I.W.O.活動日誌

2007年03月31日(土) '07 練習日(2)

きょうの初見の曲は、「パイレーツ」の「デッドマンズ・チェスト」。
1回ざっと全部を試奏した後、予想通り最後の方はお呼びでない感じなので
45小節目から164小節目までを再度やって、それを
今までやってきた「呪われた海賊たち」の55〜64小節と入れ替えてみた。
12分以内のメニューを作るためだ。
先日、定演の時の録音とサウンドトラックを参考にした試算では、
11分42秒ほどで、ちょうどいい長さだと思ったのだが、
試しに通して演奏して計ってみたら、13分近くかかっていた。
あれ?? と思ったが、きょう初めてやったところもまだテンポが遅めだし
全体に、今までやり慣れているところも遅めだったようだ。
実際、定演後に定演の曲をやろうとすると、なかなか気乗りがしないものだ。
もうほとんど燃え尽きた埋み火を起こそうというようなものである。

さて、次は「ミス・サイゴン」のカット版の試し、と予告して休憩時間に
したが、その休憩時間に団長と議論があり、
パーカッションのセッティングの関係で「ミス・サイゴン」は無理とされた。
それで、先週の「伝説のアイルランド」と「北からの風よ」を
1回ずつ通して、きょうの練習は終わりにした。



2007年03月25日(日) 「ロミオとジュリエット」は×

打ち上げの時に最有力候補として発表したら、拍手で歓迎されたので、
撤回する理由をここに書いておこう。

午前中、ずっと検索していた。
プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」の唯一の販売譜である
ヨハン・デ・メイの編曲版が、どの曲を採用して構成しているか?
輸入販売を取り扱っているM8に問い合わせているが返事が来ないので、
いろんな方法で検索するのだが、どうにもわからない。

そのうち諦めて、レンタル譜2種類が採用している曲を、
オケスコアを見ながら聞き直すことにした。
それで、数年前にこの曲を却下した理由を思い出したのだった。

「パーカッションが暇すぎる」

これに尽きるのだ。
この曲で、今回の「ミス・サイゴン」と同じくらいの時間を費やすつもり
だったので、この打楽器の少なさは市吹の活動としてはふさわしくない。
そういうことを考えなければ、プロコフィエフなどよりも、
ブラームスやチャイコフスキーの交響曲をどんどん取り入れている。


そんなわけで、来年度の第1部最後の曲を新たに探さねばならなくなった。

そうなると、次の候補は、私の中では、
天野正道「海のオーロラ」1・2・4・6曲目で決まり!! なのだが、
なぜか、1度だけ聞いたことのある妻は、つまらない曲、と酷評である。
この第4曲目の「脱出」をつまらないと評する感性が不可解でしょうがない
のだが、そう感じる人もいるというのは選曲する上での大きな資料である。
また、この曲は、オーボエがいるときにやりたいという思いもある。

まだまだ先は長いので、のんびり探して考えればよい。



2007年03月24日(土) '07 練習日(1)

定演終わって、またまたふりだしに戻る。。。

きょうの初見試奏用の曲を火曜日くらいからCDをあれこれ聞いて
考えていたのだが、結局のところ、今ある楽譜からやるしかないと気づいて、
「伝説のアイルランド」と「北からの風よ」をやることにした。

スミスの「伝説のアイルランド」は去年1団員が持ってきた楽譜で、
ちょうど「オリエント急行」がもう決定してしまった直後だったので、
そのまま預かって保留になっていたものである。
原題が「Ireland : Of Legend and Lore」となっていて、
「伝説と伝承の、、、」?? と、まず邦題からしてわからない。
検索して初めて題を知ったので、要するにまったく知らない曲だった。
もちろん、手持ちのCDを全部見てみたけれど、持ってなさそうだ。
スコアをざっとめくったら、そう複雑でなさそうなので、
何にも知らずに初見練習しても何とかなるかな、と思ったけれど、
よくよく見ると、5拍子になったり3拍子にもなったり、
その5拍子が、8分の2+2+3+3だったりもするし、
最後のページなどはどうなっているのかさっぱりわからんし、
Bodran とかマーチング・ブロックとか、未知の打楽器が書いてあるし。。。
困ったなぁ、音源ないし、、、と、ふと思いついて、
ブレーンのサイトに行って、ダウンロードコーナーに入り込んで、
検索したら5種類の演奏が見つかったので、2つ買って聞いてみた。
結局、この曲の下調べは、何から何までネット検索のおかげというわけで。。

これは、昨夜聞いてみた段階で、打楽器の使い方もおもしろいし、
曲にも変化があるし、有力候補にしてもいいな、と思ったのだった。

福島弘和の「北からの風よ」は2、3年前から持っているもので、
単なる私の趣味f^_^;
積極的にステージでの演目に入れようとは思わないけれど、
(群馬県のために書かれた曲だそうだし、、、)
いざという時のためにストックしてある何曲かのひとつである。
ま、埋もれっぱなしでは楽譜がもったいないので、
こういうフリーな時期に出してきて楽しんでおかないと。。。



2007年03月18日(日) 第25回定期演奏会

週間予報では最低気温マイナス1°などとなっていたが、
それほど寒い朝でもないし、穏やかに晴れて好天気のようだ。

午前中のリハは、司会と照明中心で、演奏は最初の部分だけで次々進め、
練習の希望のある箇所だけ聞いて、部分的に1〜2回練習した。
ここ何年かの当日リハの方法である。
こんな断片的で中途半端な練習で、本番どうなるだろうと不安に思うが、
そこはもう、今までの練習の蓄積と団員を信頼することにする。

不安材料は寧ろ自分の方にある。
楽譜はもう全部覚えたはずだが、ふとした拍子に混乱することがある。
何かが気になったり、雑念が入ったりすると、うっかり拍を間違える。
楽譜が頭に浮かばなくなることもある。
だから、何度も何度も再確認するのだが、なかなかしっくりしない。
速すぎることなく振れるか、遅すぎることなく振れるかは、いつも不安だ。
自分の側の不安が大きいときほど、うまく演奏してくれるかどうかの不安は
ほとんどないのだが(それどころじゃない、というわけだろう)、
きょうはとりわけKakky の不調が心配だ。
こういうことがあるとは考えたこともなかったが、
やはり彼にもこういう事態はあり得るのだ。
これで25年ほど吹奏楽に関わってきているのだが、
今までに何度もこういうことがあった。
しかし、最も当惑し混乱し苦しんでいるのは当の本人だから、
我々としてはひっそり見守り、本人に任せる以外ないものだ。

今年は開演前アンサンブルというのを採用したので、
開場後、客席の最後列から様子を見た。
なぜか、開場直後にかなりの席が埋まり、
ステージ下のフロアでのアンサンブルも心地よく鳴っていたと思う。
いい雰囲気だったので、来年はリコーダーアンサンブルでも組織して
自分も、、、と一瞬心に浮かんだけれど、それどころじゃないわ!

本番は1曲目をたいへん落ち着いて始めることができたので、
概して調子よく進んだと思う。
演奏中たいへん気になったのは、
・「ミス・サイゴン」Movie In My Mind の後半、盛り上がって行くところで
 Tpユニゾンのメロディーが弱くてたぶんきこえなかった(だろう)
・そのもう少し後のアラルガンドの際、腰がギクッとなって意識が飛んだ
 あのまま倒れたり転んだりしなかったのは奇跡だ
・「ミス・サイゴン」ドラゴンの朝がだんだん速くなってしまった
・「ミス・サイゴン」サイゴンの陥落の最初でリズムが混乱した
・「ディスコ・メドレー」の2曲目の伴奏パートの
 「パーン・パン」というのが、やはり時々気になって仕方がなかった
・「ありがとう」の最初の方のバランス取りを忘れていたのに気づいた



2007年03月17日(土) 定演前日

3時半ごろホールに着いたら、もうステージの準備を終えた十数名ほどが
会館内のあっちとこっちでのんびり談笑していた。
ホール内は静かで冷え冷えしていた。
(外はひどい寒風で、風に押されて思うように歩けないほどだ)
ステージの上のセッティングが済んでいて、音響や照明の準備をしている。
見慣れた光景にはなってしまったが、この黄色い椅子と譜面台で埋められ、打楽器の並んだステージを客席から眺めると、いよいよ、、という実感が
湧いてきて、何か心細いような不安に襲われるのだ。

今回のステージでは、何といってもベル・ツリーがかっこいい。

きょうの午前中にようやくできあがったサンドペーパーブロックを試した。
といっても、ブロックではなく、スチールの板の両端にサンドペーパーを
挟んで使う研磨用の器具を利用したものである。
それを何でこするかがしばし課題となっていたのだが、
靴洗い用の取っ手付きたわしの上にサンドペーパーを巻いて固定して、
それでこすることにしたのだった。
実に傑作な発明と思ったが、ホールで鳴らしてみてもらったら、
音量は意外とあるけれど、何か響き方がぺたぺたした感じなので、却下。
共鳴箱のような物を利用しないと、楽器としては通用しそうにないようだ。
くやしいけれど、より悪いものを採用するわけにはいかない。

その他、いくつかの調整をして、夕食に出た。
すると後から団長が来た。
準備をした人には弁当が用意されているが、それにあぶれてしまったそうだ。
人数確認の際にいなかった誰かが食べてしまったようだ。
明日の打ち上げの時に犯人探しをして懺悔させなければいけない(笑)

6時に始める予定だったが、空席がまだ多いので15分ほど遅れて始めた。
始めてみて、今夜はどの程度照明係と連絡をとりながら進めるべきなのか
わからなくなって大いに困った。
来年は、ちゃんと事前に照明係とも打ち合わせをしておかなければ。。。

練習の方は、1カ月前のホール練習で1度調整しておいたおかげで、
わりと能率良く進んだけれど、それでも3時間はあっという間に過ぎた。
3時間でもまだ短いくらいだ。
ここへ来てTpハイトーン頼りのKakky の様子がおかしい、、、心配だ。



2007年03月10日(土) '06 練習日(50)

きょうが実質的には最後の練習である。
来週の土曜は3時間の練習時間が取ってあるけれど、
客席でチェックしているとあっという間に過ぎてしまうので、
バランス調整以外のことにはほとんど時間をかけられないと予定するわけだ。

きょうが最後の練習となると、何をやるべきか本当に迷ってしまう。
結局は全部やっておくのがいいのだが、慌ただしく全部やるのがいいのか、
そうでなければ、どの曲はやらなくてもいいのか、、、難しい問題だ。。。

結局、第1部の曲は全部やることにし、部分練習の予定も立てた。
部分練習は主に場面のつなぎの部分である。
「オリエント急行」の発車前後。
「ミス・サイゴン」の序曲と次の曲の境目前後、
ドラゴンの朝の始めと終わりの部分を中心に。。。
この3曲を全部通すときに、自分が譜面を見ずに振れるかチェックした。
今年の曲は、変拍子や場面転換のパターンを覚えるのに、
今まででもっとも苦労した。
きょう、やっと覚えられたかな、とちょっとだけ安心したのだが、
またこの1週間の間にちょいちょい復習しないと忘れそうである。

2部の曲は1曲しかできなくなってしまった。
休憩時間中に「ディスコ」とアンコールの曲をやってくれと
要望があったので、「ディスコメドレー」を最後にやって、
今年1年の練習を終了した。



2007年03月03日(土) '06 練習日(49)

(なかなかここに意識が向かないまま1週間経ってしまった。
 驚いたことに、もう記憶が定かでない、、、)

第2部の5曲を純にやり、「ミス・サイゴン」の2〜4曲目をやって、
時間切れになったと思う。
「ディスコメドレー」と「ラプソディー・イン・ブルー」については
あらかじめ予定しておいた練習をしたので少し時間をかけたが、
細かいちょっとしたことばかりなので、ここにいちいち書くのは厄介だ。
「ミス・サイゴン」の「Movie in my mind」がなかなかそろわないので、
翌日の1日練習だけでなく、この日もやっておくことにした。


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