やくざ風味の日記
DiaryINDEXpastwill


2001年08月19日(日) 夏の午後

注意:この日記は8月7日(火)も日記内容である。なんで19日の欄に書いてあるかと言うと間違って登録しちゃったからである。そんなわけでこの日記は7日のものと理解し6日の次に読んでもらえるとありがたかったりするのだった。




帰省して四日目。明日にはもう遥かなる北の地に帰らなくってはならんと思うと往復4万かかる哀しさがサメザーメ感じられる。そんな哀愁漂う一日の午後はとりあえずヤマッチとフジーの昼食につきあって喫茶店ですごす。オレはすでに家でバーさんのつくった牛丼を食っていたので食い物は頼まなかった。なんかバーさんオレに食わせたいらしく目がギラギラしてたので怖くて断れなかったのであった。
そんなわけで飲み物だけ注文。コーヒーでも紅茶でもなく『バナナジュース』であった。オレはなぜだか幼少の頃からめっぽうこのバナナジュースたる魔性の飲み物が好きで、今でこそ酒ばっか飲んでいるが昔はどこに行ってもバナナジュースをたのんでいたものだ。ホントに中毒のように常飲していたので、
「オレって…実はバナナから生まれたんじゃないか?」
と見当違いな悩みを抱いていたものだが、勿論そんなわけないし万一ホントなら狂ったように共食いを繰り返す怪男児になってしまうとこだ。結論!食べ物の好き嫌いとルーツは関係無い。だいたいにして幼少の頃、「パンダになること」が夢だったオレ様だが決して笹が好物だったわけではないし、バームクーヘンが好きだったがゲルマン民族の魂をもっているわけではないのだ。ちなみにオレにとってのドイツ人の代表はシュトロハイムとカルツである。
悩みが解消されたオレはにこやかに暑さに脳をやられたアレな微笑を浮かべる。夏真っ盛りだ!!…なんだか今日も何を書いているのか良くわからない夏の午後。



もしオレがいじめにあって自殺したら、この日記で精神分析するのだろうか…

分析結果=ややアレなおたく

一瞬で結果が出てしまった。どうあがいても今死ぬ事だけはできない。「生きようとする意志はなにより強いでゴザル」とかいってた赤毛の侍の気持ちがわかってしまう。奥義発動も近いのだった…
そんなこんなで(どんなこんなかは書いている本人にも分からん)メシの後、一回ヤマッチの家に戻ったり、切符を買いに行ったりと確実にイベントを消化しフラグをたてていき、最終イベント「古城公園で人生と運命とモンキーパンチについて語り合う」要約すると「公園で散歩」に突入した。
大きな池の作り出す涼風と絶え間ない蝉の声が混ざり合ってつくられた空気の中、何気なく話している時間はなんとも言えず気持ちがいい。歩くと言うより独特の色をした空間を海のように泳いでいるような感覚。気負いない時間を楽しみながら思う、ずっとこのままで……やっぱよくない。ちょっと歩いたら飽きてしまった。つーかちょっと息切れ。運動不足する夏の午後。



まあ、でも三人で話してて楽しいのはホントである。全員文系だし。話合うのだ。んで、思ったこと。俺たちも年をとった。これは決して老け込んでるわけではなくって、これからの俺たちの行く先、就職にしろ生活にしろ、色んな行動に世間のしがらみがついてきて。だんだん繋ぐっていうか与える側に身をおこうとしている。もちろんまだまだ未熟でこれからなのだが、自然にそんなことを考えて漠然とした不安に襲われてる。「これからどうしよう」って言葉が持ってくる不安は無意識に捉えている大人、社会人って偶像が持ってくる不安だ。さらにそこから外れたい、もしくはそんなものを打ち壊したいっていう欲求も手伝った焦燥も混入される。だれだって好きなことをして暮らしたいのだ。しかしいつまでも素直ではいられない。それを考えると次に「じゃあ、自分の好きなことってなんだろう」って言葉が出てくると思う。自分にとってやりたい事、夢中になれることが無いんじゃないかって考える。しかしオレは思うのだ。ソレは本人が考えているより簡単にしっかりと自分の中にあるんじゃないかと。でも自分が作り上げる生活の中の「必要事項」それによって時間とともに食いつぶされていく余裕のなかで奥に奥に押し込まれ見えなくなっていくのだ。そんで将来っていう凶悪な現実の下、最終的に考える「好きなことをやってるだけで食っていけるか」食っていけるかって言葉は浅いが重い。食っていけるかは生きていけるかの同義語だ。そしてそれは「食わせていけるか」変わっていく。今まで自分がそうしてもらっていたように。
子どもの頃の「将来」は確実に自分だけのものだった。大人になった「将来」は自分だけのものではなくなった。時の中で「将来」は同義語で無くなる。目線が変わっていくよう残酷なほど確実に。こういったことを考えている時の自分は最高に怖がりながら幸せだ。まだ、悩むだけの余裕という自由を手にしているのがかんじられるのだ。



またまたなにをかいているのか…ぜーんぜんわからない、とりとめのないなつのごご。


2001年08月09日(木) 戦慄の爆弾魔

今日は帰ってきて一発目の勤務なワケだが正直ダリイので適当にやりつつ平和な夜を・・・ていうのが理想なわけなんザンスけど、そうならないのがオレであった。
845のニュースが終わって「やれやれだぜ」と一息ついていたのも束の間、局の前に群れるパトカー達。何事かと聞きに行った記者が走って帰ってきたとさ。
「どーした?!」(デスク)
「N○Kに脅迫電話です。”爆弾を仕掛けた。9時に盛○局を爆破する。”だそうです」(記者さん)
なんとビックリである。どうやら知らぬ間にオレは生命の危機におちいっていたらしい。慌てて時計を見てみると・・・9時15分。どうやら知らぬ間にオレは爆死してしまったらしい。死んじゃったら生きられない!!とどこぞの究極超人のように慌ててみたのだが、イタズラだと気付くのに3分もかかってしまったのだった。
その後、警察が電話に録音機をつけたりして、一晩警戒態勢が置かれることになったのだが・・・どー考えても割に合わないのが泊まり勤務のオレ様である。一晩電話を待っててイタズラ止まりだったらムカツクし、ホントに爆発してジャンプ的打ち切りエンディングを迎えるのもゴメンである。M・O・D(むかつきか?死か?)てなろくでもない状況下の中、「・・・本当はこうなるのを望んでいたのかも」てか言って加藤清澄的気分にひたって自分を慰めてみる。まさにラヴィ〜(人生)である。

・・・結局、なーんもおこらんかった。まあ、ホントに爆破されてたらこうして日記にしてることもなかったんだけどね。


2001年08月07日(火) こういうこともある!!

日付間違って今日の分、『7月19日』の欄に書いてしまった。そんなわけで19日づけの日記にGO!


2001年08月06日(月) 走る走る俺たち

今回の帰省に当たって是非書いておかなければならないことが一つあった…
そう!オレ様、本日公道デビューしたのだ!!まあ、様は免許とってから初めて車に乗ったのだ。自車校を11月に卒校し、免許取ったのが今年の4月…つまり8ヶ月ちょい、車に乗ってなかったのだが、これがまた。ただでさえ教習所の教官を恐怖で凍りつかせたオレさまの運転は、その名に恥じぬスリルドライブだったのだった…

涼しげな夏の風の中、オレ様の運転する車は静かに走り出した…訂正。スタート時から静かじゃなかったッス。だってヤマッチの家出る時、いきなり下りでしかも狭いもん。分かりやすく言うと、ヤマッチの家(おばあさまの)はやや盛り上がった土地にある。んで入口のところは石垣で狭くなっていて…どうにも左右の感覚を取るのが苦手なオレ様はいきなりこすんないようにヒヤヒヤ…異様にゆっくりとした情けないスタートを切っていた…助手席のヤマッチ、後部席のハマダーは爆笑していた…後半はもはや笑えねえがな(涙)

一般の道路は思ったよりは上手く走れたような気がする…あくまでも思ったよりはだが。「思ってたよりうまいよ」と後ろから横から励ましの声がかかるのだが、ぜーんぜん余裕のないワタクシはナルミの硬気功なほど硬直して運転していた。腰は引けていたしね(笑)
真の恐怖は伏木の町の中に入ってから待っていた。まず、なにしろこの町は道が狭い!!いや、ホント。ゴミゴミって言葉がこれほどピッタリ来る道はないだろう。ベストジーにストもビックリのフィット感で道と車のハーモニーズラ。って何を書いているんだオレって感じに。プレッシャーがかかる。そして最大の難敵!!自転車もしくは徒歩のおばちゃんたちだ!!奴らの行動は解析不可能!!突然の登場、いきなり消失。まあいきなり活動沈黙してもおかしくない人たちだから(笑)しかし俺の手で目標完全沈黙させるのも親友をダミーシステムでボコボコにした14歳の少年並に後味悪いし…オレとしても気を使うのだった。もうオレにとっては、おばちゃんと書いて敵なのだ星闘士と書いてセイントなのだ冥闘士かいてスペクターなのだ幽波紋と書いてスタンドなのだ。

そんなおっかな運転していて早速右手からおばちゃんが!!「もっと左!!」ヤマッチのその声に従いオレはハンドルを左に切った!!…不必要なほどに。
カッチャーーーーンと音を立てて倒れる自転車たち。左に行き過ぎた車は本屋の前に止めてあった自転車二台にドッジ弾平もビックリのダブルヒットだ。そんで、それ見て反射的に出た一言が「逃げろ!!!」う〜ん、自分がどんな人間か良くわかる。性根クサッテマスネ。しかも慌てすぎて右折したせいか、曲がる時左前方でゴリッって感じのいやな音がしたような気がするが気のせいにしとこう。

その後も四苦八苦で運転続けてたんだけど…はっきり言ってヤマッチとハマダーが回り確認しながら口出ししてくれなかったらどんだけ事故ってたか分からん。つーか走ってて気づいたんだがオレ、サイドミラー見て走ってないよ…問題外にギャフンですな。今回オートマだたし。ランバラル的に言えば「小僧、いい気になるなよ。おまえは機体の性能に助けられているだけだ」って感じである。ザクとは違うのだよ、ザクとは。
まあ、今回はこんな感じでオレのドライブは終わったわけだったんだが…ヤマッチとハマダーは「もっと乗って経験つめ。絶対上手…マシになるから」と言う。そんなわけでちょっと上手くなって湾岸を頭文字Dってな感じで走ってみたいという個人的欲求と、公道と人類の平和の為に乗らないほうがいいんじゃないか?という防衛本能。理想と平和の間で揺れ動く今日この頃なのだ。


2001年08月05日(日) 長い一日

本日は高岡で祭りがある。高岡で行われる七夕と呼ばれる古の祭事…まあ、別居夫婦がどうなろうがオレの知ったこっちゃないのだが、この祭りの中で行われるストリートバスケの大会にハマダー所属するマリナーズが参加するっちゅうことで…コレは是非とも青春の1ページとしてオレ様のどどめ色の脳細胞に焼き付けてフォルダも作っておかねばならねーなと思い、ハマダーの車にヤマッチ、フジーと乗り込み見に行ったのだが…これまた長い一日となったのだ。

ハマダーの車は軽快に高岡に向かい、車を止めようと立体駐車場に向かったのだが…ココでトラブル発生!!並んでいたら前方からいきなりマナー知らずの無法者オッサンの乗った車が割り込んできやがった!!さすがにガンジー並に人間が出来あがているといわれたオレ様もカチンときたワケだが…もっとキレた人が二名ほどいたのだった。

ガチャ…バタン!!!!

すぐさまドアを空けて相手の車に喰ってかかったハマダー&フジー。太田の誇る最強コンビ。さながらフュージョン寸前の悟空とベジータ。それを「な、なんじゃ〜何が起こったんじゃ〜」と驚く富樫・虎丸的なオレとヤマッチ。あっちの車はびびって逃げてしまった(笑)まあ、どうせ同乗していたオバハンが車の中で「全く最近の若い人は噛みつけばいいと思っているザンス。それでかぶいてるつもりザンスかね。天女細胞が暴走したキマイラ共」とか言ってるんだろうなあ。どうでもいいけどね。

肝心のバスケの方はスゲー面白かった。やっぱ生で見るスポーツはオモロイ。結局ハマダーのチームは準優勝だったけど、かなり楽しめた。マジなハマダーは格好良かったバイ。も、最高!!(虹子調)

その後、モリユミを加えてイタリア系の飲み処に行く。愛用の扇子を振り回しながら「オネーチャン、このグラスワインってなにつかってんの?銘柄教えてくれー」と絡む私。オネエチャンはわざわざカウンターまで聞きにいってくれたが…実は銘柄を聞いた所でオレは分からなかったのだ。
果たしてオレは何のためにそんなことを聞いたのだろう…謎だ。
ちなみにハマダーはケーキバイキングの事を聞いてた。全く何奴もコイツも(笑)
しっかしパスタとか食ってるとヤマッチとかがオレの食い方について「汚い」って注意するのだ。しかし、オレは進学先に男塾を候補にあげたほどの日本男児!!ソバは音をたてて食うのが礼儀という物なのだ!!スパゲッチだろうと知ったこちゃねえ!!…でもちょっと周りの目が気になるナイーブな22歳。

メシ食い終わった後には我らが総本山!!ヤマッチの家に行って飲んだ(モリユミは仕事があるから帰った)その飲み会でヤマッチは奴隷になる素質が無いことが暴露。だって投げられた食べ物を食せないもの。その点の才能バッチリである!!
奴隷と言えば、ベスト オブ 奴隷とも言うべきキャラがいる。ユニコーンのジャブである。星矢を押しのけて「お嬢様、オレを馬にして下さい!!」と言い切った様は幼心に焼き付いている。彼はきっと小学生くらいの歳でもう目覚めてしまったのだ…お嬢様に虐げられる喜びに。まあ、お嬢様、その後アテナになっちゃってすっかり人間ができて虐めてくれなくなったみたいだけど。そんな彼の必殺技は「ユニコーンギャロップ」雑兵にしか使われなかった悲しい技である。
まあ、なんやかんやで飲んでるうちにみんなくたばっちゃって、結局一人で飲むハメになったのだが…みんな色々悩んでるッス。…ちょっと羨ましい位に。



富山での夜は更けていく…


2001年08月04日(土) アナベル・ガトー

帰ってきました!!我が故郷!!
「ソロモンよ、私は帰ってきた!!」てなワケで富山に始発に乗って帰省したわけなんすけど…まいった(涙)大雨でダイヤ狂いまくってなんと帰るのに要した時間が8時間!!乗り換えする事4回!!ホントに国内か…
オレ様は乗り替えられるのは得意?だが乗り替えるのは苦手なのだ(…ちょっと書いてて悲しくなった)そんなわけでついた頃にはフラフラでした。

駅までヤマッチとフジーが迎えに来てくれました。ちょっと嬉しくて涙目。んで早速ココスでブレイク。ファミレスばっか行ってんな。ワシら…
う〜ん、しかしやっぱいいね。地元は。別にオレ自身は富山に愛着は無いんだけどね。待ってってくれる友達がいて、還る家があって…と少しノスタルジックに浸って見たりする今日この頃。ヤマッチはなんかいい色に焼けてた。高校生のサッカーのコーチをしているらしい。ぜひ宗方コーチのようにシブイ人になってくれ。フジーは就職も決まってるみたいだけど…なんか色々悩んでますねー。まあ、悩む女性は美しいってことで。若いうちに悩んでいずれ南斗五車星を統べる最後の将ユリアのようないい女になってもらいたいものである。

今回は四泊五日ではっきり言って慌ただしく…まあ、やれることからやろうかね。とりあえず「コータローまかり通る」たて読みじゃ!!


やくざ風味 |MAIL

My追加