ノエルの日記
日々いろんなことがあるよね。

2006年06月23日(金) ◇意識の相違

ジーコは代表というチームを作りたかった、
どんなに批判されても、ある程度のメンバーを固定したのは
代表というクラブチームを作りたかったんだと思う。

代表は所詮寄せ集めのチームでインスタントな感覚が強い。
それ故に、クラブチームのような信頼関係で成り立つような
プレーが少なく、特に日本の代表はラッキーに支えられて来たと思う。

そんなジーコの思いを理解できていた選手は
ヒデと川口だけだったのではないか。
そして他の選手は「自分は代表からはずされない」という
おかしな自信になっていたのだと思う。
W杯に出られることがゴールになっていたような感じで
そこからが本当のスタートだってことが理解できてないようだ。
それは大学に入れば、後は遊んでていいと思っている
日本人気質そのままなんだと思う。

クラブサポ達が代表の試合を今一つまらないと思ってしまうのは、
プレーの連携などがほとんど出来上がっていなくて
チーム一丸となる姿が皆無だからなのだと思う。

ナビスコ杯のレッズVSフロンターレ戦の方が、
代表戦の100倍おもしろかった。
ものすごい緊張感と、スピードにあふれていた。
最終的にレッズはフロンターレに負けてしまったが
「選手は本当に頑張ったけど、負けてしまった。お疲れ様!」という
妙なすがすがしさがあった。

代表戦を見ていて「今日は本当に緊張感あふれるいい試合だ」と
思った事がない。
「どう?おれってうまい?」
「どう?おれってかっこいい?」感があふれまくっていて
「何が何でも勝つ!!絶対勝つ!!」感が皆無に近い。
その姿は「○○選手、かっこいい〜!!」的人達とマスコミには
受けると思うが、サッカーを愛するサポーターからは
嫌われる一方だと思う。

ジーコは長い事日本にいたのにそんな日本人の心が読みきれなかった。
自分の信頼に選手は答えてくれると信じていた。
そんなジーコが本当にかわいそうになってきた。
そしてヒデと川口にはお疲れ様を
他の選手たちには「もっと走れー!体力つけろー!」と言いたい。
「俺ってかっこいい?」はその後についてくるもんだ。

今日、選手達は帰ってくるはずだ。
フランス大会後のようなことが起こるのか?起こらないのか?



2006年06月21日(水) ☆またしてもツバメのこと

去年の今頃にツバメの巣から落ちた子ツバメを保護してしまい
結局助けることが出来なかった事件があった。
あれから一年、またしても同じ場所にツバメは巣を作っている。
しかもそのビルは今月から解体工事が始まって今はビルの周りを
ぐるりと足場組作業の真っ最中。
足場の外側にはパネルが貼られて行き5階建てのビルを
全て覆うように作業が進められているようだった。
「ツバメの巣はどうなるのだろう」
ここ数日間そのことで頭が一杯だった。
野鳥の会に以下のようなメールを出した。

『日本野鳥の会様
○○に住んでおります、○○と申します。
お尋ねしたいことがございましてメールいたします。
都内の会社近くに大きなボウリング場がございますが
(参考URLを書いておいた)
この6月から解体工事が始まりました。
毎年ここの壁にツバメが巣を作るのですが
今年も作ってしまいました。
現在卵を抱えているのではないかと思われます。
外壁が壊されるまでにはまだ幾分の間があるかと思うのですが
1回目の子育てが無事終了するまで持つかどうかがわかりません。
そのような場合に野鳥の会様から調査、巣の移動などなにかお力を
借りることは出来ますか?
ツバメはごく普通のツバメのように見えます。』

野鳥の会からの返事は

「この時期、そのような相談がとても多くて残念ながら一件ずつ
対処することが出来ません。
しかし、野鳥の巣を壊す行為は鳥獣保護法違反の可能性もあるため、
東京都の野生動物保護を担当している都の鳥獣保護係から、
ボウリング場の所有者に意見をしてもらってはどうかと思います。」

という内容の返事だった。

そりゃそうだ・・・と思いつつ都の鳥獣保護係にも
上記と同じメールを出した。

鳥獣保護係からの返事は

「人が保護するのは無理があるので
工事を遅らせる以外にない」

という内容の返事だった。
5階建ての遊興施設の解体工事を延期するなんて
民間企業に勤めてる人間だったら考えないと思う。
一日工事が遅れるたびにどのくらい損害が出るのか
お国の人には想像がつかないらしい。

で、けんかを売るように(明らかに売りました)
『ご返信ありがとうございます。
人が育てるのが無理なことは承知いたしております。
私がお尋ねしたいのは、
「雛が飛び立つまで巣を撤去しないように」と工事会社に
口ぞえをしてくださるとか
たとえば近隣の安全な場所へ巣を移動するのを
東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理係様の名の下に
お手伝いをしていただけるのか(もちろん親鳥とともに移動させます)を
お尋ねしたかったのです。
もちろん、絶滅危惧種ではないツバメですから
人手が足りないのでそこまでお付き合いは出来ませんというのであれば
いたし方ございません。
いただきました下記お返事はそういう意味と解釈してよろしいのでしょうか。
(東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理係様からは何もお手伝いいただけない
ということです。)
お手数かとはお思いますが、ご返信いただけるとありがたく存じます。』

という、メールを出した。

すると返ってきた返事は
「何度も申し上げますが、人が雛を育てるのは無理なので
工事を延期する以外に助ける方法はないと思います」
「連絡先を教えてくれれば電話をすることは出来るが
まず地域の人達で工事会社に掛け合ってみる方がいいのではないか」
という内容のものだった。
しかもご丁寧に渡りをする鳥の保護がいかに大変かが書いてあった。

フフフ、釣れちゃった・・・と思いつつ
「何度も申しますが」のところがまたいらいらを増長させてくれた。
でも、さらにけんかを売っても多分同じ返事だろうから
ツバメの巣の事を最優先にしようと思った。

よくツバメの巣が落ちてしまったときなどに
雛と壊れた巣の一部をかごに入れて
近くの壁などに設置するケースがある。
ツバメの親鳥は意外と人が触った雛でも気にせず子育てを
続けるそうなので、それを利用しようと思っていた。

でも、卵が孵らなければ話にならない。
雛がいてこそ出来ることだ(雛鳥の声が親を動かすからね)
雛が孵るまでの間だけでもあの部分のパネル設置を
遅らせてもらえないかと思って工事をやっている清水建設の
現場監督さんに電話をした。
「ツバメの巣についてご相談したいのですが」
という問いかけに返ってきた返事は意外なものだった。
清水建設さんはすでに「日本野鳥の会」に相談をしていて
パネル設置をしてもツバメは子育てを続けるし
雛が孵ってから2週間くらいで巣立つので
外壁取り壊し作業に入る前には無事巣立ってくれるだろう
という見込みの下に巣はそのままにして静観しているとの事。
巣の移動も考えていたようだが、野鳥の会から
無理に移動はしないほうがいいといわれたそうだ。
一通り話を聞いてお礼を言って電話を切った。

あー、お国に相談なんてしなくて初めっから現場監督に
話をするべきだった・・・と反省。

結局自分が騒いだだけで、何事もなく工事は進み
ツバメは子育てが進む。
今年は落ちる子がいませんように。
無事にみんなが巣立ちますように。

清水建設さん、ありがとう。


 < 過去  INDEX  未来 >


ノエル [HOMEPAGE]

My追加