■気付けば11月も後半戦に突入。 いつもここから年末までは一気な感じです。 このせわしなさが好きでもある。
■そして11月というとなぜかよく旅をしているイメージ。 バンドがよくこの時期にツアーをしているからだけど(笑) 中でも、2002年11月〜12月の、 ナンバーガール・ラストツアー「NUM 無常の旅」から (この「NUM 無常の旅」というタイトルは つけられた当初はバンドが解散する予定ではなかったのだが 結果としてラストツアーにこれ以上ないタイトルになってしまった。 しかし、非常に奥行きと重みと思い出に溢れていて とても好きなタイトルであります) MO'SOME TONEBENDER「tour LIGHT,SLIDE,DUMMY」と続く、 1ヶ月の旅は思い出深い。
■当時私は無職で、前職の退職金を投げ打った旅だった(笑) ナンバーガール駒沢、広島、東京、札幌、 モーサム札幌、新潟、大分、黒崎、福岡、大阪、そして東京。 しかも、この札幌滞在中に、バインから西原さんが脱退したっけ…
■バンドの使命を強制的に、 でもこの上なく鮮やかに終わらせたナンバーガール。 あれもこれもと聴きたい曲はたくさんあったはずなのに、 最後札幌での「omoide in my head」のアウトロから 最後の曲、「IGGY POP FAN CLUB」のイントロがかき鳴らされた瞬間、 おどろくほどに最後ということに納得が出来た。 全く悔いの残らないラストライブだった。
■そして、ツアー中、はたから見ていても あきらかにわかるほど迷走をしたモーサム。 最終公演新宿で、この時点でのゴールを見てしまった気がした。 この先どこを目指すんだろう、と、 続いていくはずなのに不安になったのをよく覚えている。
■そして、自ら脱退の道を選んでバンドの道を拓いた西原さん。 おそらく誰よりもバンドを愛してやまなかった人の決断を思い、 北の地で吐く息白い中呆然としたものだった。
■思えば、バンドというものにたいして 客観的なスタンスを取るようになったのは このあたりからだったろうか。 バンドが出す音に音以上のものをひりひりと感じてしまい、 しかしそれはどうにもならないことで傍観するだけなのだ、と。 思い入れとは自分だけの勝手なものだ、と。
■札幌の雪が積もる山奥で見た、夕闇の月と 湯布院のひんやりと澄んだ空気の匂いは 今でもしっかりと覚えているんだ。
■そして今年もまた旅へ。
あのねー、なんかすっごい今、ドキドキしてるんですよ(笑) MO見るのが楽しみで楽しみで。 モモタン(笑)のやる気モードに触発されたか(笑) Eさんの札幌レポにも影響受けたなあ。 なんか、久々に新鮮な気持ちが自分の中にかえってきてて。 ここ最近とはまた違うモードで臨めそうです。
あの、Eさんのレポ読んでですね、 自分が2001年のHELLOツアーの時に感じた気持ちをまんま思い出したんですよ。 見たいけど終わるのはイヤ!みたいに毎回思ってた(笑) 最終日、リキッドの階段を7階まで昇りながら、 歩いてゼーハーいってたのとはまた別に(笑)、 もう心臓バクバクで落ち着いていられなかったんですよねえ(笑) なんていうか、ツアーマイ初日を前に、ひとかわむけた気分です。 なにせ最終日が福岡ってのがまた泣けるぜ!(笑) 「DRIVE」持っていかなくちゃな。
|