■しかしここでどうしても対称になってしまう存在が私には有る。 ナンバーガールという存在。 ナンバーガールの解散が先であり、かつ、 それから1年を待たずしてミッシェルが解散してしまったというのは 私の捉え方にとって非常に強い影響を与えてしまったものでした。 多分、この先、どんなバンドが解散をしても、 あんなに「納得のいく解散ライブ」はもう無いだろう。 解散、なのに、そこには200%が存在していた。有り得ない奇蹟。 札幌ペニーレーン、むせかえるような熱さと湿度の中、 「omoide in my head」を聴きながら解散しないで!と強く願った私を 一瞬で納得させた「IGGY POP FAN CLUB」のギターリフ、 あの音を思い出すと今でも私は体が震えて涙腺が滲み出すのだ。 それは解散したことへの悲しみではない。 何か?と問われると、それはとても答えにするのが難しいことなのだけれど。