2006年03月28日(火)
 

君の手のひらがはじめてわたしに触れたとき
その体温に、優しさに、涙が出た

一度
放り投げた自分の体を
こんなに優しく触れてくれる人がいたことに
涙が、でた





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2006年03月24日(金)
 

おとといの晩御飯が思い出せないように
君の顔も
特別だった言葉も
ひどいせりふも
傷ついた気持ちも
なにもかも
いつか思い出せなくなる

いまは揺らいでいく思い出の輪郭を
ときおり思い出して
いとしい思いで撫でている
それすらできなくなるときが
きっとくる

しあわせなような
さみしいような
そんな気持ちで
滲んでいく君の痕を撫でている





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2006年03月23日(木)
 

わたしにはもう 君しかない
と恋をして
そんな恋すら失った

それでも生きてる
世界は回る

気持ちはいつでも遡るけれど
雲がゆっくり知らない空へと流れていくように
ただ薄れていく

そういうもの
なのだろう





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2006年03月17日(金)
 

燃える炎が大きすぎて
酸素を奪うだけ奪って
苦しくなるばかりの恋はもう終わった

ゆらゆら橙色の小さな火で
心をあたたかく照らすような
そんな優しい恋が
いま つづいてる

心臓が壊れるような胸の高鳴りも
湧き上がるような感情ももうないけれど

このちいさな灯火が
ながくながく
ふたりを照らしていけたら
それでいい





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2006年03月15日(水)
 

あなたの優しさに気づくのにこんなにも遅れてしまったわたしに

どうしてあなたはそんなに優しいの

その優しさがかなしい

わたしももっと、あなたのように

柔らかい風みたいに、包むように優しくなれたら と





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2006年03月14日(火)
 

言葉がわきあがるような感情のようなものなら

もうわたしのなかには何も残ってない





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2006年03月06日(月)
 

わたしが傷跡になって
君の心に残れたらいい

あなたになりたい
消えたっていい

もっともっと
愛されたい

そんな風に、ただ自己中心的に君を想っていた
今ならもっと、あなたを優しく包むように想えたでしょう
けれど今なら、あなたをきっと好きにはならなかった

あのとき、生まれるべきして芽生えた恋は
朽ちるように終わっていった

たくさんの涙と、その後に続く出会いを残して

そんな、道しるべになるような
恋だってあるのだ





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2006年03月02日(木)
 

たとえば わたしの名前が変わらないなら
きみがまた見つけてくれるんじゃないかと
メールアドレスすら、変えられないまま
来ないメールを待つわけでもなく

きみに縛られてた
きみを思う気持ちに
いつまでたっても、縛られていた

ふと、思う
きみの顔をぼんやりとしか、もう思い出せないこと

いつまでも繋ぎとめていたかったのは、わたし。
恋はもう去っていた
時間は流れるように過ぎてゆく

きみよ、どうぞ幸せに
流れるままに、誰かに愛されるように
ありのままのきみのままで

きみよ、どうぞ幸せに。





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