわ。
最近何かをけなすことが多いですけども、やっぱりこれも余裕がないだけですね。 けなすのは簡単。出来合いものから選択するのも簡単。 けれども、よいものに直すのも、選択肢をひねり出すのもなかなか大変で。
たとえばの話、朝日の土曜版は、色んなジャンルの記事を集めてきてるけど、それぞれの内容はその辺の雑誌にいくらでも書いてあるようなことばかりで(むしろそれ以下?)なんだかちっともおもしろくないとか。 けなすのは簡単なんだけど。あれはどう手をつけたらましになるのか。ちょっとわからん。 まずは個々の記事の密度を高くしてほしいけど。
| 2002年05月03日(金) |
サイモン&ガーファンクル |
今日初めて聴いてびっくりしました。 いやなんで今日まで知らなかったのかも謎ですが。 おしゃれだし。うまいし。 なんだかこれ聴いてると、今BSでやってる30年前の日本のフォークなんてださくてやってらんないし、最近の例えばスピッツとかもどうでもよくなってしまうような。 歌詞カードがないのが残念。探すか。
あぁそういえば。びっくりといえば。 郵便局で「いらっしゃいませ〜」と言われてしまいました。 中公文庫のフェアにさりげなく「赤頭巾ちゃん気をつけて」が入ってました。 本屋にまで「さかなさかなさかな〜さかなを食べると〜」が流れてました。
まぁともかく。 母に頼まれて、さっきまでパソコンで名刺作ってたんですが・・・。 お手本にと他の人のを見ていると、その人のセンスがよくわかるんですね・・・いやはや。 すっきりとしてすてきだったのが、炭芸家と建築士の方々。ただのシンプルからは一歩抜け出ていて。さすがのバランス感覚という感じ。 ちょっとおもしろいのが、某飲み屋さん。かすれた字体がすてき。 和紙や木を使って作ったのもあって、それはそれですてきだけど、やっぱり字体とレイアウトが大きいなぁと思いました。 私も炭芸家さんを真似して作ってみたけど、どうもださいのだなぁ。力量がいるらしい。困った困った。
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