内向的恐妻家の日記

   
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2006年07月22日(土) 寝言における深層心理

我が家のつれは、今年の4月から週に4日働いております。

今までは、そんな共働き生活もうまくこなす事ができていたのですが、
つれの仕事の繁忙期を迎えてしまい、我が家にも様々なきしみが出始めて
おります。

一番の影響は、家の中が雑然としていく、、、という事もありますが、
今日は子供の話しです。

つれの仕事が忙しくなれば、子供に対する育児の時間も少なくなる訳で、
ここ2週間は、幼稚園の延長保育を頼んだり、お友達の家に見てもらったりと、
子供を他所に預ける事が多くなってきています。

子供は子供で、全然平気な顔をしており、延長保育も楽しいと言っている
のですが、その言葉もつれはなかなか素直に受け取れないようです。

「だって、こうに似て、消極的な所があるでしょ。」

まあ、確かにそうなんですけどね。。。

そんな訳で、この事をより重く受け止めているのはつれの方で、子供に
負担をかけてまで仕事を続ける必要があるのだろうか、とつねに考えて
おり、私は何度も意見を求められたりしています。

そんな風に、家族会議と称して、夜遅くまで付き合わされたりするのですが、
その愚痴はまた別の機会に語るとして、数日前の夜の出来事です。


いつものように、子供は寝入り、つれと私でゴミの片付けをしていた時の事。

「う〜ん。。。う〜ん。。。」

と、寝室から子供の寝苦しい声が聞こえてきました。

私とつれは顔を見合わせ、こっそりと寝室を覗くと、そこには、苦痛に顔を
ゆがめる子供がいました。

私とつれが子供に寄り添って寝ると、多少子供は落ち着いたようですが、
しばらくすると、さらに今度は大きな寝言を発しました。

「いやっ、いやっ。」

「何?、何がいやなの。
 大丈夫だよ。」


「いやっ。いやっ。
 おうち帰る!!おうち帰る!!
 早く帰ろ、ママ!!」



 ガーン。。。


やはり口ではなんだかんだ言っても、家の外に預けられるのは、子供にとって
負担なのでしょうか。

普段の深層心理にある、家へ帰りたい思いが、夢に出てきてしまったのに、
違いありません。

かといって、子供の為に、すぐさまつれが会社を辞められる訳もなく、
その日はいつもよりも遅くまで、夫婦間で今後について語り合いました。

何とか融通を利かせてあげるしかないね、という結論にはなったのですが、
二人の心は晴れませんでした。

そして、次の日。

いつもと同様の子供の笑顔も、昨日の寝言を思い出し、多少痛々しく受け取って
しまいます。


 が、、、


「ゆうた。
 昨日、寝言言ったの覚えてる?」


「えっ?
 覚えてるよ。」


「どんな夢みてたの?」

「ええとねぇ〜。。。
 ママにカレー屋さんに連れてかれて、
 激辛カレーを食べさせられる夢。」


「。。。」


「。。。」



ゆうたよ。私の睡眠時間を返しなさい。






2006年07月14日(金) かぶ

かぶと言っても、株ではなく、カブトムシの話です。

我が家には、卵の頃から育てているカブトムシが5匹ほどおります。

この5匹、つい2週間前に羽化したばかりで、今では元気にケースの
中を暴れまくっています。

このカブトムシ、当然の如く子供が大喜びして育てているのかと言えば
そういう事もなく、一番飼育に熱心なのは、つれだったりします。

# というか、そもそものカブトムシの飼育のきっかけも、つれが熱望してたから
# だったりします。

という訳で、カブトムシの飼育係りは、卵の頃からのつれのわけで、近所にある
怪しげな昆虫ショップにマメに通ったりしながら、それはもう大事に飼育してました。

その一方、この家におけるこうの地位はカブトムシ以下だ!!、とつれに
認定された私は、そんなライバルのカブトムシに愛情をもって接する事などできず、
ほとんどカブトムシの世話は行いませんでした。

ただ、カブトムシが幼虫の頃は、特に世話もいらず、私の手伝う事もなかった
のですが、成虫になってしまうとそうは行きません。

毎晩、人数(虫数?)分のエサをあげたり、たまにマットを交換したりしなくては
いけません。

私もこれまで通り無関心を装っていられず、つれの命令(強迫とも言う)に従って、
羽化したカブトムシの世話を手伝されたりしました。


そんなある晩の事。突然事件はおこりました。


いつものように会社での仕事を終え、自宅に戻ると、つれと子供はすでに安らかな
寝息を立て、夢の世界に入り込んでいました。

こういった場合、つれに声をかけても起きてくれたためしはほとんどなく、
その日の家事が済んでない場合は、すべて私が残りを受け持つ!!
そんな理不尽な掟が、我が家にはあります。

そんな訳で、その日も、私は家中のゴミを袋にまとめるお仕事をしてたのですが、、、
ふと、気付きました。


『あれっ。カブトムシにエサを与えてない。』


そうです。毎日、夜遅くにカブトムシのエサを与えてから寝るのが、つれと私の日課に
なっていたのですが、その日はつれが先に眠ってしまっていた為、まだカブトムシに
エサは与えられていない情況でした。

これは一大事!!

でも、ここで私が1人でカブトムシの世話をすれば、私の我が家のでの地位も見直され、
つれからの信頼度もアップするに違いない!!!

と思い、私一人でエサを替えました。


そうして私は、期待と満悦感に浸りながら、床に就きました。


そして次の日。

なぜか私を称えてくれる筈のつれの顔色が、どうもよろしくありません。


「カブちゃんズ(著者注:カブトムシ達の事。ハムちゃんズに有らず)
 エサをあげてうくれたのこうだよね。」


「うんっ!」


ほめられる事を期待していた私は、元気よく返事をしました。


「えさをあげてくれたのはうれしいんだけど、
 昨日は、バナナゼリーの日だったのよね。
 こうは、青リンゴゼリーをあげたでしょ。」



わかるか、んなもん!!!!!


「でも、私と一緒に世話してたでしょ。
 エサの法則ぐらいわかってる筈でしょ!!」



「。。。」


「ごめんなさいは?」


「。。。。ごめんなさい。。。」



久々に、これをお読みの独身男性には是非これだけは言っておきたい。

結婚生活とは、理不尽な試練であると。。。


2006年07月07日(金) 子供の初めての入院


今週の月曜から木曜日まで、子供が、ホルモン分泌系の検査の為、
小児科病棟に入院しておりました。

病気での入院ではなく検査入院という事で、入院の必要性をわかって
もらえるだろうか、とか、検査に耐えられるだろうか、とか、ホームシックに
ならないだろうか、とか、入院前、私は子供の事をかなり心配していました。

親バカと言われてしまうかもしれませんが、初めての子供の入院で、
私の方が子離れできてなかったのかもしれません。

結論から言うと、どれもこれも杞憂で、子供は本当に入院をがんばって
くれました。

一応、病棟は24時間の付き添いがOKで、朝方から子供が寝るまで
誰かしらが付き添っていられるという事もあり、子供が不安になる事もなかった
というのもありますが、数日にわたる採血や点滴にも文句は言わず、
本当に頑張ったと思います。

ただ、隣の年下の子には、泣かされてたんですよね。

本人曰く、

「注射の痛いのとかは、大丈夫なの。
 でも、お友達が約束を守ってくれなかったり、
 いじわるされたりすると泣いちゃうの。。。」


だそうです。

う〜ん。。。親としては、体の痛み、心の痛み、どっちにも強くなって
もらいたいのですが、どっちが強い方がよいのだろう。。。

お友達のいじわるで泣いてばかりでも困るけど、人の心の痛みに敏感で、
人に本当の意味で優しくしてあげられる子に育ってもらう方が、うれしい
かな。

# 心の痛みを知る人こそ、人にやさしくできると思うので。


それにしても、入院していない筈の私も、すごく疲れました。。。

私は会社が終わってから病院に駆けつけてたりしてたのですが、いつも
疲れてどっしりと椅子に座り込み、どっちが病人かわからないほどでした。(^^;

ただ、入院していても子供たちはみんな明るくて、奇麗事ではなく、
色々な事で消耗した心を、洗い流してくれた事は確かです。

今日は七夕なので、お願いをして日記を締めたいと思います。



 病室のみんな全員の幸せが、永遠に続きますように!!



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