つぶやきDiary
何気ない日常のつぶやき
聞きに来て下さってありがとう。

2006年11月26日(日) 詩集の出版

お知らせページもすでにアップしましたが、この度、初めての詩集『砂糖菓子のひとかけら』を、新風舎さんから出版しました。
ほとんど自己満足だけのため、と言うか、ひっそりと出しちゃった、って感じでいいかなと思って(^^;

ですから、実を言うと、サイトでのお知らせをどうしたものかと迷いました。
もちろん、せっかく出したのだからと言う思いは強いです。
手に取って、見て下さる方がいて下さったら、どれほど嬉しいか・・・
そう思う反面、なんだか怖かったのです。
私の詩集を、わざわざ見て下さる方がいるのだろうか、もし手に取って下さっても、がっかりさせてしまうのではないか、と。

おそるおそる、と言う感じでお知らせページを、そして言い訳がましくメッセージページまで(^^;
夕べ遅くにアップしてから、今日掲示板を開けるのがドキドキでした。
でも、すでにページを見て下さった方々の暖かいお言葉を読んで、本当になんて御礼を言ったらいいのか、嬉しくて、感激しています。

本当に、本当にありがとうございますm(__)m
願わくば、これから手に取って下さる方々のお心に、少しでも添う詩がありますように。
ほんの少しでも、ほっとできるひとときを届けることができますように。



2006年11月09日(木) 映画「手紙」

東野圭吾さんの原作を読んだのが先月でした。
ちょうど、映画化されるとわかった頃にタイミングよく文庫化されて、本屋でみつけたとたん、手に取っていました。

両親はなく、二人きりの兄弟。
高校生の弟を大学にやるため、引越し業の仕事をしていた兄は、働きすぎて腰を痛めてしまいます。
このままでは、弟は大学をあきらめてしまうと焦った兄の心に、ふと魔が差します。仕事で出入りしたことのある、裕福な一人暮らしの老女の家に忍び込み、お金を手にしたところ、留守だと思っていた老女が現れ・・・
騒がれて動揺した兄は、老女を殺害してしまう。
あっけなく警察につかまった兄、そこから弟の「犯罪者の家族」としてのつらい日々が始まります。

事件を知ったとたん、アパートの管理人からは出て行くように言われ、アルバイト先でも兄のことが知れると、相手の態度がよそよそしくなる。
大学をあきらめ、条件のよくない仕事につき、ひっそりと生きようとする弟。
兄のことが知れるたびに、厳しい現実を突きつけられる。
そんな中でも、思いがけない才能に気づいたり、恋をしたり、若者らしい喜びを見出しかけます。
けれど、その度に犯罪者の兄がいることが決定的な足かせとなり、夢を断念させられる。
いつしか「あきらめる」ことに慣れて行く弟。そして、月に一度、欠かさず届く兄からの手紙を、疎ましく思うようになります。

犯罪者は刑務所に入り、決められた年月をかけて罪を償う。
その家族は、世間の目と常に戦い続けなくてはならない。
とても重いテーマです。罪を犯すと言うことが、被害者はもちろん、加害者の家族にも、どれほどの過酷な運命を強いることになるのか・・・
必死に生きる家族に、救いはあるのか。

原作を読んだ時も、やりきれなく、悲しく、弟が掴もうとするささやかな幸せが、またもや奪われるのではないかと、切なかった。
映画も、多少の設定を変えてはいるものの、原作の雰囲気をそのまま出していたと思います。

弟の事情を知りながらも、変わらず支えようとする友達もいる。
ぶっきらぼうながらも、小さなやさしさを見せてくれる人もいる。
絶望にひたる弟に、どう生きればいいのか、しっかり考えさせようと諭す人もいる。
そして、事件から長い年月を経て、ようやく弟が聞くことのできた被害者の家族の心情・・・
様々な人々の複雑な感情が、胸にしみてきます。

どんなに断ち切ろうとしても、途切れたかに見えたとしても、心の奥底で繋がり続けている兄と弟の絆。
ラストシーンの兄の涙は、本当に切なく、でもしみじみと暖かいものが湧いてきて、泣けました。
いえ、映画のあちこちですでにかなり泣いてましたけど(^^;

主役の山田孝之さん、暗い目や沈んだ表情、怒りや涙など、情感豊かに演じていたと思います。
兄役の玉山鉄二さん、意外な配役かと思いましたが、どこか無骨さがにじみ出るような雰囲気が、とてもよかった。
弟を支える女性、沢尻エリカさんは、ちょっとかわいすぎかな(笑) 原作では、もっと地味な女性のイメージでしたから(^^;
でも、後半に見せる潔いほどの気丈さは見事でした。

原作同様、あまりにも考えさせられることの多い映画。地味ですけど、いい映画だと思います。



2006年11月06日(月) 珍しいことに・・・

プロ野球日本シリーズも、日米野球(世界バレーとぶつかったので、見なかったのですが)も終わってしまい・・・
毎年、この時期になると「さて、テレビ何を見よう」と悩むところです(^^;
でも、今年はなぜか、私としては珍しいことに、けっこうあちこちの連ドラを見ています(笑)

まずは月曜日9時の「のだめカンタービレ」。
この原作は見たことありません。かなり有名な漫画だと言うことで、そう言えばタイトルはどこかで聞いたかな、程度m(__)m
音大が舞台で、背景にクラシックが流れていると言うのは、なかなか興味深いです。
いかにも漫画チックと言うか(^^; かなりのドタバタ劇ではありますが、気軽に笑える、とにかく明るいと言うのが嬉しい。つい見てしまいます(笑)

火曜日9時の「役者魂!」、偏屈なシェークスピア劇のベテラン舞台俳優と、そのマネージャーになった女性のお話。
マネージャー役の松たか子さんの、一生懸命だけどまったく悲壮感を見せない、あっけらかんとした明るさ、たくましさがいいなあ。

金曜日の9時「家族」、仕事人間だったため、奥さんに家を出ていかれ、幼稚園に通う息子の面倒を見なくてはならなくなったサラリーマンの奮闘。
慣れないお弁当作りをしたり、会社を解雇されたりと、前後多難。
主演の竹野内豊さんが、ステキです〜〜(*^^*)
あんなステキなダンナ様を置いて出て行く奥さんなんているのか、と思わずツッコミ入れたくなりますけど(笑)
思わず応援しながら見てます(^^;

同じく金曜日10時の「セーラー服と機関銃」、なつかしい〜、と言うと年ばれますが(笑)
父親が亡くなったことで、いきなりヤクザの組長になってしまった女子高生と組員たちのお話。ヤクザと言っても、かなりな弱小組なのです。
長澤まさみちゃんが、とにかくかわいい! ちっょと天然入っているようなおっとりぶりを見せるかと思うと、きりっとした表情もいい。
今一番人気のある若手女優さんと言うのも納得です(^^)

そしてそして・・・
何と言っても、私の中の定番中の定番、水曜日9時の「相棒」
うう、嬉しい、また始まってくれて(感涙!)
もう大好きな番組です(*^^*)
水谷豊さん演じる、知的でちょっと変人な右京さんも、寺脇康文さん演じる、気さくな熱血漢亀山さんも、そしてその周りのメンバーもすべて健在。
ストーリーも、なかなか緻密にできていて、毎回わくわく(*^^*)

と言うわけで、この秋は珍しく連ドラにはまっている私です(^^;


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