つらつらきまま


2010年06月30日(水)
第2回CLUB CRAWL寄席


前回が前回だったので、今日ものんびりで良かろうと思ったら、意外に(?)大盛況。
 声掛けや手売りを積極的に行ったのだろうか?と推測。

今日は(1)「宮戸川(志らら)」(2)「獅子の子(船越)」(3)「時うどん(やえ馬)」(4)「ハンカチ(遠藤)」<仲入り>(5)「ちりとてちん(瓶二)」(6)「(新作)(小堀)」といった構成。
 前回よりも、噺家・芸人ともども舌が滑らかで、良い雰囲気の会だった。
 遠藤さんがマクラで「落語は今日で3回目なんです」と言っていて、となると私は遠藤さんが落語を人前で繰る過程を今のところ全部見ている訳かと気づき、妙にそれがおかしかった。

小堀さんの新作は親子ものだったが、私が知る限りの小堀さんやその周りを思わせたり匂わせたりするエピソードは出て来なかった。
 登場人物にリアリティがあったが、特定の誰かを思わせるものではなくて、どこかにいそうな不特定多数の誰かを思わせるものだった。
 これは、小堀さんが作る落語(漫才やコントのリメイクを除く)では、珍しい部類に入ると思う。
 噺の大筋は、壊れかけた家族の再生だが、問題が理想的にあっさりと片付いて行く訳でもなく、聖人君子ばかりが出てくることもなく、いつもとは違うテイストをどこか感じた。

家にいると、田部井淳子&ルー大柴コンビでやっていたNHK趣味悠々「山で元気に!田部井淳子の登山入門」DVDを点けている。
 このコンビ良かったんだなあ。
 NHKアナと田部井さんが一緒にジャンダルムまで縦走したやつも面白かったけど、山が山だっただけに、高尾山から始まるルー編の方が親近感が湧く。
 あぁ、山に行きたい…。 



2010年06月26日(土)
異常なし!

健診の結果が気になったので、精密検査を受けてみた。
 心電図や心エコーを見る限り、異常はないので、短いスパンでは気にすることはないとのこと。
 父親にも報告したら、安堵したような声が返って来た。

 自分でも異常はないだろうとは思っていたものの、ちょっとどきどきしたり、足がむくんだりしたら、(これは心臓の症状か!?)とびびっていたので、これで安心。

「田部井淳子のあんしん!たのしい!山歩きお悩み解決BOOK」を購入。
 似たようなものは既に何冊も持っているけれど、去年放送された「趣味悠々 山で元気に!田部井淳子の登山入門」の全放送が収録されたDVDを見たかったのが購入理由。
 生徒役はルー大柴。
 「田部井先生をウェイトしているんですが」とか「山歩きにアンブレラですか!?」とか、「ここの道でトゥゲザーするんですね」とか、教育テレビでも自分のキャラを忘れずに敬語混じりにルー語を律儀に連発していたルー大柴が好きだ(笑)。

 去年、この番組が放送された頃はまだ山にハマってなかったので、O.Aは初見。
 天候が悪かったり、悪くなりそうになると、無理をせずすぐ引き返していたのが流石だと思った。
 自分を守る判断は早め早めに越したことがないことを痛感。

怪我もすっかり治ったので、あー、山に早く行きた〜い!
 天気さえ良ければなあ。
 今回の怪我ではすっかり懲りて且つ反省したので、今度からは、焦らず、ゆっくり足元を確かめながら歩こう。
 背伸びして、色んな山に次々登りがちだったけど、自分の現在の力や状態を見極めないと、困った事態を巻き起こすことも痛感した。
 謙虚な気持ちで、山に向かいたい。

 富士山はまだまだだと思っている私が目標にしているのが塔ノ岳。
 鎖場はあるし長距離なので、不安はあるが、今年中には是非登ってみたい。
 



2010年06月22日(火)
フライング&バック


角川文庫をフラゲしようと、神保町の書泉グランデに行く。
 書泉は袋やカバーが可愛いので毎回楽しみだが、袋がいつのまにか手提げ形式ではなく普通のビニール袋に変わっていて、ちょっと残念。

最近あまりお腹が空かないので運動を兼ねて一駅、二駅と歩いてみることにし、二駅分歩いたところで、地下鉄に乗ってみたら、家とは逆方向のものに乗ってしまい、せっかく歩いた距離を再び戻る羽目に。
 なんか、ここまで間抜けだったら、我がごとながら笑える。

買った本に、工場夜景クルージングに行ったらテレビ東京の取材も入っていた、という記述があり、(もしや)と思ったら、案の定「空から日本を見てみよう〜京浜東北線スペシャル」の時に流れたやつだった。
 こんなところにもくもじい&くもみ。
 なんだかちょっと嬉しい。



2010年06月21日(月)
色あせない


友達から2000年前後の2丁拳銃の写真を貰う。
 ピストルモンキーをやっていた頃の写真は、微笑みながら見てしまった。
 語弊があるかもしれないけど、私はこの頃の2丁拳銃が一番好きだったんだな、と実感。
 友達が一番好きだった写真は、私も一番好きだった。
 それは、「ピストルモンキーフィーバーマン」に出てくるネタ合わせの写真。
 当時の自分の過剰なまでの思い入れも蘇り、何となく胸がキュッとなる。

 何枚か、出待ちの写真もあった。
 私は出待ちをしない人なので、自力でこういう写真を撮ってもらったことはないが、出待ちをする人から分けてもらうことは多々ある。
 油揚げをさらう鳶のようで申し訳ない。
 10年前なので、2人ともやっぱり若い、というか幼い。
 
 もし、今、イベントでピストルモンキーの頃のように生写真プレゼント!みたいなグッズ販売をやったら、私は果たして買うのだろうか(^^;。
 あの時は1日で5本ぐらいバナナ買っちゃってたけど、ちゃんと消費したかな。
 記憶にない。

上方落語協会会長選は三枝会長が続投決定。
 副会長人事はどうであろうか。

会社の健診で、軽い心雑音があると指摘される。
 初めていわれたので、ちょっとショック。



2010年06月20日(日)
あずさとかいじ

行きは特急スーパーあずさ、帰りはかいじを予約し、甲府まで行って来た。
 往路は要所要所で撮り鉄が現れてびっくり。
 「空から日本を見てみよう」に出て来た建物なども時々みかけて、なんだか笑ってしまった。

甲府駅近くでほうとうを食べた後、甲府城へ。
 芝のところに「ここの中でゴルフの素振りの練習をしないでください」みたいな看板があり、こういう看板があるということは過去にそういうことをした人がいたのだなと思い、がっくり。
 落書きされた石垣もちらほらあり、軽くむかついた。

武田神社まで行くバスの時間が合わなかったので、歩いて行く。
 行きは徒歩で約40分、帰りはバスで10分…。

街歩きで汗をかくだろうと思っていたので、石和温泉に行く。
 甲府からは二駅で10分弱と非常に近い。
 「華やぎの章 慶山」という旅館の日帰り入浴を利用したが、お湯はもちろんんのこと、従業員の方がどなたも親切で、それも非常に気持ち良かった。

駅弁を買いたかったが、売り切れるのが早いということだったので、駅ビルのおこわやさんで調達。
 野菜たっぷりで美味しかった。

帰宅後、父から父の日のプレゼントのお礼の電話。
 今年は財布。
 色、形状とも求めていたものを見つけて送ったが、喜んでもらえたようで嬉しい。
 父の日はいつも母と連名で送っていたので、私は今もその感覚でいる。

マクドナルドのキャラクターに鶴瓶さんが選ばれたとのこと。
 石川遼クリヤーファイル全種類ゲットに執念を燃やす人をどこか小馬鹿にしていた私だが、同じようなキャンペーンを鶴瓶さんでやられたら、恥も外聞も顧みずやるな。
 あの時の遼くんファンの方、ごめんなさい。



2010年06月19日(土)
ムクムク


Amazonで注文した「文芸別冊 総特集 武田百合子 天衣無縫の文章家」が届いたので読みふける。
 単行本未収録作品の収録や写真、家族・知人のインタビューなど、思っていたより遥かに充実したムック本だった。
 武田百合子さん、といえば「富士日記」だが、最後の著作となった「日々雑記」の味わいの方が今の私は好きだ。
 夫・武田泰淳氏や飼い猫の玉、作家の大岡昇平氏など、「富士日記」の中では健在だった家族や知人は、「日々雑記」では既に故人だったり、序盤では存命であっても、中盤や終盤になると世を去るという記述が目立ち、作者の百合子さん自身も出版の4カ月後、泰淳氏と同じ病気で世を去る。
 献辞にポツンと書かれた「いなくなった人たちに」という一言に、なんともいえない寂しさと達観さが滲み出ていて、何度も読み返したくなる。
 
 そういえば、「武田百合子」という名前を初めて知ったのは、小学校か中学校の国語の教科書だった。
 載っていたのは「富士日記」だったが、昭和40年代の生活の描写は自分にとって遥か昔の時代のことのように思えて、当時はそんなに面白いと思わなかったけれど、そんな昔のことを書いている作者が存命中ということが意外に思えたので、何となく覚えていた。

 百合子さんが亡くなって、今年で17年。
 日々雑記に出てくる街や物も、今では無くなったり変わったりしたものが少なからずある。
 時が止まった者と、生きている者の違いはこういうことだろうなぁと思う。

神保町にウォーキングシューズを買いに行く。
 条件は「ゴアテックス使用」。
 色々見て回り、条件に合うものがあったので買ったが、ふと、気まぐれにネットでこの靴を検索したら、「欠点は滑りやすい」と、私のトラウマにストライクなかきこみが!
 まあ、山に持って行かないから良いかと思ったら、マンションの廊下で滑ったとか言う記述があり、なんだか泣きそうになる。
 見なかったことにして、そんな噂聞いたことないね、と忘れてしまおう。
 そうするに限る、多分。

「読んでから笑え」のムック本が出た、と数日前の朝日新聞に告知があり、2丁拳銃の名前もあったから、1/2ページ、あわよくば1ページインタビューがあれば買おうかな、と三省堂書店で手を取ってみたら、そんな扱いでも無かったので、立ち読みに止める。
 パラパラめくっていたら、鶴瓶さんがいたような感じだったので、(誰かと対談か?)と思ってそのページに戻ったら、TKOだった…。
 こんなベタな見間違いをしてしまい、鶴瓶ファンとして非常に恥ずかしい。

帰宅し、ネットで明日の甲府行きを予約する。
 手頃な値段で遠くて知らないところに行きたくなったのだ。
 これが東京に来て初めて、特急券を必要とする特急列車乗車日。



2010年06月13日(日)
その名はチョーシ・ノリスン


「なんでもええわ」を見に神保町花月へ。
 感想を書くと長くなりそうだったので、内容は別枠で。
 
 今回秀逸だったのは、自慢しいの小堀さんのことを評したCOWCOW・よしさんの一言。
 「あいつ、ジョージ・ハリスンやのうて、チョーシ・ノリスンや!」。

終了後はヨドバシアキバに行き、iPod touchのアクセサリを色々と物色。
 思ったより使っている。
 昨日は思い立って山歩きのリハビリを兼ねてウォーキングをしてみたが、アプリを使って歩数計も試してみた。
 JRだと200円台で行ける距離まで、私の足だと2時間20分を約1万3000歩掛けて進めば到達可能ということが判明。
 本当に自己満足。



2010年06月09日(水)
あれから


全治3週間の怪我を負っている私だが、その3週間目がちょうど今週の土曜日。
 今週末の天気予報を見たら、土曜日は晴れ時々曇りとのこと。
 いいっすねー、山登り日和っすねー、なんて思う。

 怪我の治り具合はどうか、というと、8割は治った。
 裏を返せば2割はまだ戻っていない。
 仰向けに寝ることについてはもう痛みはほとんど感じないが、座ったり前かがみになったりするといまだに痛い。
 咳をしても痛く、喉と咳の風邪をひいた先週は殆ど涙目だった。
 長引くもんだなー、尾てい骨の打撲って。
 同僚の中には、転倒をきっかけにヘルニアになったのではないかと推測する人もいて、そうなったら私はもうどうすればいいのだ。
 さすがだ、厄年。
 厄払いに行ってこれなら、厄払いしてなかったらシャレにならないことになっていたかも。

BS-TBSで、路面電車で長崎の街をめぐるという番組をやっていたので見ていたが面白かった。
 私が住んでいた地区も映っていた。
 この神社の階段を母と手をつないで下ったなとか、母が買い物に行く時にこの道を通っていたなということをついつい思ったら、やっぱり感傷的になって、少し泣いた。
 誰かの歌にもあるけれど、もういないということも寂しいけれど、それ以上にもうどこにもいないと思うことでより寂しさが募ってしまう。
 どんな声をしていたかも年々忘れて行くようで、それが怖い。

「フジ算」という深夜番組に鶴瓶さんがゲストで出ていることを知り録画中。
 何か告知目的だろうか。だったら嬉しい。
 
タカシマヤタイムズスクエアに行ったら、アンパンマンの乗りものがあり、見た瞬間、(あっ、アンパンマンさん)なんて思ってしまい、苦笑。
 「空から日本を見てみよう」の影響受けまくり。
 ピカチュウを見て、ピカチュウ兄さんとは思わないけど。
 そういえば、民主党の樽床さんの名前を聞くと、“とこ”しか合ってないのに、“とっとこハム太郎”を連想してしまう。
 巷では、枝野さんはせんとくんに似ているという噂が広がっているそうで、確かによく見たらそっくり。



2010年06月06日(日)
100円で出来ること


立川談春独演会を見に所沢市民文化センターミューズ・マーキーホールへ。
 始まるまでお茶でも飲もうかと思っていたら、駅から劇場に着くまでファーストフード店は一軒もなかったので、自動販売機でお茶を買い、公園の芝生のベンチに座ってのんびりと過ごした。

 今日は3階席だったので、談春さんは小さくしか見えなかったが、顔を見に来たのではなく、落語を見に来たのだから、別にいいのだ。
 しかし、今日の私は木曜からの風邪を引きずっていて、時々咽喉の乾燥に耐えられず涙目となる。
 たまたまトローチがかばんに入っていたのを見つけたので急いで舐めて、事なきを得たので良かった。
 ただ、風邪薬も飲んでいたので眠気が襲い、前座さんの落語は途切れ途切れにしか聞いておらず…。
 すみません。

談春さんの演目は、「子別れ(上・下)」。
 子別れの上は初めて聞いたが、あぁいう内容だったのか。
 前半では、亭主のだらしなさぶりが、聞いていて愛すべきところが見つからないような描写で、良く出来た女房は一体この旦那のどこに魅力を感じているのかが掴めなかったので、後半もあまり感情移入出来ず。
 子供も健気な部分もあるのだけどそれを上回る口達者ぶりの方が印象強かった。
 「子は鎹」や「子別れ」はメジャー過ぎて、逆にあまり身を入れて聞いたことが無かったので、談春さん独自の演出部分に気付けなかったことに悔いが残った。

終演後、今日の「子別れ」に満足出来た方は、宮崎の口蹄疫被害の募金に1口100円だけご協力ください、満足出来なかった方は募金は構わないのでそのかわり宮崎牛を買って食べて下さいとのこと。
 落語が縁となって宮崎の農家の方と知り合いになり、一番困ってることを訊ねたところ、その時は「バスタオルが足りない」だったが、後日改めて訊ねるとやはりお金、とのことだったそう。
 財布に100円がたまたま1つだけあったし、九州出身者として出来ることは協力したいので、募金をしたが、募金箱の前は長蛇の列。
 凄いな、立川談春独演会のお客さん。

そんな訳で今日の原宿の落語会は行けず。
 まさかの第二弾が行われるCLUB CRAWL寄席は、仕事が立て込んでいたり体調不良に陥ったりしていない限りは行く予定。
 ただ、わがままを言えば、創作落語3席のうち、1席は新作を聞きたいなぁ。
 さらに偉そうなことを言えば、2丁拳銃のネタのリメイクではないものをそろそろ聞きたい。
 漫才形式と落語形式は違うけれども、2丁拳銃とは違う世界を覗きたくて見に行っている面もあるので、2丁拳銃のライブで見たことがあるものを高座で聞くと、面白いけれどもかすかに肩透かしのようなものも感じてしまう。
 更にいえば、完全なるフィクションの方が、色々と思わなくて済むからいい、なんてことも思ったりする。

iPod touchを買ったので、iTunesに入っている曲をiPodに移し替えている。
 歌詞を表示できるソフトもダウンロードしたが、それは歌詞を表示させたい曲をiTunesで再生しないといけないので、地道に再生を繰り返す。
 「グングニル」を再生させた時、条件反射で9年前の単独ライブを思い出し、ぐっとなった。
 やっぱりあのライブは何年経っても忘れられなくて、忘れられないから離れることが出来ない。 
 こういうのはとらわれているというのだろうか。
 私としてはこだわっている、という感覚だが。

第4回から欠かさず録画している「空から日本を見てみよう」。 
 先週の放送の視聴率が5%を割ったらしく、軽くショック。
 というか、この番組の何が私をここまでのめり込ませているのか。



2010年06月01日(火)
ひっそり9周年

兎にも角にも、今日はホームページを開設して満9周年の日。
 開設当初と比べると、動画サイトは格段に充実し、blog、mixi、twitterと、発信メディアの増加は留まるところを知らない。
 
 現在進行という点では、このページはほとんど役割を果たしていないと思う。
 だが、9年の間で見に行った数々のライブの備忘録置き場という点では、まだ居場所はあるのではないかと、私自身は思っている。
 あの頃のあの人達はこうだったのか、とか、あの時のライブはこういう感じだったんだ、と、振り返る場所が一つぐらいあっても良いだろう。

過去を振り返りつつ、チョコチョコと現在進行形の楽しみや喜びを交えつつ。
 こんな感じでこれからも進んでいくと思います。
 これからもよろしくお願いいたします。




 Written and  arranged by  seri   || スキン by エンピツスキンニュース++