ゆうじの日記

2005年02月28日(月) 昔と今のパチンコ

黒澤明の『生きる』を観た。
30年間役所に勤め続け、時間をつぶすためだけの仕事をしてきた主人公・渡辺。ある日、自分が胃がんにかかっていることを知る。自分は今まで何をしてきたのか、生きたといえるのだろうか? また、残された時間で何かすることはできるのだろうか。その時目にとまったのは、市民から提出されていた下水の埋め立てと公園建設の陳述書だった。

ブランコに乗りながら『ゴンドラの歌』を歌うシーン(命短し、恋せよ乙女)が有名だろうけど、この映画は他にも名シーンがいっぱい。

胃がんが発覚し、無気力になりながら街を歩いているときに市役所の部下だった女性と出会う。そしてある日、一緒に喫茶店に行く。隣ではバースデイパーティーが準備されている。
女性に胃がんのことを打ち明け、なにをどうしたらいいのかわからないという。女性は、なにか作ってみたら?と答える。その言葉でハッと気づいた渡辺は店から飛び出していく。階段を下りていくときにすれ違いに上がってきたのはバースデイパーティーの主役だ。階段の上からパーティーの参加者たちが「ハッピーバースデイトゥーユー」を歌う。さながら、渡辺の生まれ変わりを祝うかのように。

そして物語は進み、画面には渡辺の通夜の席が映し出される。そこにいるのは以前の渡辺と同じように「なにもしないことが仕事」の人間たちだ。
通夜の席でさえも上司を持ち上げたりしてご機嫌伺いをしている。そこにやってくる主婦たち。埋め立てと公園建設の陳述書を出したのも彼女たちだ。渡辺に対して涙を流しながらお焼香をする姿を見て、役所の人間たちは気まずい思いをする。
しばらくして、最後に渡辺の姿を見たという警官がやってくる。警官によると渡辺は「楽しそうに」公園で歌を歌っていたという。
その話を聞いて役所の人間たちはやる気をみなぎらせる。俺も明日からやるぞ!渡辺さんに続け!!
しかし翌日、役所ではそれまでと同じように「時間をつぶすことが仕事」をする彼らの姿があった。

黒澤さんが天才の理由は、物語の構成と描かれる人間のリアリティにあると思う。この物語は、不治の病にかかったと気づいた人間が残りの人生で何をするのかという単純な話だ。物語は、主人公の胃のレントゲン写真で始まり、彼が作った公園で子どもたちが遊ぶシーンで終わる。しかしその間に通夜のシーンが効果的に挿入されている。公園を作ると決意し、行動し始めた次の場面で一気に通夜まで飛ぶのだ。そして、通夜の参加者たちの証言によって決意の後の渡辺の行動が描かれる。この構成力!
そして、こういうストーリーにありがちなお涙ちょうだいで終わらないのも通夜のシーンによるところが大きい。そこでは酒を飲んだ時にしか他人を批判できない小心者が描かれ、渡辺の影響を受けて明日からは変わろうと決意した人間も次の日にはそれまでと同じように書類の山に埋もれる。まるで黒澤さんが観客に「お前らもどうせ明日にはこうなんだろう。渡辺みたいな人間になれるのか?」と問いかけているかのように思える。

観終ったあとにベッドに横になってその余韻をかみしめた。

途中、役所の部下だった女性と一緒にパチンコに行くシーンがあるんだけど昔のパチンコって楽しそう。一発弾いて、その一発がどうなるかを見守る余裕があるから。子ども向けのパチンコとかピンボールって感じ。一発をぽんと弾いて、色々な動きをしながらどこに入るのかを見守る楽しさ。どちらかというと駄菓子やに置いてあるのが似合いそうな・・・。
今のパチンコはちょっとハンドルをひねっただけで何発も飛び出る(んでしょう?)からなんか忙しそうです。昔のパチンコだったらちょっとやってみたいんだけどなぁ。どこかの会社がリメイクしてくれないんでしょうか。でも、仮にそういうゆっとりパチンコが出来たとしてもパチンコ屋にある限りは行かないと思う。

最近は日記すらキチンと書いていないのに、web拍手してくださってる方どうもありがとうございます。毎日チェックしてくださってる方ありがとうございます。読んでくださったあなた、ありがとうございます。



2005年02月26日(土) スパニッシュ・アパートメント

『スパニッシュ・アパートメント』感想。
父親の友人のアドバイスでスペインに1年間留学することになったフランス人青年グザヴィエ。しばらくは空港で知り合った夫婦の家に泊めてもらうのだが、新婚の家庭にいつまでも邪魔するわけにはいかない。そこでグザヴィエが見つけたのは、国籍も性別もごちゃまぜの学生たちが共に暮らしているアパートだった。

何かが終わって何かが始まる今からの時期にぴったりではないでしょうか。ちょっと余分なお肉が付いてる印象があったけど、全体的に見るとなかなか好印象な映画。
グザヴィエがルームシェアする際に、最初から住んでたメンバーと面接するシーンがあるんだけどその議論がなんだか楽しい。

「5年後、自分はどうなっていると思う?」
「なにその質問」
「そんなの誰にもわからないわよ」
「こういう質問で心理的な側面がよくわかるんだよ」

グザヴィエも「ずっと昔からここに住んでいるような・・・、こういうのに憧れていた」って心の中で思ってる。他にも一つの冷蔵庫の中を分担して使っていたり、ルームメイトへの電話がかかってきてその人がいない時のためのメモが電話の横に貼ってあったり。とっても楽しそう。

一番印象的だったのは、エスカレーターのシーン。グザヴィエにはフランスに残してきた彼女がいるんだけど、スペインに留学してからしばらくして彼女が遊びにやってくる。
その彼女と別れるとき、エスカレーターに乗った彼女をグザヴィエが後ろから眺めている。そしてグザヴィエが帰ろうと背中をむけた次の瞬間、彼女のほうがグザヴィエを見る。エスカレーターを下ろうとしているんだけどグザヴィエは気づかない。彼女はあきらめ、再びエスカレーターを上がろうとして前を向いた瞬間、グザヴィエはもう一度振り向く。
これはほんと上手いなぁって思った。階段じゃなくてエスカレーターってところが余計に。彼女はきっと、しばらく会えなくなるし最後にもう1回だけ抱きしめてもらいたいなぁなんて思ってるんだと思う。で、エスカレーターを下ろうとするんだけど上がりのエスカレーターはなかなか降りることができない。グザヴィエに近づこうとしても近づけないし、グザヴィエも気づいてくれない。後ろから見つめるフランスの彼女と、スペインでの新しい生活に歩いていくグザヴィエ。その気持ちの差。なんか、この後の二人の関係を暗示してるみたいだ・・・。あぁ、いいねぇ。ほんと上手だねぇ。

今度、幼馴染と鎌倉に行こうかと思ってます。卒業旅行ってわけじゃない(だいいち幼馴染はまだ学校)。
カジポンさんが『有名人お墓お散歩ブック』に、大学の卒業式の代わりに「学生時代に最も読み親しみ、心の中で共に生きた作家」芥川龍之介のお墓参りに行ったっていうのを書いてた。

それじゃあ僕の場合はどうなんだろう、この2年間で大きな影響を受けたのは誰だろう。ピンク・フロイド、ビートルズ、黒澤明、チャップリン・・・。このへんか。海外のお墓は無理。行けるのは黒澤さんだ。どこにあるんだ? 鎌倉だ。
というわけで、卒業式は黒澤さんへのお墓参りにする予定です。黒澤さんとチャップリンの映画は、人間という生き物が持つ「希望」と「愛」がどれだけ素晴らしいかということを教えてくれる。

自分の人生経験だけでは足りないのだから、人類の遺産の文学作品を読まないと人間は一人前にならないby黒澤明

どうでもいい話だけど、今日見た夢はその幼馴染と一緒に暗殺者から逃げてるというものでした。あー怖かった。

あんまり言葉に出すと、自分でもそうだって思いこんじゃうよ

これは、飲んでいるときに友達に言われた言葉。かなりうろおぼえだけど。僕がマイナスな言葉を口に出していて、それに対してこう言われた。なるほどー、確かにそうかもしれん。この言葉は自分にとってかなり大きいものだった。



2005年02月21日(月) 耳レベル

手ぶらで外出したのに、帰るときには沢木耕太郎『一瞬の夏』カジポン・マルコ・残月『有名人お墓お散歩ブック』レディオヘッド『ザ・ベンズ』とアミノサプリ(2リットル)、ベビースターラーメン、歯ブラシを持っていた。
いつだったか友達に「男の人ってあんまり鞄とか持ち歩かないのに、長谷川くんはいつも持ってるねー」みたいなことを言われたんだけど、やっぱりないよりは持ってたほうが便利だへん? その時一緒にいた男友達もタバコとケータイくらいしか入らないようなバッグだったんだけど、外出先で本とか欲しくなったときに困らないのだろうか。CDなんて中途半端な大きさで特に持ちにくい気がする。高校のときは雑誌『ダ・ヴィンチ』が発売される朝に駅の本屋でそれを買って、鞄に差し込むのが好きでした。誰もいない教室でそれを読む幸せときたら、もう!もう!

『一瞬の夏』はカシアス内藤というボクサーに関するルポルタージュ。僕にとって沢木さんは『深夜特急』だったし、ボクシングに関してはほとんど興味がなかったのでなかなか手にとらなかったのだけど、この間のサイン会の時に『カシアス』というカシアス内藤さんの写真集があってそれを眺めたら少し興味が出てきたので購入。それまでは文字だった「カシアス内藤」が写真集で顔を見ることで少しだけ近くなった気がする。写真ってそういう意味もあるよね。
『有名人お墓お散歩ブック』は文芸ジャンキー・パラダイスのカジポンさん編著の、東京・鎌倉にある文豪や芸術家たちのお墓参りガイドブック。一番最初の、芸術にのめり込んだ理由はうんうんと頷くこと間違いなし。
『ザ・ベンズ』はレンタルです。最近またレディオヘッドの『KID A』を繰り返し聴いているので。今も。『KID A』は、自分が音楽にあまり詳しくなかったせいもあるけど、世界にはこんな音があったんだって教えてくれたアルバムです。耳、レベルアップ。



2005年02月19日(土) 沢木さんのサイン会

写真の授業で展覧会をやっているのですが、今日はその店番でした。午前10時から午後2時まで。雨のような雪のようなものが軽くふっていて、人来るのかよー思ったんだけどそれでも4時間の間に10人くらいは来てもらえました。自分の写真の感想ももらえたのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
本を読みながら(一人だったので)4時間座ってるだけでも色々な人と関わるんだなぁっと思ったり。すごく紳士的なおじさんとか、仲のよさそうな夫婦とか、トイレはどこだ?って聞きに入ってきた方とか。
こういうふうに顔がはっきりわかる写真は肖像権とか問題ないのかな?と質問されたりもして。いや、みなさん撮った相手に許可を得ているとは思いますけどねー。

2時の10分前くらいに交代の方が来てくださったので、神保町の本屋さんへダッシュしました。1時から沢木耕太郎さんのサイン会をやっていて、せめて一目でも姿を目にしたいと思っていたので。
彼の『深夜特急』は間違いなく自分の人生に影響を与えた一冊(全6巻)です。10代の人には特にオススメ。文章に品があって読みやすい。

2時くらいに本屋に着いたのですがまだサイン会やってました。沢木さんいました!

うわー、かっちょえー。

うわー、オーラ出とるー。

うわー、思ったより声低いー。

整理券をもってなかったのでサインはもらえなかったのですが、近くの本を眺めるふりしながら声を聞いたり、姿をチラチラ見たりしてました。恋する中学生か。

[壁|_・*) チラッ

はぁ、幸せだったなぁ。



2005年02月13日(日) ライムライト

『ライムライト』感想。
自殺を図った踊り子テリーを救った老道化師カルベロ。彼の献身的な介護により、テリーは再び舞台に立てるようになる。だんだんと有名になっていくテリー。以前は喜劇王とよばれていたが今は生活も楽ではないカルベロ。テリーはある日「愛している」とカルベロに伝える。

チャップリン映画の代表作だけど、コメディーとしては観るべきじゃないと思う。だからといってつまんないってわけではもちろんなくて、好きな映画がまた一つ加わった。人生に悲観的になってるテリーを励ますカルベロの言葉に励まされる。

「人生は恐れるに足りない。必要なのは勇気と想像力、それにお金がちょっぴり」

「避けられないのは死だけじゃない。人生だ、命だ」

「宇宙の何よりも貴い、生きるという奇跡を消してはいけない。星に何ができる。ただ空をめぐっているだけだ」

はい、メモっておくように。いつかあなたの力になる言葉たちです。

チャップリンの映画を観るといつも、人生の大事なものを教えてもらえる気がする。改めて、人間って素敵だなぁって思う。『ライムライト』も、じんわりと心に染み込んでくるいい映画だった。チャップリン大好きだ。

大好きといっておきながら最初、カルベロがチャップリンだってわからんかった。いつものあの格好でこの映画にも出演していると思ったので。なかなか出てこないなぁって思ったけど、カルベロが過去の舞台を思い出すシーンでやっと、この人がチャップリンかーって。チャップリンって髭や帽子を取ると、めちゃくちゃハンサム。

最近考えたのは、自分って存在がここにおるのはやっぱ奇跡なんだろうなってこと。生まれたことそれ自体がまずすごいんだけど、そのうえに積み重なった(そしてこれからも積み重なっていく)好みとか考え方、ものの見方などはそれぞれで考えると珍しくもなんともないんだろうけど、それらが組み合わさって出来た自分という人間が存在するのはまさに奇跡だと思う。簡単にいえば、やっぱり世界で自分は自分だけ。
『ライムライト』で言ってた「宇宙の何よりも貴い、生きるという奇跡」ってこのことだとも思う。

カップのココアを作って、チャップリン映画を観ながら幸せだと感じる瞬間があるその奇跡。
「仕事終わったらダース買いにいこう」って友達のメールでなんだかほのぼのとしたものを感じるその奇跡。
夜の散歩で、空気の中に春を感じるその奇跡。



2005年02月12日(土) 象徴的価値

シャワー浴びたあとに外を歩いていたらなんかまた幸せを感じた。ぼんやりと光る信号とか、頭の上を走る地下鉄とか、弁当屋やコンビニの看板とか。ぼかぁ幸せだなぁ。あぁ、もう春だ。

ポール・オースターの『ムーンパレス』で象徴的価値って言葉が出てきた。この間の木曜日が最後の授業だったんだけど、その時の通学路は初めての授業のときの通学路と同じだった。7番出口を出て右に行き、紳士服屋を左にまがる。
もっと近い道を見つけてからはほとんど使わなかった道だけど、最後の授業なのでその道で行こうと思った。たぶん、これも象徴的価値を重んじたからだと思う。具体的な理由は何もない。

『紅の豚』を観た。
ポルコやジーナ、フェラリーンたちの関係が大好きです。みんな格好良いよね。エンディングの『時には昔の話を』を聴くと目頭が熱くなる。
ああいう、開けたコクピットの飛行機ってどういう感じがするものなんだろう。きっと気持ち良いんだろうな。
特に好きなのは、工場の裏の河から飛び立つところ。

自動車メーカーって教習所を運営してたりしないのかな? いい宣伝になりそうな気もするけど。
例えば、ロードスターで教習を受けられる教習所なんかをマツダが作ったらみんなオープンカーのとりこだへん? そしたら教習代に加えてロードスターに乗ってくれる人も増えて、マツダはウハウハだへん?

「今日の教習はオープンで走るぞー」
「わーい」

みたいな。

やまだないと『西荻夫婦』を買った。
この人の漫画を知ったのは、高校のときに読んでた雑誌『カフェ』がキッカケ。昼間っから公園にいるような男に世間の目は冷たいのさ、なんて漫画ですごく格好良いと思った記憶がある。いいよね、平日の真昼間にそのへんを散歩しているような若い男。

プリンとココアを準備して、休日の夜を楽しもうと思います。



2005年02月11日(金) 字幕と吹き替え

『パニックルーム』感想。
母娘が新しく引っ越した古い家にはパニックルームと呼ばれる緊急避難用の隠し部屋があった。頑丈な扉が装備されていて外部からは絶対に進入できない部屋だ。引越したその日の夜、その家に隠された金庫を狙って男たちが侵入する。母と娘はパニックルームに避難するのだが、男たちが扉の外にいるため出るに出られない状況になってしまう。

閉じ込められる場所と、襲ってくるものを変えたらどこにでもあるようなお話じゃない?
注目させられるシーンもこれといってなかったし、残念ながら2流といっていいのでは。
母親役のジョディ・フォスターは久しぶりに観たんだけどやっぱり綺麗だった。娘役の役者さんも、成長したらすごく魅力的な女性になりそう。あ、犯人の一人はどっかで見たことあるなぁ。そういう程度の感想です。

『ラブ・アクチュアリー』を観なおした。2回目を観ると色々と再発見できていい。非常に丁寧に作られてる映画だなぁって思った。DVD、安かったら買っちゃおうかな(結構本気)。
2回目は日本語吹き替えで、日本語字幕出して観てた。1回目は英語音声で日本語字幕。2回目を吹き替えにすると色々と違いが見つかっておもしろい。
あと、黒澤さんの映画とか観るときも字幕出しておくと便利。邦画って元々声が聴き取りにくいし、時代の関係上今とは違う言い回しで「?」になるときもあるので。そういう点でいうとDVDってめちゃくちゃ便利ですね。薄いし。
VHSを5本借りるのと、DVD5本借りるのじゃ全然違う。高校のときは通学途中にレンタルビデオ屋さんがあったので、時々鞄の中にVHSが5本入ってたんだけどかなりスペースをとってた気がする。
『紅の豚』も英語(イタリア語?)音声に切り替えられるのかな。日本語字幕で英語音声のジブリ作品も観てみたい気がする。特に『紅の豚』は日本語じゃなくても雰囲気よさそうじゃない?

さて、この週末はぜひぜひ『ラブ・アクチュアリー』をどうぞ。

100円ショップで買ったCDケース(12枚)が一杯になった。

くるり『さよならストレンジャー』
虎舞竜『ザ・ロード』
レディオヘッド『OKコンピューター』
ピンク・フロイド『原子心母』
サイモンとガーファンクル『冬の散歩道』
ビートルズ『ホワイトアルバム(2枚)』
プライマル・スクリーム『スクリーマデリカ』『バニシング・ポイント』
つじあやの『COVER GIRL』
フジ子・ヘミング『エリーゼ』
『ラブ・アクチュアリー』サウンドトラック

NO MUSIC,NO LIFE



2005年02月10日(木) やっぱもう1回観たい

例えばある映画を観て、その日一日人が変わったようになることは結構ひんぱんにあると思う。恋愛映画を観て大事な人に会いたくなったり、アクション映画やカンフー映画を観て自分が強くなったような気がしたり。
たいていそういうのってその日一日限りだと思うんだけど、2日前に観た『ラブ・アクチュアリー』はそれぞれの場面を思い出すとまだ心はポカポカする。音楽もとってもよかったので今日はサントラを借りてきてちょうど今聴いてる。
DVDを持って出かけるところまではしたんだけど、返す直前に「やっぱもう1回観たい!」と思ってやっぱり返すのをやめた。
うん、そんだけの映画です。

今日はゲオ半額日。
『ライムライト』
『紅の豚』
『パニックルーム』
『フェイス/オフ』
『時計仕掛けのオレンジ』
を借りた。

『ライムライト』はチャップリンの映画。チャップリン映画で長編は残すところこの作品だけ(?)になってて、観たいけど観たくないっていう複雑な気持ちだった。これから新しいチャップリン映画が出来ることがないからそういう気持ちは余計に大きい。
『紅の豚』はなかなか好きな作品。ジブリ映画の中では決して一番にはならんけど、でもなくてはならないっていうそういうポジションにいます。登場人物や乗り物もカッチョいいけど、歌がすごく好き。
『パニックルーム』はもう観た。感想は明日の日記で書きたいと思います。
『フェイス/オフ』は最初の30分がめちゃくちゃ格好いい映画。アクション映画好きにはたまらんですよ。
『時計仕掛けのオレンジ』はやっぱ観ておきたかったから。

メインコンテンツの映画のコーナーをそろそろ更新しようと思っています。映画ラブだけん。
今は、日記に書いてたチャップリン映画の感想をまとめたところ。「あたたかい映画たち」と同じレイアウトで「チャップリンの映画たち」って感じにしようかな。



2005年02月08日(火) ラブ・アクチュアリー

『ラブ・アクチュアリー』感想。
イギリスを舞台とした様々な人間の恋愛模様。しんどい世の中だと思われてるけど、見渡せば愛はそこらじゅうにあふれている。

めっちゃくちゃいい映画でした。
良い評判は聞いていたんだけどここまでのものとは。僕はいい映画に出会ったらエンドロールのときに頭を下げるようにしてるんだけど、この映画では合計7回も頭下げちゃったぜぃ(笑)
色々な人の恋愛模様が描かれていて、その人たちが微妙にかかわりあうという映画。その中には秘書に恋しちゃった首相がいたり、妻を亡くして、残された義理の息子との距離を縮めようとする男がいたり、モテるためにアメリカ行きを決意した青年もいたり…。たぶん、その人たちの中から絶対「自分」が見つかると思う。かなり登場人物は多いんだけど、すらっと観ることが出来るんじゃないかな。僕も、気がつけばどっぷりと感情移入。
映画が始まって1分で嬉し涙が出た。そんな映画は滅多にない。詳しく書くとつまらないから書かないけど、ほんとうにほんとうに嬉しかった。
笑いのセンスもかなりいい(微笑ましい笑い)し、締めるところではしっかりしめているのも好印象。あと音楽も上手いこと使ってたなぁ。
こういうのってオススメされればされるほど興味を失ってしまうかもしれないけれど、それでも僕は強く薦める。少し前から良い評判を聞いていたのに、僕もなかなか観なかった。それをすごく後悔。もっと早く観ればよかったよ。

たまたま読み返していた『ムーン・パレス』で気に入った一文があったのでここで引用。『ラブ・アクチュアリー』と通じるものがあるかも。

僕は崖から飛び降りた。
そして、最後の最後の瞬間に、何かの手がすっと伸びて、僕を空中でつかまえてくれた。
その何かを、僕はいま、愛と定義する。
それだけが唯一、人の落下を止めてくれるのだ。
それだけが唯一、引力の法則を無化する力を持っているのだ。



2005年02月07日(月) ウェンディーズ

学校帰りにクラスメートとウェンディーズに行きました。このチェーンは地元や部屋の近くにはなくて、学校行く途中にあるのでいつかは行かねばと思っていたお店。
テリヤキバーガーのサンキューセット(390円でポテト&ドリンク付き)をかなり期待して頼んだのだけれど、これがひどい味。ファーストフード系ではマックのハンバーガーが一番まずいと思っていたけれど、それを軽く上回ってしまいました。ソースが胸焼けのするほど甘いし、肉もパサパサ。部屋に帰ってからもまだ気持ち悪さが残ってたりして。
あぁ、あんなものに390円も払ってしまった…。思い出すとムカムカすらぁ!もう行きませんよ、ウェンディーズ。

ウクレレの楽譜を買ってきました。
『超カンタン!! 10分で弾けるウクレレ・ソロ』という、タイトルからしていかにも初心者向けっぽいやつ。「おぼろ月夜」「ふるさと」「ゆりかごの歌」「四季の歌」「涙そうそう」「さとうきび畑」などなど、誰でも一度は聴いたことのある曲がいっぱい。たどたどしくというか大部分を失敗しながらですが、疲れるほどにウクレレ弾いてました。めちゃくちゃ楽しい!
でもまだコードってものをよく理解してません。かなりなんとなくで弾いてます。そのなんとなくでもどうにかなるのがウクレレっぽい。

今日は映画を観られそうにありません。明日のHP製作の下準備を今夜のうちにやってしまわなければなりません。なんか、かなり手抜きなHPになりそう。映画の感想といってもこの日記から引っ張っていったものだし。手抜きでごめんなさい。



2005年02月06日(日) WRC2003

ブックオフに本やCDを売りにいきました。本が4冊とCDが3枚で1970円。あぁ、2000円は超えて欲しかった。ほとんどがバンプ・オブ・チキンの『ユグドラシル』です。だってこれ1枚で1600円買取だったもん。ってか値段の内訳くらいしっかり見せてほしい。

で、そのお金でDVDを借りに行きました。『野良犬』『ラブ・アクチュアリー』『大人は判ってくれない』の3本。

『大人は判ってくれない』を観た。
パリの下町に住む13歳の少年ドワネル。彼は学校ではいつもいたずらをして先生に目をつけられている。家に帰ればあまり仲のよくない両親の口論を聞かなければならない。そんなドワネルのそばにいるのは友人ルネと映画。
ある日ドワネルは、ルネと遊ぶ金ほしさにタイプライターを盗んでしまう…。

ヌーヴェル・ヴァーグ(フランスで起きた、古い映画の撮り方を否定して自由な映画を撮ろうとした波のこと)の代表的作品だけど、個人的にはピンと来なかったなぁ。あの頃の感覚を僕はもう忘れちゃったのかもしれん。ドワネルからしたら学校の教師も僕も同じ「大人」に見えるんだろうか。
「子ども」独特のヒリヒリした感じ、思い出してみたい人はどうぞ。

『大人は判ってくれない』を返すついでに『WRC(世界ラリー選手権)2003総集編』を借りてきた。
僕がWRCについてあらかじめ知っていた2、3のこと。

・日本からはスバルや三菱が出場している。
・ドライバーのほかにナビゲーターも乗っている。
・2004年には日本でも開催された。

モータースポーツには興味があったんだけど、TVで深夜に放送してるのってF1だけじゃん? 個人的にF1って「車」とはなかなか呼べない。じゃあラリーとやらが観てみたい!と思ってたんだけど、なかなかキッカケがなくって伸ばし伸ばし。だけどやっと借りてきたって感じです。

途中まで観たんだけど、WRCって世界中をまわってレースをするらしいです。その中には当然、雨だったり雪だったりする国もあるわけで。そんな道をすっごいスピードで走っているのを観るのはかなりおもしろい、そして痛い。壁や木にぶつかって車ぼろぼろになってます。観ている最中に「いた!」と何度つぶやいたことか。それでも(走行可能なら)レースは続くところとかめちゃくちゃおもしろい。
車載カメラの映像とかもあるんだけど、さすがプロって感じです。なんでこんな道でこんなスピードを出せるの!?って。え、そのコーナーの向こうは崖では? あれ、フロントガラスにヒビ入ってませんか?っていうのが普通にある。観ているこっちの肝が冷えます。たぶん想像している1、5倍はすげえ。
ギャラリーのみなさんもすごいです。ハイスピードな車がすぐそこにせまっているのにコースに入り込んでます。あの、ここで車がコントロール不可能になったらこのへんの観客はみんな巻き込まれますよね? ってか今まで巻き込まれて負傷した観客が絶対いるだろ。
あと、WRCでは横転したり溝にはまったりした車を観客が助けてレースに復帰っていうのも有りらしい。仕事休んで観戦にやってきたサラリーマンが、会社で「俺はひっくりかえったスバルの車を助けたんだ。インプレッサに触ったぞー!」なんて自慢するんだろうか。したくなるよね、きっと。

ってなわけで、どこかで見たことのあるような車がありえない動きをするので、興味があったら借りてみるのもよろしいかと。



2005年02月05日(土) 寒い映画が続く

『白痴』を観た。
ドストエフスキーの原作を黒澤明が映像化したもの。戦争体験がもとで、子どものように純粋になってしまったことから「白痴」と呼ばれる青年を中心とした、4人の男女の愛憎劇。人間ドラマが中心なのでとにかく役者さんの表情とか演技が命なんだけど、みんな上手い。原節子演じる妙子が特に印象的だった。存在感がめちゃくちゃあって、小津安二郎の映画でイメージしていた彼女とは大違い。久我美子演じる綾子との「対決」シーンは見もの。画面からエネルギーが滲みでとる。
黒澤映画の中では評価低めで、僕も第1部(2部構成)では少し退屈したんだけど全体的に見るといい映画なんじゃないかな。第2部での人物描写は天才的。日本映画らしい重さを感じさせてくれます。まさに一冊の小説を読み終えたときのような満足感。
普通に観ることの出来る『白痴』は2時間40分ほどだけど、完全にオリジナルなものは4時間30分だったんだとか。さすがにその長さには耐えられなかったかも…。
ちなみに黒澤さんは映画会社から短縮を命じられたことで激怒し「切るならフィルムを縦に切れ!」と言ったのだとか。

『黄金狂時代』→アラスカ
『ティガームービー』→冬の100エーカーの森
『リアリズムの宿』→冬の鳥取
『白痴』→冬の北海道

ってことで最近観ているだけで寒い映画が続いているような気がします。やっぱり季節に合った映画を自然と求めるものなのかなぁ。ココアを飲みながら映画を観る幸せ。だけどパソコンにこぼさないよう気をつけて。



2005年02月04日(金) ヴァン・ヘルシング

『ヴァン・ヘルシング』感想。

ローマの秘密組織から依頼を受け、モンスターハンターとして生きているヴァン・ヘルシング。今度の依頼はトランシルバニアのドラキュラ伯爵を倒すこと。ドラキュラを倒す使命を背負った一族・アナと共に彼は激しい戦いに身を投じる。

CGすごかった。ドラキュラの他にフランケンシュタインや狼男なんかも登場するんだけど、それらがすごい迫力。ただ、あまりにもそれに頼りすぎ。ドラキュラがばんばん飛んだり、狼男がガシガシ壁を駆け上ったりするのは確かにすごいんだけど、それもすぐに観慣れてしまう。
爽快痛快アクションと呼ぶにはあまりにも無理があるんじゃないかなぁ。観ていて、カッコイイ!な動きもほとんどなかったし。こちらはアクションを期待してるんだからもっとこう…。
ストーリーがそもそも薄っぺらいのに、恋愛要素とかお涙頂戴を無理に詰め込んでて余計に悪く感じた。登場人物がバカなのも気になる。
ようするに見た目はすごいけど、中身はスカスカ。そのくせ2時間以上なんだから勘弁してよ。
ゴシック好きな人は、雰囲気とか気に入るかも。ドラキュラ伯爵も格好良かった。見所はCG技術とドラキュラ伯爵だけ。
DVDで借りたんだけどこの映画もやっぱりメニュー選択の時、妙に凝っててイライラした。字幕や音声の設定をチェックするだけなのにやたらと画面を動かしやがって。このへん、業界の人はもっと考えてくれんかなぁ…。

学校生活も残り少ないです。来週の木曜日でお終い。月曜日はペーパーテストが2つ。火曜日はPCのHP製作。水曜日は自主休講日で木曜日は映画。テストらしいテストは月曜日だけ。寂しいのぅ。
あ、卒業式は3月の半ばなのでそれくらいまでは東京にいます、たぶん。

web拍手ありがとうございます。



2005年02月03日(木) 授業で観る映画

来週は授業で映画観ます。『真夜中のカーボーイ』です。1969年のアメリカ映画。カウボーイかと思ってたけどカーボーイなんだって。
授業で観る映画は有名な映画が多いので嬉しい。名前は知ってるけどなかなか観るキッカケがないなぁって映画。ちなみにこの間は『カッコーの巣の上で』を観ました。小津安二郎に興味を持ったのも授業で『晩春』を観たのがキッカケです。
高校のときは何観たかな。『レオン』や『undo』が記憶に残ってます。今の学校ほどは映画は観なかった。

もしも自分が教師だったら授業で何を観るのか考えるのも楽しい。今の時期なら『ジャック』かなぁ。通常の人の4倍で成長してしまう病気をかかえた子どもの話。10歳のときに外見はもう40歳になっちゃってるの。でも、その子が学校行きたいーって言って、そこからはじまるドタバタやらを描いた作品。最後、大学(高校だったかな?)の卒業式演説のときにはもう外見おじいちゃんになっちゃってるんだけど、そこでのスピーチは素直に素晴らしいって言える。
映画にあまり縁がない人でもとっつきやすくて、なおかつ考える部分がある良作。今でも時々借りて観ます。これ書いたら観たくなってきました。

ここのところインターネットで、知人の女性を脅迫して逮捕とかTV局爆破の予告(ふざけてしたとか)をして逮捕とかってニュースを目にします。インターネット人口が一気に増えた今、まだまだこういう類のニュースは続くんだろうなぁ。まだネット上でのマナーやルールが定着しきってないんだと思う。俺も気をつけなー。

ウクレレ、まだなんとか飽きずに続けてます。今は『きよしこのよる』を練習中。知ってるメロディーを自分で奏でるのって思った以上に楽しい。でも、なぜか時々違う曲に聴こえるのはナゼカシラー。

昨日は『リアリズムの宿』と『Zガンダム』の1、2巻を観ました。

インディーズの映画監督・木下と脚本家・坪井が共通の友人・船木に旅に誘われるんだけど船木はいつまで経っても来ない。木下と坪井は、顔と名前は知っていてもまったく話したことがない微妙な間柄。共通の友人である船木が来ないと間が持たない。
そこで船木に電話をしてみると、なんと寝坊したと言う。そこから始まる二人の旅。
この「顔や名前は知ってるけどまったく話したことがない二人の旅」って設定がうまいね。二人の「間」とか、旅をしていくなかで出会う人々との出来事はなんだか身に覚えがあるようでとってもおもしろかった。こういう感覚はその国で生まれて育った人間じゃないとわかりにくいんだろうなぁ。日本人でよかったぜぃ。特に男性は「あ、わかる」度が高いかも。
ちなみに二人が旅をするのは鳥取の寂れた温泉街。映画で地元の方言を聞くのはなんか変な感じでした。なんだいや。ちょっとだけ前進できる気がする映画。オススメです。

『Zガンダム』は85年の作品だけあって絵に抵抗があった。あとになってから発売されたゲームや漫画の描写を見慣れているからどうしてもね。13巻くらいまであるのですが、続きを観るのにためらいがあります。でも観始めちゃったしなぁ…。だけどアムロやバウンド・ドックが出てくるのはずいぶん先だぜや。カミーユはいらないからもっとジェリドを登場させてください。

買い物に行ったら、途中にガストが出来ているのを発見しました。ガストはガストでもSガスト。カウンター席のみ、回転率重視の吉野家系ガスト。しょうが焼き定食もあるみたいだし今度行ってみよーっと。P・オースターの『ムーンパレス』購入。読み返そうと思って。



2005年02月01日(火) がぶりんちょ

火曜日は1限から授業です。けれども昨夜はほとんど眠れなくて、寝たと思ったらケータイのアラームが鳴っていた今朝でした。5時半起き。眠い目をこすって電車に乗ってもすぐには座れんし。あぁ、しんどい。
高田馬場駅に着いても学校が開くまでに少し間があるので、そのへんで適当に時間をつぶします。先週と今週はエクセルシオールへ。このお店はドトールのパワーアップ版って感じなのかな。ホットココアを飲みました。一番小さいサイズでも結構量があるので、文庫本片手に入れば30分や40分はすぐに過ぎます。椅子はすわり心地がいいし、1階は完全に禁煙席なので環境もいいです。
内田百間の『百鬼園随筆』の続きを読んでました。夏目漱石の思い出話や借金について。金がなくって、しょうがなく原稿を書くんだけどそのときの百間さんがおもしろい。

原稿を書くということを、小生は好まないのである。自分の文章をひさいで、お金を儲けるとは、なんと浅間しい料簡だろう。(中略)こんな目に合うよりは、方方借金に歩いて、いやな顔をされてもお金を借りて来る方が、余っ程風流である。

原稿を書くより借金したほうがマシだーって言ってる文筆家。どうです、気になってきたでしょう?

※昨日の日記では、けんの字は門構えに月という字を書いていたのですが、ケータイではその文字が出ないためこれからは「百間」と打たせてもらいます。文字が表示されず、困った人はごめんなさい。

1限の授業はHP作成。映画の感想を4、5本書こうと思ってます。今のところ『ベルリン 天使の詩』『黄金狂時代』『街の灯』の3本。あとは『独裁者』『素晴らしき哉、人生!』あたりを書こうかな。チャップリン中心。
2限の授業ではレポートを提出してきました。夏目漱石の『夢十夜』に関して。性的な意味が含まれているのかなっと思ったのでそれを中心に。一番最初の章とかエロティックですよ。

帰りに『ドーン・オブ・ザ・デッド』を借りました。
ゾンビ映画の原点といえるロメロ監督の『ゾンビ』が最近になってリメイクされたもの。
謎のウイルス(?)によって死者が動きまわります、人間を襲います。そして襲われて死亡した人間もまた、動く屍として活動を開始します。さて、えらいこっちゃ!な作品。
映画が始まって5、6分の頃、主人公が旦那さんと寝てたら近くの家の女の子が家にあがりこんできたの。旦那さんが、ん?なんだ?と思って女の子のほうを見たら血をだらだら流してすごいケガをしとる。どうしたんだ!?って駆け寄った旦那さんを女の子はがぶりんちょ。
シット!ガッデムシット!!な旦那さん。主人公は救急車を呼ぼうとするんだけど混線して繋がらない。なんでーなんでー、混乱しとったらベッドに倒れてた旦那さんがムクッと起き上がった。あら、大丈夫なのかしらと思った次の瞬間、主人公に襲い掛かる旦那さん。
家の外に逃げたら、煙はあがってるわ悲鳴が聞こえるわ動く屍がいるわでこれはやばいよ、逃げなくちゃー!

そういう作品です。
映画が公開されたときに話題になった(?)走るゾンビも見られますよー。リメイク作品にしては成功していると思うので、ゾンビ映画好きは観ても損しないかと。血がダメな人はやめときましょう。僕は気分が悪くなりました。15禁。ビックリは少ないけど血は多いです。


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ゆうじ