WELLA
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2007年01月31日(水) カレーそば

今日も疲労困憊。
何をしているわけでもないけど疲れる。フランス語の宿題もやってない。
今のフランス語のクラスは25人ぐらいいるのだが、毎回誰かしら海外に行っている。会話を聞いてるとなんかお金持ちそうな人が多い。別にそれを鼻にかけたりする人はいないのだが、彼らが当たり前にしている会話に出てくるブランド名とか中身とかついていけない場合が多い。そういう人がまじめにフランス語を勉強してるんでございます。
さて、今夜はカレーそばを作った。そばの乾麺がずっと残っていて、それを使ってしまいたいと思っていたのだが、夜ご飯にするにはもう少しボリュームがあったほうがいいかと思って、Webで作り方を探してみた。その結果けっこう凝った作り方のものを見つけて作り始めたのだが、材料が5人分。二人分にするのに適当に分量を減らして作ってみたが、もともとカレーが苦手で、もう何年もカレーライスもカレーうどんも外で食べていないため、味の到達点がよくわからない。カレー粉と小麦粉をいため、たまねぎを狐色になるまでいため、スープで伸ばし、だしを加え…時間がかかった割には、これならレトルトカレーにだしを加えたほうがおいしかったかも?というものが出来上がった。
    
むー(-"-)。


2007年01月29日(月) 大人買い

母は書道の教師をしている。
ある書道会に属しているのだが、そこで私が生まれてから勉強をし始めて今はヒエラルキーのかなりとんがった部分にいる。若い頃は戦争で十分勉強が出来ず、書道自体も遅く始めたので、学ぶことに対してすごくアグレッシブ。必要なものをそろえるのにも貪欲。お弟子さんを取っているので、仕入れという意味もあって筆も紙も教本もまとめ買いする。

そんな母から、今朝、電話がかかってきた。こんなに早い時間に電話が来るのは絶対なにか思い立ってのこと。彼女が一方的に話した長い話をまとめると、

「お弟子さんの△さんが持ってきた本が、
書道会開祖の古い著作だった。私も欲しい、買え。」


その本は母が書道を習い始める何年も前に出たものでもう絶版になってる。
その△さんは、娘さんがネットオークションで見つけて落札したらしい。じゃあ私も娘にインターネットで買わせるわっ!きーっ!ということらしい。古書店サイトで見ると数点ヒットした。

「うーん、これこれというタイトルだと何点あって、似たようなのでどれどれが何点あるけど、どうする?」と電話口で尋ねると、
「そうねぇ、じゃあねぇ、全部。」
「え?全部?」
「欲しい人はいくらでもいるから沢山で構わないわ。」

見たこともない本を全部買いたがるのは大人買いでしょうかね。とりあえず全部買っても一桁なので、市場に出回っているものの半数はうちの母が買い占めました。あしからず。

朝から古書店とメールのやり取りをして一日は暮れる。


2007年01月28日(日) はなぬすびと

夫の歯の詰め物がとれたので、JR駅近くの歯科医院へ。
そこはJR駅から伸びる商店街の一角にあるので、治療が終わる頃を見計らってお昼でも食べようということになった。以前通りすがりに入っておいしかった、ごくごく庶民的な中華料理の店に入る。
2階もあるらしいのだが、1階はカウンターと調理場だけのごくごく小さい店で、先客は日替わり定食を食べている男女、食事の前のビールを楽しんでいるおばさん。カウンター越しにお盆にのった定食を渡され、食べ終わった客はなんとなくカウンター越しにお盆を返している。主菜、副菜、スープ、ご飯、香の物がついて750円。ボリュームもたっぷり。
ビールを頼んでいたおばさんは、三十代と思われる店主夫婦と話をしている。今日は、商店街の花屋で安くなった鉢物を目当てにやってきたらしい。それほど狭いみせなので、思わず会話に割って入りたくなるほど隣の会話も丸聞こえになる。近所の公園に花を植えているらしいのだが、よく盗まれるので重い鉢にしないといけないという。
「鉢を針金で固定しないと」とか「持っていった人は可愛がってくださいと張り紙しとくか」とか「いやいや、盗んだアナタは泥棒です、ぐらい書かないと」とかと、店主夫妻が一緒に憤慨している。根こそぎ抜いていく人もいるらしいのだが、土が変わると根付かないものが多いという。私も経験しているが地面に植わっていたものを鉢に植えてもまずうまくいかない。特に実生のものは難しく、よほど繁殖力の強いものか土に気を遣わないと無理だ。「枯れてしまったら、またとって来ればいいや、ぐらいに思ってるんでしょ。」と言うおばさん。
「きっとそういう人はバチが当たるよ、いいことないよ。」と言い合って、話は終わり。そう思うぐらいしか救いはない。その後、駅のほうまで行って見ると、民家の庭先に小さな草花園があるのを見つけた。世話をしていた人はもう故人となっていて、荒れた庭は見る影もないが、それでも四季折々に咲かせる花を楽しんで欲しいという趣旨の張り紙と、そこに植えてあった草花を根こそぎ抜いていった花泥棒へのメッセージがあった。本当に植物のことを考えていたら、無残に抜き去ることはしないだろう。きっとその花は環境が変わって枯れてしまっただろう。
花を盗む人も、吸殻をポイ捨てする人も、優先席を占領してお年寄りを立たせている人も、マナー悪く自転車を走らせる人も、違法駐車する人も、自分さえよければそれでいいという人は、みんなバチが当たる、と思いたい。


2007年01月26日(金) 青春の一こま。

午前中は、来月から始まる専門学校で打ち合わせ。
垣間見た学生さんたちは、礼儀正しいが言葉がチョー若者風。ちかぢか行われる資格試験の追い込みとかで、こちらが下見に使っている部屋を使いたいと言ってきた学生に、事務の人が「午後にならないと空かないよ」と言うと、学生「マジっすか」。事務の人が苦笑しながら「うん、マジだよ。」と答えると、苦笑には気づかず、がっかりしたように「っすか…。」とつぶやきながら去っていた。
学校に泊り込みで勉強している仲間に差し入れを買ってくる学生あり、空き教室で仮眠を取らせてくれと頼んでくる学生あり。下見が終わった部屋を後で覗くと、さっそく同級生同士で先生役と生徒役に分かれて勉強会をしていた。成績のよい学生が先生役を買って出るらしい。「○○と△△を関連付けて覚えると簡単だ。」などといいながら黒板を使ってレクチャーしていた。

みんながんばれ。


2007年01月25日(木) 気の利いた人。

フランス語のクラス。
今日の授業までに作文で、「ああ、○○だったらよかったのに!」という例文があるのだが、とてもよくできる人が「ああ、私フランス語がもっとうまければよかったのに!」といい、とてもやせている人が「ああ!私あと3キロやせられたらいいのに!」という。ちなみに私が作ったのは「ああ!あなた4週間休暇が取れればいいのに!」というもの。それぞれ実現は難しいが、各人にとって絶対無理ではないところが味噌。望みは卑近なところにある。
今のフランス語のクラスは、転校生のような状態なので、こちらから積極的に話しかけないと様子がわからない。帰り道に一緒になった人から、だれそれさんは長いことNHKの番組で勉強しているとか、だれそれさんは沢山クラスをとっているとか聞いた。よくできる若い女の子のことを「仏検2級も持ってるしすごいのよ」と言ってたけど、仏検2級を持っていても全然聞き取れない、書けない、話せない、の三重苦みたいな私はなんなんでしょう?二級とったのは幻だったのか?いやいや2次試験も受けたんだから少なくとも1次は通っていたはず、と自分の記憶と確認しあう。
その後、昨日だし忘れた成績票を出しに非常勤先Lに。最近昼食代が高くついている気がするので、ちょっと安め和食のチェーン店に入ってみた。白木をつかったこぎれいな雰囲気で、私が入ったときは同じブース(?)に若い女性が一人、そろそろ食べ終わる頃だった。
てんぷら定食を頼んでしばらくすると、彼女と入れ替わりにちょっとおしゃれな中年男性が座った。席についてすぐに「ここはタバコ吸える?」と店員に聞いている。店員は「今灰皿をお持ちします」とにこやかに対応。私は内心「げ。」と思う。こちらはまだ注文した品が来てもいないのにまいったなと思っていた。店員が運んできた灰皿を思わず目で追う私。その視線に気づいたのか、その男性は店員に「向こうの席に移ったほうがいいかな?」と聞く。つまり私に気を遣っているわけだが、店員に聞くところがスマートだと思う。面と向かって「煙草いいですか?」と聞かれたら、しかたなく「はい、どうぞ。」と言ってしまうところだが、店員が入ることでこちらも断りやすくなる。私の分はまだ運ばれてきていないし、彼の席のほうがテーブルが大きくてゆったりしている。店員がこちらに視線を投げるので「うーん、できれば、煙草は…。私が向こうに行きましょうか?」と答えると、その男性は「やっぱりそのほうがいいよね。」といって、さっと席を立ってくれた。こちらも「ありがとうございます。」と笑顔で言えて、双方満足。

で、てんぷら定食。その時はおいしかったけれど、後ですごく胃にもたれた。もう若くない(-^-)


2007年01月24日(水) しまった。

非常勤先Lで仕事。この日に成績票を出そうと思っていたのに、着いたらかばんのなかに入っていなかった。がーん。あいた時間にやろうと思ったフランス語の宿題やら、返却期限が来週に迫った図書とかは持ってきてたのになぁ。ぐぅ。


2007年01月23日(火) 思い込み。

国立近代美術館フィルムセンターで映画を見てから、食事でもしませんかというお誘いあり。誘ってくれた人は男性で、私ともう一人女友達とで新年会をやろうと前から話していたもの。彼はもう一人知り合いを連れてくるというので、2対2で会うことになった。
日中千代田区方面に用事があったので、そのまま某所で仕事をしながら時間をつぶし、待ち合わせ時間近くに竹橋の国立近代美術館に向かって北の丸公園を歩いているとやや待ち合わせに遅れそうな雰囲気。メールで教えてもらった携帯に連絡を入れる。

「もしもし、今、北の丸公園にいてもうすぐ着くんだけど」
「映画、けっこう並んでるから先に並んどくよ。今どのへん?」
「今、科学技術館の前を通り過ぎるとこ」
「…(無言)…、もしかして国立近代美術館に行こうとしてる?」
「ぇ?(国立近代美術館に行くに決まってるじゃん)」
「フィルムセンターって京橋なんだけど」

がーん。(-"-)やっちまっただよ


今からじゃ間に合わない(←本当は間に合った)ので、映画終わってから落ち合おうということになり、1時間ほど時間をつぶすことになる。フランス語の勉強をして、時間は無駄にならなかったのだがバカみたい。その前に同じメンバーで忘年会をしようとしていて、そのときに国立近代美術館のフレンチレストランに行く、という選択肢があったのだった。そして女友達の職場も竹橋周辺だったので、すっかり竹橋待ちあわせと思い込んでいたのだなぁ。
彼らと無事落ち合うと、開口一番「メールにちゃんと京橋って書いたじゃないか!」といわれたが、思い込みが強いのでたとえ「京橋」と書いてあっても「竹橋」と読んでしまうのさ。

4人でビアホールに入り、2時間ほど歓談。今日初対面の人は名前を覚える気がないのか、私と女友達を『女性』と呼び、店員に差し出されたクジを「『女性』に引いてもらいましょう」といって権利をわれわれに譲り、最後割り勘分を払おうとすると「ごちそうして変に気を遣われてもいけないので、『女性』は千円いただきましょう」などと気を遣ってくださるなど、けっこうジェンダーバイアスの強くかかった人で、最近私の周りではあまり見かけないタイプ。いろいろ得がたい経験をした夜だった。


2007年01月22日(月) ゆったり人に会う。

非常勤先Bに評価票を出しに行く。今年度から導入されたネット申告システムは、前期は学内のLANからでないと登録できなかったのが、いつの間にか学内システムに入りさえすれば、自宅からでも登録できるようになっていた。
それに気づいたのは提出の朝。後期は受講人数が少なくて手書きのほうがラクなので、そのままのんびり提出しにいく。
評価表は学生さんの一生を左右する可能性があるので、原則手渡しで提出、やむ終えず郵送にする場合は書留、というルールが一般的なのだが手渡ししに行っても交通費が出ないところがほとんど。しかし、この学校は交通費が出る。その他打ち合わせはもちろん、授業の準備などで出勤しても、よほど頻繁に行かない限り、申告さえすれば出る。すばらしい。
というわけで、交通費は出るし、ケーキは買えるしということで出しにいっても無問題。
あらかじめアポをとっておいた専任の人とお昼を食べがてらいろいろ話をして、その後銀行に勤めていたときの女性の先輩とケーキ屋で落ちあう。先輩は出産退職後、非常勤先Bから1駅半ほど離れたところで専業主婦をしている。非常勤先Bに行き始めてからもう4年ほどになるが、ずっと会いましょう会いましょうといい続けていたのに、こちらの余裕がなくてなかなか声が掛けられなかったのが、やっと会えた。私の結婚式以来11年ぶりぐらい。変わったような、変わらないような、いろんな人の消息を話して楽しかった。


2007年01月17日(水) 終わったおわった

今日で今年度の授業はおしまい。
あとは採点して出すだけだ。後期は前期に比べて授業が少ない上に各コマの人数も少ないので、ラクなハズ。金曜日がんばって採点しよう。
感想を書いてもらうと、「始まるときは難しくてついていけないと思ったが、最後までやり遂げて実力がついた」とか「いろいろ知れて楽しかった」とかきわめてまっとうな青春のメッセージが並ぶ。ほんとかよ。

感想の余白に震災の日に言及している人もいて、阪神に住んでいて震災にあい、今日も5時46分に目が覚めたという。当時彼女は小学生のはず。
一生拭い去れない恐怖。


2007年01月11日(木) 日本の姿

今日はしっかり夕飯を食べられない予定なので、お昼は出先の某老舗鰻屋へ。
1時を回っていたのでもう終わり近くガラガラ。20畳ほどの座敷の片隅に座ってお茶をすすっていると、自動的にうな重が運ばれてくる。何しろメニューは一種類しかない(以前は二種類あった)。肝吸いをずず、うなぎをパク。うーんおいしいんだけど、正直味が落ちたかも。
座敷の奥のほうに、8人組オヤジあり。まあだいたい、20代〜30代または40代から50代なのだが、からの重箱を目の前にして○○省がとか著作権が云々とか盛んに話している。食べ終わったらさっさと出て行けよと、目はあわさずに念波を送るが、一向に効き目なし(←当たり前)。
やっと席を立ったと思ったら、8人が1人ずつお会計だという。ぉぃぉぃぉぃ全員同じもの食べてるんだから簡単だろ?まとめて払って後で精算しろよと思いながら眺めていると、ちょっと避ければいいのに座布団を踏んで歩くわ、先に出た面々は後から来る仲間を思ってのことか、店の入り口の引き戸を開け放したまま外でタバコすってるわ、中にいる人間はいつまでもぐずぐずと身支度してるわ、なんともぐだぐだな行動だった。
こんなのがなぁ、大人なんだよなぁ。

食後に道を歩いていると靖国神社が出てきたので行きがかり上おまいり。今はお正月の華やかさの名残があるが、いつ来ても重苦しい気持ちになるところだ。さすがに年齢層がぐっと高い。生まれて初めて来たといって喜んでいる人や、鳥居の前で記念撮影をしている人もいる。拝殿脇で拝殿に向かって哀調を帯びた曲を演奏をしている老夫婦がいた。軍歌のひとつなのか夫がハーモニカを吹き、妻がそれにあわせてシャンシャンと鈴を鳴らしている。こうして曲を捧げにきているのだろうか。
私の前でお賽銭を投げていたのは、大学生らしいカップルだったが、正ちゃん帽姿の男子の方が、頭を下げるときにすっと帽子をとったのが印象的だった。


2007年01月10日(水) トンネルを抜けたあと

年末と年始に旅行をしたので、大掃除らしいことも家事もほとんどせず。
さっきダス○ンがモップの交換がきたのだけれど、あまりに使った形跡がなくて恥ずかしかった。
旅行中は時間があるので、いろいろ帰ったらアレしようとかコレしようとか考えるのだけど、帰ってくると移動の疲れですっかりだらけモードになってしまう。それがわかっているのにいつも鼻息荒く壮大な計画を立てるのはそろそろ卒業したい。というか、こんなところで日記を書いていないで、早く荷物を片付けて、戻ってきた年賀状を再送しなければ。いつもながら長いトンネルを抜けるとすっかりいろいろなことが頭から抜け落ちてしまうのだった。

昨日始まったフランス語教室で、以前クラスメートだった同年代マダムの消息を聞く。伝えてくれた人は何の他意もなく彼女のことを「○もできるんですって、△もできるんですって。」とほめるのだけど、それって全て伝聞であって、そもそも彼女が自分で言わなければ誰も知らないようなことばかり。思わず「自分でいうぐらいなんだから本当にすごいんでしょうねぇ」などと答えてしまう「オバサマ技」が身についてきた私。
私にしたところで、なんでもない言葉の端々にちょっとした自慢を織り込んでしまうことがあるけれど、彼女のように隙あらば自慢したいと思って実際立て板に水で自慢できる人は、ある意味まぶしい。


2007年01月09日(火) 事始

今日から半年ぶりにフランス語再開。
前に習ったことのある人気のある先生で定員一杯。以前のクラスメートも何人かいるし、授業の内容も充実していて大変楽しかった。


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