日々日記
いちらんふるいあたらしい


2007年05月30日(水) 面白い新聞広告

今朝新聞を広げたら、金鳥の社長が
今日披露宴を行う藤原紀香にお祝いの言葉を贈る、というスタイルの広告があった。

やるなぁ。金鳥。

なにしろ祝い事だから、
金鳥も紀香も、お客に親近感を持ってもらえる。

文中の「はばたけ、紀香さん。はばたくな、蚊」というキャッチフレーズが良かった。


おかげで、おかしくて朝から鼻歌が出るよ。ふふふ。


2007年05月29日(火)

咲くの?咲かないの?と
もうひとりの自分に問われて
答えに窮する
五月の終わり


2007年05月28日(月) さがしています

図書館で、新入生か編入生かわからなかったけれど、
女子が一人泣いていた。

「わたし、どうしてここへ来ちゃったんだろう。」と、
先生とおぼしき背広姿の男の人に話していた。

真っ赤な目をハンカチで押さえ、自分がここへ来た意味がなかったと訴える彼女。

良い意味で世間を知らず、また酸いも甘いも噛み分けれるほど経験はなく、
とにかく若くて、そして箸が転がっても、息をしても楽しい年頃。

そんなただ中で、つい遊びたくなる自分を叱咤激励しながら、
がんばって勉強してきたんだろうな。

うちの大学は、入試の倍率がすごく高いのだ。

それが入ってみたら、なんでここへ来ちゃったのか
わかんなくなってしまったなんて、彼女はどれほど悲しく心細いだろう。

18の頃のわたしは、受験に失敗した自分なんか生きてく価値がないと思ってた。
全部に落っこちたら、真っ暗な穴に吸い込まれるような恐怖感もあって、
とにかく受験には絶対失敗できないと思って全てをかけてトライした。

そこに、希望する進路や目指す職種があったわけでは全然なかった。
大学に行けない自分には、もはやこの世のどこにも
居場所がないような気がしていたのだ。

(まぁ育った家庭環境のせいもあるだろうけど)

とにかくわたしが存在していてもいい理由として、大学に入ったんだよなー。
なつかしい。
そんなこと、全然ないのに。
落ちたって全然大丈夫なのに。
私が望めば、居場所はどこにでもあるのに。

でもそれがわかんないから、ものすごい怖いのね。

彼女にも、たくさんの選択肢があり居場所がある。
今の居場所が違うと感じ、ここがどうしてもだめだと思ったら、
自分で決めて違うことをすればいいと思う。

彼女の涙が、無駄になりませんように。
悩んで悩んで悩んだことが、
いつか必ず自分のしたいことへと繋がる糧になりますように。

今は、全てが彼女にとってよい方向へ進むよう祈るのみ。


2007年05月24日(木) 飛ぶように日々は、

過ぎて行きます。

え、ほんとにもう週末?って気分。

会社を辞めたので国民年金に再加入し、さらに学生なので
学生納付特例というのを申請した。

役所って、わざわざ平日に時間作って行かなきゃならないのが嫌だ。
あとサービス業としての自覚がない公務員が多いから、
私は接客されてて不愉快になることが多い。ぷんぷん。

さっき、You Tubeで、Billy Joelが誰かの質問に答えながら
’Lullabye’の弾き語りをしているのを聞いて
いたく感激した。

あと、ライヴでのRoot Beer Ragも聞いた。最高!!

Billyの手は神の手だ。
もしくは魔法の手。

私自身は神も魔法も信じてないけど、
彼の手には何かが宿ってるとしか思えない。
テクニックだけじゃない何かが。

やっぱライヴいいなぁ。

Billy最高!


2007年05月23日(水) おいしいごはん

きょう面白かったこと。

流しの角にまな板を置いて細ねぎを小口切りしてたら、
とつぜんまな板がずり落ちて滑り台みたいになって、
切ったねぎもみんなばぁっとシンクに転がり落ちていきました。

シンクに散らばる細ねぎの青さよ。


れんこんがまだ残っていたので、とりあえず砕いて炒める。

歯ごたえを残した状態に火が通り、皮目にも少しいい色がついたら、
バルサミコ酢を入れてじゅっといわせ、さらにお醤油を入れてじゅっといわす。

余熱でちょっと煮詰めてからめて
あらびきの黒胡椒をふって、できあがり。

そのほかのメニューは、作り置きしておいたタイカレーとざく切りトマト。

ちなみに無印良品のグリーンカレーキットを愛用しています。
粉末のココナツペースト付きで便利だし、すごくリーズナブルに手に入る。

それにしても辛い!!!最近辛いのに弱くなったのか?
幸いなことに、モチモチごはんの甘さに救われ辛いけど食べやすい。

ただしごはんは本当にモッチモチなので、すくってカレーに入れても
ばらけずに、池の中に置かれたモニュメントみたいになってます。

液体のグリーンカレーが染み込まないくらいモチモチさん。



話はかわって。
図書館に「日本産幼虫」というフルカラーとおぼしき図鑑があるのを
見つけてしまいましたあぁ。

見たい。でも見れない。
怖い。でも見たい。

誰かボランティアで、一緒に見てくれないかな。
万が一の時(どんな時だ)私が取り乱さないようにガードしてほしい。

あぁぁ〜。
気になる。




2007年05月22日(火) 泣くに泣けない

授業の内容を要約したメールを先生に送信することで
出席をとる授業があり、つい今まで小一時間ほどキーを叩いていた。

「よーしできた〜。送信!」

つぎの瞬間、
【インターネットに接続されていません】ということで
みんな消えちゃった☆キャハ。

バカー!
Air Mac のバカー!
送る前に保存しなかった自分のバカー!

というわけで今日はもうやめだ。
今日もう一回あんな大作書くなんてできない。
プー!

何を言ってみても、結局のところ
ものすごく、むなしい。
とほほ

授業中、別の先生に叱られる。
本を読んだかと聞かれ、たいていの学生が読んでないので
「こんなの教養の範囲!」とお叱りを受けるのだ。

でもわたしは最近富みにM化が進んでいるので、叱られると嬉しい。
こういうのも学生ならでは、といった気がしてつい嬉しくなる。

先生は読んでほしいからそうおっしゃる訳で。
読めと言われたら読まねばなるまい。

早速「菊と刀」を借りてきたので、それを読み読み寝ます。

今日も一日お疲れ自分。
また明日も頼むよ自分。


2007年05月21日(月) さわってみたい

大学に、海外から勉強しにきている人たちが大勢いるのですが、
その中に一人、すごく頭髪がふかふかしている人がいる。

彼の知り合いの人にきいたところ、あの美しいアフロヘアは
天然パーマによるものだそうだ。

それは、ほんとうに、やさしいふかふか具合なのだ。
ふあふあのふわふわ。

思わず手を差し込みたくなるような、もしくは
思わず野の花をそっと挿したくなるような、そんなふかふかヘア。

またね、彼の瞳が美しくてね。
目がうんとやさしいの。しかも彼はかなりシャイなんだって。

いつか彼と話せる日が来たら「もし可能なら髪の毛を触らせてください」と
お願いしてみようと思うけど、髪に触れられるのを嫌がる文化圏もあるから
叶うかどうかはわからない。

あと、体に触れるといった、他人との距離感についても、
日本と外国じゃ大きく異なることも多々あるようなのですよ。
ああ、異文化コミュニケーションだ〜。

ともかくチャンスを伺いつつ
今は遠くから見守ろうと思う。(←ストーカーか?)

話は変わって(戻って?)
毛は、落ち着くなー。

スーツ姿にアドレナリン湧かすのと対照的に、
すてきな毛を生やしている人を見るとα波が出るんだと思う。

いろんな人がいるので、毎日すごく楽しい。


2007年05月20日(日) 魅惑の古本街

どうしても手に入れたい本が数冊あり、
午後、都下の田舎から思い切って神保町まで繰り出す。
が、日曜日は古本屋はほとんど休みなのだそうで、目当ての店も休みだった。
がーん。

さて気を取り直して古本探し。
古本屋にもカラーがあって、それぞれ扱う本のジャンルが異なってる。
それを軒先で見分けながら、「匂う!」と思ったら店内へ。

山積みになった本の中に目当てのものが埋もれているかと思うと
熱が入るのだけど、見ているうちにだんだん目が回ってきた。
本重いし。
中腰疲れるし。
おなかすいた。。。

なにかひとかどのことを成し遂げようと思って学問するには、
本当に体力がいるんだぁ〜なんて思いながら、
それでもいろんな本を見ているうちに、自分の興味のあるジャンルが
こう、体系的に見えてきたというか、なんとなくつかめたのは収穫でした。

きょうは、前々から欲しかった「コルチャック先生」の文庫本と、
デューイの「学校と社会」の文庫本をお安くゲットした!やったー。
で、あとは旧約聖書の「出エジプト記」岩波文庫と、
朝日選書の「ユダヤ人 神と歴史のはざまで 上下」も買えた。わーい。

宗教社会学を学ぶのに聖書を読んだことがないなんて、
ありえない?と思い、まずは出エジプトから。

でも、本当に必要だったマックス-ウェーバーの本は帰ってきてから
結局アマゾンで買った。なんなんだ。

いまのところ、自分にあるのが学びたいという意思だけで、
普通に3年生になった子たちとは蓄積されているものの量が違う。
同じ土俵で相撲をとるには、まずは本を読むことだ。それしかない。

どうせやるなら追い越す!アウトコースから追い越す!
同級生に、inu-chanってちょっとヤバーい。と言われるくらい
極めてみたいものです。ほほほ


話は変わって。
辞書が本当に好きなんですが(初任給で辞書買うくらい好き)、
大学に入ってから新しいジャンルの
辞書を買う必要に迫られ嬉しい限りです。
一回手にした辞書はどうしても手放せません。どれもかわいくて。

神田でも、見たことも聞いたこともない言語の辞書があって
つい買いそうになりました。
読めないのにそんなの買ってどうする!

そんなこんなで日曜日も終了。明日からまた始まるぞ。

追記:ごはん炊きに失敗し、やたらモチモチした水気の多いご飯をしばらく
食すはめになりましたが、最近おなかの調子が思わしくないから
ちょうどいいんだもん!と言って自分を慰めています。
ふふふ。


2007年05月18日(金) おいしいごはん

やっとの思いで迎えた週末。
今週も自分にお疲れさま。

今夜のメニュー
『素揚げ蓮根』(有元葉子著:玄米 私の楽しみ方より)と、
『蒸し鶏 ねぎたっぷり甘酢風』
(これは数年前のNHKきょうの料理に載ってた)と、
『小松菜の塩炒め』と、
『白いご飯少々&いつもの煮出しウーロン茶』

環境が変わって1ヶ月が過ぎた。

幸い自分は料理ができるので食べたいものが食べられる。
おかげでストレスもたまらないし、非常に役立っている。

一人暮らしを始めるにあたり、一生を共にする鍋としてシラルガンを選んだ。
最初はあまりの重さに辟易したが今ではうまく扱えるようになり
愛着もわいてきた。
シラルガンはドイツ製。いい鍋だと思う。

ごはんは、野田琺瑯のKAMADOで炊く。この鋳物鍋もすごく重い。
でも炎で炊いた飯はおいしい。
KAMADOをガス火にかけ、タイマーとにらめっこしながら炊く。
ごはんが炊けるまで一時も気が抜けないのもまた面白い。
これは玄米も炊けて便利。


素揚げ蓮根は昨日食べたら超香ばしくておいしくて
まだ蓮根が残ってたので今日もトライしてみた。

砕いた蓮根を鍋底に1センチ満たないくらいの油でいい色がつくまで素揚げ。
そこに塩とたまたま別の目的で買ってきたライムを絞って食べる。

キャー!!
蓮根って揚げたほうが煮たのより断然おいしい!

そして蒸し鶏はきのうの夜作って冷蔵庫に入ってたやつ。
暖めなおし、甘酢たれを作ってかけた。

鶏、お酒、みりん、水、ねぎ、ショウガを入れた鍋に蓋をして
弱めの中火で15分じっくり火を通してある。
みりんの効果かねぎの効果か、肉がふっくら甘みを帯びてこれまたうまい。

小松菜は最近安く手に入るので、毎日のように食べている。
有元葉子レシピの「小松菜と油揚げの炒め物」も簡単でおいしい。

さて明日とあさっては何つくろうかな。
楽しみ楽しみ。


2007年05月17日(木) 夜の図書館

閉館1時間前の
夜の図書館は
静かな緊張と見えない情熱とが
隅々まで満ちていて

その空気を吸うと
以前より物覚えの悪くなった
わたしの固い頭も

すこし柔らかく瑞々しくなったような
気がする

時折静かな咳払いと
紙がめくられる音と
キーボードを叩く音が
聞こえてくるだけで
あとはなんの音もしない

その静寂の中に
確かに感じとれる彼らの情熱

一点に向かい真剣なまなざしを注ぐ
彼らの横顔は
男女の区別をこえて
みな一様に美しくて

あまりのことに
ごくんと息を飲んだ

その音がちょっと大きかったかなと
あとで心配になるくらいに
彼らの姿はほんとうに美しくて

わたしは
今更ながら
えらいとこにきてしまった
と、いたく感動したのだった


2007年05月14日(月) 新緑はまぶしくて、風は甘く感じる

実にいい季節になった。

そよそよと風が吹くたびに、どんぐり系の木の葉がみんな翻って白っぽい葉裏を見せてくれる。
やわらかいからか、あんなにたくさんの葉っぱが揺れてるのに葉ずれの音がしない。 

強い風が吹けばそれこそ右往左往。
わぁっとみんなで一斉に右を向いたかと思えば、わぁっとこんどは左を向く。

楽しそうに、笑いながら、あっちにしなり、こっちにしなる。

雑木林の緑は静かに、おおきくうねる。
やわらかな枝が、数多の葉っぱが、しなるしなる。

しなやかに。
おおきく。


風の強い日、帰宅途中、夕方の柔らかな斜光差す木立を、ふと立ち止まって見上げる。
一日の中のほんの数十秒だけど、目と心に焼き付いた風景はとても鮮明だ。

あのしずかなざわめき。

黙々と、そして脈々と続いてきた木々の営みがいとおしい。




inu-chan