DJ SEO's DIARY

2003年09月29日(月) >>くそったれが!

事故った。
あーやっちまった。くそったれが。


何もかもが初めてだったので、色々と勉強になった。
大嫌いな警官とあんなに長く話したのは、久しぶりだ。

中学〜高校と”補導”されてばっかりだったせいか、
警官にはかなり敵意を持ってるが、こういう時は少し役に立つ。


事故ったことにかなりムカついてる僕ではあるが、
実際は僕が完全に悪いみたいだ。
そりゃそっか。自分から突っ込んでるんだから(笑)
思いっきりコスってやったぞ。ざまーみろ。

明らかに100対0で僕の負けと自分でも自覚してたから、
別に相手にいい顔してもしゃーねーわ・・・と居直ってしまった。

だから相手には結構ヤな奴に見えたかも。
・・・けど、こっちだってかなりへコんでんだ。
こういうトコで人間の小ささ見せとかんとっ!(笑)


「やっぱ金要んのかな・・?」


結局のところ、これだ。
問答無用にこれだ。
どうやら会社が持ってくれるらしいが、僕もやっぱりいくらかは
払うハメになるんだろうか・・・!?
気になる・・・サイテーだ。ばかやろー。


話を変えよう。
みんな先週末(朝霧)はどーだったんかな?


先週末はレコードで軍資金が尽きてる僕に追い討ちをかけるがごとく(笑)
心斎橋で、でかい少年と小さい少女にバッタリ。
飲んだ後、でかい少年とパブリックへ。
いやぁ・・・アホほど面白かったよ。衝撃的だ。

オーブがかかってことすら凄まじいが、更にそれが受け入れられてる
あの状況をどのような言葉で賞賛したらいいか僕にはわからない。

その凄さがわかる???

GROOVERで言えば、”メタリカで大盛り上がり”とか
”ストテン(祝・ベスト盤発売決定)で大合唱”ぐらいなモンだぞ!?

あのイヴェントの可能性をまざまざと見せ付けられてしまったよ。
マジであの御二方すごいっすわ。また行かなきゃな。
スヌーザー行ってる場合じゃないかも・・・。

パブリックの質が上がれば、大阪のシーンの質は上がる。
それはとてもいいことだ。変なイヴェント減るやろうし。



まー今後のGROOVERにもご期待あれ♪
ウチはウチでやるって言うか、「平均年齢層1〜2歳上」ってのが
基本スタンスなんで。


2003年09月21日(日) >>9.20.SAT GROOVER

来てくれたお客さん、どうもありがとうございました!



今月は先月の悲しい反動(?)もあって、集客少なめで↓

それに加え、僕のプレイミスも連発でかなり下手やった。
自分でやってて「なんか素人みたい・・」と思ってしまうくらい
だから相当だろうね・・・もう4〜5年はDJしてるのに
なんで僕は一向に上手くならないんかな?
PS2のせいにでもしとこか(笑)?

・・・いやあ正直、DJとかに限らず”練習”とかって嫌いだしね。
昔は家で必死こいてやってたけど、やっぱり家で音楽ってのは
”なにかをしながら聴く”モンやと思ってるし、
最近はそんなかなー・・。

今月の選曲はどーでした?
感じ方はヒトによって違うやろうけど、個人的にはなんか微妙だった。
自由にやるねんから、先月とは対比的にやったらいいのに
それをやっていいものなのかどうかとか、いろいろ考えてて
イヴェント終了まで読めず・・・”迷走”。う〜ん・・。

しかもリクしてもらえてたセカンド・サタデー家に忘れてきてるし
かなりショックでした・・・リクくれた方申し訳ない。


まっ、気を取り直してやってこう。
タイム・テーブルも今年はずっと模索状態だけど、
来月からまたいじろうかな。

いくら僕がメインで回してるっていっても、今月はかなり僕比率が
高かったし。ちょっとバランス悪かったからね。


ってな訳で今月集計。

リクエスト(答えられた分)
●LCD SOUNDSYSTEM/BEAT CONNECTION
もうRAPTUREとつなぐのは定番。セオがプレイ。
さすがにこのつなぎ飽きた(笑)?でも何回聴いてもこの曲はシブイ!

●CORAL/GOODBYE
セオがプレイ。僕未だに2ND買ってないんですが、
内容いいっすねー。

●U.N.K.L.E./EYE FOR AN EYE
恐ろしいくらいヤバイ新曲。セオがプレイ。
アルバムもう出た?

●NEW ORDER/TEMPTATION
サカモトがプレイ。

●RANCID/FALL BACK DOWN
最高すぎる新作から。セオがプレイ。
グルーヴァ-ズよ、パンクになれ!

●MY BLOODY VALENTINE/SOON
セオがプレイ。

●ASIAN DUB FOUNDATION
/FORTRESS EUROPE
ヤマシタがプレイ。盛り上がります!

●DISMENBERMENT PLAN
/SENTIMENTAL MAN
セオがプレイ。でも解散ライブもほとんどのお客さんが”くるり”
目当てだったそうで・・・。

●CHEMICAL BROTHERS
/GOLDEN PASS
サカモトがREMIXをプレイ。
あのREMIXなかなか良いっすな。

●ご意見・ご要望
「さかもとさん、(時間)ながくしてください」

ただ今検討中ー。
たしかに今、さかもっさんが一番人気なのは事実だからね。
でも最近の彼はもっぱらプログレ・ハウス/テクノ志向。
オール・ジャンル・ロック・イヴェントと銘打つGROOVERの
トータル6時間半(390分)の中にある、この音の割合は
やっぱり90分が限界なんだよね・・・。
これでも多いほうやと思うし。
それ以上になっちゃうとテクノ・イヴェントになってまう・・。

「それでいーじゃん」と言うんなら、仕方ないけどさー。

GROOVERは、多少のDJの好みはあれど、新旧含めた選曲で
”ROCKMOVEMENTの現在を語る”イヴェントですので。

お客さんによっては、聴きたくない音も当然あろうかと思いますが
どれも素晴らしい音楽だと思いますのでね。

”EVERYONE DESERVES MUSIC”
ですよ。もっと心を広く自由に。

それにしても、マジで今の僕の心の支えはマイケル・フランティやわ。
今、”生きてる”ってだけで負け犬のカートよりも強いよ・・。
マジでまた日本に来てくれー!


2003年09月09日(火) >>なぜ日本において洋楽ロックは低迷してるのか!?

何故、日本において洋楽ロックがピンチなんだろうか?


もう、こんな風に言われ始めて4〜5年経とうとしている。
「いつか盛り返すんじゃねーの?」とは常に思ってはいるし、
そうしなきゃ人生やってけないんだが、やはり
「俺のロックン・ロールは一体どーなっちまったんだ!?」
ともずーっと思ってる。


一体ナニがいけないんだろう?


シーンのカリスマがいないからなんだろうか?
そこに伝説がないからなんだろうか?


たしかにそうだ。


が、果たして実際にそう決め付けていいんだろうか?
僕にはもっと大きなシーンの、ものすごい悪循環によって
現在のシーンが作られてしまっているようにも思う。


話はすこしそれてしまうが・・・
音楽とファッションは切り離せない関係にあることは説明いらないだろう。
MODSやヒッピー、パンク、グランジ、ハードコア・・・
どれも密接にリンクしている・・・。

自分のことを棚にあげといて言うが、
オシャレを全く意識してない音楽好きや、
音楽を全く意識していないオシャレさん
からは、そーゆー意味で全く説得力に欠けると思う。

だが、ここで僕が言いたいのは
「音楽とファッションがリンクしないからいけない」
なんてことじゃない。

もっと広い意味で僕は言いたい。
”世界レヴェルでの消費文化の飽和状態”
といえば、何となくわかるだろうか?

わかりやすく、ファッション・シーンで説明すると・・・
最近、”みんなそろって同じ格好しなくなった”ような気がする。
ってことだ。

もちろん、例外はある。
今でも堀江に行けば、輪投げをしてやりたいくらいの
麦藁帽子をかぶった少年少女を目にもする。
あれは間違いなく流行りだが・・・

それでも以前にくらべたら、みんなそれぞれ服を選んで着ている
ような気はする。
90年代からの渋カジ〜アメカジ〜スケーター〜裏原宿〜
モード・アヴァンギャルド〜カジカジ系古着(笑)
・・・などに比べれば。

現在はそれらの流行を通り越して、人それぞれが好きな格好を
している。それは色んな情報を簡単に集められるように、
社会が変わってきたからだ。

こんな世の中になったら、みんなオシャレになるのになぁ・・・とか
雑誌の編集者みたいな人は言ってたんだけども、これは逆に店側
(売る立場)からすると、実は素直に喜べなかったりもする・・。

平たく言うと・・・
「ナニが売れるかわからない」からだ。

ビルケンシュトックや、クラークス、オーバーオール、グッドイナフ
柄物シャツ・・・・確かに今年も流行りのアイテムもあるが、
やはりスタッフやってる人からすると「やりにくい」そうだ。

・・・そりゃそうだ。
「今期の売上はこれ入れとけば安心♪」なんてのがないんだから。


それはそのまま音楽業界にも言い換えれる。
・・というか音楽業界の方が実際の話”顕著”だろう。


もうどんなジャンルでも気にしないで聴くからだ。


今現在、パンクやグランジ、ブリットポップなどのバーン!!とした
ムーブメントがこないのは、まさしくこの理由からだろう。

ロックというジャンルは、その時代その時代に他ジャンルからある要素を
吸収(あるいは乗っ取り)して、クロスオーバーしながら生存しつづける
害虫のようなジャンルだ。そのおかげで若いリスナーは他ジャンルへの
抵抗(時には偏見)がなくなり、更にいい音を求めるようになる。

ってなると、当然聴くジャンルが広がるから買うCDもバラエティに
富んだ内容になってくるだろう。現在は情報も細かく入手できるから、
インディーもインディーでなくなってきてるから、さらに購入幅が広がる。

・・となると。
”みんなが絶対に買うアルバム”ってのが、
やっぱり少なくなってしまうんだよな。

だから、カリスマが生まれにくい。
そして新人バンドが生き残りにくい。


一般的には「日本のバンドの質が向上したから」とも良く言われる。
これはごもっともだ。だが、僕個人的にはこういう流れの盛り上げ方
(スヌーザー誌などが顕著だが・・)には、正直危機感を覚える。


この話を掘り下げると、
「UKロック⇔J−ROCKの流れってどーなん?」
という話になってくる。

この流れの人は正にこれからなんだけど、この渦中にいるであろう
「くるり」の岸田氏が「D.C.!!」言うても、ハードコアの話
されても・・・って感じなんだろうね。


実際に僕が言いたいのは正にここ。
ここに日本の洋楽ロック不況の理由がしっかりとあるような気がする。


60年代くらいからずーっとそうなんだけど、
海外アーティストの日本へのシングルの切り方って違うよね。
ちょっと前だとWEEZERのフォトグラフ(日本)と
ハッシュパイプ(海外)、最近ではBLURのクレイジービート(日本)
アウト・オブ・タイム(海外)だとか。

これは、日本人が明らかに”POPS思考”であることを示している。

確かに言語が通じないからメロディ勝負になるし、POPであることに
越したことはないんだが・・・。


でも僕からしたら、”J−POP”の延長線上にしか思えないんだわ。
そーゆー聴き方って。
んで”UKロック好き”にはそういう人もいささか含まれているんじゃ
ないんかなーとも思ってしまう。


”ロックの持つダイナミズム”に心打たれる衝撃を味わってるか?


僕はレッド・ツェッペリンのLIVEを聴いて、ちびりそうになった。
なんかやっぱり違う。でも信じて欲しい。
この素晴らしさは彼らが伝説になってるからじゃない。
今でも余裕ですごいのだ。ニルヴァ―ナだってそうだ。
死んだから伝説になったのは事実だが、あんなLIVEをやれる
ギターバンドはどんだけ贔屓目に言っても、現在いない。

あいつらはロックン・ロールが持つ何かを持っているんだ。


何故、今のバンドにはそれがないのだ!?

それは、新しい音を突き詰めようとしないからだ。
必ず何かが”お手本”であるからだ。
いや、もちろん今までの素晴らしいバンドにもお手本がある。
オアシスのノエルは、
「俺の曲は、30曲くらいの曲の中からいいところだけを
チョイスして作ってるだけだ」とも言っている。
だが彼らの音は絶対的な”何か”を持っている(た。)


ニルヴァ―ナだってだ。彼らの音楽からはピクシーズ、ソニックユース
メルヴィンズ・・・をはじめ、多彩なバンドからの影響が伺えるが、
彼らの音は実際に影響を受けたバンドの音を、はるかに凌駕している。

僕はそこから、カートの凄まじく大きいリスペクト愛を感じる。
自分にだけの何かが見えているからだ。
それを支えるのは、なんだ?
なぜ精神的な意味での”パンク”が重要なんだ?


ハードコアに。オルタネイティヴに。
やはりここなんだよな。いい音楽作るには。


メロディック・ハードコアを新解釈で聴け。
ランシド新譜で嬉しくなって、オペレーションIVYを聴け。
D.I.Y.!!!


追伸:マイケル兄貴元気すか?
僕はそっこう”THE BEATNIGS”買いました。
音の内容にぼーぜんとしつつ、ブックレットの厚さに感動しました。
サインください(笑)

・・・んで誰か訳してください(汗)。 



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