tdd diary

2006年06月30日(金) おやつ

個人的にワールドカップ以降でなぜかメキシコブーム到来なんだけども、と思っていたらこんな映画が。どうでもいいけどジャック・ブラックの横にいる子、この前「君とボクの虹色の世界」に出てた子だー。「napoleon dynamite」と「school of rock」のスタッフがどうのこうの、みたいです。

あー!アルゼンチンが負けたー!なんかもう試合が始まった時点でもう、少林サッカーならぬ喧嘩サッカーって感じでしたけど、この試合だけ観てるとドイツ人に対するイメージ変わってくるくらい。結果的にPKで決まってしまったことを思うと、アルゼンチン側のキーパーが怪我で交替したのは痛かったよー。イタリアはたぶん勝ち進むとしてドイツとイタリアが当たるのかあ。



シャラポワの趣味が切手集めだってー。オレもオレも!
切手集めをしている方に朗報。8月に発売を予定している今度の記念切手シリーズのテーマはなんと「日本映画」。とうとう来ました。



2006年06月29日(木) 初夏にして君を想う

朝、「きらり」の達彦からの手紙でもらい泣き。私もこんな風に人の幸せを自分の願いとして持ち続けられたらと思う。それは人の幸せを願うのとはちょっと違う。その人の幸せがなによりも自分の願望としてあるくらいに好きということだ。午前中に大切な電話。お昼、昨日買ったグリーンカレー食べたら辛すぎて号泣。そういえば私辛いものあんまり食べられないんだった。なのになんでグリーンカレーなんて。でも美味しかったけど。

夕方、渋谷NHKへ。ライブビートの収録ライヴ。先にThousands Birdies' Legsというジャズバンドのライヴ。ボーカルの女の子のピアノ弾き語りをやってからバンドでの演奏でしたけど、とても良かった。色んな人から言われてそうだけど、大貫妙子さんみたいな印象の曲とか詩の世界とか、あと声も。
それから湯川潮音さん。スペースシャワーで見たビデオとかの印象よりもとても小さい、可愛らしい女の子。ギター、マンドリン、ヴァイオリン、フルート、ベース、ピアノっていう編成のバンド。私がこの前買った「湯川潮音」ってタイトルのアルバムのあと、最近ミニアルバムが出ているようでそこからの曲が多かったみたいでした。新しいのも買わなきゃ。最初のほうでやった三木トリローさんの曲「ポカンポカン」て曲がとても可愛らしかったんですけど、録音にノイズがあったとのことでアンコールの最後にもう一度演奏。2回聴いても2回とも良かった。家に帰って調べたら「ポカンポカン」はザ・ピーナッツのカバーで湯川さんの音源はないみたい。二組とも自分で書いた歌詞をまっすぐ歌っている感じで素晴らしかった。女の子の頭の中には宇宙がある。


今日のライヴの放送は7月12日 23:10〜24:00にNHK-FMにて。トップランナーに出る予定もあるそう。今度ライヴが観れるのはフジロック。とても楽しみです。



2006年06月28日(水) もっと言いたい。

朝、テレビのニュースでワールドカップのダイジェストをやってて、ウクライナに負けたスイスの選手が泣いてるのを見て、うちのサチコさんがもらい泣きしていました。アホか。とはいえ、散り際の美しい人というのはいるものです。この人、何度見ててもグッと来ます。私個人の中ではここまでの今大会で1番心に迫るシーンです。勝つ為に全力を尽くしてそれでも負けていく、でも悔いもそんなに残らないから負けたことを受け入れるしかないような。こういう散り際の美しい人には、かけてあげられる言葉がみつかりません。大人になると、目に見えて自分の負けがはっきり出るような勝負どころがあまりないものです。なんだか自分以外のことも複雑に絡んで、言い訳の逃げ道がどこにでもあるようなうっすらとした負けはあったりもしますが。でもそれは長い目で見ると同じくうっすらとした勝ちまでの行程の中のものだったり。その勝ちもまた負けに続いてたり。スポーツの世界のことを自分のあれこれに投影して1人で勝手に悦に浸るのは頭の中だけ体育会系のままでいる人の良くないクセです。でも自分も負けるならこんな風に潔く、と思う。


仕事帰り、セールをやってるそうなのでUと有楽町の無印へ。4コママンガが書けるみたいな4コマノートがあったので買う。あとグリーンカレーが美味しそうだったので買う。Uもグリーンカレー買ってた。
夜、アケミちゃんに教えてもらって以来気に入っているNHKの「ゆるなび」って番組でしまおまほさんが武田百合子さんの「富士日記」を巡る旅をしてたのがとっても良かった。「富士日記」を朗読するしまおさんの声の感じも、好きなところについて語ってる感じも。



2006年06月27日(火) close my eyes

トッド・ラングレンのアルバムはカバーアルバムだったんですけど、beach boysの「good vibrations」をカバーしていて、これが1人宅録かどうか分かりませんけど、完コピの域を越えた完コピ。これたぶんコンビニとかファミレスとかでなんとなく聴いたら、ビーチボーイズの方だと思っちゃうんじゃないかっていうくらいテルミンまで立派に再現。梅雨明けはまだのようですが、この曲で一気に夏が来たような心持ち。ビートルズの「strawberry fields forever」もとても素晴らしいカバー。

携帯を変える。おサイフケータイとか、モバイルスイカとか、色々機能があるそうで、説明をしてもらったんですけど、半分も理解できませんでした。でもハローメッセンジャーっていうのが面白そうなのでやってみたいんですけど、それは携帯でできるチャットみたいなやつです。デート中の妻夫木が友達に助けを求めるcmのあれです。パソコンでチャットをしたことがないので、これはやってみたい。携帯がauだという友達を誘おうー。


大変。達彦に赤紙が・・・。お互いに好きと思ってても、色んな困難のある時代は大変だ。でも色んな困難があると気持ちがブレない。どっちが悲しい時代かと考えてしまう。全力で期待に応えたいって思うのに、なんで色んなことがうまくいかないのか。同僚に教えてもらって達彦のブログを発見。達彦が顔文字使ってる・・・。いや、いいんだけどさ。



2006年06月26日(月) do it again

携帯を機種変更しようと思って、今使ってるのがcasioの携帯なので今回もそうしようと思う。仕事帰りに見に行ったら今のよりボタンが押しづらい感じがしたんだけど、ボタンが押しやすい方がいいってほど、頻繁に携帯電話を使っているわけでもないのだった。ちょっとメールが送れて、電話がかけられれば充分なので、ボタンがどうとか、あんまし関係なかったりする。

夜、すべらない話をチラチラ見ながらイタリア・オーストラリア戦も。またも何だかよく分からないままにイタリアが10人に。ヒディングの呪いアゲイン、と晩ご飯でも食べながら国民総出で見つめているイタリア人みんなが、スタジアムにいるイタリア人サポーターみんなが、いやーな予感に包まれたまま終盤にさしかかるゲーム。そしてあの劇的なフィナーレ。4年前から引きずられた壮大なスペクタクルドラマに、ケリをつけたのがトッティだなんて。いったい誰が脚本書いてんの?ってくらいのドラマだよ。ドイツやアルゼンチンの勢いも頼もしいけど、チェコやオーストラリアとの試合に、こんな風に勝っていくイタリアが決勝まで進んだらいいのにと思う。4強はアルゼンチン、イタリア、ポルトガル、ブラジルと予想。ワールドカップも盛り上がりつつ、イギリスではウィンブルドンがスタート。と、思いきや初日からサスペンデッドで全試合が宙ぶらりん。


残念ながらオランダも敗退。この子もフィーゴの頭突き見てたかな。



2006年06月25日(日) プラネタリウム

明け方、目覚ましで起きてメキシコ・アルゼンチン戦。ここまでのアルゼンチンの勢いみたいなものはメキシコが完全に封じていた。でもアルゼンチンもすごい守りでメキシコの攻撃を封じる。本当にメキシコもアルゼンチンもよく頑張ってたけど、延長戦前半でのアルゼンチンのゴールは本当に素晴らしかった。その2ー1で試合終了。ベスト16での敗退でしたけど、サンチェスのお父さんもきっとあの世で息子を誇りに思っていることだろうなあと思う。それにしてもゴールデンゴールでなく延長戦も15分づつ前半後半で30分戦うのはキツそうだった。90分の試合にさらに30分。あのメキシコがメキシコではなくなってた。エクアドルもイングランドに負けちゃったー。

夕方、浅草へ。浅草駅を出るとすぐ、隅田川沿いに見える金色のウンコみたいなビルがございます。あれはウンコじゃなくてビールの泡だそうです。アサヒビールのビルです。そこの4階で行われるasahi cafe nightというイベントに。カルロス・トシキとオメガトライブ、ではなく、カマ・アイナとメガスターのライヴです。青柳拓次さんのソロプロジェクト、kama ainaとcmでもお馴染みの大平貴之さんによるプラネタリウムmegastar固定タイプによるライヴです。

会場を真っ暗にしてプラネタリウムがついたら、天井も壁も無数の星でいっぱい。うわーすごいすごいって思って見るんだけど、私がこれまで1番ビックリしたのが長野の安曇野で見た本当の星空で、天の川も見れるよって言われたんだけど、どれが天の川か分からないくらいの星空だったのを思い出したりしました。それと比べたらもちろん機械の光りなんだけど、会場で立って見てる人に小さい光がいっぱい映って面白かったり、ステージでライヴをする青柳さんにもポツポツ星の光りが。アンコールのアンコールでは青柳さんが「愛の歌を演奏します」っていって「all of me」もやって、素晴らしいライヴでした。『星の数ほど』、みたいな言い方がありますけど、これを見るとその言葉のニュアンスがちょっと変わります。


大平貴之さんのプラネタリウムは日本科学未来館で観ることができます。そのプラネタリウムの音楽を担当しているのがレイ・ハラカミfeat.原田郁子。そのうち観に行きたいなあ。



2006年06月24日(土) rainbow hawaii

お給料が出た!ので、仕事帰りに銀座で豪遊。鳩居堂で絵葉書とかを色々。

ファインリファインで本3冊。
・「コルシア書店の仲間たち」   須賀敦子
・「ファンタジア」        ブルーノ・ムナーリ
・「遊んで遊んで遊びました」   シャスティーン・ユンググレーン
HMVでもcd。
・「faithful」          todd rundgren
・「club kama aina」       kama aina
・「rainbow hawaii」       kama aina/rt/moose hill   
明日、kama ainaのライヴを観るので。

家に帰ってkama aina(青柳拓次)とrt(高田漣)とmoose hill(伊藤ゴロー)の「rainbow hawaii」を聴いたら、とってもいい。これ部屋で流しながらスピーカーからちょこっと離れたところで聴くといい。ハワイの色んな音が聞こえる。rtはショパンの「ノクターン」を、kama ainaはフランク・シナトラの「all of me」をカバー。これもホントに素晴らしい。最後は3人で「over the rainbow」も。ハワイに行ったこともないのに、ハワイの風景が目に浮かびます。いつか行ってみたい。このメンバーで6月26日(月)19時半から青山ブックセンター本店でインストアライヴがあるようです。参加無料。私も行きたいけど、どうしよう。


あ、あと6月29日(木)の7時にNHKのスタジオで行われるライブビートの録音ライヴの湯川潮音さんを観に行くんですが、私のハガキでもう1人入れます。時間ご都合よろしい方で、もし興味のある方いらっしゃったらメールでもください。入場は無料です。



2006年06月23日(金) play

中田が泣いていた。「サッカーボールが友達でした」と真顔で話す人と、互角に渡り合えるわけがないと思う。夢と同義語どころかそれ自体が生きる術みたいになってる国なのだ。国民全員がサッカーやってるみたいな国なのだ。生まれた瞬間からサッカーの才能という振るいにかけられ続けて残ってきた23人の背後に、そうやってサッカーやってるのに選んでもらえない選手たちの念力が重くのしかかっているのだ。プレッシャーもプライドも、抱えているものの大きさが比べものにならないんだろうなあと思う。日本人がサッカーをするってことはこれからもこういうことなんだろうと思う。才能のあるいい選手が、こんな風に悔しがって泣く姿をきっとこれからも見ることになるのかなと思う。楽しかったならそれでいいんじゃないかと思えるけど、前回よりふるわなかった成績を、誰かのせいにしないと気が済まない人たちが本当に多い。メキシコがいいなあと思いつつ試合を見てて思うのは、日本はブラジルにはなれなくても、メキシコのようなサッカーなら目指せるんじゃないかなあということです。地味に着実に。

とはいえ、実際面白いのはこれからです。ハイライトで見たイタリア・チェコ戦も面白そうだったー。インザーギが3度目でゴールを決めて、同僚のsは大満足だそうです。夜中、スイス・韓国戦をちらっとだけ。最初に選手が入場する時、ドイツの子ども達と手をつないで入場するんですけど、ドイツの子どもと一緒に両国の選手が待っている間、ずっとドイツの子どもたちが韓国の選手をみーんなじーっと見てたのが印象的。アジア人てのはおもしれえ顔してんなあって風にずーっと見てんのがおかしかった。


よく頑張ったよ。おつかれ。



2006年06月22日(木) ドレスデン

休日。ビデオにとっておいた「探検ロマン 世界遺産」のドイツ、ドレスデンを見る。ザクセン公国の都だったドレスデン。剛胆と言われ、なおかつ世界中からの美術品のコレクションに力を入れ、磁器が好きすぎて独自で作らせてお金儲けもしたアウグスト王や、ベートーヴェンの第九に歌詞をつけた詩人のシラー、クラシックオペラを作ったワーグナーなど。そのあと1945年に第二次世界大戦の空襲で芸術と文化の象徴だったドレスデンの街全体が破壊される。このことの悲しみを、私の好きなエーリヒ・ケストナーが「わたしが子どもだったころ」という本で語っています。



50年近くの時間が経ちベルリンの壁が崩壊してから、廃虚のままになっていた聖母教会が1人のドイツ人の牧師さんの手紙の呼び掛けから、第二次大戦で敵対していたイギリス、ポーランドなどの国々の協力と支援を得て12年かけて再建されることになり、去年の秋にとうとう完成した。街の人々の望みで廃虚から出てきた石を使ったモザイクのような壁。最後に聖母教会の中にいる人たちの映像が。ドームの壁画を見上げるおじいさんやおばあさんがまるで天国にいるみたいな表情。教会のすぐ横に廃虚の一部だった黒く焼けこげた壁を残してある。戦争は悲劇であり、繰り返してはならないという意志の象徴。先日のクロアチアのドゥブロブニクもそうだった。美しく繁栄した街が戦争で破壊され、悲しみを忘れないようにという願いを込めて復興してきた街。

メキシコはやはり初戦アルゼンチンと対戦。代表監督は元アルゼンチン代表だった人。頑張って欲しい。



2006年06月21日(水) mexico

夕方、いつも中二階の仕事場にいるのに1階に降りて、通りに面したお店の中から外を見たら、高橋みどりさんがうちの店の前に立っており、携帯電話で話していた。わーわー大変だどうしようどうしようと思って、今日カバンの中に高橋さんの本があったらサインもらいたかったーとか思ったり、やっぱりすごく格好いい服を素敵な感じに着ていてかっこいいなーとか思ってドキドキしていたら、あり得ないことにそのままうちのお店に入ってらっしゃった。キャーって緊張している間もなく高橋さんから色々質問されて有頂天で答える。「私もじゃこご飯好きです」とか「私もフロシキ作りました」とかなんか言わなきゃ言わなきゃと思って、お会計終わって「あの、、、」って言った途端に緊張し過ぎてなに言えばいいか分からなくなり(あとで、Uからいきなり黙ってるから自分がかわりに言ってやろうかと思ったと言われた)、でもなんとか勇気を出して「失礼ですが、高橋みどりさんですか?」と言ったら「そうですー。」って言ってくれたので、本がすごく好きでよく見てますって話をしたら、ありがとうございますって言って、装苑のお仕事で刺繍の道具を探しに来たことなど話してくれた。とっても感じのいい想像してた通りの爽やかな人で嬉しかった。高橋さんが帰って行って、私が「生きててよかったー。」って言ったら同僚に笑われた。



夜、メキシコ・ポルトガル戦。メキシコチームのどこがこんなに感じがいいんだろうと思いながら見る。1人か2人凄く上手い人がいて、そいつの神業パスを待ってゴールを狙うっていうサッカーが多い感じの中、メキシコはみんなが地味に着実に上手い。着実にみんなでパスをまわし、全体を使って前を目指してチャンスを作り、点を取ろうとする。スーパースターのスーパープレイが見れる見れると煽っておきながら、地味にいい動きをするメキシコが大好きになってしまっています。私メキシコの選手も監督もいいなあと思うけど、サポーターもいいなあと思う。みんなドンタコスみたいな帽子被って陽気な感じで、しかも前半2ー0でリードされてる時でもあんまりしょんぼりしないで応援してる。後半すぐに1人退場になって10人になったのに、みんな地味に着実に攻める姿勢にもなんだか感動。監督は今日はタバコ吸わせてもらえなかったみたいで気の毒。誰かニコレット送ってやってー。でもイランのお陰様でトーナメント戦に進めました。でも初戦でいきなりアルゼンチンと当たるかも。メキシコが優勝しないかなあ。リーグ戦見る限りではブラジルよりいいチームだと思うくらいです。



2006年06月20日(火) チャップリン

夜、NHKで「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」を見る。テーマは「チャップリン」。チャップリン研究家という肩書きをもつ大野裕之さんという京都訛りの人が、今日は「モダン・タイムス」と「独裁者」を取り上げて、変化していく世界とチャップリンの視点をそれは楽しく分かりやすく熱く語っていて面白い。1シーンに込められたチャップリンの思いやメッセージ、作品を観ているだけでは気づけないポイントを教えてくれて、素晴らしかった。「独裁者」の最後の有名な演説のシーン、映画史に残る名シーンですが、さすがに時間も限りがあって全部は放送されなかった。ので、本棚にある「チャップリン自伝(下)」(新潮文庫)、417ページの(なんかこの言い方、聖書の引用でもしてるみたい。げー。)「独裁者の結びの演説」のところを読み返す。この本には別の映画監督がこの演説の言葉をクリスマスカードに使用したというかたちで全文がのっている。映画「チャップリンの独裁者」を観たことない人も、この演説の言葉全文を読むことができます。ロバート・ダウニーJr.がやったチャップリンの映画をもう1回観なきゃと思う。



夜、エクアドル・ドイツ戦。エクアドル、やっぱりいいチームだなあと思うんだけど、エクアドルのシュートが気味が悪いくらい決まらず、そんなにいい動きに見えないドイツが、ゴール前になると途端にいいパスを出しやがり、どんどこシュートが入る。なんだかエクアドルが運に見放されたみたいな試合なんだけど、この両チームともすでにトーナメント戦に上がれることが決まっている。3ー0で試合終了。ドイツは調子に乗れていいなあと思うけど、この試合で気合いを入れなおしたエクアドルが、いい試合してくれればと期待。



2006年06月19日(月) airline to heaven

ジーコから電話がかかってきたらいつでもドイツに向かえるように準備は整っています。



左から、ドイツ、メキシコ、アルゼンチン、オランダ、アメリカからやって来た、それぞれ"分かってらっしゃる"サポーターの方々。どーせドイツに行くんなら自分も国を代表しているんだという気持ちをこんな風にコスチュームに込めてスタジアムに向かって欲しいものです。チラっと一目見ただけでどこの国から来たのかすぐに分かる単純明快さ、なおかつ笑いもとれる素晴らしさ。とりあえず危険なことはしないであろう陽気なムード。きっとみんな、自分の住む国で、自分のお気に入りのチームの、自分のお気に入りの選手を普段から応援していたりしてて、でももう2年前くらいからワールドカップのことを考えてはワクワクしていて、友達どうしでお酒でも飲みながらどういう格好でドイツに行くか計画立てたりしつつ、今年をこの瞬間を心から楽しみに待っていた人々なんだろうなあと想像する。



2006年06月18日(日) i shall be released

夕方、ヒラノと地元で待ち合わせ。ヒラノはギターの弦を、私はいいのがあったらアコースティックギターを買うつもりで楽器屋へ。ヒラノは弦を買い、私はけっこういいギターが欲しくなってしまったのでギター貯金始めることに。タワーに行ってヒッキーの新譜と前から気にしてた湯川潮音さんのアルバム買う。ヒラノと2人でクラムボンのカバー曲集の「lover album」を試聴する。ゲストボーカルでハナレグミの参加したbeatlesの「across the universe」のカバーがとても良かったけど、1番うわーって思ったのが最後のthe bandの「i shall be released」のカバー。オリジナルよりいいと思う。喫茶店でご飯も食べて近況など色々話して、8時に閉店すると言われて追い出され、駅の改札口まで歩いたところで「私はもう少し話したい」とヒラノが言い、私もそう思ったのですぐそばのドトールに入ってまた色々と話す。ガツンと行く、と決意表明。

家に帰って日本・クロアチア戦。試合前に私は心の中でけっこう馬鹿げた賭けをしていて、このゲームの結果で賭けた通りのことをちゃんと実行しようと決めて、それはけっこう望みがあんまりないってことが前提での賭けだったので、PKの時に川口が守った時は本当にグッときた。しかもそのまま試合は引き分けて自分の賭けも宙ぶらりん。保留にしとけってことなのか。ちょっと木の上で休んでもいいのかも。ゴムあたまポンたろうみたいに。



ヒッキーの新譜を聴く。「one night magic」て曲でヒッキーと一緒に歌ってるのがback hornのボーカルの人。湯川潮音さんのアルバムがとても良かった。「緑のアーチ」って曲がいいなあと思ったら、作曲が永積タカシ。湯川潮音さんの書いた歌詞もとても素晴らしい。この曲でギターを弾いてるのが青柳拓次さんだったりもする。最近いろんな人と青柳さんの話をよくする。



2006年06月17日(土) スターゲイザー

今週の「純情きらり」は冬吾さん(西島秀俊)が良かった。今日は達彦に、好きなんだったら好きなままでいいんじゃないかって言うシーンが。見返りがなくても好きなら好きと思っていればいいんじゃないかみたいなことを言ってた。見返りのないものを思い続けるのが私は目標だなあと思う。恋愛とか男女のどうこうに限らず、いろんな局面で見返りがないときの落胆は確実に私から何かを奪う。自由に思っていていいのに、見返りがないことをまるで全ての結果みたいに受けとめてしまう。なぜベストを尽くさないのか、と上田次郎も言っている。

夜、空耳で「小野伸二という選手はサッカーを楽しんでやってるんですよー。」って安斎さんが言ったら、タモリが「なんで分かるの?」って素で言ってて良かった。メキシコがトーナメントに進んで優勝したら最高だなあと思うワールドカップですが、エクアドルもいいなあ。メキシコとエクアドルが活躍しますように。




2006年06月16日(金) 闘魂

起こった出来事についてはそれなりに考えますやっぱり。あれは例えるなら、猪木のビンタであったんではなかろうかと。いきなりビンタを食らい、「私が何をした?」と、当然ムカつくわけですが、それに反応する自分の器の小ささを垣間見たりもして、気づいた時には闘魂が注入されていた・・・わけはないだろう。だいたい猪木とか言ってる時点でもうダセーんだって。すいません。もう引っぱりません。自虐の視点も中途半端でなんともいえん。流します。

仕事帰り、銀座シネスイッチ。シネスイッチは金曜がレディースデーで900円。ニール・ジョーダン監督の新作「プルートで朝食を」を観る。ビンタどころか、ボッコボコに殴られたり、爆破テロに見舞われたり、打たれ強くなってもまたそれ以上の悲しみに打たれるのに、なんでこんなにケラケラ笑えてしまうのか。私だったらこの中のたった一つでも自分の身にふりかかったら、一生その影だけ抱えて生きていきそうな悲劇がどんどん主人公に降り注いでいく。それを真っ向から受けとめるわけでもなく、かわす感じでもなく、死ぬまでは自分は自分として生きていきます、ってところに力も入り過ぎていない。とってもイギリス的な空気の変な映画なんだけど、なんでかスッキリとした気分で終わっていく不思議な映画。私が不運だと思ってることなんか、ホントはどうってことないのかもしれない。私がどうしてもこだわってしまうことなんて、ホントは大したことないことなのかもしれない。私がビビってることなんて、ホントは下らないことなのかもしれない。ちょっとしたスタンスの違いで物事の捉え方など一瞬で変わる。本当に大切だと思ってることを、自分ははき違えているかもしれない。




2006年06月15日(木) 「ゴムあたまポンたろう」

朝、bbsの書き込みにレス。ここまですごい剣幕で文句をおっしゃられる嫌悪感に満ち満ちた書き込みはサイト始まって以来かと思いますけど、まさか私のサイト見て絶望(何に?)してしまう人がいるとは思ってもみなんだ。「ダサすぎ。」とか「ダサすぎ!」とかでもなく「ダサすぎ!!!」ですからね。それも「全部がダサすぎ!!!」ですからね。どこまでダセーんだ私も、って話です。「!」が3つもつくレベルのダサさだよ?すげえダセーんだ。「こんなサイトがなくなればいいのに!!」って。ここにも「!」が2つ。ホントにどんだけ気分を害してしまったというのか。ホントごめんなさい。生きててごめんなさいね。それにしてもダサいってことはそんなに罪なことでしたっけ。

朝、NHKのニュースで長新太さんのことをやってて「ゴムあたまポンたろう」がちょっとだけ紹介されてた。ちひろ美術館で「長新太展ナノヨ」が7月23日まで。午前中には家を出てワタリウム美術館。「さよなら ナム・ジュン・パイク展」を観に行く。アートかぶれだと批判された日にナム・ジュン・パイクってこれまた挑発的な。わざとじゃないです。平日のお昼過ぎで天気も良くなかったので1時間半くらいいて、私ともう1人くらいで貸しきり状態。真面目に観るべきなんだけど、どうしてもヘラヘラしてしまう。チェロの人にペシッ!って叩かれて、ペシッ!ってやり返すナム・ジュン・パイクさんや、ピアノのフタをカンナで削ったあと、鼻をかむナム・ジュン・パイクさん。


「tv 仏陀」ナム・ジュン・パイク
しばらく自分を見つめなおします。なんつって。



2006年06月14日(水) fussball

昨日の夜中観たフランス・スイス戦が、どうしようもなくつまらない試合で気が抜けた。これまでのハイライト見てもメキシコがいいなあとまた思う。日本戦以外はメキシコ応援しよう。メキシコ戦で印象的だったのが、キーパーもだけど監督。マフィアにしか見えないようなルックスで、試合中なのにベンチでタバコ吸いながら試合見てて最高でした。ちょいワルじゃなくて本物のワルって感じの風貌でかっこいい。こういう人が日本の代表監督になったらさぞや面白かろう。怒ったら超こわそう。怒ってなくても怖いし。


中盤まではサングラスかけてタバコふかしてました。
この写真も右手にタバコ。あとネクタイに注目。レッドドラゴン!


あと、トーゴの踊りもまた見たい。



2006年06月13日(火) jump

仕事後、ゆりかもめにゆられてお台場、zepp tokyo。zazen boysツアーファイナル。ここまでのツアーというよりアルバム3枚分の集大成のようなライヴで素晴らしかったー。中盤にやった「sugar man」が素晴らしくいい演奏。この曲、ライヴで聴くと面白さがまた違う。私にとっては鬼門になりつつあった「don't beat」も最初アレっ?ってだけで面白いアレンジに。本当に面白いバンドだなー、と観てる間に何度も思う。先日のAXでは余興だったヴァン・ヘイレンの「jump」を今日はフルコーラスでカバー。終わってみれば2時間半くらいの長丁場でした。10月に向井秀徳ソロ・コンサートがあるそうです。10月6日九段会館大ホール(ってどこー?)6時半スタートですが、九段下だったら職場からすぐだ。1人でソロ・コンサートっていうのは初めてでしょうか。観にいきたい。

一緒にライヴを観たhさんとご飯に。大学4年生のhさん。今自分が立ってるところから、どこにでも歩き出せるってこと自体がもう、私には羨ましいくらいで。自分の能力とか可能性、それまでのペースとか、守りたいもの、できれば捨てていきたいもの、いろんなものがあまりにも漠然と自分の頭をもたげるわりには、そこから一歩踏み出すきっかけを、もう少し待っていたい時期というのが、なにも学校を卒業して社会人になる時だけではなく、遅かれ早かれ、長くも短くも、そういう時が誰にでもあるんだと思います。なので、気持ちがすごくよく分かるんです。そういう時は、あんまりああしろこうしろっていうのは言われたくないものです。私がそうだった。やるべきことなんか百も承知なんだし。何か言ってあげられるにしても、アドバイスみたいなことにはならないかなあと思いつつも、今の判断で先の先まで何もかもが決まってしまうなんてことはないんだと思うっていうようなことを言って、11時過ぎにお台場で別れて家に帰る。



2006年06月12日(月) 次、いってみよー。

「今夜のことはすべて忘れましょう」とジョン・カビラが言っていたよ、、、なのですべて忘れてしまったような気もしますが。あーあんな、思わせぶりな。あたし、一瞬いけるかもってホントに一瞬思っちゃったよ。しょぼー。まあ終わってしまえば結果だけが残るのがスポーツの世界。負けなかったチームだけが勝ち続けていくのだから、これでいいんだよ。


イインダヨ。で思い出すのがキリンのグリーンラベルのCMのキャラクターがドリフじゃん。ということに最近やっと気がつきました。「糖質70%オーフ!」の「オーフ!」が長さんの「おぃーっす!」っぽいなあとずっと思ってて、1番最近のCMで長さんぽい人が「ダメだこりゃ。」って言ったのを見て、あ、やっぱりドリフだ。と気づきました。サイトに行ってこれまでのCMを見たら、加藤茶みたいなやつがクシャミしてるし、志村けんみたいなやつがずっとアイーンみたいな顔してるのです。デブは高木ブーで、メガネは仲本工事だから簡単だ。でもキャラクター紹介ってとこ見ると、みんなちゃんと顔がドリフになっています。しかも名前も凝ってて、写真左からケント(志村けん)、ジェイコブ(ブー)、アンカー(anchor=いかり=いかりや)、ブラウン(茶)、マット(仲本工事)。仲本工事がなんでマットなのかっていうのはこれもうドリフ見てない世代には完全に分からないでしょうよ。



2006年06月11日(日) 「不可能」なんて、ありえない。

オリンピックの比にならないほどの人々がワールドカップになるとお祭り騒ぎです。イギリス人もオランダ人もみんな自分の国の試合結果について書かずにいられない感じで面白いなあと思います。


深夜、イラン・メキシコ戦。メキシコ強かった〜。キーパーがお父さんの葬式からドイツに戻ったばかりだそうで、試合後メキシコチームのみんながキーパーのとこに来て抱きしめているのを見ただけでウッと来た。それもだけど、試合の内容も良かった。こういう試合はいいねえ。

そしてとうとう日本は明日。ドイツに行けてるだけでも凄いことだなあと思ったりもするし、トーナメント戦に進む前からブラジル代表と試合ができるだけでも面白いなあとか思ってしまいます。決勝まですすまない限りブラジル代表と試合することすらない国もあるんでしょうから、試合ができるだけすごいなあとか思っちゃいます。



2006年06月10日(土) 梅雨入り

昨日の夕方もでしたが、今日の夕方の方が大騒ぎの山王祭。今年は日本橋と京橋が合同。お昼は同僚と会社からもらった金券でたこ焼き買ったり焼そば買ったりしてお昼にする。お祭りはいいねえ。

たまーに見るようにしてるNHKドイツ語講座のテレビの方ですが、ジンギスカンをマスターしていた歌コーナーが6月に入ってネーナのロックバルーンは99、「99 Luftballons」ドイツ語バージョンになりました。世界的大ヒットでいうならジンギスカンに並ぶヒット曲です。聴いたことない人いないはず。


99 Luftballons

Hast du etwas Zeit f mich
Dann singe ich ein Lied f dich
Von 99 Luftballons
Auf ihrem Weg zum Horizont
Denkst du vielleicht g'rad an mich
Singe ich ein Lied f dich
Von 99 Luftballons
Und das sowas von sowas kommt

99 Luftballons
Auf ihrem Weg zum Horizont
Hielt man f Ufos aus dem All
Darum schickte ein General
'Ne Fliegerstaffel hinterher
Alarm zu geben wenn's so w
Dabei war'n dort am Horizont
Nur 99 Luftballons

99 D ieger
Jeder war ein grosser Krieger
Hielten sich f Captain Kirk
Das gab ein grosses Feuerwerk
Die Nachbarn haben nichts gerafft
Und f ten sich gleich angemacht
Dabei schoss man am Horizont
Auf 99 Luftballons

99 Kriegsminister
Streichholz und Benzinkanister
Hielten sich f schlaue Leute
Witterten schon fette Beute
Riefen: Krieg und wollten Macht
Man wer h das gedacht
Das es einmal so weit kommt
Wegen 99 Luftballons

Wegen 99 Luftballons

99 Luftballons

99 Jahre Krieg
Liessen keinen Platz f Sieger
Kriegsminister gibt's nicht mehr
Und auch keine D flieger
Heute zieh ich meine Runden
Seh' die Welt in Tr ern liegen
Hab' 'nen Luftballon gefunden
Denk' an dich und lass' ihn fliegen

ちぇっ!点のつく単語はやっぱし出ないや。反戦歌です。



2006年06月09日(金) 海 その愛

バタバタと1日が過ぎてどっと疲れる。お腹すいたー、と思ってたら会社でたい焼きをもらった。こういう絶好のタイミングで食べ物もらうのがホントに嬉しい。ちょっとお腹がすいた時に、おいしいものをちょっとだけ食べられるとホントに幸せーと思う。

とうとうワールドカップが開幕。全部が順当になどいかず、ゲームで巻き起こる様々な出来事がみんなの予想外、みたいな大会になったらいいのにと思います。


トーベ・ヤンソンが子ども時代の夏についての文章のなかで、誰も見てない時に1人で初めて深い水のなかを泳いだことを書いてその中で、

「じつをいうと、親たる者はたとえば岩かげにでも身をひそめて、子どもがちゃんと泳ぎついたかどうかを確かめるのでなければ、わが子に深い水のなかをおよがせるべきではない。わたしに子どもができたら、このことは肝に銘じておこう。」

と言っていた。私も子どもの頃に誰にもいわずに海の深いところに泳ぎにいったことがあって、まんまと溺れた。幸い、砂浜で父親がその様子に気づいた。ちゃんと見てたんだと言ってたけど、たぶんたまたま気づいたんだと思う。さらに幸いなことに、父親は足立区からインターハイに出たくらいの水泳の選手だった人だったので、バタバタしているうちに助けられてしまったけど、あん時は本気で死ぬかと思いました。それから懲りもせず、大人になってからも1度海で溺れた。その時は自力でなんとかなりました。死ぬかと思って真っ青になった顔を笑われたけど。もう何年も海で泳いでいない。今年は機会があったら海に行って泳ぎたいなあと思う。



2006年06月08日(木) 歌は夜空に消えていく

休日。午前中に病院。静かな声でゆっくり話すとても優しそうな先生。病院も医者も好きじゃなかったけど明るくて広い病院だったし良かった。

午前中に終わって、待ち合わせまで時間があったので乗り換えの大宮で降りてnの職場に初めて行ってみる。とあるスポーツメーカーのショップで、店内はワールドカップ一色。スニーカーも色々。いつでも取り置きを頼んだりできるのに、色々あり過ぎて何がなんだか。スタンスミスの緑のがあった。とあるメーカーとかいっといて、スタンスミスって。アディダス。。。

大宮で1人でお昼ご飯食べて、湘南新宿ラインが人身事故で運休になっており、焦って遅刻しながら2時過ぎに吉祥寺。Mさんと待ち合わせて吉祥寺の弁天湯へ。向井さんの風呂ロック。2人してチケットの抽選に外れたものの、とりあえず当日券があるかだけ会場に行って、なければ遊んで帰ろうということになっていたんですけど、当日券はあった。でも30分後にまた来てと言われたので、近くの本屋に行って時間を潰す。本屋でメッセージカードの本みたいのを見つけて、立ち読みしてたら奥まゆみさんの作品が出てて、その作品をじーっと見てたら、この前会った時に私があげたラメ糸を使ってくれてるー。緑に光るのと薄紫に光る糸。わー嬉しいと思ったんだけどさっきまで近くにいたMさんが見当たらなくて自慢できなかった。

無事にチケットも買えて井の頭公園に行く。ベンチに座ってMさんが買ってきてくれたスコーンをいただいてたら、やっと歩けてるくらいの赤ちゃんが私のとこにトコトコ歩いてきて、飲みかけのペットボトルをじーっと見るので渡してあげたら飲もうとして口をつけてるので、私はペットボトルを傾けて飲ませてあげようと思ったんだけど、すぐ近くにその子のお母さんがいるので、知らない人から飲みもの飲まされてる!とかいって怒られるかなあと思ったら、すいませーんもらっちゃっていいですか?みたいなこと言うので、飲みかけで良かったら、と言ってどうぞとあげた。赤ちゃんは何度も振り返っては私に色目を使っていた。ホントにお年寄りと子供と動物からはモッテモテです。

6時ダヨ!全員集合ってことで弁天湯の女湯にて向井秀徳アコエレ。スタンディングで盛況の会場。「sentimental girl's violent joke」から始まって、通常のアコエレの曲をいろいろ演奏しつつ、久しぶりにやりますと言ってナンバーガールの曲もいろいろ。「転校生」「young girl seventeen sexually knowing」「trampoline girl」。イースタンユースの「細やかな願い」のカバー。これ聴いたらイースタンユースが野音でライヴをした時に「歌は夜空に消えてゆく」を演奏した時のことを思い出しました。後にも先にもあの1回あの時だけ。イースタンユースは7月29日(土)フジロックフェスティバル、ホワイトステージに出演決定しています。心して観ましょう。アンコールは向井バージョンの「いい湯だな」、「kimochi」。いいライヴでした。本当に自分の好きなものだけを心から楽しむという風であることが幸せなことだ、と思う。そんなにたくさんなくていいことなのだ。


ですよね、師匠。



2006年06月07日(水) 音と光りの岸辺

仕事帰りに図書館。

・「本の音」          堀江敏幸
・「トーベ・ヤンソン短編集」  トーベ・ヤンソン
・「彼岸過迄」         夏目漱石
・「霧の中の生命」       大谷貴子

最近インターネットで調べものをしたキーワードは、お笑い界のアントニオ猪木、吉本興業のファンタジスタこと、「島田洋七」。誰も猪木とかファンタジスタなんて言ってないんですけど。私がそう思っています。

あと「カマンベールチーズ」。私が明治の十勝カマンベールチーズが好きすぎて、買ってくると1人で全部食べる、外国から輸入されている色んなところのカマンベールチーズをちょっとづつ試しても、いまだもって十勝に勝るものなし、と同僚に言ったら同僚も食べてみて美味しかったって。値段のわりに美味しいし、さっぱりしてるから全部食べるという話も分からないでもない、でも海外のものでも高いチーズは高いだけあって十勝よりも美味しいのはあるよ、と言われました。それでも私は十勝が世界一うまい、むしろ海外に輸出すればいいのに、という持論を捨てきれないので、今後も十勝を心から愛しつつ、少しづつ色々食べたいなあと思います。国産のカマンベールのデータを作っている人が(http://super.fureai.or.jp/~takky/notebook/cheese/)。国内だけでもこんなにあるならまずは国産のものを少しづつ食べようと思います。


これ。切れてるタイプもありますが、切れてない方が美味しい気がします。



2006年06月06日(火) don caballero

06年6月6日オーメンの日、6時に仕事を終えて、渋谷。久しぶりに遠藤さんにお会いする。HMVで遠藤さんが来るのを待ってる間に、全然出てるって知らなかったけど、don caballeroの新譜(?)を見つけた。レーベルがtouch & goからrelapseってとこに変わっている。というかdon caballeroがまだ活動してるバンドだったってことを初めて知ったよ。買わなきゃーと思って手にとってフラフラしていたら、今度はthe replacementsのベスト盤(!)というのを見つけた。え、だってベストもう出してるじゃん。て心の中で2枚組の「nothing for all」っていうアルバムを思い浮かべていたんですけど、2枚組でどう考えてもベスト盤に近い内容といえるそのアルバムには、タイトルのどこにもbest of〜って言葉は入ってはいない。「やられた!」と、同時に目に飛び込んでくる「includes 2 brand new songs」の文字。え、新曲?リプレイスメンツはここ1年くらいでリマスター盤を出していた。オリジナルメンバーで再結成っていうような話を聞いたような気がしたんですけど、あれは私の勘違いだったか。でも曲目を見る限り、「don't you know who i think i was? THE BEST OF THE REPLACEMENTS」というタイトルのそれは、立派にベストな内容だったのでした。何だったんだ、「nothing for all」。確かに帯には短かく、でもたすきには長かった感のある、不思議なこの2枚組編集盤よりも、聴いたことない人にリプレイスメンツをお薦めするにあたり、ベスト盤というのは頼もしい存在といえるのでした。

遠藤さんとカレー屋。そこのインド人の兄さんがとても感じの良い人で、遠藤さんが「カレー屋で働くインド人に感じの悪い人は1人もいない」発言。貸し借りしてたもろもろをお互いに持ってきつつ、先日たけしさんに借りたスケートDVDを無断で遠藤さんに又貸し。カレー食べ過ぎたり、フジロックの話などいろいろ。TSUTAYAの上でコーヒー飲んでからレンタルして帰ると言う遠藤さんとバカ映画コーナーの充実ぶりに感嘆。「七人のマッハ!」(タイトルだけでお腹いっぱい)とか、「パイレーツオブカリビアン」みたいでそうじゃない映画とか、「タイタニック」と「インディペンデンスデイ」と「デイアフタートゥモロー」を全部足したらどれにもなれなかった、みたいな劇場公開されていないDVDがわんさと。金のかかりそうなシーンはオールCGなんだろうなあきっと。


家に帰ってとりあえずdon caballero聴く。なんかちょっとドラムが弱った感じがするけど、それもまたいい。全部聴いて私は5曲目が好きと思ったのでまた聴く。5曲目いいなあ。日本に来てほしい。来たら観に行こうー。



2006年06月05日(月) great adventure family

ここ最近ホントに何年かぶりで真心のcd聴いたりしています。私が1番好きな真心の曲は「great adventure family」っていう短い曲で、真心が初めて日本武道館でライヴをした時に、たしか大きなステージに劇場みたいにカーテンがかかっていて、そこから倉持さんがちょこんと出てきて、1番最初にこの曲を1人で弾き語りをしたのがとても印象的だったのを覚えています。

ここ10年くらいで何かがそんなに大きく変わったようにも思えないけど、色んなことが変わったようにも思えて、それはなにより自分が変わったのかもしれないなあと思ったりもします。色んなことが怖くなったし、色んなことが怖くなくなった。楽しかったことが楽しくなくなったり、楽しくなかったことが楽しくなった。変わりたいと思ってたことが、何も変われていなかったり、いつまでも変わらないでいたいと思ってたことが、気づかない間に変わってしまっていた。大きな後悔もないけど、大きな充実感もない。こんなことでいいのかと思ったり、このままでいいと思ったり。自由になればなるほど、迷いもふえて息苦しかったり。そういう様々に、まだまだふらふらしているっていうのに、もう自分はいい大人みたいな年齢になってしまった。どうすっかなー、と思い悩んだフリはしてみつつ。そのつど本当に望むことに向かう気持ちを失いませんようにー、と切実に。懐かしい曲は聴いてた頃を思い出すので色々な効能がありそうです。立ち位置の確認のような。


「great adventure family」

慌てるなよ僕の心よ 慌てるなよ僕の心よ
時はもうそこまで来ているよ 時はもうそこまで来ているよ
人間のふりした機械人たちよ エネルギーにとって夜は充電かい?
風はもうそこまで吹いているよ 風はもうそこまで吹いているよ
純粋な心を蝕む経験はきっときっと君をもっともっと純粋にするだろう
あいつはもうそこまで来ているよ あいつはもうそこまで来ているよ
ねえ僕に君の時間を少しだけくれよ
君に歌いたい伝えたい見せたいものがあるのさ
ドアはもう君のために開いているよ ドアはもう君のために開いているよ
心を大きく広げてゆこう 大きな心を支える丈夫な体にしよう
風まかせとか状況見つつなんて言ってるうちにくたばるぞ
本当に君が思ってることをムリヤリ聴かせてやれ
時はもうそこまで来ているよ 時はもうそこまで来ているよ



2006年06月04日(日) 風に吹かれる映画

夜、スカパーで映画「トニー滝谷」観る。去年、渋谷のユーロスペースで観た作品だったから、そんなに時間が経ってないのに印象が違って見えた。最初に観た時はさみしいイメージだったけど、今回はそんな感じがしなかった。それにしてもナレーションの西島秀俊の声がいいなあ。

そのあと「晴れた家」という「トニー滝谷」のメイキングドキュメンタリーを観たら、ナレーションがどこかで聞いたことのある声だなあと思いながら観てて、最後名前が出てたのを見たら山本浩司さん。メイキングの方のナレーションもいい人使うなあと思ったり。監督とイッセー尾形さんのやりとりを見てたら、トニー滝谷がラストで忘れられないと思って宮沢りえに電話をかけるのが、4、5年後っていう設定だと説明してたのが意外な感じが。1年後くらいかなあと思ってたけど、4〜5年後だったらすごい。そっちのほうがいいなあと思う。この作品は物凄く凝ったセットで撮られていた。部屋のセット、お店のセット、外のセット、ほとんどのシーンを部分的に作り上げた屋外で撮影している。原っぱにそういうセットを作って、シーンごとにカメラの方向やアングルを変えつつ、横移動の連続をつなげて1本の映画にしている。自動的に部屋の中でもお店の中でも外の空気が流れている。市川監督が「風に吹かれてるような作品にしたいんです」って言ってた。風に吹かれて本当にそれだけの何気ない出来事なんだけど、2〜3日経ってまた思い出すような作品を、と。


「トニー滝谷の人生の孤独な時期は終了した。」



2006年06月03日(土) no distance left to run

昨日休みだったので土曜日っていう感覚がしないまま1日。同僚とお昼に一緒に出ていろんな話。朝ドラの再放送も見たら、達彦のお父さんが亡くなってしまった。好きなことをしていいよって言ってくれたお父さんが。味噌屋を継ぐ気になるんだろうなあ。もう東京にも戻らない気がする。来週の予告見たら、冬吾さん(西島秀俊)がなぜか岡崎に来てる。笛姉ちゃんと冬吾さんは結婚することになるのだ。

仕事後、同僚と寄り道。またゲルマニウム。この前もらった割引券を渡したら、それはずっと持っていていいです、と言われた。

夜、うちのノンちゃんが怯えてるみたいにキャンキャン吠えてビックリ。知らない人がうちに来たりしない限りめったに吠えない子なので変な感じ。とうとう来るのかね、とか家族と地震の話。


自分ちの犬(雑種犬)が地震予知できるとか密かに思ってる。



2006年06月02日(金) don't worry baby

休日。2度寝したら変な夢をいくつも。自分が作ったご飯をいっぱい残される夢。これ、前に松井(ヤンキース)にご飯作って残される夢もみたことあった。ご飯を残されることにトラウマでもあるのだろうか。あと車を運転する夢。夢で運転する時はなぜかいつもマニュアル車なので、足に変な力が入ります。本免の試験中に坂道でもないところでエンストしたことを思い出しました。やっぱりペーパードライバー教習を受けない限り、人を助手席に乗せて練習するのは無理だろうと思う。もう運転できる能力が限りなくゼロに近い気がする。ゴールド免許なのに。

お昼に恵比寿。とことこ歩いて代官山の美容室へ。サクっと切ってもらってスッキリ。長さはそのまま中身が半分くらい減って頭が軽い。いつものようにヒルサイドパントリーでパン買う。そのあとデプトで古着のボタンダウンシャツ、ハイジで布の端切れも。アップルシードでスヌーピーのクリスマスの本も。また恵比寿の方へとことこ歩く。すごく蒸し暑い天気でアイスコーヒーでも飲もうと思って恵比寿のスターバックスに入ろうとしたら、アイスコーヒーでも飲みたーいって顔をした人々で混雑していたので、そのままとことこガーデンプレイスまで歩いて三越の中のアフタヌーンティーへ。隣に座ったカップルがずーっとお金の話。お店を出る時「今日は私が払うわよ」と言った女に、「いいよ」と言って払おうとしてる男に、自分の分だけ渡すというより押しつける女。この2人はきっといくらお金があってもこんな感じなんだろうなあとか落ち着いて見てしまう。サムマネーは確かに必要だと喜劇王も言っているけども。金持ち、貧乏に関係なく、お金が足りないと思って生きてる人には、いくらあってもお金は足りない。しかもそういう人の大概は生活に困っているとかではなく、他人と比べて持ってないってくらいの話なのだ。お金の話ばっかりする人は本当に嫌だ。


俺もないけど心配するな、と言ったのは日本の喜劇王でしたか。
見よ、この無責任に晴れ晴れとした顔を。そのうち何とかなるもんね。



2006年06月01日(木) revolution 9

金曜と変わって今日は仕事。展示会の後片付けをちゃっちゃとやり続ける。注文の入った本の仕分けと追加注文、返品する分の集計までしたら脳が壊れた。取引先の担当の人と、前は電話してたのを最近はメールでやりとりするようになったんだけど、送ったメールを読んだら自分の日本語がぶっ壊れていた。

帰って、「プロフェッショナル」見る。今回は清水商業のサッカー部の大瀧先生。ここまで私が見たプロフェッショナルでは初めてかも、話をしながら先生が泣き出していた。自分の仕事の流儀について話していて、涙が出るような仕事をしている先生なのだ。高校時代に大瀧先生に指導を受けた今回のワールドカップ代表の2人、川口と小野がコメントしているのを見た先生が、「2人とも大人の顔になっていると思った。2人のことだけじゃない、学校を卒業していった自分の生徒たちみんなが、あんな風に大人になっているんだっていうのを思うと、込み上げてくるものがあります。」と言ってたのが印象的。

先日クアトロで聴いた真心の「マイ・バック・ページ」がとても良かったのを思い出します。先日友達に作ったcdrにはthe byrdsの「my back pages」を入れたんだけど、ライヴを観て真心の方が素晴らしいなと思いました。音楽的なアレンジもいいと思うけど、ボブ・ディランの書いた歌詞を倉持さんが素晴らしい日本語にしていてグッとくる。9年前に聴いたそれと、9年後に聴いたそれは、本当に違って自分に響くものがあります。

「マイ・バック・ページ」
作詞・作曲:BOB DYLAN/日本語詞:倉持陽一
編曲:真心ブラザーズ

白か黒しかこの世にはないと思っていたよ
誰よりも早くいい席で いい景色が見たかったんだ
僕を好きだと言ってくれた 女たちもどこかへ消えた
あの頃の僕より今の方がずっと若いさ

自尊心のため無駄な議論を繰り返してきたよ
英雄気取りで多数派の弱さを肯定もしてきたし
僕を素晴しいと言ってくれた 男達も次の獲物に飛びついた
あの頃の僕より今の方がずっと若いさ

穴の開いた財布が僕に金をくれ 金をくれという
青空が僕に無理やり のんきさを要求する
僕を怖いといってくれた友人もはるか想い出の中
あの頃の僕より今の方がずっと若いさ

あの頃の僕より今の方がずっと若いさ


友よ、雨の日にはバイクに乗るな。体の中で石を作る男からの忠告。

びしばちゃんと「baby baby baby」が聴けたらいいねと話してたけど、思い出してみれば「i will survive」からは1曲もやってない。「king of rock」からは5曲もやった。そこに違和感がなくてすごい。歌詞にも演奏にも。


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