2003年12月15日(月) 018 ハーモニカ
 

空気を振動させて君に伝わっていく
音色は今も昔も変わらず
どこかぎこちなく、たどたどしく

わたしが笑えば
音が空気を振動させていくように
君に幸せを伝えてくれるものと
今でもそう思っている

わたしはあなたの笑顔が優しすぎて
泣いてしまいそうになるけれど
(幸せの大きさのせいなんだろう)

ぎこちない音色を吐き出しながら
見上げた空はどこまでも続くように青かった
幸せもこんな風であればいい
わたしは人知れず、そう思う





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2003年12月14日(日) 017 √
 

ゆっくりと道を辿って
見上げた空は薄紅色

君はどこへと向かったのだろう
わたしは今も昔もただ追いかけるようにして
少しずつ緩やかに進んでいる

美しいものを見つけるたびに
なにかに心を打たれて息をのむたびに
君が隣にいればと思いながらも

君はどこへと向かったのだろう
それすら知らず
けれども追いかけるように
君を想い、わたしは今もここにいる





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