西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2003年07月20日(日) 人間の、変わっていく所、変えられない所。『DRIVE ドライブ』

SABU監督の『DRIVE』。ヒマができて、ようやくレンタル。
あいかわらず、この監督の人物の描き方は、わたしのツボに入ってくる。
人間へのまなざしの角度が、自分と近しいのかもしれない。
人間のどういうところを愛しいと思うのか。
面白いと思うのか。
とか、たぶん、そんなあたりが。

柴咲コウも、テレビドラマと違い、
クセのない演技で好感度、高。
順序が逆になったが、主役の堤真一。
なんで、あなたは、SABU監督の映画のときは、
そんなに面白いのか。好感度、高+。
ジョビジョバ、ピエール瀧ほか、おもしろゲストもいっぱい。
個人的には松尾スズキ@ボールペン芸が、好感度、超高。

全体的には、アバンギャルドなところは、全然なくて、
オーソドックスなロードムービー(だと思う、一種の)&ラブストーリー。
旅?のはじまり(ファーストシーン)の主人公と、終わり(ラストシーン)の主人公の、
変わっていく部分と、変えられない部分の描き方のさじかげんが絶妙で、
なんだか、ほのぼの、いい気持ちになりました。

人間ってものは、そんなにかんたんに、持ってうまれた性格は変えらないけれど、
着ていた服を着替える程度には、変えられるのかもね。


otozie |MAIL