とどすダイアリー
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2004年04月30日(金) 「めぐり逢い」

エンパイア・ステートビルの展望台に行きました。NYに来て1年8ヶ月、一度も行ってなかったんだよねぇ。
名画「めぐり逢い」のワンシーンにもなったこの展望台に遂にやって来た、って感じでした。話に聞くと、いつもは切符を買うのに、エレベーターに乗るのに、長蛇の列とのことでしたけど、TODOSは夜の11時に行ったのでガラガラでした。このくらいの時間に行くのが正解みたいですね。やっぱり夜景が綺麗だし・・・。

「めぐり逢い」 原題 An Affair to Remember 1957年製作

ニューヨーク行き大西洋横断の客船に国際的プレイボーイのニッキー・フェランテ(ケーリー・グラント)が乗っている。彼はニューヨークで遺産6億ドルを持つ娘と結婚することになっているのだ。船内で出会ったのがやはり婚約者のいる元歌手のテリー・マッケイ(デボラ・カー)である。二人はニッキーの祖母の住む家を訪れたりするうちにすっかり本気になり,下船前のクリスマスの夜に半年後にエンパイアステートビルの展望台で逢う約束をする。二人とも自分の財産がないので,それまでに自活の道を探す猶予期間である。

半年後、画家になったニッキーは,約束通りに展望台で待っている。テリーは,ビルに行く途中で渋滞にはまり一瞬でも早く待ち合わせの展望台に行こうとタクシーを降りてエンパイアステートビルを見上げながら走り出すと・・・・。
クルマにはねられて重傷を負い待ち合わせに行かれない。夜が更けてもずっと待っているニッキー。足許には吸殻の山が・・・。

テリーは車椅子の生活になり、ニッキーに会うと足手まといになると考え連絡を取らずに幼稚園の音楽の先生をやりながら暮らしている。クリスマスの晩,事情を何も知らないニッキーがテリーを探しあててアパートを訪れる。
最初は何であの日エンパイアステートビルに来なかったのだ、私はずっと待っていたのにとなじるニッキー。一方、誇り高く必死に耐えながら、歩けないことを隠し続けるテリー。

そんな時「最近、君を描いた絵が売れた。この絵には心があると、買った女性が言っていた。その女性は足が悪くて車椅子で・・・。」と言った瞬間、ソファから一歩も動かないニッキーの姿に、ハッとするニッキー。隣の部屋に続くドアを開けると、その向こうに・・・・・・・。

何度見ても泣きます。このあらすじを書いていても泣けてきます。いつか、この歌を歌いたい。いつ頃歌えるようになるのだろうか?




2004年04月28日(水) Mamma Mia

日本でも劇団四季が上演しているみたいですね、このミュージカル。先週観に行ったChicagoがTODOS的には少し期待と違っていたので今回はアバの歌で有名なMamma Miaにした。劇場に入ってみると、劇場自体がChicagoを演っている劇場よりも良く出来ている、椅子のサイズ・クッション、またフロアの角度も少し急になっているので前の人の頭が気にならない。舞台周りもギリシャの島を想定してかブルーで綺麗だ。オーケストラも通常どおり舞台下に押し込まれている。多分ミュージシャンとしてはこの方が快適だよね。

我々の席は前から3列目の舞台袖の方。ディスカウントの切符なので止むを得ないけど、迫力はあるだろうなあ、と思っているとステージが始まった途端の大音響!!
スピーカーの位置がどうも上の方と言うより下の方に設置されているので我々の右耳を直撃!!結局オープニングの音楽だけだったけど、死ぬかと思った・・・。

さて、ストーリーもセリフもメチャメチャ面白い。結婚する若い2人を中心に物語は進むけど、主役は花嫁のお母さん(シングルマザー)と昔ボーカルグループをやってたもう二人のオバサン。そして、花嫁の父親と思われる3人の中年男性。花嫁が20歳の設定だから、結局この中年の3対3の男女の年齢設定はTODOSと同じくらいかな。このへんがまた面白い。オッサンの一人はイギリス人の設定なので、言葉が懐かしいな。

ジョークも満載だけど、まあまあ分り易かった。エンディングには舞台一杯に歌と踊りが繰り広げられ大迫力!!大満足でした。
日本の皆さんは前田美波里バージョンを観てからNYに来てオリジナルを鑑賞されることをお勧めしますよん。


2004年04月27日(火) 50プラス・ショッパーズクラブ

今日は故あってNY郊外の日本人観光客(特に女性かな)にとっては外せない観光地、じゃなかったお買い物プレースとして名高い ウッドベリー・コモン・プレミアム・アウトレッツ に行って来たんす。我が家からクルマで40分くらいのところにありますが、アメリカのブランドからヨーロッパのブランドまで相当に揃っていて、通常販売価格の50%引きは当たり前、果てはサイズなどによって90%引きくらいになるのかな。

行く前にWebで特別な割引きないのかなあと見ていたら題名に書いた

「50プラス・ショッパーズクラブ」

と言う文字。読んで見ると「50歳以上の方は何でも10%引きになるお店のクラブ」と言うことでそれなりのお店が名前を連ねている。今日は火曜日だしラッキー!!通常はJALのマイレージ会員カードで割引きバウチャーが貰えるんだけども今日は両刀使いでディスカウントが楽しめそうだね。

まず目当てのモノは割引きが使えるお店で探すし、行き当たりバッタリに入ってお店で買いたいものが見つかったら、割引きが使えるかどうかをチェックして意思決定する訳だ。今日の割引きのことはいつの間にか

ジジ割

と呼ばれるに至るほどの使いようだったネ。

日記をお読みの皆さんもNYに来られたらお連れしますよ。


2004年04月25日(日) Jazz三昧の一日

今日はHiro師匠のブルーノート・サンデーブランチ・ライブだけど、実は一気にジャズ三昧をしようと夜は井上智さんの出演しているステーキハウスを夕食で予約してる。昼間は老舗ライブハウスでフュージョンサウンドを楽しみ夜はステーキを食べながら4ビートを楽しもうと言う、これもNYならではの贅沢!!

TODOSのNYでの色んな仲間と今回は特にNY州の最北端から車で6時間かけてやってきたサルさんと合計何と19名が大挙してブルーノートに集合した。それもご夫婦やお子さん連れだから極めてファミリーな集まりで、日本じゃ考えられないJazz鑑賞。これも食事とワンドリンクが付いて19.95ドルと言う超お得なお値段だから可能なのかも・・・。日本のブルーノートさん、高過ぎませんか??

最初の曲は何かブルージーなテーマがフュージョンのビートに乗って始まったんだけど、どっかで聞き覚えが・・・、と思っているとサビは「朝日のように爽やかに」。そう Softly as in a morning sunrise をHiro師匠が編曲したバージョンだったんだね。スターターとしてはJazzファンをもニンマリさせる粋なステージ構成。そしてCDから My Dear Kobe や新曲を含み、オクターブ奏法が炸裂する。最後の曲は Park Avenue 。大盛り上がりの凄いステージだった。写真をフォーカスのページに載せているので見てくださいネ。

そして夜はサルさんと共にアッパーウェストのステーキハウスへ。ここの料理はアメリカに来て1年8ヶ月の経験の中で最高のカテゴリーに入る!!これは美味しい。そしてお値段もベラボーではないのでお勧めですね。ステーキの肉も焼き方などは伝統的なアメリカの焼き方だけどお肉がジューシー。付け合せの野菜が凄く美味しかったな。あ、そうだ音楽!!勿論、こちらで何度も聴いている井上智サウンドは最高です。今日はエイブ・リベラ君が入院中とのことでアイバニーズのGB10での登場。サステインの効いた、これもなかなか良いサウンドだった。ベースは翌日から本拠を日本に移すので長年住み慣れたNY最後のセッションの井上陽介氏。良く歌うベースだなあ。そして笑顔が素敵。

こうして Jazz Guitar ダブルヘッダーは終了。コストはチップ込みで一人当たり73ドル。それもお腹一杯になる美味しい一流の料理を食べてだから、NYは天国だねぃ。


2004年04月23日(金) Chicago

ブロードウェイにシカゴを観に行ったヨ。昨年、映画化されて大変な評判になった演目でなかなかチケットが取れないのですが運良く前の方の席が取れたので行ったのですが、やっぱり超満員

普通オーケストラは舞台の地下の狭いスペースにひしめくように裏方に徹して演奏しているのですが、このシカゴでは何と舞台の上がオーケストラのポジション。それも全員が角度の急な「ひな壇」で一人一人が良く見えるポジション。ずっと観客に見られながらの2時間と言うのはミュージシャンとしてはキツイだろうなあ。

舞台の殆どのスペースをこうやってオーケストラが占領している関係で歌と踊りは極めて限られた場所で行なわれる。それも殆どの衣装が黒だから、モノククロームの世界。舞台全体と大きく使ってカラフルに繰り広げられる伝統的なミュージカルとは大きく違うね。これも新しいウェーブなのかな?

ちょっと風変わりな役割りでソプラノで凄い歌を歌うおばさんがかなり前面に出てくるんだけど、ステージも終わりに近付いたところでオ・ト・コであることをばらす場面は大笑い。迫力あるステージでした。やっぱり、ここはブロードウェー!!


2004年04月22日(木) GODZILLA

と言ってもヤンキースの松井クンの事ではない。オリジナルのモノホンの東宝映画作品のゴジラくん。

それだけじゃなくって Godzilla Vs. Mothra, そう「ゴジラ対モスラ」なのだ!! e-bay でオークションにかかっていて1.99ドルで落札したVHSのビデオが送られてきた。正規版のアメリカバージョンなのだ。まだ時間が無くてチャンと観ていないのだけれども、音声は日本語の英語字幕かと思ったら、英語吹き替えだった。宝田明も、星百合子も、そしてあのザ・ピーナッツも英語をしゃべっている。そして皆若い。そりゃ当然だよね、1964年の作品、今から40年前だ!!

台風で漂着した巨大な卵と、それを島に戻そうとするピーナッツ。宝田明が新聞記者で星百合子がカメラウーマン。TODOSが小学生の頃、確かクレージーキャッツの無責任シリーズとの2本立てで観たような記憶が・・・。いや、森繁の社長シリーズだったかな?若大将??忘れちゃった。誰か覚えていませんか???




2004年04月21日(水) 良く寝た!!

今日の成田発NY経由サンパウロ行きの飛行機は超満席。一時期はブラジル国民の米国通過乗客を含め全員に指紋・写真がイミグレーションで義務付けられた為に乗客が激減したと聞いていたけど、喉元過ぎたかな??

搭乗を直前に、「大スクリーンの修理をしているので、暫くお待ちください。もしかすると大スクリーンは使えないかも知れませんが個人用テレビは大丈夫ですのでその場合はご容赦ください」などのアナウンスで大勢の乗客は若干ゲンナリしたけど結局は修理が出来たみたい。でも行きと同じプログラムなので全然見る気がしないし、今回は怒涛のスケジュールで疲れていたために、とにかく 寝た!! 実際このところの最長不倒機内睡眠記録の更新だね。

暫くはNY。春を楽しみます。


2004年04月20日(火) 夜中の乃木坂駅

最近「営団地下鉄」がいつのまにか「東京メトロ」になったらしいが、ロゴのセンスと言い、空色と言い、情けないものと思うのはTODOSだけじゃあないだろうな。このCIに一体幾らかかったんだろう。それに駅名をアルファベットと番号にする事にどんな意味があるのだろうか?偉大なる無駄だと思うんだけど・・・。

終電近くに乃木坂の駅から東京メトロ千代田線に乗った。駅には初老の係員が2名居て駅員の替わりをしているのに気が付いた。これも東京メトロになってからのことなのだろうか?老人のアルバイトを雇って正社員を減員してコストを下げているのかなあ・・・。でも12時近くに酔っ払いが殆どの駅で駅員の替わりに派手かつ趣味の悪い制服で仕事をされている老人の姿を見るのは余り気持ちの良いものではない。最近読んだ堺屋太一氏の近未来小説を思い出す。少子高齢化の走りなのだろうか?

若者よ、働け!!


2004年04月19日(月) うなぎ

焼き鳥じゃあアリキタリなので何か違うものを食べようと言うことになったんですが、一人が「うなぎにしよう」と言い出したので、「うなぎ食べるのは久し振りだから良いけど、つまみとかどうなる訳?まさか最初からうな丼じゃあすぐに終わっちゃうし・・・」と言うと「まあ、行けば分かる」って。

そこは渋谷の飲食雑居ビルの1階奥にあったんだけど、うなぎ串焼きと書いてある。カウンターに座ると風情はどう見ても焼き鳥屋。でも串に刺さっているものが違うのヨねえ。セットでナント8種類の違う部位があって1400円。TODOSとしてはうなぎのこう言う串焼きは人生50年、ホントに初めて・・・。取りあえず8本セットを頼んだ訳。

で、これが 旨い!! 
こう言う料理が世の中に有ったんですねぃ。頭だとか肝だとか、ハラミみたいなのとか、どれがどれだか実は良く分からなかった。ウェーターのお兄さんに聞いてみようとも思ったけど、それより先に食べちゃったんで結局分からず仕舞い。一番はどうも腹の部分だと思うけどこれを皮ごと「いろは坂」状態に串に刺したものを塩焼きにしてワサビで食す。これ絶品。んー、コレステロール高そうだけどDHAとかEPAの世界もあるだろうからまあ良いか。

神田あたりの高級なうなぎやとは全くの別世界。日本人は凄いワ。
美味しく食べて店を後にするときに看板を見たら「○力△倫」ってデッカク書いてあった。ホントか??


2004年04月17日(土) 亀井さん登場

最強のジャズギター練習帳を執筆したなんちゃって派には心強い亀井たくまさんがとは住居の関係で一度お会いしてますが、今回は我が家でJBLのサウンドに酔いしれながら酒を呑もうと言う大企画にあいなりました。お持ち頂いた渡辺香津美さんのソロアルバムやT-BONE WALKERなどのブルースなどなど幅広く聴いたり、私のお気に入りをお聞き頂いたり酒が進む、進む。

そのうちにともぼんさんがお出でになり今度はトロンボーンも交えてグビグビと。やっぱりこう言うシステムにはCDよりも空気感のあるレコードが良いヨネエと次々とLPがかかる。70年代後半から80年代前半のフュージョンがかかりだすと実はもう皆盛り上がって止まらなくなっちゃった。当時って純ジャズも良かったけど色んな音楽があった。前田憲男とティン・パン・アレーの共演盤やらが出てきたり、今思えば多分貴重なLPが我が家にはあるみたい・・・。

クルマで来られたともぼんさんは酒抜きで音の酔ってもらい夜はふけていった。いやはや楽しい夜だった。(翌朝は二日酔い・・・・)


2004年04月15日(木) JAZZ系HP主催者オフ会春の陣

さてさて今日は大変な日であ〜る。プロ、アマ、そしてその中間層の皆さん達のJAZZプレーヤーでありながら自分のホームページで情報を発信し続ける積極的な遊び大人の方々の集まりなんだなあ、これが。実は今日は2回目、最初は 忘年オフ会 として開催されたけど残念ながらTODOSは出席できず、その時はこのリンクのページのラストを飾っているように Osapooh さん特製の額に平面写真で参加したのでした。

今回は幹事団の方々と綿密に連絡を取り出張を合わせて参加が叶いました。(若Pさん、とこしゃん、Osapoohさん有難う)おいしゃんと待ち合わせてまず会場近くのおでんやさんで3杯ずつ引っ掛けて景気付けして乗り込んだら、ナント驚愕!!ロンドン時代にしょっちゅうあっていたTODOS仲間のM谷氏の巨体がド〜〜〜ンと目に入り、思わずひっくり返りそうになっちゃった。最近仲間の掲示板を賑わしているマリリンYuiさんと会社が同じとは聴いていたけど、どうもその筋での情報から私にも会えると思って来てくれたとか。嬉しいな。今度はゆっくり飲もうね・・・。

いやもう楽しくて楽しくて凄い会だったけど、余り楽し過ぎてアルコールが入り過ぎ、演しモノは準備してきたんだけどあえなく自爆!!でもまあ色々あって楽しかった。まあ、各掲示板で相当に盛り上がりの様子は分かるので割愛するけど、写真のリンクを書いときます。

おいしゃんカメラ

幹事Osapoohさんのフォト集 

そのうち演奏でも頑張りまっす。


2004年04月14日(水) Meet The OZSONS

時差の関係で(?)前後しちゃいましたけど、日本時間の月曜日の OZSONS の皆さんとの楽しい時間の事を。

私も知らなかったし、多分相当に古いジャズファンの人たちしか知らないと思われるけど The Orpheans と言う日本最古のビッグバンド(詳しくはリンクをクリックして下さいネ)のディナー付きライブにOZSONSがゲストとして出演すると言うことで恵比寿ウェスティンホテルへ行ったんです。

なにせNYの田舎モノなんで恵比寿のサッポロビール工場跡地の再開発も良く知らないしウェスティンがどこにあるのかも知らずオノボリサン状態でやっと到着。一番大きな宴会場はもう「老・老・男・女」が200人以上来てる。いやホントに多分全員が40歳以上、50−70%くらいは60歳以上って感じ。会費はツェー万ゲー千円だから決して安くはない訳だけど、殆どのみなさまは奥様やお孫さん同伴で楽しそう。いいムードです。私の席はOZSONSの皆さんと同じ席でお隣は熊本からわざわざ駆けつけたJAZZファンのラジオパーソナリティーの メトロさん 。オルフェアンズ・オージーサンズの大ファン。楽しく食事やおしゃべりを楽しみながら演奏が進む。

オルフェアンズの殆どの皆さんはオリジナルメンバーだから50-60歳を軽く越えまあ70台って感じですが、皆さん凄いワ。テナーは芦田さん・高浜さんと言うその世界では有名どころ。そして一番驚いたのが 芝小路豊和 さん!!ナント84歳のボーカリスト。カクシャクって言葉はこの人のためにあるようなモノ。美声・音程・声の張り、どれをとっても最高。こりゃ、驚いた。
(メトロさんの詳しいページを参照くださいね)

そしてOZSONSはチョッとしたPAのトラブルにもめげずにフォーフレッシュマン風のバッチリしたコーラスを聞かせてくれた。ビッグバンドをバックに200人以上のパーティーの席でこう言う歌を歌えるなんてカッコウ良いッス。そして終了後はOZSONSの皆さんと一緒に赤坂の リトルマリネラ で2次会。僭越ながら私も歌わせて頂きました。

いやあ、楽しい時間でした。若Gさんいつも有難うございます。




2004年04月13日(火) 杉本篤彦 at ブルースアレー

今日は 杉本篤彦(g)さん のオリジナルバンドによる目黒ブルースアレーでのライブ。彼はこのところライブ活動を相当量こなしているけど、今回はハコも大きく気合の入ったライブ、と言うよりコンサートですね。特に新曲を9曲やるぞ〜、って意気込みで盛り上がってるし、ジャズも織り交ぜるらしいし杉本ワールドてんこモリだ。

Ike-Gさん、Moritatさん、Elvinさんと目黒駅前の居酒屋で景気をつけてブルースアレーに時間どおりに乗り込む。座席指定って、こう言うことが出来るから良いな。ステージには Fender のツイン・リバーブが置いてある。今日はまたチョッと違うサウンドが聴けるよねえ、と Ike-Gさん。期待が盛り上がったところで演奏が始まった。オリジナルメンバーに今日はキーボードが加わり音に厚みが出てるし、ベースの江上さんもエレベ・アコベを曲想により持ち替えての熱演。

ステージはどんどん盛り上がりツーステージ目に入ると、もうこれは普通のジャズコンサートじゃあない!!何か押し寄せてくるものがあるワケで・・・。客席から声は掛け声はかかるわ、手拍子で盛り上がるわ、ステージと客席が一体化してもう大変な状態。そしてHappyと言う新曲からの感動的なエンディングは大袈裟じゃなく「歴史に残るステージ」だったと思う。

ありがとう杉本さん!!


2004年04月12日(月) やっぱりマスターズ

18番ホールでの劇的なバーディーで遂に四大メジャー未冠だったフィル・ミケルソンが先に同じ8アンダーでホールアウトしていたアーニー・エルスを振り切って優勝した。

やっぱりマスターズは最終日バックナインの勝負とずっと言われていたけれども今年もそうなった。いかに3日と半日を耐えて優勝争えるポジションをキープして上昇気流を日曜日の10番から掴むか。毎年過酷なドラマがあった。今年は上位陣が崩れ・伸びない中でアーニーが磐石のゲーム展開に見えたのだが、結果としてはバーディーパットがもう一つ入らなかったと言うことなのだネ。

フィルは名人と言われるアプローチやパットに凝り過ぎて自ら墓穴を掘ったり、テンパーも短めかな?とも思われる反面、家族を物すごく大切にして、奥さんが出産だと言うと大事な試合も直ぐに休んじゃう。もともと右利きなのにゴルフだけは左が有利と左でやっちゃう不思議な人。野球なら分かるけど、ゴルフの左打ちはクラブ(道具)も自由度がなくなるしそうは有利じゃないと思うけど・・・。ギターも同じですなあ。

でもサウスポーは圧倒的に不利だと言うジンクスを昨年カナダのマイク・ウィアが初優勝を飾って打ち破り、結局2年連続で左打ちの選手がマスターズを制した。歴史もジンクスも破られるためにあるんだけど。

いつ見てもマスターズは花々が咲き乱れ、フェアウェーの緑も美しいコース。やっと春が来たなあ、と特にアメリカに居ると実感します。


2004年04月11日(日) 機内のお楽しみ

久し振りにアップグレードしてゆったりと最新鋭のシェル・フラットシートってやつで帰ってきた。座席も良いんだけど、この機体はオンデマンドのビデオシステムが付いてるから、いつでも好きなときに最初から映画が見られる。それにヘッドフォーンもSONYのノイズキャンセル機構がついている高級品なのでバッチリ。たまに乗ると有り難味が感じられて良い。(と、負け惜しみを言ってる)

最初に観たのが「ラストサムライ」。道徳・倫理・武士道、ホントに忘れかけているテーマです。最後に渡辺謙がボロボロに撃たれて死んだ場面で敵方のリーダーが帽子を取って跪いて土下座するのに兵隊みんなが尊敬の念を持って同調するところ感動的でした。しかしトム・クルーズは2度とも死なないのはナンデダロー。

それで次にリクエスト上映で「アルマゲドン」。くじ引きで残る事(つまり死ぬ事)になる娘の恋人を「下まで送るから」と言って、無理やり自分が交替するあたりは正しいハリウッド映画だよね。

なぜか次に観たのが「大魔人」。ゴジラ・モスラ・キングギドラなど現代での怪獣者で人気を博した東宝映画に向こうを張って大映が作った時代劇特撮。サイズの感覚がメチャメチャだったりするし高田美和もンーって感じだけど、これはこれで勧善懲悪の正しい時代劇なのだ。

今日は気流の関係か13時間弱のフライトでした。さあ、また濃い出張期間の始まり始まり・・・。


2004年04月09日(金) Pieces of Images 新発売だよ!!

我がNYでのギターの師匠であるHiroさんのリーダーアルバム  "Pieces of Images" が出来上がりました。クルセダースの Wayne Henderson がプロデュースして、Ronnie Laws や Wilton Felder のサックスも参加して、並みのフュージョンじゃあありませんよ。全曲Hiro師匠のオリジナル。その 録音の様子 はなかなか興味深いドキュメンタリーとしてまとめてあります。

いわゆるフォービートのJazzはやっていませんが、随所に宮之上大師匠免許皆伝のオクターブ奏法やJazzフィーリングが横溢してます。ジャズの基本をマスターした上での、作曲でありよりカラフルな演奏と言ったら良いのかな?

25日のブルーノートでもこのアルバムの中から4-5曲はやる予定とか。すでにロチェスターのサルさんはオーダーを入れたらしい・・・。ブルーノートの前に予習しておいて盛り上がろうと言うのかな。気合い入ってるね。応援頑張ろうね。

さて、今回一時帰国するTodosは何枚かこのCDを持って帰ります。勿論、郵送料はJAL負担(?)なので、特別価格で手渡し提供します。期待して待っていてくださいネ。取り合えず早いもの勝ちなのでまずはTODOSにメール予約ください。

じゃ、明日のJL005で帰ります。

Ciao


2004年04月07日(水) 前頭葉の活性化

スパスパ人間学の録画を見たら「おじさん・おばさんの脳」特集だった。思わず乗り出して見ちゃった。だってもうTODOSも「おぢさん」だからね。まとめると


1.前頭葉が活性化していないと「ひとりよがり」「頑固」「偏屈」に。

2.海馬が衰えると記憶力・思い出す力が減退する。でもこれはボケではない。

3.前頭葉が働かなくなるとボケに向かう。


じゃあ、何が前頭葉が活性化したり、衰えたりする分かれ道なのか?
それは「好奇心」「やってみようとする気持ち」なんだそうです。分野は色々あるでしょうが、ともかく前向きに何でも好奇心を持ってやっていけばいいらしい。

やっぱり、タ〜へでもジャズギを続けるのが今のところ最善の策みたい。


皆さん、迷惑かけるかも知れんけど、ヨロシク( ゜ー゜)/゜*゛:¨*;.・';゛:..・☆


2004年04月06日(火) 常識不足を露呈??

昨日の日記で夏時間になった途端に道路がガラガラと書いたけど、どうも深い理由がありそうだということが分ったんだなあ・・・。つまり私の常識不足だったみたい。

どう言うことかというと、今週は Passover、日本語で言うと「過ぎ越しの祭り」だったんでした。つまり主としてユダヤ教でのイースターの一つの大切な宗教儀式で、簡単に言うと「イスラエルの人々がモーセによってエジプトを脱出して奴隷の身から自由になったことの記念」なのでした。

イエスキリストが十字架に掛かられたのは過ぎ越しの祭りの時であり、復活されたのはその3日後だった訳で、キリストの最後の晩餐というのは、キリストがゲッセマネで逮捕される直前の過ぎ越しの祭りの文字通りの最後の晩餐でもあったんですね。だから「過ぎ越しの祭り」と言うのは1日だけでなく1週間くらいかけて祝うのだそうです。

ウチの会社のユダヤ教の人も休んでますわ・・・。どうも日本人は宗教観念に乏しいのでTODOSみたいにトンチンカンなことを言ってしまいます。

TODOSのページもたまには勉強になるんだわい。


2004年04月05日(月) DST (夏時間)

アメリカは昨日の日曜日から時計を一時間進ませて夏時間となりました。この夏時間、前は文字通りサマータイムと言っていましたけど今は DST (Daylight Saving Time) と呼ばれていてエネルギー節約の意味合いを持たせています。

ぶっちゃけ(若ぶるな!!)日が長くなったからアサ早く起きて1時間すべて早くして明るいうちに仕事を終えて庭いじりでもバーベキューでもしなさい、って感じかな。

今日の月曜日は完全に寒の戻りで殆ど零度から3度くらいしか気温が無いのに風がメチャメチャ強く体感温度は軽く零下状態!!これで夏時間だから、勘狂います。でも夕方外が明るいからフツーに仕事をしていたら ”7時半”。急いで車を飛ばしての帰り道、もう道路はガラガラ!!みんな、待ち焦がれた夏時間の初日、絶対に明るいうちに家に帰るぞ、って気合いが溢れていたみたい。

そしていよいよ今日がこのHP/日記の1年目の最終日。日記の初日が4月6日だったからね。1年前も寒かった事が書いてある。いやー、小学校の時も日記は基本的に3日坊主だったのが50を過ぎて1年続いたってえのは奇跡に近い。

人間、何歳になっても変れる!!身体は硬くなっても、気持ちは柔軟に行きましょう!!


2004年04月04日(日) お笑い新世代

一時出かかったお笑いのニューフェース達もそろそろ世代交代みたい。バラエティーの司会やらドラマ出演(大河ドラマや奥様は魔女)で忙しい先輩たちに追いつき追い越せって感じで若いグループが出始めているネ。そんなグループを紹介してきたのが「エンタの神様」。最近はカミサンに頼んでビデオに録画してもらっているので結構見てるTODOSなんですよ。

佐賀県の歌で有名になった はなわ もこのところ毎週ガッツ石松をネタにした「ガッツ伝説」でエンディングを飾ってるね。活きの良い若手でTODOSが推薦する有望株をリンク入りで紹介しておこう。中にはもう他の番組に出始めている人も居るみたいだけどね。

ドランク・ドラゴン 

おデブの塚地クンとヤセの鈴木クンの2人組コント。色んなキャラを作り出して寸劇・コントで笑わせてくれる。

アンジャッシュ 

好青年風渡部クンと個性的な目のあたりが特徴の児島クンの、これもコント。ストーリー展開もなかなか面白いし、シナリオが練れているネ。

インパルス 

大柄の突っ込み堤下クンとヤセのボケ板倉クンのコント。考えるとコントが3組続いているね。漫才よりもコントブームなのかなあ・・・。

陣内智則

この人は一人でコントをやる。漫談じゃあないんですよね。ハイテクを駆使するって言うか、録音やVTRなども使って一人芸。良いッスヨ!!

青木さやか

男性の一人コントを紹介したから次は女性の一人。この人は漫談だね。尊敬する芸人は清水ミチコさんらしい。元アナウンサーらしく、しゃべりは上手い。奥様は魔女にも既に出演中。毒舌で芸能人の悪口を言う時にTだとかSだとかイニシャルで表現するところを彼女は声には出さないで口の形で言っちゃうからモロ分り。いいのかなあ・・・。

と、まあ色んな若手が出始めている。TODOSの予想ではこの人たちは出てくるよ。まあ、見てなさいって。



2004年04月03日(土) ラッセル・マローン

廃盤になっているラッセル・マローンの1991年録音のCD、"RUSSELL MALONE" が手に入った。ジャケット写真を見ると当然なんだけどスッゴク若い!!ギブソンのカスタムラインであるバードランドを弾いている。

伸びやかでマイルドなトーンで、1曲目はスピード感溢れる Wives And Lovers をコンテンポラリーな感じの4ビートでオクターブ奏法も交えながらの熱演。そうかと思えばベテランベーシスト、ミルト・ヒントンと極めてトラディッショナルなアプローチでの When I Take My Sugar To Tea や、アコースティックギターを使ってのデュオで St.Louis Blues をやったりとカラフルだけどもメインストリームの枠の中での好演が続く。

中でも面白かったのがピアノのハリー・コニックJr. をバックに I Don't Know Enough About You と言う歌を披露。これが、良い!!凄く良い!!深いトーンの声で、「粋」である。ギターはアコギを間奏で少し絡ませるだけで、ピアノの伴奏だけで(ベースもドラムも無し)飲み屋のアフターアワーズって感じ。

今月にニューアルバムが発売されるのが待ち遠しい・・・。(しかし、発売前に e-bay や Half.com ではどうもプロモーション盤とおぼしきブツが安値で出回っている。既に発注をかけています。)


2004年04月02日(金) ギターの不思議

今日はHiro師匠のレッスン日。ブルーノートのライブも目前に他の仕事も積極的に取られお忙しい中でのレッスンをお願いすることになったのです。
お宅へお邪魔するとナント

名器 Abe Rivera を前に電動ドリルをブ〜〜〜ン

と回しながら何やら作業にかかろうとするところ!!

オ〜〜〜〜ッと何をするのか!!

「いやね、ストラップピンの位置が気に入らないので場所を変えようと思って」と気楽におっしゃる。どうもオリジナルの位置ではポーンとハイ・フレットに来た時に左手親指が当たるとの事。それで元のストラップピンを外して同じような色の木材で塞ぎ別の場所にドリルで穴をあけて取り付けようと言う大胆な作業。

いや、大体、このリベラ君(100万もする筈ですよん)ネックの形状が自分に合っていないからと既に他のルシアーに依頼してネックを薄く・そして細くする加工が済んだばかり。段々とオリジナルの姿から変貌を遂げて行くリベラ君を前にHiro師匠は気軽に、「ネックに変更を加えたら更に箱鳴りがするようになって、良い感じなんですよねェ」だって。買った状態のギターは「素材」!!って事。

オリジナル偏重という傾向には全く興味無く、ワーキング・ギターである事がギターにとって幸せ!!またその変化を楽しみながら自分の音作りをして行くと言うプロの考え方。いいなあ・・・。確かに少し弾かせてもらったけど、リベラ君は前とは全然違うのだ。もうちょっとネックの角を落として丸味をつけたいって希望だそうです。


そしてボクのギターが最近「ド」つまり「C」の近辺で共振が出ているので診断してもらった。色んなところを手で触ったりしながら数分経った時に、「あ、これかな?」とFホールから指を突っ込んでボリュームのツマミの裏側を押さえて、「これなら共振しないねえ」だって。んー、確かに・・・。結局、ツマミの裏の結線している部分を少し曲げてみたら見事に共振がストップした!!!!驚き、である。

Hiro師匠の言葉。

「所詮、ギターは道具だから、色々いじってみてもいい訳だし、そうそうは壊れないけど、壊れたら修理すればまた使える。だって木工細工だもん。」

だよね。そういやあゴルフクラブも自分に合わせて改造してナンボだ!!
同じじゃん。



2004年04月01日(木) ワールド・トレード・センター

本日は某社との打ち合わせがありマンハッタンはダウンタウンに向かったのです。具体的なビルの名前はワールド・フィナンシャル・センター(WFC)。そう、あの9.11の悲劇のワールド・トレード・センター(WTC)の一角を成し、全く同じ意匠・デザインのビルで道路を挟んで建っている半分くらいの高さのビルなのです。

WTC跡地の横を歩いて臨時の階段を上がり回転ドアを5つ抜けて目的のWFC2号棟に到着。日本で噂の回転ドアをほんの200メートルくらいの間に5つ抜けなければならないんですよねえ。あ、勿論、自動ドアと言うか強制回転するタイプでは無く、人間が相当に力を入れてやっと回転する極めて重いドアです。でもこのお陰でビル内の気密は保たれているのです。話は逸れますが、日本の回転ドアはハイテクに頼ってスピードアップ・効率の追求をし過ぎですよね。回転ドアはこちらでは凄くフツーですが、目的は通過効率じゃなくて、気密性の保持、冷暖房効率ですね。たまに電動の回転ドア有りますが、絶対に後ろから押されて人間が倒れるなんて事は無いようなスローな回転です。せっかちな人がドアを手で押したくなるくらい。でも押すと止っちゃうんですよ。やはり日本は回転ドアのカルチャー、他の言い方で言うとソフトを身に付けてないのに採用するからスピードを上げたくなっちゃう。残念ながら幼稚です・・・。

さて、WFCの会議室からは丁度真正面にWTCの崩壊した跡地が見えました。もう既に地下鉄の駅が復旧し、本来はビルの地下に存在した駅が、外から見える状態でした。まだ整地工事段階ですが、次第に次の建物が建って行くのでしょう。でも今は何もありません。だから巨大な2本のタワーの影に隠れて見えなかったはずのセンチュリー21のビルのすべてが会議室から見通せます。在るべきものが無い、ってテレビの映像だけでしか知りませんが、あの光景は忘れる事が出来ません。

世界の平和を願って、合掌!!

4月1日なのに固い話題になっちゃってm(_ _)mなさい。



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