非日記
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例の便所に侵入してきた蔓には結局蕾がつかなかったんだが、別のものは付きました。「なんか、だんだん葉っぱが減っていくような」と暢気に思っていたところ、ある日夜中に便所に行って、頭に蔓があたったと思ったらボタッと落ちてきた。緑の太いのが。
ギャー!
って、感じ。 そんで一週間ぐらい経って、また夜中に便所に行ったら、いつの間にか全ての葉っぱが消滅していて、代わりにウェスト周りが三センチぐらいありそうな全長五センチぐらいの緑の太いのがブラブラしてた。
あんギャーッ!
って、そんな感じ。 私が足の無いやつと足の多すぎるやつがもの凄まじく嫌いな事を知っての所業でしょうか。蔓の上の方をティッシュで摘みながら(気持ち:あなたの歩いた後を触りたくないの)、冷や汗をかきつつハサミで切り落とし、淫らにくねる人を落さないように高速で移動して、深夜の大家さん宅の広大な庭に投げ捨てました。
うっかりしたらボットンの中に落してしまうかもしれないと思ったらもー。私はどこかのお后様と感性が違うので、毛嫌いしている相手には自分の排泄物に触られるのすら嫌です。「私の排泄物を汚すな」ぐらいの勢いで。棒で突いたりするのすら嫌です。自分で勝手に張り裂けて内臓を振りまきながら死んでほしい。私は五キロぐらい離れたところから望遠鏡で視認しておきます。塵一つ残さずに消滅して欲しい。その後をぞうきんで清めた後(そのぞうきんは燃やしたい。その灰は川へ流したい)、強塩酸か強硫酸か、消毒液をかけて、さらにブラシでよく洗い、三年ぐらい結界を張って放置し、その上で満月の夜に一晩月光にあてておいた聖水を用いてなんらかの儀式を執り行いたい。気持ちだけはそれぐらいの気持ちです。強く思います。だから、むしろ生きたまま撤収してもらった方が話が早くなる。
あれ、なんの幼虫?あげは?あげはなのか?(「緑ならアゲハの幼虫ね」と人に言われた)違うと思います。だって凄く緑だった。アゲハの幼虫にはなんか柄があったきがする。目玉みたいな柄が。
そういう具合に恐ろしい目にあっていたので、ある日夜中帰宅して、真っ暗な中、手探りで玄関で靴を脱いでいたら「何か」が落ちてきて足に当たった瞬間の気持ちときたら……!
ダッシュで飛びのいて、急いで電気を付けて確認しましたら、なんの事は無い。落ちてきてたのは壁でした(3×3で、幅一センチぐらい)。な〜んだ、壁か。もうっ、ビックリさせるなよ!
でもしかしよく考えたら安心するような事でもないような気もしないでもない。
色々こそこそしていました。 「どうして私は電車に乗っているのだろう?……と思っているうちに、気がついたらアニメイトにいた……。一昨日もいたような気がするが?」とかね!
大丈夫大丈夫! 喜んでいるかどうか親にすらわからなかったこの私が何をどのようにどれくらい欲しているかなんて誰にもわかりっこないわ!財布を新調しようとした時に毎日仕事帰りに同じ店の同じコーナーに立ち寄って同じ財布をしつこく眺めていても、ついに店員に「どうですか?」と声をかけられるまでには一週間あったもの!
そうして私は物凄く欲しいものを買おうとすると羞恥に悶える性質なので、ついそれほど熱烈に欲しいわけでもないものを一緒に衝動買いしてしまって、だのにそういう行動こそが余計に恥ずかしい気がするために、レジに出す時には自分的に一番恥ずかしいものをよく見えるように敢えて一番上にして出す、とかいう性質なのです。 一体誰に向かって何を隠そうとしているのか、わかりかねます。たぶん自分に向かって己の欲望を隠そうと懸命の努力をしていて、凄い勢いで空回っている。興奮して大喜びしてバタバタしている己の尾に気づいて、尾っぽがバタバタしているのに気がついて、それが気になってしようがなくて、その自分の尾を噛もうとして回り続ける犬のような感じ。噛めれば輪になって落ち着く。
そこで私はその時店内に掛かっていた、うみねこ〜のOPシングルをゲームをした事もアニメを見た事もないのに、うっかり買ったわけです。欲しいCDもあったんだけど、好きなものを買った上に好きなものも買う、好きなものばっかりを揃えて買うなんて大それた事はとても私にはできませんでした。 コミケに行ったって、その時一番欲しいCPを絨毯爆撃して一掃しておいて、その上にさらに好きなCPに行く事はできず、全く見ず知らずのジャンルに行ってわけのわからないものを買ってきて、家に帰ってから、「なんで私はアレとかアレとかアレとかも山ほどあったのに全く足を向けさえしなかったのか?!それどころか近づかないように避けたのは何故だ!」と絶望するのがセオリーなのです。
「天/皇/の如く飯を食え(好物や嫌いな物を察知されてはならない)」という教育のせいではなかろうかと思わんでもない。
それで私はうみねこ〜のCDをうっかり買ったんですが、そうしましたらフェアをやってまして、オマケをくれるというわけです。絵柄が数種類あるので選べと言われたのですが、選ぶも何も誰が何者かさっぱりわかりません。だから一番大きく写っているのにしました。何者かわかりませんが、茶髪の女の子が一人だけ描かれているやつです。「一番でかく写っているのだから、きっと主要人物の中でも目だつ役なんじゃないかな?」という気持ちもあり。
そうしましたら、メイとのおねえさんは渡しかけて躊躇しました。
「あの、女の子なんですけど、かまいませんか?」
いったい私はどンだけ男好きに見えるの?
まあ、TV放映当初にエヴァを最後まで見なかったのは好きなタイプの男がいなかった事がメインの理由だけど。新作の映画もよかったと言われながら悩んでる。だってあの人の絵柄は女の子はかわいいんだけど、私的に男の子がかっこよくない。かっこよくないっていうか、かわいくないというか。私はその絵柄で男女を比較した時に、明らかに男の子だという事は確実にわかるんだけど、にもかかわらず綺麗でかわいい、「むしろこの人の絵は男の方が綺麗で可愛い。艶がある」のが好きなような気がする。 「作品中で好きな男がいなかったら、それでもとにかく敢えて誰かこれなら嫌いでもない、努力すれば好きになれるかもしれない男を選択するよりも、妥協するぐらいなら女で割と好きなのを探す。女にはできる妥協が男にはできない」程度には男好きかも知れない。女キャラが好きな時は視野は変わらない。男キャラで好きなのが出ると、瞳孔は拡張するくせに視野は狭窄。 「アナタしか見えない」 その状態が何故か耐えられないので、我武者羅に抵抗し、ろくに見えてもいないものを「コレも好きなんだから!」掴む。 それで色々な抵抗の痕跡があるんだろうな。
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