目次過去未来


2001年11月29日(木)  なんだ、そっか。


アイツの方が、ちょっと素直なだけか。



2001年11月28日(水)  可も無く不可も無く?

・・・それって不可でしょ。
すくなくとも、強気のときには。


2001年11月26日(月)  独白 「オオカミと嘘」

自分は「嘘吐きオオカミ」の筈だったのに
ふとしたはずみで気付いた時にはとっくに嘘に喰われていて
皆を騙して喜んでいた羊飼いより余程、惨めな有り様だった。

体が重い。
まるで、腹に石を詰められた間抜けなオオカミのようだ。

ひとつ違うのは
この腹でゴロゴロと硬い音を立てているのが
吐き続けてきた嘘の、塊だということくらい。

 巧妙な嘘のつもりだったんだ。
 いつでも取り繕えるように、しっかり憶えてもいた。
 吐いた嘘の半分は、想い出の映画の半券みたいに
 全部、心の隅に重ねておいたんだよ。
 それが、どうやら、誤算だったらしくて。

・・・もうひとつあった
憐れなオオカミと違うところ。
この塊を腹に押し込んだのは
ヒーローの狩人なんかじゃなく
紛れもない過去の自分だということ。
これじゃぁ、誰かに哂ってもらうこともできない。

ましてや、救けてくれ、なんて。


2001年11月22日(木)  或る人の口癖

尊敬するある人の口癖を、今日も聞いた。


「筆が滑る」

文章を読んでいると、部分的に何か落ち着かないようなところがある。
本来書かれるべき内容が十分に書かれていない感じ。
書いた人間が書きたかったような内容とは離れている感じ。

読んでいてあることだから、書いているときにもやはり同じようなことがある。
筆の進む先は其方じゃない気がしているのだが、
何故か、いちばん書きたいこととは違う方向に筆が走ってしまう。
あるいは、ちょっとつけたしてはみたものの納得が行かず、
それでも消してしまうには惜しくて、ついついそのままにしてしまうような。

もっとも今の世の中、筆はあまり走らなくなってしまったが。


2001年11月21日(水)  熱にうかされ


・・・熱が出るっていいなぁ。

脳の膨張したような不快な快感をタダで味わって、

13時間も寝て、

ビミョーに飯食って、

仕事する自分を褒めるのまでアリ。


でも、これも37度台までかな。
それ超えたら、重要過ぎるが故に無駄な機能、って感じがしません? 笑えなくなるし。
なんか知らんが悪者が繁殖したなら、せっかくだからそのままにしといてくれよ。
いっそのこと。


2001年11月19日(月)  噂の流星群

田園都市は最高だ。
何が最高かといって、星の綺麗さをおいて他にはない。
本当に他には何もないのだ。しかし。

正真正銘、星が降ったので、とりあえず満足なのである。

しし座流星群とやら。
日本が観望に最適だったと聞いたが、本当かもしれない、と思った。

全天(=ここでは見える範囲)で、1分間に20個前後。
大火球(←変換に自信なし)満載。
寒さもかなりのモノだったが、ま、快晴だったので仕方なし。
靴下2枚履きで行っちゃったぞ。山に行く格好だ。
・・・行ったのは田んぼの真ん中だけど。
平地でも東京よりは2・3度分寒いともっぱらの噂だし、許してほしい。

その見事さと言ったら、
隣に居る至らない(そのクセやたら趣味の合う)恋人に、
思わず満足してしまうほどだったのだから。


2001年11月16日(金)  流れゆく想いと共に

街路樹の紅(あか)が空に滲んで、晴れ渡った高い空を夕焼け色に染めている。
地上から天へ溶けだした、秋のいろ。
ひんやりと澄んだ空気。

彼方へ溶けてしまいたい。


2001年11月13日(火)  文明の利器の最たるもの/言葉という獲物

我が家にも出た。
そっと捲ると赤くなる可愛い奴、
炬燵。


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また逃げられてしまった。また、逃してしまった。


言葉を捉まえたいと思ったら、心の隅々まで目の細かい網を張り巡らしておかなければならない。蜘蛛の巣を形作る1本1本の糸のように繊細で、何者も逃すまいとする執拗な神経のように敏感な、しなやかで鍛え抜かれた糸。誰の目にも触れない、最上の策。
掛かった獲物がたとえ自身を傷つけるような代物でも、決して緩むことのない、強靭な網。もがく犠牲者の首に回された殺人者の力強い10本の指のように、たったひとつの完璧な道具・・・。
もちろんこれは単なる喩えだ。肝心なのは、生け捕りにすること。
生きた言葉を殺しちゃいけない。


最終的に、響かない言葉は欲しくない。
死んでしまった言葉は、どこにあっても暴れられない。

厚かましいくらいのは歓迎するが、気の利かないヤツはお断りだ。

響かない言葉は要らない。
自分を動かせない言葉は、他人も動かせない(…だろう)。
少なくとも、そんなモノで誰かを動かしちゃいけない(…と、思う)。
最低限の、ルール(…くらい、守れたらいいのに)。

日々暮らしていく中で、無数のコトバを生み出していくのが、ある種、僕らの習性なわけだ。ヒトは、何故か底なしにことばを作り出していく。ゼロから無限の言葉を紡いでゆく。そんな能力を持っている。(個人的には、これはすごく幸運なことだと思っている。)
それなのに、だ。次々と出てくる言葉は底をつかないというのに、ヒトが生きられる歳月は決まっている。ひとりの人間が言葉をあやつれる時間は、ごく限られたものでしかない。これじゃ、もどかしくもなるわけだ。

・・・で。そうやって生み出されてくる言葉が(失礼な話「バカみたいに」)多い中、時折、本当に時折、まぁ86400秒の間に1度か、ツイてる日なら2・3度くらいの割合で、「なんだか響いた気がする」言葉が例の網に引っ掛かる。ちょっと大きなサーチエンジンで、自分の苗字や名前を検索にかけたくらいの引っ掛かり方。
そいつを、ほんのちょっと吟味する。
ここから先には幾つかの工程が存在する。
 クズを捨てる。
 ゴロゴロしたものはつるつるにする。たまには、すべすべしたものをザラザラにする。
 (キモチワルい言葉は佳くし、クセのない言葉は‘曲者’にする。)
 まるで昔の‘農民’と‘お上’のようだが、搾れるものを搾り尽くし、絞れるものを絞り込む。
 搾った滓は、脇へ押し遣る。本当はそのカスも蓄積されて肥やしになっている。
 捏ねる。叩きつけたり捻ったり。声に代えたり、セリフ調にしたり。
 ・・・・・・。
全部がこんな長い過程を辿って出てくるわけではない。ズバッと出て終わり、「響いた!」ということもある。
こんな過程で、やっぱりどんどん違うものになっていってしまったりもする。
そういう時は、できるだけ元の何もない状態に戻すか、それができなければそこでおさらば。
ここまでやってもぴちぴちキトキトしている「響く」言葉は、しばらく美味しいし何度も楽しめる。


さて。
せっかく捉まえた言葉も、練り上げた言葉も、そうおとなしく留まっていてはくれない。

網がほつれるとき。
ひとたび掴んだと思った言葉も、言葉の溢れる頭の中ではあっという間に紛れてはぐれて跡形もなく消えてしまうから、すぐに籠に収めなければならない。がんじがらめにしておきたいところだが、息苦しくしては駄目で、散歩くらいは自由にできる環境でなければならない。そんな言葉使いのために、ぴったりの技がある。

「文字」。

言葉のための首輪。重過ぎず、かといって弱過ぎない、文字というツールを使う。言葉を意のままにするための手綱。逃がさない。一期一会なんて、昔の人はうまいこと言ったものだ。
あるいは、急速冷凍というかフリーズドライというか、その類のものだと言ってもいい。極力、鮮度を落とさずに済む方法。好きなときに還元して楽しむことができる。
コツは、現れた言葉は直ちにその場で変換すること。そうでなければ、この魔法の効力も薄れてしまう。


こうして、響き渡る言葉を残してゆけたらと思いつつ。


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うほ。長い〜〜〜。
・・・疲れた・・・。

ということで。
後悔先に立たず。
後悔先立たず。笑。


2001年11月09日(金)  パッと見

手抜きみたいなカンジだけど、
・・・そういうわけではありません;

ちょこちょこ取ってあったのを、
そのまま載せたらこんなカンジ(過去1〜4参照)に。

もっといろいろありそうなもんだけど、
ここに出せるのはとりあえずこれくらい。


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新PC、図らずもMebiusクン2代目になりました。
☆外見
 スリーサイズ(単位=mm):324×277×48(太っているところで)
 体重(単位=g):3800
 液晶:15型TFT
☆頭の中
 CPU:850MHzモバイルAMD Duronプロセッサ
 メモリ:256MB
 HDD:30GB
 光ドライブ:CD−R/RW & DVD−ROM
☆その他
 独占禁止法に違反しそうな勢いの会社のOffice XP Personal。
 Version2002には未だ慣れず。
 なんか知らんがモノラルマイクがついてた。・・・丸い。

1代目は、不慮の事故によりお亡くなりに。
2代目は、家から出さないつもり。
箱入り息子ということで。
何しろ、実家にも話題のSOTECのノートが来たことだし。

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さて、飯でも食うか。

今晩は職場の新人歓迎会らしい。
もう、フレッシュじゃない自分。
もちろん昇給と聞いて悪い気はしないけど。


2001年11月05日(月)  やった。

御無沙汰でした。
今後、自分の過去を捏造していきます。
にゃはは。


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