tdd diary

2006年08月31日(木) summer sun

髪を切って代官山で道に迷う。もう道に迷うことに焦りすら感じない。ただ辿り着けない。とりあえずivyに逃げ込み、久しぶりにナナさんにも会えた。美味しいご飯屋tokiyaに行きたくて道に迷ったと話し、だいたいの場所を教えてもらったらすぐ行けた。冷しゃぶ定食みたいのを食べてアイスコーヒー。ポツポツとお客さんがいて、同い年くらいの男の人が2人熱心にポール・オースターの作品について話しており、仲間に入りたいなあと思いながら店を出る。

渋谷で映画「ゆれる」(香川照之!)を観るつもりで時間をつぶそうとマルナンに。uに巾着を作るために布を少しづつ色々。マリメッコの生地が安くなっていたのでそれも少しづつ買う。3種類のうちのひとつは現物のみでもう入荷しないとのことで、だいぶ安くしてくれた。お店のおじさんに聞いたら、もうマリメッコの生地は扱えなくなったからあるだけで終わりだよとのこと。なんとなく思い当たるんだけど、なんでですかと聞いたら、直営店が表参道にできたでしょって。うちはフィンランドのほうから直接買い付けてたんだけどねって。詳しくは言わなかったけど、ファブリックを直輸入している店に直営店のほうから物言いがあったんだろうなあと思う。うちのお店もデンマークの糸を直接買い付けて売っていたら、直営店ができた途端に物言いどころか訴えられて、そこのメーカーのもの一切が扱えなくなった。直営店と同じものを直営店より安く売る店があっては困るということ。権利ってものは振りかざされる側にとっては、いいところが1つもない勝手なルールだ。とにもかくにもマリメッコのファブリック、在庫限りで20%オフですので気になる方はお早めにマルナンへ。HMVでマーズヴォルタの新譜、タワーでマーク・ゴンザレスが表紙のスケート雑誌2冊、パルコのリブロで自転車の洋書とteen VOGUE。なんだか時間潰すつもりが買い物で疲れてしまって、映画観ないで帰る。

ナナさんがビースティの映画、とても良かったって。ライヴ会場にいるみたいだそう。あと、タワーの洋書のフロアで「american cinematographer」っていう雑誌を立ち読み。表紙、特集は公開が待たれるシャマラン監督、私の大好きなポール・ジアマッティ主演の「レディ・イン・ザ・ウォーター」。写真を食い入るように見たんですけど、あのプールと建物ごとスタジオに作られたセットだったということに驚愕。金のある奴は違うねー!


ホラ見たことか!やっぱり「waterfalls」じゃないか!



2006年08月30日(水) catch

サチコさんの愛読する通販生活をペラペラとめくっていたら、古今亭志ん朝の朗読による「鬼平犯科帳」のCD4枚組が5千円くらいで売られていたので、なんか注文するなら一緒に頼んでと伝えておく。池波正太郎の本は随筆みたいのしか読んだことがない。それも食べ物についてのやつばっか。

明日はなぜか午前中の予約になってしまい、昼前から美容室へ。月1くらいで美容室に行く心の余裕を持ちたい。今回も3ヶ月ぶりくらいだー。久しぶりに前髪でもつくって秋に備えたいと思います。

仕事帰り、本屋。ワヤマさんが日記に書いてたactusっていうのと、coyoteの最新号買う。actus、なんだかステキなクリエイターのページにひょっこりとswish!風味のものが載ってて、それもなんだかステキなスタイリングで並んでいるのが不思議な感じ。でもswish!風味でなんだかほっとする感じが。coyoteはトーベ・ヤンソンの島暮しのあれこれとか、フィンランド特集で大満足。海とか山より、森と湖の夏は涼し気でよいね。やっぱ森か。

そのcoyoteにホグロフスっていうスウェーデンかどっかのアウトドア用品メーカーの広告が載ってて、山吹色の芋虫みたいな寝袋がいいなあいいなあと思う。フジロックの時くらいしか寝袋で寝たりしないので、父親から譲り受けた雪山でも使えるという二昔くらい前の青い寝袋を使っていますが、こういうかっこいいのが欲しい。テントも。http://www.haglofs.jp/



『さぁ、どうする?続きはwebでという程、何もかも甘くない!それが、恋愛だろう、ひいては人生だろうと。徐々に壮大になっていく、びしばなのだった。 』

久しぶりにびしばちゃんの日記読んだら面白かったので、ちょっと引用。みんなおのおのがそれぞれにいろいろで、いいね、と思います。恋愛かあ。



2006年08月29日(火) it's like i'm lost at sea

遠藤さんも来週高尾に行く予定だそうでメール。私が行ったのは高尾の後ろの方で山には登ってないので、またゆっくり山の方にも行きたいなあと思います。夏も涼しくていいけど、春とかも良さそう。

よく来るお客さんがお土産持ってご来店。旦那さんが鮎釣りするのにつき合って旅行して来たって!鮎の塩焼きも食べたってー。羨ましい。鮎釣りとワカサギ釣りはいつか行ってみたい夢のうちの一つです。でも鮎釣り名人がこの前テレビに出てて、思いのほか鮎釣りが難しそうだったことと、ワカサギ釣りはUが行ったことあるらしく、足から冷えが来て思いのほか辛いと聞かされて、意気消沈気味です。でも行きたい。

夜、ワヤマさんからメールでこのアドレスが。わーこれ何?何?映画みたい。映画だー。手前にいるハゲのヒゲはボニー'プリンス'ビリーちゃんだ。サントラ担当がヨ・ラ・テンゴだ。サイト見ただけで絶対良さそうな感じがしますが、日本で公開されなそうな空気がビシビシ感じられますが大丈夫でしょうか。それかやっぱしレイトショーとかですか。


CGみたいなロケ地。森ー!



2006年08月28日(月) a tree needs a trunk

土曜にゲルマニウムに行ってすぐに高尾のマイナスイオンを取り込んだら、酸素カプセルに入った早稲田実業の斉藤くんのごとく体内の酸素濃度が上がったらしく、自分でもビックリするくらいよく眠れます。夜になると1日中外で遊んでた子供みたいに急に眠くなる。こういう眠り方ができるから夏が好き。


アケミちゃんがよく見てるというミキジさんのページにリンクがあって、私も作ってみました。私の三十路記念カウントダウンパーティチケットです。カセットテープも作ったので、それは今度トップのページにでも貼付けます。

http://www.says-it.com/concertticket/index.php



2006年08月27日(日) treehouse

お昼過ぎ、1時に高尾駅。武蔵野線で武蔵野の野っぱらを駆け抜け、西国分寺で中央線に乗り換える。家から1時間ちょっと。会社行くのと同じくらいの時間で高尾山に来れるなんてすごい。駅前の様子は長野とか山梨とかのようなイメージで、東京にいるとは思えないくらい空気も涼しい。金曜の夜になって急に今回のお誘いを受けたアケミちゃんと待ち合わせて小仏行きのバスに乗る。高尾山にトンネルを掘る計画があるそうで、高尾山の自然を守る為に工事に反対している地元の人たちが色んな企画を考えている中の一つで、ツリーハウスで楽器を作るワークショップに参加するというもの。ツリーハウス自体は高尾山の裏のキャンプ場とかがある方にあって、私有地の中にあるために普段は出入りできない。小さい瓢箪でオカリナを作ったり、そこで出してくれるホットケーキ食べたりコーヒー飲んだりして楽しく過ごす。

少し早く2人でツリーハウスをあとにして、キャンプ場の方へ歩く。地元の若者がバーベキューしてる横でご飯食べたりしながら色々話す。私が東京から埼玉に引っ越した時、モグラの死体を見つけたことが最初の埼玉の、というか自然の洗礼のようなものだった、という話を興奮気味にしたんだけど、アケミちゃんの実家のほうではタヌキも出るらしく、モグラの洗礼には同情してもらえなかった。でも今でもモグラを見つけた時の衝撃は忘れられない。すげーとこに引っ越してきちゃった!と思ったものだ。「電気がないー!?夜になったらどうすんですか!」と半泣きの純(「北の国から」)ぐらい、モグラの死体に衝撃を受けました。あとアケミちゃんが富士登山の夢を語るので、富士山の登頂はそんなに甘くないんじゃないかと諭す。20代の前半のころ、フサダと富士山に登りたいという話が出た時、20代で富士山登っても登れた!くらいで話が終わってしまいそうなので、山登って色々感慨深いのは30代になってからなんじゃないか(なんじゃそら)という話になり、30代になったら富士山に登ろうということになった。そろそろ具体的に考えないとね、と思う。


ツリーハウスとツリーハウスを吊り橋で繋げて、ツリーハウスがいっぱいあるような場所があったらぜひ行ってみたい。「ロビン・フッド」の森みたいな感じの。そういうとこで5日間くらい暮してみたい。



2006年08月26日(土) cat

仕事後に高円寺で阿波踊り見物のご招待をされていたので、そのままびしばちゃんの家に泊まって、日曜はそのまま高尾に向かうつもりで着替えなど持ってたんですけど、夕方びしばちゃんからメールで海浜幕張にいて仕事が終わらないと言われ、阿波踊りごとキャンセルに。阿波踊りと同じくらい、高円寺の七つ森でご飯を食べるのが楽しみだったので、残念踊り(思い出せる限り阿波踊り風)を踊っていたら、ゲルマニウムの会の人に声をかけられ、ゲルマニウムに行くことに。私は夏の間は脱会していたんですけど、あとの2人は月2回くらいで通っていて、今日は3人で。終わったあと、東京駅の前にある北海道フーディストっていう北海道の食材とか食べ物を集めたところに行ってソフトクリーム食べたら美味しかったー。あと私はコンテストの優秀賞を受賞したというカマンベールチーズと白いとうもろこしも買って帰る。カマンベールは600円くらいのやつだったけど、やっぱり十勝の方が美味しい。


オムごはんとコーヒーが食べたかった。



2006年08月25日(金) the yes eye

夕方、(仮)さんからメールが来て仕事後会うことに。仕事終わって銀座HMV。yo la tengo、daniel johnstonの新譜、調子に乗ってslayerの新譜、あとjohnny cash、chocolate genius、thumbsuckerのサントラ。

サクっとお茶して(仮)さんの近況など聞く。相変わらず面白おかしくやってるようで何より。ライヴの隠し撮り(デジカメで撮る動画で短いやつ)するのがブームらしく、色々見せてもらう。そこからビースティの隠し撮りされたライヴ映像で作った映画の話になって、一緒に観に行こうということに。ジョアン・ジルベルトのライヴに今回も行くそう。チケット取れたら私も行きたいなあ。ドイツのイタリア人に「恋をしろ」と言われたり、自転車ブームきたりで忙しそうです。別れ際で(仮)さんが、ここまでの色んなことを踏まえてやっていくしかない、それが自分てことなんだからみたいなことを言ってて、それは私がいつまでたっても見つけられない答えのヒントのようなものかもしれないなあと思ったりした。自転車乗ってたら、違う景色が見えてきたんでしょうか。羨ましい。私も早くそっちに行きたいのだ。


明日は高円寺で阿波踊り見物。日曜は高尾山のツリーハウスに。なんだかにわかに私も忙しく。



2006年08月24日(木) boxing

uと2時に渋谷。横浜へ。クサナギシンペイさんというイラストレーターの個展を観に。もう何年も前にuがクサナギさんの個展に行ったらとても良かったと言って会場で売ってたという缶バッヂをくれた。その個展のDM用のポストカードのイラストも感じの良いもので、私も観たかったなあと思ったその何年後かに吉田修一の「パレード」の装丁をクサナギさんがされていたりして、いろんなとこでたまに見かけてはいいなあと思っていたんですけど、個展のDMが送られてきたのでuを誘って行くことに。

何かのレセプションパーティみたいなのの準備と、子供のワークショップみたいので会場はてんやわんや。展示を観てる間にワークショップの子供の団体が2組くらい来た。主催側らしき女性が子供を何人も引き連れて入ってくるなり、私に向かっていきなり「こんにちはー。アーティストの方ですかー?」と聞いてくる。「いいえ、観に来てる人です。」と答える。ていうか、入り口んとこにかなりデカい字で「クサナギシンペイ」って書いてあるんだけど。その次の団体が来た時は、小さい男の子が入り口のとこにある机の上に置いてあったアクリル絵の具のチューブみたいのを指差して「これで描いてるんですか?」と、なぜか私に質問してくるので、思わず「そうですよ。」と答えそうになりながら、私クサナギシンペイじゃないんだってばと思って愛想笑いして誤魔化す。机の上にはクサナギさんがイラストを描いた本とか雑誌なんかが置いてあって、ほかにも色々なものがあった中に「あふりらんぽ」と殴り書きのしてある小さいメモが。

夕方には少し涼しくなって、赤レンガ倉庫でコーヒー、中華街でご飯、タイガービールも飲んでいい気分で山下公園へ(ここらへん写真日記参照)。潮風が涼しく、ベンチに座って近況とか色んな話。9時過ぎまでいて帰る。東横線が元町・中華街まで伸びて、横浜に来るのがとても楽になった。家から1回の乗り換えで横浜まで行ける。



バタバタとしてましたが、展示はとっても素晴らしかったです。



2006年08月23日(水) 初・初音

仕事帰り、日本橋図書館。

・「火焔太鼓・風呂敷」古今亭志ん生(CD)
・「it's a wonderful life」sparklehorse(CD)
・「はじめてのチェス -let's begin chess-」権田源太郎
・「東京おさぼり喫茶」散歩の達人ブックス
・「アウステルリッツ」W.G.ゼーバルト

やっぱcd借りられるのはいいなあ。それにしても志ん朝のは1枚もない。みーんな借りられている。館内にひじ掛けのところにcdプレイヤーが付いている椅子があり、借りなくてもその場で聞けるようになっている。下駄履いたおじいさんがその椅子に座ってへらへらしてるので、きっと落語のcd聞いてるんだなあと思いながら見る。あともう少し若い人が、自分のipodをカバンから出して、タイトルをチェックしながら落語のcdを選んでた。借りた落語のcdをきっと全部ipodに入れてるんだろうと思いながら見る。

帰りに「甘味処 初音」に。クリームあんみつ、850円はお高いなあと思ったので、コーヒーはまた今度。緑茶を出してくれた。それにしても美味しかった〜。夏のうちにもう1回食べたい。冬はお汁粉とかも良さそう。店内は女性客ばっかりだったけど、男の人も持ち帰りであんみつ買ってたり。



それにしても、あんみつの組み合わせって誰が考えたんだろう。あんこと寒天と豆とすあまとみかんとさくらんぼと黒蜜。そこに最終的にアイスクリームがのっかっても、屈することなくそれぞれみんな美味しい。



2006年08月22日(火) the way i feel inside

仕事後、本屋と古本屋をはしご。ここ最近思うのは、もう充分だという感じにもならず、飽和状態のままで今も"人を泣かせる本"ばっかがもてはやされるのはなぜかということです。泣ける本はいい本、みたいな感じが胸くそ悪いです。今こそ読み物の世界に必要なのは笑いだと思うんですけども。ちょっと頭のいい人なら、人を泣かせる読み物くらい書けそうです。本当に難しく、奥が深いのは、人を笑わせるほうです。泣くに泣けないそこんところのあれやこれを、笑いでもって表現できる人が飄々と文壇に現れてはくれまいか。泣ける本も泣かなくてもいい本も、読む本読む本笑えなくって息が詰まりそうです。

セカチューとか韓国のセカチューとかを観る人に思うのは、「登録はお済みですか?骨髄バンクに」。感動の涙は流しても、バンクに登録となると瞳を閉じてしまう人が多いようでございます。おあとがよろしいようで。いや、よろしくない。こんな自虐ネタ、私しか笑えないっつーの。


まだまだ修業が足りません。顔洗って出直します。



2006年08月21日(月) anmitsu and coffee

日本橋図書館を使うようになってからも、水天宮前駅で降りて図書館までスタスタ歩いてたんですけど、先日、日本橋図書館に行った時に、水天宮からの通り沿いで人形町がせともの市をやっていたこともあって、いつもの通り沿いに色々気になるお店を見つけました。中でも、足立区でもあんまり残ってなさそうな佇まいの「甘味処 初音」という店構えだけで美味しそうな雰囲気の甘味屋が。入りたいなあと思いつつそのままでいたら、先日NHKの朝のニュースにこの初音が出てきて取材を受けていた。「おいしゅうございます。」でお馴染みの岸朝子さんが初音で色々食べてて、おいしゅそうにしていた。今週くらいでまた図書館に寄るし、初音に行ってみたいなあと思う。あんみつ食べたい。あんみつとブレンドコーヒー。


寄り道、最高ー。



2006年08月20日(日) pretty in pink

そういえば土曜日、お店に親子が来て夏休みの宿題の材料を買っていった。都内の公立の小学校に通う6年生の男の子、オームラくんとそのお母さんとお姉ちゃんが3人で。私自身、小学校の夏休みの宿題はドリルとか自由研究とかばっかりで、手芸関係の宿題が出たっていう記憶はないんですけど、その学校では6年生みんなにスウェーデン刺繍の宿題が出るのが恒例らしく、お姉ちゃんも6年生の時にその宿題をやったそう。「もう、あと10日しかないのに間に合うのかしらねー。」って言うお母さんでしたが、お店でオームラくんが途中まで刺したのを見せてもらったら、繊細な色使いもだけどステッチが素晴らしく綺麗でビックリする。真っ黒に日焼けしたジャイアンみたいな男の子が刺したとは思えないくらいで、妙に感銘を受けて写真に撮らせてとお願いした。夏休みの間に刺繍をしたのを新学期に集めて、クッションに仕立てて学校に展示するそうです。展示を観に行きたいくらい。



子どもはすごいなあと思う。ちょっとしたこういう宿題とかの何気ない作業に、その子の感性とか好みとか可能性みたいなものがキラキラと感じられる。



2006年08月19日(土) 花火師さん

仕事後、銀座のエルメスへ。銀座はブランドもののお店のメッカのようになっておりますが、生まれてこのかたブランド品に興味がないというか持ったこともないから全く知らないので、そんな私がエルメスに足を踏み入れることになるなんて、今回が最初で最後なんじゃなかろうか。


通常のエルメスの屋上。花火師さんが旗(スカーフ)を掲げてます。

西野達というアーティストの「天上のシェリー」展を観に。エルメスの店内に異様な居心地の悪さを感じつつ、エレベーターで8階へ。入場は無料です。普段はこの8階がメゾンエルメスというギャラリーになっているようでしたが、そこを素通りして非常階段で屋上へ。私もけっこう、おおーっと思ってたけど、私以上に高所恐怖症気味のUがヘロヘロになってへっぴり腰になってて笑う。仮設の階段を上がるといきなり部屋の入り口があり、靴を脱いで中に入る。普段から銀座エルメスの屋上にいつも佇んでいる花火師の像を、いきなりプレハブで囲んでそこに部屋を作り、それも女の子の部屋にしている。中には女性の店員さんが作品の1部なのか、普段着を着て立っていて、色々説明してくれた。花火師の像がけっこう粗い作りで面白かったのと、部屋の窓から見える景色が綺麗。こちらで写真見れます。帰りに今回の展示の冊子をもらった。しりあがり寿さんが花火師さんにインタビューをしてて、面白かった。



それから美味しいタイ料理屋でご飯。6人で死ぬほど食べたのに2600円くらい。カニの入ったタイカレーが美味しかったー。



2006年08月18日(金) starwars

職場のお姉さん(60代)に、宇宙のデカさと人間の小ささについて話す。惑星が3つも増えて、探査機を送り込んだら、生命活動のある星が見つかるかも、とか。「コンタクト」って映画みたいに、地球にいる人間なんかよりもずっと進化した宇宙人が、地球の環境を丸ごと変えるようなことが生きてるうちに起こり得ないとは言い切れない、とか。そんな太陽系も含む宇宙って存在自体が星の数ほど隣り合って密集している様を想像したら、人間が絶滅したって宇宙レベルでは痛くも痒くもないどころかいない方がいいくらいの存在に違いない、とか。別の宇宙の別の太陽系みたいなとこには、必ず地球みたいに空気と水のある星があるはずだけど、何万光年も離れてるから会いに行けないだけで、別の宇宙の別の地球人と連絡さえとれれば、あっちの宇宙とこっちの宇宙の間で待ち合わせできるかも、とか。宇宙人がタイムマシンをくれたら未来に行くか過去に行くか、私は絶対未来、とか。そういうことを話したら、「あんたいつもそんなこと考えてるの?」と呆れられた。


「マーズ・アタック」とか「サイン」みたいに宇宙人が地球人よりショボいという可能性もある。人造人間と遊んでる宇宙人、とか。

夜、ベンを泣かせてしまった。



2006年08月17日(木) ダム

今日から仕事。夕方くらいから仕事がヒマなのをいいことに眠くて死にそうに。普段からよく人に、いったいいつも何時に寝てるんだと聞かれます。これを書いている今の時点で、2時45分です。もちろん明日も仕事ですが、子どもの頃から宵っ張り人間なのでもう仕方ないというかこれが普通。ちょっと連休とかがあると本格的に昼と夜が逆転してきます。3日もあれば余裕で生活のリズムが夜中心になります。普通に会社員をしている人間がそういう生活をしていてまともに働けるのかというと、頭はぼーっとしたりしますが別に人の命に関わる仕事でもないし、私の判断で億単位のお金が動くような仕事でもないので、ぼーっとしてても仕事はできて、そろそろ今の会社の社員になって3年になりますが、交通機関の影響以外で遅刻をしたことはまだ1度もありません。そういえば、表向きまともな社会生活を滞りなく続けながら、自分の極めたいことにも取り組むという二重生活をするタイプが多いみたいなことがワヤマさんに見せてもらった誕生日辞典にも書かれていた気がする。


昼間は世を忍ぶ仮の姿で働いております。



2006年08月16日(水) からだ巡茶

世の中はまたもや誰かが誰かを煽ったりだとか、大停電とか、太陽系の惑星がいきなり3つも増えるかもだとか、もう私の見えないところで色んなことがあっちからこっちへと動いているようで、でもそんなことよりも個人的にこの5日間で降り掛かってきた嬉しい出来事や嬉しくない出来事の方が、太陽系の惑星がいくつなのかよりも私には切実な大問題だったりしました。停電だって、クレーンが送電線を傷つけたちょうどその頃私は眠りにつき、目を覚ました頃には東京は元通りだったのです。

ニュースを見たら、渋谷駅の地下のデパートがてんやわんやになっていて、真っ暗なお店の中が映っていた。渋谷の地下では4年働いていた。企画部がしっかりしていない会社だったので、年に3〜4回、喧噪の渋谷の地面の下、閉店して電気が所々しか点灯していない薄暗い百貨店で、同僚のnと一緒にディスプレイを入れ替える作業をいつも2人でやった。7年働いた会社を辞める意志を上司に伝えたのは4月に辞める半年前だった。気持ちが嘘みたいに軽くなるのを感じつつ、辞めて自分が何をするかも全く決まっていなかったので、漠然とした不安が自分では意識していないところに常にあったようで。一月前の3月に京都へ旅行した時、そういう風に見ればそう見えなくもないくらいのハゲを頭に発見した。向き合ったところで解決しない漠然とした不安とか恐怖は、抱えつつも対峙したところでいいことがないので放っておいたらこのハゲだ。ケロっとした物言いと顔の、でもその頭上にハゲだ。そういうふうにしかやっていけないから仕方ないなあと思って、その後5ヶ月に及ぶ夢のような無職の生活を過ごしたのであった。真っ暗な百貨店なんかがテレビに映るので、久しぶりに自分のダークサイドを思い出す羽目に。



話は変わって、今日お昼にテレビを見てたら韓国ドラマみたいなのをやっていて、そこに出ていたおばさんが、「何ごとも午前12時5分前が1番いいって言うでしょう」みたいな話をしていた。そうかもねえと思う。遠足の前日の夜、夏休みが始まる前の終業式、会社を辞める1ヶ月前にハゲ、旅に出る時の出発5時間前、大好きなバンドがステージに出てくる5分前、MajiでKoiする5秒前、などなど。気持ちの高ぶりでいうとピークはそこかもしれなかったり。でも最近は12時を過ぎても楽しめるようになってきました。私も大人になったもんだ。でも終わりは常に意識する。そこはどうにもなりません。



2006年08月15日(火) everybody's gotta learn sometimes

夜、スカパーで「エターナル・サンシャイン」。この映画観に行った時に、最初の5分くらいを見逃していて、やっとちゃんと観れた。どうしてお互いの記憶を消してしまったのに別の出会い方をして結局好きになるのかがほぼ2年越し(!)くらいでつながる。自分の部屋の小さいテレビで観ても、すごくいい作品だなあと思う。気持ちの揺れ動きとかどうにもならない感情の一つ一つが、色んな手法がある中でもピッタリなものを持ってきてるようなシーンが色々。本屋の電気がバババッと消えていくところとか、ケンカしながら通りを歩いてる時になんかでっかいもんが落ちてくるとことか。この前もいいなあと思ったシーンが、ドライヴインシアターに2人で行って車のラジオはつけないままでスクリーンを見て2人で勝手にセリフを考えて喋ってるシーン。あと、これまでのイメージと全然印象が違って見えるジム・キャリー。ラストシーンで「オーケー。」って言う時の顔とかも。あとエンドロールに流れるベックの「everybody's gotta learn sometimes」がやっぱりいいなあと思う。去年のフジロックでこの曲を歌うベックを観ました。やっぱサントラ買おうー。



2006年08月14日(月) シカゴ村日誌

村活動には着々と馴染んで、とうとう二階建ての一戸建てを構えるに至りました。海に釣りに出かけると、クラゲが釣れるようになりました。夏の終わりを感じます。1階は人が来てもいい部屋で、2階は自分の好き勝手にしている部屋で、2階は芝生の床になっており、森のどうぶつから貰ったものや、役場の回収ボックスから拾って来て、気に入っているものを置いています。寝袋が欲しいなあと思っていて、流れ星が流れた時にAボタンを押してお祈りしていたら、次の日の朝に星から手紙がポストに届いていて、欲しかった寝袋が一緒についていました。今欲しいのはコーヒーメーカーです。もう一部屋増えたら、そこを喫茶店のようにするつもりです。とはいっても博物館の地下に喫茶店はあるので、毎日そこに通ってもいます。

あと、ベンというノンちゃんみたいな犬と仲良しになりました。ほかのどうぶつは「ねえ、男と女の友情ってあり得ると思う?」とか「どういうタイプの人が好き?」とか、現実に見ず知らずのご近所さんから言われたら閉口するような質問をしてくるので、その点ベンはただ黙って横にいられる感じがますますうちのノンちゃんみたいで、「そういうキミのそっけないところ、いいとおもうよ」って言われていい気になってちょくちょくベンの家に遊びにいってたら、ある日突然「キミってどくせんよくがつよいね。」って言われました。えー。だって居心地が良かったから。。。



2006年08月13日(日) i'm gonna be true blue

ビデオに録画しておいて観てなかったCSフジで放送された「this is 向井秀徳」観る。椎名林檎さんから猫ひろしに至る様々な方々がヒーローについてコメントしている。こういうのよくテレビで見ると、みんなホントに当たり障りないこと言ってること多々なんですけども、コメントしてる人があんまりヘラヘラしないでそれぞれ熱く話すのが印象的。1番最初に山崎洋一郎が出て来て、zazen boysはみんなに好かれ過ぎているのが良くないみたいなこと言ってて、やっぱしこの人感じ悪いなあと思う。

マドンナのライヴDVD。88年のものなので、映像技術が古いのはいいとしてもマドンナの作品として観るにしては編集もなんだか酷い。80年代のヘヴィメタのビデオとかでも多用されている会場設営の早送り映像はどう見ても日本の会場だ。ライヴ映像もたぶんイタリア公演のものと言っておいて違う会場のものも部分的に繋げられてるような感じのとってもいい加減な作品でゆるゆる。オーディエンスの映像がまたなんとも変な空気で笑える。ショートカットも似合ってるし健康的で可愛らしいのが印象的で「true blue」とかも改めて聴くとすごくいい曲だし、「dress you up〜material girl〜like a virgin」のメドレーなんか特に良かった。大屋政子みたいな衣装や変なメガネも可愛いくてそこだけもう1回観る。


あんなに可愛かったのに、2年後にはこんなことに。ここらへんから、もう何が何だかわけがわからない方向にどんどんと。



2006年08月12日(土) デトックス

ながら族とは私のことです。本読みながらおやつ食べたり、音楽聴きながらゲームしてたり、1度観たことのある映画を観ながら部屋片づけたり。帰れる田舎もないので、一応は社会人のお盆休みという名目の5日間ですが、やっていることといえば、小学生ん時の夏休みと何ら変わってはいないので、こんなことでいいんだろうか、と29歳ともなれば思わずにいられません。だのに、そんな私の様子を見たサチコさんの諦めと呆れがビシビシと込められたトドメの一言、「こうやって見てると、やっぱりあんたオタクなんだね。」って!オタク!もう何とでも呼べ。

ワヤマさんから借りている「napoleon dynamite」、邦題「バス男」を観る。ストーリーとか登場人物とか小物使いとかがなんとなく「ウェルカム・ドールハウス」と印象がかぶるものの、この作品とあの作品には天と地ほどの差があって、トッド・ソロンズの「ウェルカム・ドールハウス」が好きな私にとっては、制作者の意図から外れた部分で大きく脱力。適当に笑えるんだけど、どの場面にも常に違和感が。はいここ、キモい奴。はいここ、笑うとこ。はいここ、小ネタにツッコミ。と、作ってる側の狙ってやってる部分が思ってた以上に観ていて暑苦しい。トッド・ソロンズがサチコさん言うところのオタクだとするなら、「バス男」はオタクに限り無く近くとも、正確にはオタクじゃない立ち位置で高校生活を過ごした人がオタクを面白おかしく映画にしてる感じで、なんとも煮え切らない。現に「napoleon dynamite」はアメリカでヒットした。つまり「バス男」を面白いと思うか思わないかが一つのボーダーラインになるとも言えそうです。この「バス男」を何の引っ掛かりもなく超面白いって思える人はオタクではないのでどうぞご安心を。


はい、アウトー。ってこの画像使ったりするところがもう時事的に不謹慎。



2006年08月11日(金) 明日からお盆休み

毎年のことながら、夏のお盆休みに帰る田舎が欲しい症候群に今年も悩まされます。子どもの頃からの持病なのでもういい加減いいだろうにと思うんだけど。ああ、でも長野あたりに親戚とかがいたりして、ちょっと遊びに行ってもいい?とか言ってお盆休みに山行ったり川行ったりしたい。おじいちゃんおばあちゃんの家が父方母方ともに足立区内にあったのみならず、親戚関係全部が東京か遠くても埼玉県内に住んでいる。

おじいちゃんの家が北海道とか、親戚がハワイに住んでるとか、兄弟が外国暮しとか聞いただけでもう心の底から羨ましいし、お盆は実家に帰るっていうその言葉だけでも羨望の眼差しなんですけど。これは実家を出るとそういう感じになるかというと、そうじゃないかもと思ったりもします。実家に帰省するというのが日常の中にはないから帰省って行為が羨ましいわけで、ちょっとご飯食べに実家に帰れるような距離にいれば、お盆休みに帰る気になどならないはず。ほんの何日かの間でも、「もう東京は卒業(「北の国から」)」的な気持ちを持って北海道に帰るような心持ちで行ける場所が私にはない。帰省できないなら盆休みなんてただの連休だ。


ボンクレ帰れるお家の存在、プライスレス。やることなーい。



2006年08月10日(木) 電車スタンプ女

お盆休みに入るので今日は仕事。体調が最悪。通勤を中心としてメトロばかりに乗っていますが、たまにJR乗るとポケモンのスタンプラリーのシートを持って必死の形相の親子が、どこの駅のどこのホームのどこの車両にも、そこかしこに見かけられます。もう「スタンプラリー親子」は夏の風物詩として捉えていいんでしょうか。同僚のUが駅のポスターを見たそうで、私の好きなマネネのスタンプは立川駅だったよと教えてくれましたが、今のところ立川駅に行く用事が全くありません。

とはいえ、今年の春まで約1年に渡って東京メトロの全駅で行われていた東京メトロ1周年記念スタンプラリーは何か用事があると、スタンプラリーのシートがどこにあるのか知らなかったので自分で用意した小さいノートにスタンプ押したりしていました。下の画像は、東京メトロ各駅に置かれたスタンプのうち、特に私のお気に入りの神保町駅のものです。古本屋の街なので本のイラストのスタンプ。それぞれ駅にまつわる何かが描かれていたり、電車の車両だけっていうのもありました。


全駅のスタンプが見れるページがこちらに。みんな良くできてます。わざわざ出かけていきませんが、スタンプがそこにあったからってくらいの気持ちで。



2006年08月09日(水) 2006.08.09 , pm11:38

「どうぶつの森」のかんぺきガイドブックというのを買いに、オアゾの丸善へ。ゲームの攻略本を買ったの初めて。フラフラしていたら、志ん朝の本がまた出ていた。「もう一席うかがいます。」というタイトル。対談集です。どうしようかなあと思いつつ、ちょっと立ち読みしたらたまたま開いたページに『ハーシーのチョコレートを初めて食べた時なんか、あんまり旨くて、ボンヤリしちゃったよ』って志ん朝師匠の発言があったのと、表紙の写真がいいので買う。かんぺきガイドブックも見たら、村の行事で10月にはどんぐりを拾う大会というのがあるらしいので楽しみ。

小谷美紗子さんの「then」てアルバムを買ったら、1曲目がこの前クアトロの最後に歌った曲だった。「街灯の下で」という曲。この前のクアトロのライヴが思い出され、他のも色々聴く。この前のクアトロはあれあのまんまでライヴ盤として出たらいいのになあと思う。本当にどの曲も良かった。


目を閉じればすぐに浮かび 目を開ければ君はいない



2006年08月08日(火) 20 years

まんまと「どうぶつの森」漬けに。私は自分に何か才能と呼べるものがあるとすれば釣りの才能があるんじゃないかと常々、ろくに釣りをしないのに強く思っています。そんな思い込みだけの私の釣りの才能は、現実ではなくどうぶつの森で大いに発揮されることとなったのでした。アホみたいに魚が釣れまくります。それをタヌキに売って、家のローンが返せました。最初はスヌーピーの犬小屋みたいな家ですが、タヌキが建ててくれたのでローンがあるところからゲームが始まるのです。果物や貝を拾うより、釣りの方が楽しいです。狩猟魂を表わそうと、ハリネズミがやっている洋服屋でウォーボネットを購入し、それをかぶって釣りに出かける日々です(詳しくは昨日の写真日記)。

仕事帰り、図書館。日本橋図書館のある人形町は昨日と今日で、せともの市。雨もやんでいたので色々見て、再来週に会うuに好みの器をと思って買う。
お盆休みで読む本いろいろ。

・「黄色い雨」
フリオ・リャマサーレス

・「ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻」
N・ホーソーン、E・ベルティ

・「ニート」
・「スモールトーク」
・「逃亡くそたわけ」
絲山秋子

の5冊。どうぶつの森ばっかりやってたらお盆休みが終わってしまうので、本はちゃんと読みたい。


どちらにしても5日間自分の世界に引きこもり。水浴び小屋で1人で考え事。



2006年08月07日(月) the blisters

週末にシカゴで行われたロラパルーザの模様がこちらで。3日間、8つのステージで130組のバンド、アーティストが出たということは普通にフジロックくらいの規模だったんでしょうか。ラインナップはこの夏というかここ数年で行われている全世界のロックフェスの中でも特に目立って素晴しいんじゃないかと思われます。今回のロラパルーザはフェス史上でも画期的と言えそうなkidzapaloozaという子ども向けステージがあったらしいです。そこでwilcoのジェフの子どもバンド、the blistersもライヴを行ったとのこと。youtubeとかでライヴの様子が見れたらなあと思ったら、まんまとこちらに。映像はロラパルーザのものではないですけど、演奏してる曲など少し。ほかにもこちらで。観たーい!超観たーい!来年のフジに呼んでー。


the band played an extremely entertaining set consisting of songs like the Ramones’ Blitzkreig Bop, The Flaming Lips’ She Don’t Use Jelly, The Beatles’ Dear Prudence, Neal Young’s Keep on Rockin’ in the Free World, and to balance things out for an encore they played the Lynard Skynard classic Sweet Home Alabama.

だそうです。渋っ!誰が決めたんだ、そのセットリストは!the blistersの演奏による「she don't use jelly」っていうのを想像しただけで鼻血が出そうですが、上にリンクしたページのyoutubeで少し聴けます。たまらん。



2006年08月06日(日) 青すぎる空

猛暑の休日。昼過ぎにivy。アケミちゃんと久しぶりに会って、それぞれ買い物。ivyは何かのフェア?で、くじ引きでお菓子くれたりラムネくれたりした。他のお客さんはみんな持ち帰ってるそうでしたが、私とアケミちゃんはその場でラムネのビー玉をガツって外すことに大騒ぎして2人でラムネ飲むのが久しぶりだとかなんとか。それからivyを出て、あの話はどうなったとか、あのマンガが映画化だとか、あのテレビ見たかとか、色々話しながら田園都市線で桜新町。台湾に住んでいるmの実家が桜新町だったので、長谷川町子美術館が桜新町にあることはぼんやりと知っていた。夏休み中ということもあり、サザエさん祭りが大盛り上がりしていた。詳しくは写真日記の方で。私もとうとう一国一城の主となったわけです。それも世田谷区に家を持つことになろうとは。サザエさんの歴史やトリビアも面白かったけど、長谷川町子さんの無理せずに好きなようにやりたいことをする行動力とか、その背中を押してくれるお母さんと姉と妹のドタバタが伝わってくる展示で良かった。家族みんながクリスチャンだったというのが意外な感じが。でもサザエさんの頑として外れていかない不思議な世界の感じとかに少し納得できるものもあったり。

閉館時間ギリギリまでいて、そのまま桜新町のファミレスでご飯。アケミちゃんが誕生日プレゼントくれたり、この前の湯川潮音のトップランナーのビデオ貸してくれたり、私は遠藤さんからの預かりものを渡したり。そこでも色んなことに話題が飛びながら色んな話。けっこう長居したのに、そのあとファミレスの横のサーティーワンでまた色んな話。同い年の私たちはもう立派な大人みたいな年になっているのに、こんなにも自分の気持ちを人にきちんと伝えられないままだなんて、もっと若い頃は思ってもいなかったことだ。大人になれば、色んなことが自分にとって明解になって、伝えたいことは伝えたい人に饒舌に語れるはずだったのにね、と思う。自分が何を望んでるのかも時々分からない。賢くなったつもりなのに、10代の頃よりも色んなことが見えてないみたいに感じる時すらある。複雑に考え過ぎてるだけなのか。


2人とも思わず買った、記念ふろしき。色合いも可愛い。



2006年08月05日(土) おいでよシカゴ村

脳のトレーニングをしたいサチコさんが、nintendoDS liteを買ってくるというので一緒に買ってきてもらうことになり、水色のやつを買ってきてもらい、とうとう「おいでよどうぶつの森」を始めました。子どもの頃からゲームは友達の家でやるくらいで、自分の家には1番最初のゲームボーイがあったくらいでしたし、大人になってからは新しいゲームボーイを買ってもポケモンくらいしかやってないので、久しぶりにゲームします。今は私の部屋はラジカセと段ボールとロウソクしかありません。これからお金を稼いで家具や服を買ったり、家を増築したりできるそうです。同じく「どうぶつの森」をやっている人とお互いの村を行き来できるそうで、今日私の村(にっこーedo村、edo村、ペンギン村など色々考えた挙げ句、特に意味はない「シカゴ村」と名付けました)に住んでいるオオカミに「お前は友達とか連れて来ないの?」みたいなことを言われましたが、まわりに「どうぶつの森」で遊んでいる人がいないので、呼ぶに呼べません。そこらへんの小学生とかと友達にならないと無理っぽいです。普通に一緒に遊ぶには100メートル以内の距離にいないと遊べませんが、wi-fiコネクションとかいうのを使うと北海道や沖縄で「どうぶつの森」をやっている人も、私のシカゴ村に来てもらえるそうです。とりあえずは、木に実っている洋梨や岸辺に落ちてる貝やサンゴ、あとは川で釣ったフナやブラックバスなどを、タヌキに売ってお金を稼いだら株でも始めてロウソクとラジカセしかない家を何とかしたいです。

すごいなあと思ったのが日付けと時間を登録するので、我がシカゴ村は今、夏で木々が青々と生い茂り、夜には星空、夕方には夕焼けの空が見れて、今日現実社会の空に出てるのと同じ月がシカゴ村にものぼっていることです。ゲームも今はすごいことになってます。秋には紅葉とかあるんだろうか。


空にこれが浮かんでいるのを発見したら、パチンコで打ち落とすとプレゼントがもらえるそうです。メッセージを入れたボトルを海に流すと、現実社会での知らない人が自分の森で拾ってくれるそうです。もう意味分からん。

と、いうことで「どうぶつの森」で遊んでいるという方は至急連絡されたし。
仮想現実で僕と握手。



2006年08月04日(金) open your heart

仕事帰り、北千住で色々買い物。頑張り屋さん時代のマドンナのライヴDVDを買う。タイトルは「チャオ・イタリア -ライヴ・フロム・イタリ-」。mcなど分からないのは嫌だと思い、国内版のDVDを買いました。帯には『初来日と同じ"who's that girl"ツアーの最終公演を収録!!』とあります。お盆休みにでもゆっくり観ようと思います。

従兄弟と中1の時のクラスメート男子がマドンナのファンでした。中1の時のクラスメートMには、マドンナの写真集「sex」が発売になった時、たしかもう2年生になってたんですけど、わざわざ学校にあの写真集を持ってこさせて休み時間だったかに見せてもらったのをよく覚えています。よく先生にバレなかったもんだ。あの、写真集は宮沢りえの「santa fe」とかの美しいヌード的な世界ではない、なんだかもう、アメリカ人てのはワビサビなくって嫌だなあと思ったものでしたが、今見てもそう思うかなあ。Mが「この写真が1番好き」って言って見せてくれたのは、中でもけっこう芸術的な1枚でしたが。


hさんは今度のマドンナの来日行くらしくて羨ましいです。
観たいけど知らない曲ばっかりなんだろうなあと思う。でも観たい。



2006年08月03日(木) over come

お休み。テントや寝袋を干してもらったので、片付けを色々。1日中、色んなテレビ番組に亀田興毅が出て、試合について色々聞かれている。KOじゃなかったんだから、こんなにテレビに出なくてもいいのになあと思うんだけど。しっかり試合を観れなかったんですけど、全部見たサチコさんによると9割がた負けだと思ってたとのこと。防衛戦でKOすれば、今言われてることなんかどうとでもなりそうだけど、これだけ色々言われるのはそれだけみんな期待していたということなんだなあと思う。そういう色んな人たちからの期待とか、1人で自分のためだけにボクシングをしているわけじゃないこと、そういうことが他の選手よりも重くのしかかってるみたいに見えて、テレビで喋ってる亀田を見てなんとも言えない感じに。プロボクシング選手としてのプライドとか、芯の強さみたいなものとかは、まわりからも家族からも与えてもらえないので自分でどうにかしていかないといけないことなんだろうけど。でも、次の目標を色紙に書いて下さいと言われて「もっと強くなる」と書いた文字がまっすぐに伸びたいい字だった。まだ19歳。

「純情きらり」でまた泣く。Mさんからメールでマーズ・ヴォルタのドラムが脱退したと聞き、激しく落ち込む。夜には夜で湯川潮音のトップランナーの再放送を見逃した。もーいやだ。



2006年08月02日(水) quotation ludic project

今出てる装苑に、高橋みどりさんがスタイリングしているページが。この前高橋みどりさんがお店にいらした時に買っていかれた糸がぼんやりと写ってて、なんかすごい嬉しい。時々こういう嬉しい出来事が、仕事には必要だ。どんな小さな出来事でも、こういう風に目に見えることじゃなくてもいい。どうしても必要だ。

ジョン・フルシアンテの1人弾き語りコーナーがいつも良いので、これまでにどんな曲をカバーしてるのかネットで調べる。

「how deep is your love」/ bee gees(今回)
「both sides,now」/joni mitchell(前回)
「perfect day」/lou reed
「big takeover」/bad brains
「china girl」/david bowie
「lucky」/radiohead
「today Your love, tomorrow the world」/ramones
「for emily,whenever i may find her」/simon and garfunkel
「new dawn fades」/joy division
「modern love」/david bowie

実に様々。でもジョンのソロ作品の世界にちゃんと通じてるラインナップだと思います。誰かが誰かのカバーをするのは楽しくていいなあと思います。yo la tengoとかはサイトでカバーした音源を聴くことも出来たりしますが、ライヴ中に、レコードの中で、色んな人の色んなカバーを聴くことができます。そういうのを集めたら面白かろうと思います。


今日はとりあえず、lowの「last night i dreamt that somebody loved me」を聴く。オリジナルはthe smith。



2006年08月01日(火) what difference does it make?

ぐったりと仕事、と覚悟していたわりにそんなでもない。気分の上がったまま、でも夕方頃に睡魔が。昼寝の習慣恐るべし。日焼け止めも塗ってたんだけど、今年は腕と手だけお経を書き忘れたかのごとくすごい日焼け。しかも美味しいご飯をもりもり食べて太った(この現象、略して焼きブタ)。

今年は長靴があったので、水たまりの中でもバシャバシャ歩けてすごく便利でしたけど、やっぱり長靴で1日歩いた次の日は足の疲れが酷かったので、3日目の途中からスニーカーに履き替えた時は、アディ・ダスラーは神だな、と真剣に思った次第です。近々新しいの買おう。


バンドのTシャツ着てフェスに行くのがなぜか嫌なんですけど、今年のフジロックで「war is over! -if you want it-」ってオノ・ヨーコの作品がありますけども、あの作品のフォントやデザインはそのままで「world is over」ってプリントされたTシャツ着てるコを見ました。それも眼光鋭いようなとんがった感じのコじゃなくて、温厚そうな太っちょが着てたのがまた良かったです。どこで買ったんだろう。自分で作ったのかな。自分で作ったんだったら最高だなあと思う。友達になれそう。


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hatori [mail]