ゆうじの日記

2006年03月29日(水) Xファイル 序章

『Xファイル』の第1シーズン、第1巻を借りてきた。有名すぎる作品だけど、キチンと観るのは今回が初めて。
で、おもしれー!もともとUFOとかグレイとかジャージーデビルとかチュパカブラとかそういうのが好きなだけあって序章から一気に引き込まれました。1巻は序章だけでなく、すべてのエピソードがおもしろかった。こりゃ人気が出るはずだわ。

しばらくの間ハマリそうです。でも、確かXファイルって第9シーズンくらいまであるんだよな。果てしないなぁ、楽しみだなぁ。

チャップリンの国際シンポジウムは3分の2くらい参加して途中で帰った。本格的に研究をしてる人にはおもしろい内容かもしれんけど、僕にはちょっと合わないなぁって感じた。当時の日本の映画批評とチャップリンの関係性とかおもしろかったけどね。もっと作品の話が聞きたかったかなぁ。会場が異常に寒かった(カイロ支給してくれたけど)のと、前日の夜に移動したためネットカフェで宿泊したのもきつかった。でも同じ人を好きな人間たちが集まる場所ってやっぱりいいなぁ。チャップリン大好きだー。

あと京都もやっぱり大好きだー。シンポジウムが始まる前に伏見稲荷へ行ってきたんだけど、すごかった。例の赤い鳥居がね、ずらーっと並んでいるわけですよ。並んでいるのは知っていたけれど数が尋常じゃない。あれは行く価値ある、絶対。最初の「すごーい!」が「なんでここまで…」って疑問に変わってしまうくらいにすさまじい数の鳥居です。違う世界につながっててもおかしくないって思った。



2006年03月23日(木) 幻の光

『幻の光』を観た。

生後3ヶ月の子どもを残してふいに自殺をしてしまった夫。残された妻は再婚をし、能登に住み着く。そこで彼女は何を見るのか?

たぶん、人は思ったほど弱くもないし強くもないのだと思う。ふいに向こう側へ惹かれてしまう人は、作中の人物が言うとおり特別な事情があるわけではないのだ。海の音、電車の音、風の音。そして幻の光についつい体のどこかが引っ張られてしまう。それは悲しくなるほどに繊細な部分なんだ、きっと。
セリフは少ないけれど、絵が言葉以上に饒舌な映画。同じ監督の作品である『誰も知らない』を観た人は、絵が語ってくるというのがわかるだろう。観ている間喪失感がどこか心の中にあって、悲しくて怖くてでも心地いい。ずっとその空気に浸っていたくなるような映画。



2006年03月22日(水) ゆがふ

最近の気に入りもの。

○加藤登紀子

『紅の豚』でエンディングテーマを唄っているのをキッカケで知った人、この間ベストアルバムを借りてみたらすごくいい曲そろいでウットリした。椎名林檎がカバーした『灰色の瞳』やあの有名な『島唄』なんかもアルバムに入っていて嬉しい限り。短い単語の連続で唄っている『美しき二十歳』も素晴らしい。『紅の豚』観たことある人、ジーナの声に惚れた人どうぞ。いいよ、世界が広がるよー。

○矢野絢子

ツタヤで「詞のストーリーがいい」と紹介されていたので借りてみた。確かに上手い詞書いてます。ある椅子の物語である「ニーナ」は12分の長さなのに全然飽きない。物語性の高い曲が好きな人は聴いとけって感じです。個人的に気に入ったのは「てろてろ」って曲。僕もてろてろ(へにょへにょ)なのです。それでも、誰よりもあなたのそばにいたいと思っているのです。

○ゆがふ

先輩に連れていってもらった沖縄料理屋さん。まさか地元にこんなお店があるとは。味も量も満足いくレベルだし、値段も二人で三千円ちょっと(アルコールなし)と比較的お手軽。お店のおっちゃんもいい人そうだったし、お気に入りになりそう。ゴーヤチャンプルうんまい!



2006年03月21日(火) 別れた後から

寂しさは、別れた後からあふれ出す。もっと話しておけばよかった、もっと一緒にいればよかった、もっとそばにいればよかった。



2006年03月15日(水) よかった。

悲しくなって、鬱々な気分だったので家の裏の砂浜に行ってレディオヘッドを聴いていた。気持ちよすぎて涙がでそうだった。赤い月に向かって水面に光の道が出来ているようで、歩いていったら死んじゃうなーって思った。会いたい人がいてよかった、観たい映画があってよかった、読みたい本があってよかった、大事なものをたくさん持っていてよかった。んもう、レディオヘッド大好き。



2006年03月12日(日) 国際シンポジウム

十数年も住んでいて地元のことはほとんど知っているつもりだったけれど、最近気になるお店情報が耳に飛び込んできてまだまだこの街のことを知らなかったんだなぁってつくづく感じた。

一つは夜中の3時までやってるという喫茶店。

もう一つはボードゲームなどを取り扱っているおもちゃ屋さん。

特に前者は、ド田舎である地元にとっては貴重な存在ではないかな。夜中の3時なんて嬉しすぎる!明後日が休みなので明日の夜にでも星野さんの著作集を持って探しに行ってみようかと思う。見つかるといいな、雰囲気がいいところだといいな。

今月末、25日と26日にチャップリンの国際シンポジウムが京都で行われる。2日間連続なんだけど残念ながら土日。今日、土日とも休ませてくださいと希望を言ったらやっぱり厳しいとのこと。どちらか1日なら休ませてあげられるかもと言ってもらえたので悩んでるとこです。気持ちは2日目に惹かれているけれど。だって大野さん来るし、世界の研究者による研究発表とかもすごく期待できそうだし。2日目かな、2日目だろ。チャップリーン!!アーイラビュー!

吉田修一『パーク・ライフ』
川端裕人『動物園にできること 種の方舟のゆくえ』
レイモンド・カーヴァー『レイモンド・カーヴァー傑作選』

を買った。吉田修一なんて最近(?)の人の本を買うのはずいぶん久しぶりな気がする。このところはすでに亡くなった人の本ばかり読んでいた印象があるから。
『動物園にできること 種の方舟のゆくえ』はその名の通り動物園のルポルタージュ。自分で行く動物園と芸術作品の中に出てくる動物園が好きなわけだけど、たまには現実的な目線から動物園を知ってみたいと思っていたところ、ちょうど目についたので購入。



2006年03月11日(土) 垣根

映画に関する名言・名台詞を2つ紹介。

まずは以前紹介した映画『虹をつかむ男』から。劇中、映画館で「ニューシネマパラダイス」を観終わったあとの会話。

「どうやった?今日の映画」
「なんて言うたらええかな、イタリアいうたら、遠い地球の裏側にある国やろ?」
「うん、裏側や」
「その国の人たちが作った映画で、なんで四国に住む私達が感動出来るんやろ」
「な!それが映画や!」


もう一つは淀川長治さんの言葉。

映画は皆のもの。映画館の中で、こっちに学校の先生、あっちにソバ屋のおかみさんがいる。おじいちゃんも、子どももいる。皆が学問や教養に関係なく、一緒になって一つの映画をみている。僕はそういうのが好きなの。映画は人の垣根も国の垣根も取り払ってくれる。それがいいの。それが映画なの。

2つとも根本的な部分で非常によく似た言葉だね。『虹をつかむ男』の会話を聞いたときは、うんうんそうなんだよー!って思わず頷いてしまった。あー、久しぶりに映画館で映画観たくなったなあ。誰かと映画を観にいった帰り、自転車や車で感想を言い合う時間が大好きです。たまらんっちゃ。

『ミュンヘン』と『クラッシュ』が観たい。このところ、豊作ぞろいっぽいね。



2006年03月10日(金) 自分の日記って

いまさらかもしれないけど、自分の日記って買い物か借り物日記だと思った。大きなストレス解消ですからね、買い物&借り物。でも次から次にたまっていくのはやっぱりよくない。我慢してまっすぐ家に帰ろうとがんばってるけどなかなか。帰り道だけでなく、店の中でも葛藤さ。

今日の借り物。

・セックスピストルズ『勝手にしやがれ』・・・パンク!基本だから聴いときます。

・砂原良徳『LOVEBEAT』・・・エレクトロニカコーナーにあったのでなんとなく。意識が旅へ出たがってるときに似合いそう。「重力の中心」とか曲のタイトルセンスもいい。

・ボン・ジョヴィ『ワン・ワイルド・ナイト』・・・ライヴ盤。「夜明けのランナウェイ」のライヴ音が聴きたかったから。

・映画『ウェストサイド物語』・・・ミュージカル。『巴里のアメリカ人』とどちらを借りようか迷ったんだけど、ストーリーのシンプルさでこちらに決めた。

映画『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』・・・以前から気になってた作品だけど、この間観た『ギルバート・グレイプ』と同じ監督だと聞いたので借りてみることにした。期待大。

自分の文章を読んでいて思ったのだけれど「、」が多い。無駄に多い。これでも以前に比べたら意識して減らしたつもり。けれど気を抜けばすぐに「、」が生まれてくる。個性といえば個性だけど、あんまりプラスに働いていないと思うので気をつけよう。



2006年03月09日(木) どうすんだよ。

好きな人とちょっとギクシャクしてたけど向こうから謝ってくれた。謝るなんて滅多にない子なのでビックリしたけど、そのぶんすごく嬉しい。仲直りできたことも、そういうふうにしてだんだん相手を知っていくことも。
こういうことがあるたびに落ち込んで、こういうことがあって仲直りもあって、好きって気持ちがどんどんおっきくなっていく。どうすんだよー。

とりあえず、読みたい本がたくさんあるから自分の部屋に引きこもります。では。

気になるものメモ。

星野道夫
熊を放つ
惑星
雨に唄えばのサントラ
エレクトロニカ
オウテカ



2006年03月08日(水) 好きな言葉

今日、好きな言葉を見つけた。

仕事中にある母子さんと

「バイバーイ」
「ほら、お兄さんが手を振ってるよー」
「さようならー」
「はい、さようならー」

というやり取りがあって、さようならの言い合いってなんだか『東京物語』のラストシーンみたいだなって感じた。「さ」のスッキリ具合から始まって「ら」という弾けた♪のような文字で終わるところが素敵だと思う。真ん中でゴムをグニャっと曲げるように存在する「う」もたまらない。

ブルータス読んだ。動物園特集です。色々な動物や動物園の紹介はもちろんだけど、動物園を舞台にした小説特集なんてのもあってかなり満足できた。以前から気になっていた、ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』も取り上げられていて更に読みたくなった。まだ読んでいない本がたくさんあるのにね。『語るに足る、ささやかな人生』に星野道夫さんの著作集に…。



2006年03月07日(火) ドナルド・オコナー

『雨に唄えば』を観た。
雨の中でジーン・ケリーが踊るシーンは何度見てもウットリしてしまう。水溜りの水を足で蹴り上げるあたりが特に好きです。今回観直して、ジーン・ケリーの友達やってるドナルド・オコナーって俳優さんもいい味だしてるなぁって思った。お前は俳優だろ、道化になるんだよーって一人で踊るシーンと、ミュージカルにしようってアイデア出したの僕なのになぁってシーンが大好きです。可愛い。

昨日は一日のあいだかなり落ちていたけれど流れはすぐに上を向きました。そう思った瞬間、上を向いていると思いたい。そう考えさせてくれるだけの力をくれた色々なものに感謝。





2006年03月06日(月) 救い

昨日の仕事帰り、ひき逃げ直後の現場を見た。雨に打たれ、毛布にくるまれ、その人はピクリとも動かなかった。そして今日の仕事帰り、警察の車に止められ、その人が亡くなったことを知った。僕は家に帰って、本棚に置いてある友達からの年賀状を見た。年賀状では友達の子どもが笑っていた。少し救われた。

レディオヘッドの「クリープ」をよく聴いた日だった。自己嫌悪を感じすぎた一日だった。

君は、とても特別な人間。

けれど僕は最悪なんだ。






2006年03月04日(土) レディオヘッドのDVD

レディオヘッドの公式ライブDVD買った。勢いで。ちょっと昨日は悲しいこととか落ち込むことが重なったのでそれを少しでも発散できれば、と。帰り道に。ふらふらと本屋さんへ。「クリープ」のガガガッって部分が映像で観ることが出来て嬉しかった。格好いい、さいこー。出来れば、最近のライブ映像も観たいなぁ。やっぱりレディオヘッドは『KID A』の頃が一番好きなのでその頃のが観たい。サマソニとかもいいね。海賊版でいいのでオークションで探してみようかしら。

他には『街の灯』『ライムライト』『モダンタイムス』『雨に唄えば』のDVDも買った。なんと一枚500円。チャップリンの長編はいつか手元に置いておきたいと思っていたのですごく嬉しかった。しかも解説(?)は水野さん。いやぁ、映画って本当にいいもんですねー。借りている『ギルバート・グレイプ』も観なければ。





2006年03月02日(木) コーヒーもう一杯

仕事帰りに寄った本屋で高校時代の友達に出会った。帰り道に車で前後に並んだときライトで合図してくれたのだけど、あぁ、これが高校時代から今までの時間だなぁって感じた。わけわからんかもしれん。

『コーヒーもう一杯』というタイトルに惹かれて買った漫画がある。作者は山川直人さん。タイトルの通り、コーヒーをテーマにした短編集なんだけど、かなりおもしろい。優しくて切なくて心にぎゅんと来るストーリーばかりですごくセンスがあると思う。僕はよっぽど気に入った漫画しか本棚に入れないのだけど、この本はぜひぜひ本棚に入れて大事にしたいなぁって思った。お勧めです。

ネットで注文していたアルケミストのCDとDVDが届いた。東京にいた頃にたまにライヴに行ってたんだけど、最近また聴きたくなって。DVDで歌っている姿を観たとき、嬉しくて懐かしくて涙が出た。以前の日記でも書いただろうけど「地図」って曲がお気に入りです。今度先輩に聴いてもらう予定。広めるぜ、アルケミスト。


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ゆうじ