I.W.O.活動日誌

2005年05月28日(土) '05 練習日(10)

練習の最初に、万博では、「ラ・マンチャの男セレクション」と
アニメメドレーから、「トトロ」の3曲をやります、と宣言した。
直前まで、これで決めてしまっていいか、来週まで延ばすか、
まだはっきり決めかねていたけれど、来週まで延ばしても新案はないだろう
と考えて、もうこれで決めることにした。
言ってしまったら実に気楽になった。

これについてもう少し説明しておくと、
消去法であれもダメ、これもダメ、とやっていたら、
「ラ・マンチャの男」だけが残ったのである。
ドラムセットなし、ティンパニなし、身軽で場所を取らない打楽器のみ、
打楽器奏者6〜7人でできるもの。
観客がいるのかいないのかわからないし、じっと聞いている人もないとして、
ソロ・アドリブなどのパフォーマンスも不要、
いつもウケ狙いで演奏する演歌系も今回は選ばない、
民謡系は他の団体が本格的にやってくれるみたいだから選ばない。
また、最近だんだんわかってきたところによると、
こんな活動をしている人たちがいます、というのがイヴェントの趣旨みたい
だから、前回の定演の第2部のダイジェストをやることも考えたけれど、
またこれも編集がたいへんで、しかもドラムとティンパニを節約となると、
ま、こんな企画も浮かんだだけで、さっさと断念してしまった。
もういい加減イヤになってしまったので、
曲は何でもいいでしょう、近年やった曲か今やってる曲で、
何とかさっき書いたような条件に合うものがあれば。。。
ま、そんなわけで、「ラ・マンチャの男」でもやっとけー、となったのだ。
いいでしょ? ま、誰でも知ってる曲が最後に入ってることだし。。。
で、あと数分やってもよさそうなので、使う打楽器は少なそうだけれど、
「トトロ」でもやっとけばいい雰囲気なんじゃないですか? というわけだ。
ま、少しくらいは打楽器つけ加えられそうな気もするし。。。

もっとも、来週まではまだ変更可能である。

「トトロ」はもうほとんど吹けているので、
前奏と「五月の村」のスタッカートをメゾスタッカートにして、
優しく吹いてもらうことなどをお願いして、曲の雰囲気を調整した。
「風のとおり道」の最後を、楽譜どおり最後まで演奏するんだと言ったら、
以前からいる団員の多くはうろたえているようだった(笑)
それにしても、このラストの伸ばし、気に入らないなぁ。
クレッシェンド&デクレッシェンドで終わる、なんてのは、
あまり安易に採用してほしくない。
以前はこれがイヤで、後に「もののけ姫」の2曲を加えたのだった。
このままやるのがいいのかなぁ。。。

「ラ・マンチャの男」はころころ変わる拍子や調整に戸惑いつつ、
ところどころやり直しながら2回通した。
ま、先週から見るとかなり慣れて来たようである。
あと数回練習日があるから、なんとか行けるだろう。

ドラムセットが出ていたので、「ブラック・マジック・ウーマン」の試奏も最後に2回ほどやってみた。
メロディーがたいへん吹きにくそうだ。

先週も今週も、練習後の連絡事項がたいへん多くて、終了が遅くなった。
先週のことを覚えていれば、きょうも連絡が多い予想がついたはずなのに、
うっかりそんなことは忘れていて、練習終了が9時を回ってしまった。
ちょっと反省。



2005年05月21日(土) '05 練習日(9)

注文しておいた「ラ・マンチャの男セレクション」「セプテンバー」
「ブラック・マジック・ウーマン」の楽譜が2、3日前に届いている。
「風神」の中断とともに「タラモア卿」も一時中断して、
きょうからどれかの試奏に入ろう。
ドラムセットが用意されていたら後者の2曲、
用意されてなかったら「ラ・マンチャの男」をやってみることにしよう。

その前に、とにかく「宮崎アニメメドレー」を整備しなければ。。。
昼に考えてみて、トトロの3曲(5月の村・さんぽ・風のとおり道)、
それからラピュタの「君をのせて」からナウシカの「鳥の人」を経て、
もののけ姫からどこを取ろう、、、と思ったら先週スコアを忘れてきた。
スコア持って帰るつもりで出してきてもらってたのに、バカなことを。。。
定演用に10分程度のメドレーにするつもりだったけれど、
それはそれとして、万博用に17、8分のメドレーにしなきゃいかんようだ。
打楽器の分量(体積だろう)をできるだけ減らすようにというお達しなので、
このBGM路線で行ってみようかな、、と。
ま、きょうはいくつか聞かせてもらって、確定は再来週あたりに。。。

練習場に着くと、黄色いビニールひもで床に囲みができている。
事件の現場検証をしているわけではないようだ。
万博でのステージの大きさを示しているのだと気づくのに3秒ほどかかった。
確かにこれは狭いものである。
けれども、配置されるのを見ていたら、案外この中におおぜい入れるので
びっくりしてしまった。
チューバと弦バスがはみ出てしまったようだが、
まだ出演人数がはっきりしていないので、慌てることはないだろう。
アニメメドレーの練習中に、昼間の考えを撤回したくなった。

これじゃあまりにもパーカッションの出番がなさすぎるじゃないか。
ひとつのイヴェントに、できるだけみんなで出ましょう、と言ってる中で、
こういう選曲をしてはいけない。
ちょっとパーカッションの多そうなところを見つけて吹いてもらったけれど、
ますます困惑して、中途半端に休憩に入ってしまった。

すると職長が「サツキとメイの家があることなので、
トトロはいいと思うんですけど、もののけ姫は関係ないんでは?」と。。。
いや、今回のメドレーのテーマは自然との共生や森なんだから、
ナウシカもラピュタももののけ姫も全部いいんだ、と思ったけれど、
あんまりこういう考えは受け入れられないのかもしれないな。。。
しかし、まぁ、今までいろいろとあーでもないこーでもないと考えたことは
全部吹っ飛んで、できるだけ運びやすくセッティングしやすい打楽器で、
打楽器奏者が暇すぎない曲なら何でもいいから探さなきゃという感じである。
その前半の練習時間の間に、ティンパニは持って行かないという団長判断が
出たそうだから(スペース確保のためである)ますます厄介に。。。

後半は「ラ・マンチャの男」の試奏をしてもらった。
NEC玉川の楽団が全国大会で好評だったものをちょっと編曲し直したもの
らしいが、CDで聞いていた分には至って簡単な曲に思われた。
全国大会でこれでもかこれでもかと演奏される難曲の部類には
とうてい思われなかった。
しかし、拍子や調がなかなか厄介なようである。
1回目の通しではこのために数回つまづいた。


 



2005年05月19日(木) ますます厄介なお達し

団長から電話があった。
「岩倉の日」実行委員会があったそうで、そこからのお達しである。

1 〈おまけ〉の自由見学は万博の本部から禁止になった。
  午後1時発のバスで帰ることになった。
2 片づけ時間厳守ということを厳しく義務づけられた。
  だから、そんなに多くの打楽器を配置するわけにいかないし、
  演奏時間も極力短くしてほしい。
3 バスは午後1時に出て2時ごろ着くけれど、トラックは4時半着なので、
  公民館での収納要員があまり期待できないから、
  打楽器をあまり運ばなくてもいいように配慮してほしい。

もうこれだけで私の最近の不機嫌を助長するに十分である。
そして、「風神」以外の曲をというほのめかしでもあった。

大体、出演依頼した側から、時間厳守の圧力をかけるとは何事だ!?である。
お願い程度ならわかるけれど、団長がわざわざ急ぎの電話をかけてきて、
方針変更を促さなければならないほどの圧力であることが、???である。
しかも、それほど窮屈な日程に仕組んだのはいったい誰なんだ???
もうわけがわからない。
2、3分の遅れがいったいどう全体に影響するというのか?
中高生の行事とは違うし、少ない予算で会館を借りてるのとは違うのに。。

他にもわけがわからなくなってきたのは、上記の1である。
私は、初めこの話を聞いたときから、万博主催側からの要請だと思っていた。
朝早すぎることと、趣旨がさっぱりわからないことがあって、
できれば辞退したいと個人的に思ったけれど、
見学自由というのが団員にとってかなりの出演料になるだろうと考えて、
あえて反対しないでおいた。
ところが、今になって、出演料はなし、しかも、窮屈な場所で窮屈な時間に
とにかく最低限の演奏ノルマを果たして、さっさと帰れ、と言う。。。
これは、普通に言うと契約違反ではないか、、?

だから、ますますわけがわからなくなったのだ。
主催者はいったい誰なのか、誰がこの市吹に出るようにし向けたのか、
この日の趣旨はいったい何なのか。。???

とにかく、もういい加減イヤになってきた。
7月上旬か中旬まで休団したい心境である。



2005年05月14日(土) '05 練習日(8)

事前の情報ではパーカッションが全員そろいそうな雰囲気だったので、
風神に長い時間をかけることにして、ドラムセットも用意させなかったが、
実際には2人来なかったので、あまりいい策とは言えなかった。
風神だけではどうも、、、だろうと思うので、タラモア卿も最初にやった。
タラモア卿も、かなり速いテンポになった。
急ぎすぎて、次のフレーズの入りが早すぎる場面もあったりするが、
これぐらいのことは、そのうち解決するだろう。
もう2、3回やったら、半年くらい間を空けて特訓を再開しよう。
風神も、管の奏者たちも曲の流れに慣れてきたようだし、
打楽器が入るべきところに入るようになって、曲らしくなってきた。

風神を万博の行事で演奏するということにまだためらいがあるのだが、
和洋折衷音楽で、BGMにもなりそうなメロディーで作られていて、
打楽器7人がしっかり活躍できる曲はいまのところこれぐらいだろう。
万博ではソロ部分をカットする予定だから、10分くらいの曲になるので、あと10分、、、宮崎アニメメドレーを編集しなきゃならないが、
トトロを増やしてどういう構成にするか、頭の痛いところだ。

もうひとつ頭の痛いのが、ステージ配置だ。
今の予定では、ステージ上をかなり打楽器に取られることになるので、
半数以上をステージの下に下ろさなきゃいけなくなる。
けれども、先週他の吹奏楽団で演奏を体験してきた者の報告によると、
ステージは1m近い高さだったようである。
そうなると、ステージの下に段を組まないと妙な感じになる。
公民館のを運んでもいいか、と団長らに尋ねたことがあったけれど、
その時は何の返答も得られなかった。
私の学校の台と板を私の車に積んで、それをバスに積んで、、と
考えたこともあったけれど、台は黄色いキリンビールのケースだし。。。

とにかく、厄介なことばっかりで、この行事から逃げ出したくなってきた。



2005年05月07日(土) '05 練習日(7)

宮崎アニメメドレーを新たに編集しようと、
使わずじまいで置いてあるNSBの第2集の楽譜を出して来てもらった。
どんな曲がどんな風に編曲されていたか、まったく覚えていない。
もうひとつ忘れていたのは、パート譜の枚数の少なさである。
しかも、きょうはとりわけおおぜい集まっていたからますます足りない。
パートごとにパート譜を増し刷りしてもらわないと、試奏もできない。

とりあえず、まずはリベルタンゴをやった。
ポップスを探す暇がなかったので。。。

その間に打楽器奏者も増えたので、風神をやる前に、
打楽器を増やしてもらうために、変則的な休憩時間を取った。
その間に先のパート譜の増し刷りもしてもらった。

風神にいくつか指示を出して体裁を整えている間に、
ふと時計を見たら、練習時間の残りがあと10分になってしまっていた。
あわてて中断して、アニメメドレーを1度だけ通してもらった。
この楽譜を使わなかった理由を思い出した。
打楽器奏者が暇になりすぎるからだ。
だから、今回この楽譜を採用するにしても、1曲程度にすべきだろう。



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