目次過去未来


2003年09月30日(火)  傲慢

あの人が傷ついているというのが実は全部嘘だったらどんなにかラクだろう


******
考えると、もう 人が傷つくということの意味さえ よくわからない


困った。


******
9月が終わる。

遅れてやってきた秋が、もう足早に立ち去ろうとしている。
朝晩の水の冷たさで秋を感じたのはついこの間のことなのに。

このまま冬が来て春が来て夏が来て、
僕だけが何も変わらずにいるような錯覚に陥る。
錯覚ならば、それは確かに、僕等だけが。


2003年09月29日(月)  空気の色

からりと晴れた気持ちの良い天気。
と思っていたら、
日の沈む頃、急に大きな雲が広がって、
空気全体がほんのりと薄い藤色に染まった瞬間があった。

不思議な感覚。
眼鏡の自分としては、誰かに悪戯されたかと思うくらい、
見事なまでに有色透明の空間。


うっかり想像してみたくもなる。
今頃は肺の中もあんな色になっていたりして。


日頃は、空気の色なんて、考えてもみないから。

こうして、偶然の一瞬を逃さない決心を、新たにする。


2003年09月28日(日)  尊敬に値する人

心から尊敬できる人は、そう多くない。
ある人の一面に触れて、
その才能や能力、作品、センス、あるいは性格に対して
ピンポイントに尊敬の念を抱くことは少なからずあるが。

僕には、どうやら、初対面の人を高く評価する傾向があるらしい。
だからなのか、付き合いが深くなるにつれて評価の下がる人は多い。
もちろん評価の下がらない人もいる。上がる人もいる。
そういう人との付き合いほど、長く続いて欲しいと切に願うわけだが。


今日は、尊敬している人と、偶然再会した。
その方とは本当に浅い付き合いで、一緒に酒を飲んだこともないが、
彼の話を聞いたり話し振りを見たりして、力のある人だなぁと思っていた。
その彼が、1年ぶりくらいに会った僕のことを覚えていてくれて、
(こちらが会釈したら彼が即座に声を掛けてくれたのでこれは確実だ、
 しかも声を掛けたというよりズバッとこちらを指差したのでますます本物だ、)
その上、本当に1年ほども前の僕の意見に対していくつか言葉をくれた。
その褒め言葉をどのくらい素直に受け取るかはビミョウだが、
彼は随分とものをはっきり言う人間だというのが僕の印象なので、
非常に嬉しかった。感激と言ってもよいくらいに。

去年、彼としてはメールでその言葉を送ってくれる心積もりだったが、
何か不都合があって、何度送ってもこちらに届かなかったらしい。
もしこちらの不手際だったとしたら、本当に申し訳ないことをした。
一方僕の方では、もうその連絡は諦めていた。
すっかり、忘れられたと思い込んでいたのだ。
あるいは、きっと忙しいのだから、などと誤魔化して、忘れようとしていた。
だから、余計に嬉しかったのだろう。

おかげで、気持ちの良い1日になった。


2003年09月27日(土)  浪費のススメ

今日は時間の浪費。
あろうことか、shockwaveのアクションパズルで
3時間も遊び倒してしまった。

「耳」に自信のある人、「音」の好きな人には、音の神経衰弱
mimi-Panic

消し始めたら止まらない。古典的パズルゲーム
ZOO KEEPER

ループを作って蝶を捕まえろ! やみつき必至
ループ

記憶力ゲーム。出題者の表情がたまらない
ダウト アンド ビート




2003年09月26日(金)  地震

北の方が大変なことになっている。
気象庁よ、悠長に地震に名前付けてる場合じゃないんじゃないのか。
他にやることはないのか。
いや、やることはきっとやってるんだろう。
僕とは違って。
・・・ちょっと悲しくなってきた。
明日の天気を当てられない気象庁にすら負けている自分。
やるべきことをやっていないときの自己嫌悪。
かなりどうしようもないのと同時に、かなり辛い。


2003年09月24日(水)

火曜
携帯買った。

今日
墓参り。
臨時で働いた。


書きたいことはそれなりにあるが
なかなかネットに繋ぐだけの力が出ない。
顔が濡れて力が出ない。
知恵も力も足りないなー でもいまなりたーい。
疲れた。


2003年09月22日(月)

やるせない。


2003年09月21日(日)  ±0 家族

本来我が家は4人家族。
数年前から3人家族として生活してきたが、
今日は元・同居人が実家に泊まりに来ているため、
仮に4人家族になっている。

テレビを見ていると、地震関係の番組が始まった。
元・同居人は関西人。
阪神・淡路大震災のときには、地元の明石にいた。
寝ている時間帯の地震だったのが幸いしたらしく、
テレビが足の上に落ちてきたが布団が厚かったので無傷だった、という。

自分は今までに震度5までの地震しか体験したことがないが、
考えただけでも地震は本当に恐ろしい。
地震が少ないというだけで他の国に永住したいくらいに、怖い。

とにかく、元・同居人が生きていてくれて本当に良かったと思う。
あの地震のときに助かっていなければ、同居人になれなかったのだから。
こんな風に、生きている人のことだけ考えていればいい自分は、
本当に恵まれているのだろうと思う。


ところで、
鯰を飼ったらいいことあるかなぁ。


2003年09月20日(土)  悩みどころ

このまま行くと、予想を裏切って、カメラが付きそう。
カメラ要らないのに。いわんやムービーをや。

そもそも、携帯電話自体がビミョウに遠い存在。
PHS歴 約8年でここまでやってきた。
ポケベルが鳴らなくて恋が待ちぼうけの時代にもPHS。
カラー画面じゃなくても、何の不便も感じない日常。

積もり積もったサービスやポイントを、
みすみす溝(どぶ)に捨てることになるかと思うと、断腸の思い。
でも、いい加減つぶれそうだし。会社が。
都内の全ショップ閉鎖も事後承諾だし。
もういいよ。
・・・。
PHSのメアドも気に入ってたのに。
このドメイン、どこのケータイ?
って必ず訊かれるくらい、ユーザの稀少価値激高だったのに。
・・・。

薄々気付いてはいたんだ、いつか君との関係に終わりが来ること。
それでも、僕は感謝と別れを君に告げずにはいられないんだ。
ありーがとーさよーならー♪ ASTEL・・・。


2003年09月19日(金)  誕生日が近い人には、どこに行けば会える?

運転免許の更新に行ってきた。

毎日、とても多くの人が免許を更新するらしい。
この日も平日の午前中だというのに、老若男女が大集合。

免許は、基本的に更新する時期が決められている。
最近ではうっかり失効を減らすために、決められた年の誕生日の前後2ヶ月。
そうすると、問題なく免許の更新にやって来る人たちというのは、
誕生日が更新日の前後3ヶ月以内に限定されているということで。
こういう妙な偏りの見られる場所は他にはあまりない気がする。
星座だと大体2つくらいが主流になるわけで。
今だと、獅子座と乙女座くらい?
免許を更新している人のうち、3分の1くらいは運勢が同じ。
同じ建物の中に、ラッキーカラーとラッキーアイテムが同じ人たちばっかり。
ラッキーな食べ物も同じなら、食堂は日替わりメニューを用意すべきだ。
獅子座向けラッキーメニュー。乙女座向けラッキー献立。
どこら辺がどうラッキーになるのか教えてもらいたい。


免許は、無事に更新された。
講習は、予想以上に面白くなかった。
トータルで2時間。
おばちゃんが1時間半、交通ルールについて話す。
途中でビデオが20分程度、10分間の休憩が1回。
講習のとき隣の席にいた、30代くらいの兄ちゃんが、
バリバリのリーゼントだったのがなかなか良かった。


******

免許更新後、友人と上野の西洋美術館に行った。
12月までの『レンブラントとレンブラント派』。
レンブラントの人物画は、なぜか好き。

夕飯は、新橋のイタリアンバイキング、パパゲーノにて。
体調不良の友人を連れて行ったのは多分失敗だったのだろう。
自分はしっかり堪能する。ごめんね・・・。
バイキング好きを探して、また行こうと思う。


2003年09月18日(木)  罪悪感と安堵感/荘厳かつ手軽な占い

罪悪感は、自分がやるべきだった仕事を放棄したことに対して。
安堵感は、仕事を放棄したことで罪悪感を感じたことに対して。

嘘を吐いて、罪悪感を感じるのは、わりとまともな気がする。
(罪悪感を感じて安堵感を味わっているあたり、どうなのか。)

******

出身中学と同じ名前の占い。
カバラ数秘術
友人の日記のリンクからついふらふらと行ってしまった。
こういうの、凝ってるわけでもなんでもないけど、面白い。
これって、ハマってる? ハマってるっていうの?

ちなみに、以下は結果の一部。‘→’は、自分のコメント。

<自分の本当の性格と現世での使命を解読する>
 →この結果で現世の使命がわかった人がいたらすごいなぁ。
◆長所
情熱、積極的、現実的、自信、大胆、統率力、支配的、実行力、信頼性、野心的
 →「支配的」は長所か?
◆短所
性急、短気、攻撃的、利己的、傲慢、向こうみず、官能的、熱狂、辛辣、破壊的
 →「官能的」は短所なのか。見解の相違だな。
◆備考
穏やかそうだが自己の信念に厚い。
 →「穏やか」と「自己の信念に厚い」は、逆説的関係なのか。

<他人に与える印象を知り隠れた才能を発掘する>
◆あなたの印象
タフで情熱的で魅力がある。統率力があり文化的な組織や施設をつくる。
 →「文化的な組織や施設をつくる」(謎)。・・・才能なの? 文化施設建設?

<あなたの2つの願望>
◆外面的願望
物質的に豊かになりたい、支配したい、攻撃したい
 →一見、Sってことね。
◆内面的願望
同情したい、奉仕したい、道徳的でありたい、支配されたい
 →実は、Mってことね。奉仕。被支配。道徳的?

<自分のライフ・サイクルをつかむ>
◆明日の運勢
仕事は疲れるわりに効果なし。遊ぶにはよい日。
 →偶然だね、明日は基本的に遊ぶ予定だよ。


2003年09月17日(水)  ごちゃごちゃ

先日の日記にも書いた、乙一(おついち)という作家さんの短編集。
『平面いぬ。』だけでなく、他の3篇の収録作品も読んだ。
初めに抱いた感想は台風15号を以って消し去りたいと思う。
天才という評も意外と的を射ているかもしれない。

******

いまは、ポール・オースターというアメリカ人が書いた、
『ムーン・パレス』(新潮文庫の)を読んでいる。
日本翻訳大賞受賞作品。
まだ6分の1も読んでいないので、ちゃんとした感想は後日。

・・・言葉たちは 僕の中に まだ眠っているのだろうか。


******

都会の空。

狭くて、汚くて、と言われてしまえば返す言葉もない。
確かに、ちょっと田舎のちょっと広い空を見ただけでも、
つくば市近辺で観られる星の数にさえ、多少の感動を禁じ得ないが。

それでも、都会の空だって、見上げれば必ずそこにある空なのだ。

建物の群れに囲まれた小さな空を見上げるのは、密かな愉しみ。
少し地上を離れれば、ビルの上に広がる空が不思議な解放感を与えてくれる。
ある意味では、ひねくれた楽しみ方なのかも知れないけれど。


2003年09月16日(火)  ふぅん。

行ってみた↓
キャラミル研究所
ちなみに自分は W・M・F/COOL 。

でも、なんで株式会社リクルートが?


2003年09月15日(月)  時の流れを電話帳で知る。/『朗読者』と『平面いぬ。』

‘好きだった人’がいる。

‘付き合った’わけでも‘振られた’わけでもなく、
今想えば、‘憧れ’とも少し違う。
ただ単に純粋に‘好きだった’人。
大好きだった人。
・・・かなり昔の話になる。

その人の電話番号やメールアドレスが、PHSの電話帳に登録されている。
以前は、電話帳のかなり前の方にその名前が登録されていた。
けれども、いつのまにか、
その人の名前が出てくるまでには少し時間がかかるようになった。

自分が肌で感じる時間の経過は、もちろんある。
それとはまた違った時の流れに対する、えも言われぬ想い。
たくさんの人々との出逢いに覆い隠された、遠い記憶。
気付かぬ内に随分と遠くなってしまった、大切な想い出。
大切な人。

下世話なことを言えば、
一度もヤってないから余計に忘れられない、みたいな。
・・・失礼失礼。


******

『朗読者』を読んだ。
人生には、潜在的な自問自答が、いやと言うほど隠されている。
ところで、完全な物語(「フィクション」と言ってもいい)のつもりで
気軽に買った新潮文庫だったが、とんでもなかった。
如何に自分が世の「書評」と言われるものを気に留めていないか、よくわかった。


そういえば先日、
乙一(おついち)という人が書いた『平面いぬ。』という短編を読んだ。
こざっぱりとした文体で、独特の視点があって、
文章全体が別段技巧的というわけではないけれど、
根底にあるアイディアが大変魅力的で、面白かった。


2003年09月14日(日)  サイエンスチャンネル/白黒はっきり

高校なんかの物理教室にあるという、
作用反作用の実験に使う台車が欲しい。
スイッチ押すと、台車の腹から棒がポンて出るやつ。
欲しい。中古でもいいから欲しい。
1台1万円くらいなら買えるかなぁ。

******
オセロの会社はツクダオリジナルだと思っていたが、
いつのまにかパルボックスに改名していた。
しかも、バンダイのグループになっていた。
うわぁ。


2003年09月12日(金)  おいおい

気がついたら
大イカに捕まっている。
素潜りなのでひとたまりもなく一回休み。

******
免許の更新に行った。
が、行った先の警察署では実は扱っていなかった。
暑い中、電車賃払って出かけたのに。
非常に情けない。自業自得。

******
ここ数ヶ月で1、2を争う腹痛に見舞われる。
天罰か呪いか知らないが、死ぬかと思った @北千住ルミネ。
ルミ姉(るみねぇ)に看取られるなんて死んでもいやだ。

******
高校生クイズが、なんだか微妙。
しかし今でもアレに出たい気持ちに偽りはない。
しかし手遅れ。


2003年09月11日(木)  無常というルールは普遍なんですかね。

世の中なんて、常に自己矛盾を抱えているモノですよね。

******
無常。
生まれたものはいつか死に、
造られたものはいつか壊れる。
その「いつか」が、僕らには結構重要だったりするわけで。

一昨年には本当にたくさんの人が亡くなった。
友人とメールでやりとりしながらも、
テレビの画面からいつまでも目が離せなかった。
遠い場所の話。

今年、自分の誕生日の翌日に、
父の同僚の娘さんが病気で亡くなった。
少しだけ顔見知りの彼女は、僕の1つ年下。
本当に近い、それでも少しだけ遠い話。

どちらも、人が持って生まれた期限を否が応にも知らしめるような。
そういう漠然とした意味では、とても自分と近いところの問題なのだけれど、
人の死というものが、僕にとってはまだどうしても身近ではない。
亡くなった人は、手の届かないところに行ってしまって、
手が届かないところにあるものには、興味を持つのが難しい僕。
多分、本当に大事なものをまだ「死」によって奪われていないから。
運命は今のところ僕を甘やかしているけれど、
そのうちどこか深いところへ僕を突き落とす心積もりなのかもしれない。



今はこの世に存在しない沢山の人のために、そして、
今しばらくこの世に存在し続ける全ての人のために、
平和を祈ります。


2003年09月10日(水)  幸せってなんだっけ

ポン酢しょうゆを手にした明石家さんまが浮かんだ人は、
おそらく成人しているでしょう。


******
いつからか、自分はずいぶんと現実的に生きている、と想う。
以前の、よくわからない精神世界に生きていた頃はなんだったのか。
あれが青春だったのか。
それとも病気だったのか。
もうごめんだ、という気がする一方で、
なんだか惜しいものを失くしたような気もする。

いつの瞬間も、本当にかけがえのないもので。



******
******
酔っている。

少なくとも世間様の64倍くらい酒に強い人間のように思われているが、
実はそんなことはない。

何を隠そう、いま、缶のチューハイでくらくらしている。
別にチューハイを10缶も空けたわけじゃない。
1缶だ。
1缶で十分すぎるほどだ。

もちろん、人様の前に出ればこれくらい水と同じ。

おそらく、こういう人間がアルコール依存症になるのだろう。
そんなようなことを教わったことがある気がする。

酒を殺して飲むということ。とてもよくわかる。
アルコールがアルコールでないような感覚。
アルコールだと思わなければ何杯だっていけちゃうよ〜ん、という感じ。
一種の自己暗示なのかもしれない。

考えてみると、酒が特別好きなわけじゃない。
独りでいるときにはほとんど飲まない。

そもそも、アルコールに惹かれて酒を飲むわけじゃない。
酒の持つ何か、と言うとわかりにくいが、
それの象徴しているもの、とでも言えばよいだろうか。
酒が何を象徴しているのかを自分の口から語ることは避けるが
(それはほとんど恥を曝け出すようなものだから)、
酒に限らず、「〜の象徴するもの」には、かなり魅力を覚える方らしい。

結局、そんな人間なのでござるよ、拙者は。
(何度も言うが、酔っている。)


2003年09月09日(火)  負けている/夜のできごと2つ。/マキアヴェリ

たぶん、もっと、見なければならないものがあるはず。
もっと、知らなければならないことがあるはず。
逢わなければならない人がいるはず。

なのに、こんなところで立ち止まって、
ここで満足している振りをして、
もしかしたら本当に満足しきって。

明日には、全てが無くなるかも知れないのに。
自分からいつのまにか抜け落ちてしまった危機感。

人を見て、羨んでばかりいる。
そんな自分を、どこかから眺めている冷たい自分。
冷めている、わけではない。ただ、どこか熱くなれない。
何に向かうにも、どこかしら諦めたような、そんな冷たさ。
捨てなければいけないのはこれなのだろうと、気づいてはいても。
冷えた身体を抱きしめるだけの余裕も、まだ捨てきれずにいるから。

勇気も力も知恵も努力も、みんなみんなどこかに預けたまま、
それでもまだどこかにゆけると信じられるだけの、自分が残っている。


***
勢いに任せると今でもこんなことになるらしい。


******
******

月と火星が重なりそうだった。
平面で考えると大したことない気がするが、
立体的に、月が手前で金星が向こうにあると考えると、
スケールのでかさにちょっと戸惑う。

バイクでの帰り道、道の先にちょうど月が見えたりする。
こういう時、E.T.の自転車のように、
このまま走っていけば月まで行ける・・・という錯覚に襲われる。
下手をしたら田んぼに突っ込みかねないが。

******
タイトルに魅かれて、BS2で映画を見た。
『ぼくが天使になった日』
面白い映画だったし、メッセージ的にも好み。
ああいう類のわかりやすさが世の中には必要だと思う。

それにしても、主演の男の子アレックス・D.リンツが可愛かった。
あれじゃぁ、女の子でも十分通じる。
99年の映画らしいから、まだ中学生くらいなのかもしれない。
俳優を続けていれば、きっといい役者になっているだろう。
楽しみだなぁ。


******
マキアヴェリが思わぬ反響を呼んでいる。
もしかしたら同一人物なのかもしれないが、
「マキアヴェリ」+何か、をキーワードにYahooから何人かの方がご来場。
有益な情報がないどころか、トップに飛ばされてしまっては
そのキーワードがどこに出てくるのかすらわからないまま
徒労感だけ抱えてお帰りになったことだろう。
大変申し訳ない。発端は単なる聞き間違いなのに。


2003年09月08日(月)  まだまだ続くよ お祝いは

日記のせいなのか、はたまた「お蔭」と言うべきなのか、
友人たちからの誕生日おめでとうメールが続いている。
ありがたいことでござる。(←これは清水義範の『大剣豪』のせい。)

生まれてからだいぶ経っているが、
未だに「年を重ねること=何かが前に進むこと」だと思える。
何が前に進むのかはわからない。もちろんいいことばかりではないだろう。
それでも、自分が刻々と変化しながら生きているということに感謝できる。
そんな自分は悪くない。
だから、みなさん本当にありがとう。


******
年齢と決断。

子どもの頃は、
大人になるにつれて選択肢がどんどん増えて、
それでもズバッと決断できて、
そういうのが大人だとなんとなく想っていた気がする。

実際には、
選択肢だけは一時期、無闇に増えたくせに
よく見るとその大部分がダミーだったと気づいて大慌て。
しかも、子どもの頃は可能性と呼ぶことができたものも
今ではちょっと、もてあまし気味な部分があったりして。
だんだん開かれていくように見えた未来が、
今では少しずつ遠ざかっていくような。

それでも今、目の前に新たに現れた選択肢を、
本物と信じて疑わず、選び取りたいと願う自分がいる。

それも、安易な逃げ道のひとつなのかもしれない。
誰かが言っていたように、結論を先延ばしにしているだけなのかも。
分岐点を増やして、余計ややこしくさせるだけなのかもしれない。


ここはひとつ、冷静にならなければ。


2003年09月07日(日)  結局

なんだかんだ言っても、自分は幸せだということ。

誕生日を祝ってくれる家族、友人たち。



そして、今の自分自身には、それ以上は何もないということ。
これが自分だといえるものが。
これが夢だといえるものが。

ま、そんなもの、なくったって生きていけるさ。
しばらくは。


2003年09月06日(土)  貧相な脳味噌の限界の中で

考えるべきことは、2つしかない。
締め切りで言えば、
少し先のことと、
その、もう少し先のこと。
何も問題はない。
ただ、考え始めればいいだけのこと。
それが、できない。
考え始めようとすると何かが空中分解して、
考えがひとつにまとまらない。

 考えることが、面倒臭い。具体的に何かを考えるということが、面倒だ。とにかく面倒だ。何かを考え出すということが、面倒だ。与えられたものを噛み砕いて消化していくということが、とてつもなく楽なことのように思える。
 しかしそれは、そう「思える」だけのことだとわかっている。与えられたものに不満を感じ、その不満を正面切ってぶつけるだけの気力も無く、ただ脇へ置いて見ないようにするだけのことだ。その只中にいるときには。
 終わってしまえば、脇に置いてあったはずの不満は、どこかに消えている。いつもそうだ。完全に過ぎたことは、たいてい不満を含まない。

 今は、たまたま、目の前に置かれた問題が、受け身になっていては解けないという、それだけのことだ。不満を横へ押し退けることはできた。そもそも、不満を言わない方が体力を使わなくていい、それだけのことかもしれない。あるいは、不満を招くようなこの事態を、自分が積極的に作り出したから、不満が起きる余地も無かったのかもしれない。とにかく、考えなければならないこと自体に、不満はない。
 今回の問題は、そういうことではなかった。自発的に考える、ということの難しさ。自分で与えたテーマに、自力で形を与えていくということの困難さ。ここで考えて決めたことは、すなわち、少し先の自分がやらなければならないことになる。・・・違う、やることは別にいい。問題ない。考えることそのものが、先へ進まないから困っているのだ。考えてしまえば、体を動かせばいいだけ。それもきっと面倒臭いと思うのだろうけれども、今の面倒臭さに比べれば、大したことはないだろう。

 何しろ、アイディアがない。それが困る。浮かんできた考えを形にすることは簡単だ。それはひとつの欲求でもあり、自然と体が動く種類のことだ。しかし、考えが先に進まないときほど、困ることはない。しかも、考えた内容は遅かれ早かれ人の前に曝け出さなければならない。
 せっかくだから、何か面白いことがしたい。
 最悪だ。
 面白いことが悪いことだなどと言うつもりは毛頭無いが(毛頭無いってことは禿ってことか)、面白いことを考える気力すらだいぶ失せてきている。最早、何から手をつけたら良いのかわからない。問題のネタ帳を(実際にはネタを考えているわけではないし、したがってネタ帳でもなんでもないわけだ。そもそもネタ帳というものはたいてい目には見えないものであって、手品のタネが目に見えたら面白くもなんともないというものだ。マギー司郎は手品が面白いのではなく、あの訛のきいたおっさんが面白いだけだ。みんな、騙され)
 話が逸れた。ノートを目の前に広げてまともに考えようとしてみても、何のいいアイディアも浮かばない。気がする。気がする、というのは、実際にその行動をとってもいないのにその行動に対する予測を行っている場合に使う言葉だ。つまり今だ。確かに私はノートを開いてもいないし、筆記用具を鞄から出してもいない。つまり、本気でその問題について考え始めるつもりなど毛頭無いということだ。禿のネタは先刻出してしまった。困ったな。
 ところで、私はマギー司郎が本当にトークだけで売っているなどとは思っていない。マギー司郎をブラウン管を介して見続けること数十年、いや、十数年、彼が偉大なマジシャンであるという事実に疑いを差し挟んだことなど一度たりともない。彼は、どこか間が抜けているように見せているが、本当に間が抜けている。いや、本当に間が抜けているように見せるのが上手い。テクニシャンなだけだ。いやらしいなぁ、テクニシャンて言葉。そんな感想を微塵も気にかけないほど、彼は間が抜けている。もとい、そんな感想に誰も耳を傾けないくらいに、彼のマジックは素晴らしい。ヘボい上にタネも仕掛けもバレバレなマジックを見せる。その後に少し見栄えのある芸を披露する。なんだ、この人本当にマジックができるんじゃないか。しかも、今のマジック結構すごいじゃん。それは大衆の錯覚である。人間の心理作用につけこんだ欺きでしかない。しかし、全てのマジックは所詮、錯覚である。いかに観客の目を欺くかというところに、目的があり技がある。そんなマジックを飯の種にしているのだから、ステージの構成をモノにしているマギー司郎は、偉大だとしか言いようがない。ごめんなさい。本当は、マジックだけだってすごいことはわかってるんだ。司郎さん、あなたは本当に僕のヒーローなんだ。心の中のトップ・エンターテイナーなんだ。これは僕のささやかな反抗でしかないんだ。僕ではなく‘審司’を弟子として一人前に育て上げたことへの。
 話が逸れた。この話の逸れっぷりを見ても、私がいかに本題について頭を悩ませているかが窺えるのではないかと思う。何の関係もない話のために何分もキーボードを叩いてしまった。何が「ところで」だ。本題に入りたくないだけじゃないか。こんなの逃げだ。ただの逃げなんだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。逃げちゃダメだ。
 まずい。このままでは本当にただの廃人になってしまう。いくらシンジが羨ましくても、自制心を失ってはまずい。

 今日はこの後シャワーを浴びて、初めての訪問先を訪れなければならない。できるだけ、変でない人間を装うのだ。ハイビスカス・ティーでも飲んで、気分を落ち着かせることにしよう。



******
今日、清水義範の『虚構市立不条理中学校』を読み終えた。講談社文庫の。
面白かったが、後半はテーマが重く、一気に読むには体力が要った。

趣味の読書に体力使う前に、仕事しろ。


******
なぜ僕の部屋がこんなにも汚いのか。
僕がだらしないから。自己管理能力がないから。
大事なものを増やしすぎるから。
手に入れたものを捨てられないから。
手に入れたいと昔願ったものを棄てられないから。


2003年09月04日(木)  9月

9月になって初めて、パソコンを開く。


******
眠い。

2日の夜から、友人と徹夜で遊んだ。
遊ぶためなら何でもする勢い。
釜飯が美味い。釜飯最高。
昨日は、徹夜の帰り道、朝のうちに北千住で買い物。
人へのプレゼントと、自分用の時計を買う。
午後はほとんど寝た。

今朝は母親に付き添って早朝散歩2回目。
6時から40分ほど歩く。
膝が悪いわりに、ちゃきちゃきと歩く母。
その横を、今にも寝そうなアホ面を下げて歩く自分。
朝食後、ソファーで小1時間寝る。

そして、今、午前10時。
眠くて眠くて仕方がない。
生後何ヶ月かの子どものような生活がしたい。


******
昨日の夕方から夜にかけての、
龍の巣が頭上にできたかと思うほどの天気はどこへやら、
今日の午後は気分まで明るくなるような良い天気だった。
気温も、長袖1枚でちょうどくらいの。
とても気持ちがいい。

 夜、ミーティングがあった。あの場で、今の自分がどれほど小さな役割しか果たしていないかを実感させられた。無駄とか邪魔とか言うほどではないが、いつでも交代可能な人材。そんな気がした。井伏鱒二の『山椒魚』が言うところの、ブリキの切り屑のような。早くそこを立ち去りたかったし、実際、用が済むなり足早に部屋を出た。
 バイクで駅に向かいながら、妙な虚しさに襲われていた。制限速度のちょうど倍くらいのスピードで走っていたかもしれない。死ななくて良かった。とりあえず。そんな安易な死に方では、多分後悔するだろうから。あの世で。

 駅に着いて、電車を待つ間に、駅構内に入っているドトールでオルゾーラテを飲む。ホットで頼んだら時間までに飲みきらず、テイクアウトのカップに注ぎ直してもらった。
 が、階段を駆け下りた僕の目の前で、無常にも電車の扉は閉まり。
 カップに気を配りながら階段を1、2段飛ばしに下りていた僕は、どうやら足首に不具合が起きたらしく。ますます虚しい気持ちで次の電車を待つが、この時間帯、次の電車は30分後。今更ドトールに戻るのは余計に居たたまれない。と、そこへ特急が来た。
 いいや、乗っちゃえ。
 車掌さん、ごめんなさい。
というわけで、早めに地元に到着。

 駅の近くのパチ屋に入ると、狙い目の台が空く。・・・やっと運が廻ってきた。閉店間際だったので、何とか元手を回収。気分の悪さは解消されたが、

この先、どこか虚しい人生に終わりそうな気がするのは、どういうわけだろう。


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