戯言
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2002年03月23日(土) 残酷

君と会える

最後の日



あたしは

君に

気持ちを伝えた



君の返事は

曖昧で



だけど

それは君の

不器用な優しさだという事

あたしはちゃんと知っているから



君は

そうやって

いつもあたしを

幸せにしてきた



だけど

最後まで

その優しさは

要らない



それは

あたしには

辛いだけだった



君は

分かっていないだろうけど



君に

悪気はないんだろうけど




あたしは

苦しいよ



最後は

もっとはっきりと

突き放してくれてよかったんだよ




君はずるい



あたしの気持ちを

その優しさで

惹きとめてしまう



君は

あたしを

愛す事はないのでしょう?



なのに

どうして



君は

そんな優しさを

あたしに

投げかけるの?




愛されることは

気持ちいいでしょう



でも

愛されることのない人を

愛してしまう

そんな気持ちを

君は

何も分かってない





だけど

そんな君でも

あたしは

好きで

好きで

仕方なく




君より

何より

愚かなのは

自分だと


それも

痛い程に

知っている




君にはもう逢えない



だけど

あたしは

まだ君を

好きでいる




いつか

君より

愛する人が出来たなら



あたしは

その人には愛されたいと思う




そして必ず

君より幸せになる





さようなら


藍音 |MAIL

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