日々日記
いちらんふるいあたらしい


2007年12月31日(月) 話題と世代

わお。
年末だぁ。

先日のおはなばたけ@ほったらかし温泉で、
21歳の友人たちとは、どんな男が好みかという話で盛り上がった。

inu-chanは、

髪を染めていなくて、
スーツが似合って、
カーディガンを着なくて、
友達や家族を大事にする人が好きー。



ちなみに同じ話題を、25歳くらいなんだけど
精神年齢が30代前半の院生の友達と男について話したときは

生物の雄として艶のある男がいい!という話で盛り上がりました。


いやらしい時はおもいっきりいやらしくないと、つまんないんだよね。

そういう艶とか、ぎらつきって、そのまま生命力と直結してるよね。

そうそう、生きる力の発露だよね。

だから、生命力が乏しかったり、セクシーじゃない男とは
寝る気になんないよねー、みたいな会話。

最後は「一番元気なはずの20代30代男子が枯れているような社会は
間違っている」という声明を採択。

こっちの話題は、おはなばたけではまだできないなぁ。
彼女らが30代くらいになったらできるかなー。


最近ちゃんと恋してないなー。
すっぱりと身を切られるような失恋すら、してないなぁ。
それはそれで、苦しいけど達成感があるんですよ。

恋かぁ…。


2007年12月29日(土) いのちのお洗濯

山梨のほったらかし温泉にいってきた。

湘南ナンバーのBOXYに乗って、
おはなばたけレギュラーメンバー3人での旅路。濃いわー。


が、さっそく朝から予定通りにいかない。
西東京市に住まうHKDさんが寝坊して遅刻したので、
H市から迎えに行くことに。

その道中、ドライバーのHGNさんが、
助手席で大泉洋のふりをして突拍子もないことをつぶやくinu-chanの
扱いに困ってしまってつい「めんどくせ」と本音を吐露。

(たとえば『水曜どうでしょう:フィヨルドの恋人』より
謎の婦人ムンクさんの叫び「あーたーしーはー、じーゆーうーよーぉおー」を
再現したりしていたから。キャハ☆)

しかし一向にめげないし、回心もしないinu-chanにあきれたHGNさんは
出発からわずか10分で「面白い後輩を呼ぼう!」と提案。

…あたい、助手席の使命をまっとうしようとしてただけなのに。ひどい。
(運転手に尽くす、運転手が眠くならないようアプローチし続ける)

が、後輩にメールしたら「昨日行った」と言われる。

うちの学生はほんとうにほったらかしが好きだなー。


気を取り直し、GPS機能付きのカーナビに何度も小さく騙されながら
やっと最後の一人をピックアップして中央道に乗る。

…すでに結構な旅をした気分です。


今日はあたたかかったたねー。
ぽかぽか陽気でのんびり走って、14時までには到着。

さっそくお風呂に。

ほったらかし温泉は標高が高いので目の前の盆地と山並みを一望できる。
低く薄い雲の上に藍色の山々が連なり、非常に美しい景色だった。

しかも、富士も見えるんだよー。

あー。温泉超気持いいねぇ〜。
極楽ですよー。

そのまま4時くらいまで湯船に浸かって、3人でいろんな話をした。

出たら、指先がふにゃふにゃにふやけてた。


帰りはなんだか有名人がけっこうきているほうとう屋さんで
ほうとうを食べた。

ほうとうのかぼちゃは本当においしいねー。

今日わかったこと。
『ほうとうは、食事じゃなくておやつだ』

というわけで、久々のおはなばたけはすんごく濃密で
面白かったのだー。

さぁ、明日、あさってバイトして、31日に実家に帰るますー


2007年12月24日(月) アラート作動

件のアサヒグラフ、うちの大学図書館にはなかった…

ちょうど昭和20年から49年までのアサヒグラフが収蔵されていない。

戦後すぐのが手に入りにくいのはわかるような気がするけど、
昭和30年代、40年代のがないってどういうことかしら。

話はかわりまして。
たいていの人と会ってもすぐ会話ができるし、友達にもなれるほうだと思う。

でもたまに、ごくたまに、話をするうちにものすごい勢いで
わたしの心のアラートが激しく鳴りっぱなしになる人がいる。

で、その「あー。この人たち、やばい。」みたいな状況に、
昨日遭遇した。

相手の視界に入ってるはずなんだけど、
目の前のわたしを全然みてないんだよね。

そんでものすごい不安感と不愉快さを相手に与えるトークをしてくる。
相手が不安がってることがわからないんだねー。

対話対話って言うわりに、致命傷じゃんそれじゃぁ。

物腰やわらかそうでいて、意見をごり押ししてくる。
自分は違いがわかるの、みたいなことを言いながら、
こっちの言ってることの行間が読めない。

ひぃー。いろんな人がいるなぁー。
って思うしかなかった。



2007年12月23日(日) さむいさむい

H市はいちおう東京都内のはずなんだけど、とっても寒い。

たぶん、気候帯は山梨県寄りなんだと思う。

仕方なくババシャツ買いましたよええ。
最近のは薄くてあたたかくて、アウターに響かなくていいね。

ちなみに、地元っ子の友人に「寒いね。ババシャツ買わなきゃいらんないよ」
と言ったところ、皆が皆異口同音に
「えっ、ババシャツ持ってないの?自殺行為だよそれ」と言うんですの。

ババシャツはH市に住む女子のマストアイテムらしい。
ほほう。

富士山のぼりたいなー!
なんだかすごく山に登りたい。
体を使って汗かいて寒くて景色のいいところに行きたい、っつったら
やっぱ登山よね?



・ひとになにかを説明することは難しい。

相手が望むだけの説明を望むレベルでできてるかどうか気になる。
自分の説明がもとで相手が間違いをしたら気の毒だし。

そういうことってふつう考えないもんなのかな。
とバイト先で思うこのごろ。

あ、いちおうわたしはまだ説明を「受ける」ほうの立場です。

さてこれから、
図書館に昭和20年の「アサヒグラフ」をコピーしに行ってきます。

昭和20年って…図書館ってすごいね。と今更思ったよ。


2007年12月22日(土) 「生きる」を考える

自分が「あー、幸せだなー」と思うことの種類が変わってきた。

昔は何か特別な出来事が起こるたび「幸せ」と思ったもんだけど、
今は平凡であることが幸せに感じられる。

幸せは遠いどこかにあるものでも、誰かが与えてくれるものでもなくて
今いる場所で自分が感じるものなのだ。きっと。


高価なものはなにも持っていないけど、お金はいつもないけれど、
わたしは幸せだ。

そしてさくらももこの「COJI-COJI」は傑作だ。
(意味がわかんない人はとにかく読んでみて!すごいから)



高校の同級生のお父さんが亡くなった。
かれこれ15年、遊びに行くといつも娘のようにかわいがってくれた。

そのおじさんが末期がんをわずらい、病気が分かってからほんの2ヶ月で
この世からいなくなった。

わたしはギリギリ最後に、本当に亡くなる2日前に会いに行けて
おじさんに話しかけることができた。

死んで行く人に声をかけたことってある?
正直、友人から打ち明けられた時も彼女に対して何を話していいのかも
わからなかった。
彼女もすごく狼狽していたし…。

しかし、友人とおじさん、おばさんに会いに行かなきゃ!と
それだけは時間がたつうちに強く思うようになり、
ある週末、強行スケジュールで帰省した。



行って、車から降りて出迎えた友人と言葉を交わす寸前まで
話すべき言葉がまったく浮かばなかった。

大丈夫だよ、良くなるよ。とは言えないことがこんなに辛いとは。

今の医学ではどうやっても治らないことを、おじさん自身も
看病している家族も知っている。

お見舞いの決まり文句が何一つ役に立たない。

もう言葉の話せなくなったおじさんに聞こえるようにと祈りながら
枕元で手を握り、自分の想いを自分の言葉で話すしかなかった。

おじさんの娘とは一生友達だから。
彼女はわたしの大事な友達だから、
何かあったら必ず助けるから心配しなくていいよ。
約束するよ。

会いに行った前の晩からごはんを食べなくなったおじさんは、
2日後に眠るように亡くなった。

相手が生きているうちに会うことが、わたしにとって
どれだけ意味あることかを思い知る出来事だった。

そして、生きてるうちに会えなかった人への想いが、より一層募る結果に。

こうやってときどき『思い出し後悔』を繰り返しながら
(そんなものいっそ捨ててしまえばいいのにそれもできず)、
なおもその後悔を日常の片隅に潜ませて日々を営むのが生きるってこと?
生きるって厳しいわぁ。

でも、わたしは生きる。
命のタイムキーパーが「はーい、時間でーす」と言うまでは生きる。
まだ正味の時間なのか、ロスタイムなのかはわかんないけど、
とにかく日々を生きる。

これが臨終只今なんだねー。


2007年12月20日(木) 冬もつれづれ

マライア・キャリーの
I Still Believe という曲は良いよ〜。
しっとり。

いや、はやいもので大きく動いた2007年も過ぎていくよ。
年賀状書かないと〜。

時間ってどんどん進むのね〜。

今通っている大学の院に進学することにしたので、
そのことをボスに話さなきゃならないのだけど、まだしてない。

最近はアンジャッシュの「ピーポー君」のコントを見ては笑い、
学校で友達と話しながら「逃っげろー」とか言ったりしています。

魔の水曜日を生み出した後期の授業も、いよいよ終わりが見えたので
気分が浮かれているんだろうね。あはは。

ああ魔の水曜日…。
恐ろしい量の課題の出る水曜日の授業たち。
そして分厚いテキストが何冊も…。

そのあまりの重さに耐えかねて、肩掛けカバンから
リュックに変更したんですのよ…!
(斜め掛けしてたら骨盤がきしむような痛みを感じたのでやむをえず)

しかもねぇ、10月に買ったばかりなのに、リュックが綻びてきたの。
信じらんない!!
ほんとに重いのね〜。

次買うならもっと丈夫なやつだな。
そしてもっと大きいやつ。25リットルはちと小さかった。


でも4年生になってもわたしは相変わらずみっちり履修しないと
卒業に必要な単位をとれないので、また魔の曜日が出現しないとも
限らない。

怖いワー。

バイトも、叱られたりほめられたりしながら
日々楽しくやっています。

ちなみに、レジ操作と接客のエキスパートをめざします。

あー。でもちょっとだけホームシック。
犬にさわりたい。
おうちでまったりごろごろしたいなぁ。

ちょっとだけめそめそ気味だなぁ。
ちょっとだけ、だけどね。


2007年12月10日(月) 誰もが野蛮になりうるのが戦争

「中国平和の旅」写真集編集委員会〔編〕
「日本軍はこうして中国を侵略した」アイネック学術出版、1992.7

大学図書館の書庫に文献を取りに行ったときこの本を偶然見つけた。

これまで公の場であまり目にしたことのない写真がたくさん載ってた。

これは酷い。
惨い。
ほんとうに惨い。

戦争の、やらなきゃこっちがやられる状況下ならともかく、
これが、武器も持たないような一般市民に対してやることかしらんと、
見たあとで本当に不思議になった。

ただ命を奪うだけなら「押し鎌」で首を切る必要はないだろう。
首だけ並べて晒す必要もないだろう。

わたしは、人間は誰でも底なしの野蛮さを持っていると思う。
野蛮で、しかもそれを楽しむ命が存在すると考える。

でも平時はそれが出てこない。普通に暮らすには必要ないから。
だから、それが出てしまう様な状況を作ってはいけない。


この本によると、中国では犠牲者の骨がいっぱい見つかっている。。
鉱山の横穴みたいなとこの骨は、服も髪も残っていて
バラバラにならず骨格がミイラみたいになって繋がっていた。

それらが折り重なっているんだけど、すごい数で。
しかもミイラのようになってるから表情が見て取れる遺体もあった。

なんという惨さ。

こんだけいろいろな惨い「物証」が現地中国にあって、
虐殺はなかったとしれっと言われれば、どんだけ腹がたつことか。


本多勝一氏と、高崎隆治氏と、もうお一方の3人が、
南京大虐殺についてずっと研究をしておられると
先日大学であった講義でお聞きした。

虐殺の内容などの事実確認はほぼ済んで、あとは殺された人の
人数の確認だけなんだけど、
それだけはどうしてもはっきりできなくて、まだ長い時間がかかるか、
それとももう二度と分からないか、どちらかになるようだ。


高崎隆治氏が大学に来て講演してくださったときの言葉が
一層重みを増して迫ってくる本だった。


2007年12月09日(日) サンタに願いを

サンタさんへ

クリスマスに
「ワンダーシェフ 魔法のクイック料理鍋 家庭用 片手圧力鍋 3.0L」
をください

追伸:5.5Lのほうでもいいよ


どーよ、この夢あふれる願い事。
この鍋が手に入ったら煮込み料理をあれもこれも作って作って
ウハウハですよー。

牛すじ!
煮豆!
ボルシチ!
どて煮!

冬はね、煮込む料理が増えるし、お湯を使うからガス代がねぇ…

ほんとうに何もかも値段が上がっていって大変。
バイオエタノール…

グローバル化って怖い。
今更ながら。
もう以前には戻れないけれどさ

話はかわってクヌートが1歳になった!!

そしてシロクマのはずなのに、灰色になってた。

ホッキョクグマって色かわるっけ?てか冬毛が灰色ってありなの?
と思って写真をよくよく見たら、汚れだった。

クヌート、あいかわらず汚れてる。
そして誰もそれを気にしない。

このおおらかさ。
大好き。


inu-chan