目次過去未来


2004年07月31日(土)

なんとか無事生還したのは、もう6日ほど前。

生きてます。


2004年07月20日(火)  悪運/<そ→た>

今日は、車に轢かれそうになりました。
僕の心臓がもう少し弱かったら、コロリと死んでいたでしょう。
運転手の判断が10分の1秒遅くても、あっけなく死んでいたでしょう。

僕は、悪運の強い人間に違いありません。
早朝の国道1号で転倒したときだって、擦り傷程度のけがで眼鏡も壊れず、
バイクは一部壊れたけれども、たまたま通りかかったタクシーの運転手やその仲間に助けられて走れるようになり、
なんとかその日の内に東京に帰ってくることができたのです。
あのとき親切なタクシー運転手の代わりに通りかかったのが寝ぼけたトラック運転手だったなら、僕はやっぱりコロリと死んでいたでしょうし、
そこまでいかなくとも、たとえばこの細いフレームの眼鏡ひとつ壊れていたならば、僕にとってはほとんど致命傷だったのです。
けれども僕は生きています。少し疲れてはいるけれども、比較的ぴんぴんしているのです。

だから僕は今年も、無謀な旅に出かけてきます。
死なない程度に無謀な旅です。


******
<そうやってボサっとしてるから、ひかれそうになるんだ。>
******


もしも僕が本当に…、などと考えることほど無意味なことは他にないくせに、つい考えてしまうのは何故だろう。そして、もしも本当にそうだったとして、僕は今さら何をどうするというのだろう。
僕は、完全なる第三者を切実に求めている。決して解決できない悩みの相談役として。


2004年07月19日(月)  違和感/<せ→そ>

 未だに僕は自分のことを中学生か高校生のように考えている。明確に「この時点」という指標のようなものがあるわけではない。ただ漠然と、そう感じることがあるだけだ。たとえば地元で自転車に乗った中高生、特に男の子とすれ違うと、自分と同い年くらいかな、とか、少し下かな、とか思うことがある。申し訳ないことに、実際は10近く離れているに違いない。彼らを同年代と捉えておきながら、その一瞬の後には、彼らの目に自分がどう映っているのか理解する。
 妙な違和感。
 ああもう自分は彼らとは違うのだ。けれども、あの頃の僕と今の僕と、いったい何が違うというのだろう。
 確かにあったはずの10年という期間が、本当に存在したものかどうか疑わしい。ここには、僕がいるだけだ。

 家に帰ると死んだはずの母親がそこにいて、自分はなぜか制服を着ていて、というような話とは少し違うが、もしそんなことが突然起きても僕は素直に受け入れるだろう。今の僕の方が希薄、ということは、僕がこの10年を受け入れていないからなのだろうか。

 最近よく感じる違和感は、こんなところにある。


******
<せっかくだから〜、とすぐに考えてしまう自分は、ちょっとケチくさいぞ。>


2004年07月18日(日)  7月4日のこと

電車の中で1円玉を拾い、道ばたでスロットのメダルを拾った。
銀色の平らなモノを拾いやすい日。でもそんなモノって、かなり限られている。

家には相変わらず、壊れたパソコン。

ファンタジー小説ならこんな時、
壊れたパソコンの上に今日拾った2枚の銀貨を乗せておけば、
実はそれが魔法のアイテムかなんかだったりして、
あっという間に直っちゃったりするんだろうなぁ、と、願いを込めて、
拾った1円玉とメダルをパソコンの上に置いておいた。
次に電源を入れたら、パソコンは魔法の力で直っていた。

1週間パソコンを放っておいたことは、物語の読者には当然、内緒。


仕事をしていないときの僕の頭の中はいつもこんなかんじ。


2004年07月10日(土)  回復

あれから一週間。
無事に病気は治りました。
いったい何だったのでしょう。


2004年07月04日(日)  病気

パソコンが、「ディスプレイ真っ暗病」に罹っている。
白い背景に黒文字なら辛うじて見える程度に、真っ暗。
誰か治し方を教えてください。
目が疲れた。


2004年07月03日(土)  虜/レシーバー?/<す→せ>

西日暮里経由で秋葉原、石丸電気でイヤホンとイヤホン延長コードとCD-Rを買い、還元されたポイントでノートパソコン冷却シートを買って、飯田橋で用を済ませてから秋葉原と日暮里と北千住で乗り換えて家に帰るまで、エンドレスで「ハチポチ」。惚れそう、というか惚れた。それでも第一印象は「歌にみがきのかかった松たか子」。


***
「イヤーレシーバー」という長い名前はどうも落ち着かない。
3392円もするイヤホンを買ってしまった。
貧乏なのに。

しかし、どうやら右耳と左耳では耳の穴の形か大きさが若干違うようなので、サイズの違うイヤーピースがついているのは良い。

‘密閉ダイナミック型’という仰々しい形式で、心地よい装着感。
眼鏡の人間にフック型はあまり適当とは言えず、かつ耳を覆う形のヘッドホンは持ち運びに不便。というわけで、原点に帰る。


******
<荒んだ生活から、今すぐ抜け出せ!>
そうさ!夜中にこんな日記読んでるあんたのことさ!
そして、机の上に仕事を放置して100通のメール消去に時間取られてる俺のことさ!


2004年07月02日(金)  汚名以外は返上/<し→す>

几帳面の集団のような職場で、パートの奥様方に「几帳面なのねぇ」と言われた。
仕事にはだいぶ慣れてきた。一方で、まだ初心を忘れてはいないらしい。この調子。
几帳面すぎるのはよくないのだろうが、仕事の質から考えると「大雑把ねぇ」と言われるよりは、いくらかマシ。だと信じたい。
半年も経たないうちに「横着者ねぇ」とか「ふしだらねぇ」とか言われないように頑張る。

このバイトを始めて、そろそろひと月半になる。
体調さえ悪くなければ、仕事自体はとても楽しんでできる。

とはいえ、相変わらず休日返上で内職もあるわけで…。
平日だって、当初の予定より1時間や2時間は毎日長く働いているわけで…。
自分の人生に対して、5月までの遊びすぎのツケを払っている感じ。

金も時間も、返せるものなら返せるうちに。
ということにしよう。

***
自分に責任がなければいくらでも謝ることができる、という性格は、かなり得のようだ。
日頃の人間関係はうまくいかないかも知れないけど。
ははん。知ったことかー。


******
<死ぬ気でやらなくても、本当にやる気があれば意外となんでもできるもんです。>

これが信条であり、人生でもある。悪いか。悪いな。だいぶ悪いね。ごめんなさい。
******

遠くの友人が電話をくれた。
本当に充実した生活をしているようで、良かった。

*
時折感じられる空白に目を向けなければ、何もかも順調にいく、気がする。
けれども、その選択によって何かが確実に損なわれていくことも知っている。
逃げることを誰も責めやしない。ときには逃げることを勧める声すらある。
現実に目を向けるより、現実から目を逸らすほうが、簡単だ。
安易で、容易い選択。その繰り返しでも時間だけは一律に流れ去る。
だからこそ、現実と真摯に向き合おうとする人を応援したい。

というのはあくまでも独り言だけれど。
*

気づいたらもう、丑三つ時だ。
寝ることにする。
明日は秋葉原で買い物。



******
月が赤かったことを突然思い出した。


深夜はいつもこんな気持ちだったのかもしれない。無理だ。

***
抱えている切なさを いっぺんに。

やっぱり根本は、表現力より感性なのだと思う。
技巧を突き詰めた先にある‘誰かの歓心’を買っても仕方がない、
と思わせるだけの力が、鋭い作品にはある。感性の豊かさが作品の力だ。

失ったものがもう二度と戻らないとわかっていても、語りかけずにいられない切なさ。
たぶん、完全なフィクションとはいえないのだろう。最後の数行は本心に違いない。

読み手にとっては、本当はどちらでも良いようなこと。
全てフィクションなのだとしたら、作者は救われるかもしれない。

***
単なる読者でしかないサイトの、短編の感想。
てきとーになってしまった。もう寝る。


真 |MAIL