My Cup Of Tea...POO

 

 

戦う者の歌が聴こえるか? - 2003年07月24日(木)

はい。聴こえますよ。
帰り道、ずっと聴こえてましたよ。
その上、ずっと涙目でしたよ。
実は、今もちょっと。

というわけで、
ミュージカル『レミゼラブル』夜の部を観てきました。
ジャン・バルジャンがパン盗んで19年間牢獄ぶち込まれて仮釈放されたんだけどそのままムショに戻らずトンズラこいちゃったので粘着質とりもち似のジャベール警部に長年追い掛けられてそこに貧しい人やら学生の革命やらがいちいち横槍を入れてきてあら面倒ね、っていう
アレですよアレ。

観てて首かしげる所が、なかったわけじゃぁないんですよ。
ビクトル・ユーゴーのあの長大な原作を
たった3時間に収めるためには無理もないんですが、
展開が一部分とても素早く、置いていかれそうになる部分があったり。

たとえば話の冒頭。バルジャンが登場してくるなり
いきなり解放・拿捕・解放・拿捕のキャッチアンドリリース放流魚状態でぴっちぴち、だったり。
コゼットとマリウスの恋の進行が台風の速度より早かったり。
ジャン・バルジャンが登場するたんびに、どんどん白髪に脱色されていって面白いですが。
そんなこといちいち言い出したらきりがないんですが、
そんなこといちいち全部言い出す前に、

素直に感動しました。

実は先月、劇団四季のライオンキングを観てきたんですが。
比較できないくらい、今日のレミゼの方が好きです。
それは、演じてる役者さんが上手・下手だから、とかいう問題ではなくて、
それぞれの作品が志向しているもの、に対する私個人の好みです。

ライオンキングは、
「様式美」が
作品のメインテーマに据えられている感があって、
舞台装置や動き・その独自な発想にはとても感動しました。
一方で物語の内容やキャラクターの個性は、わりとどうでもよく扱われてるんじゃないかなぁ。と言ったら失礼ですけど。

レミゼは、ひたすらひたすら、泥臭かったです。
革命が起こる直前の、飽和状態のフランスの空気。
薄汚くて、薄暗くて、から騒ぎで、
どろどろと方向性を見失った力だけが闇雲に渦になっている。
舞台には、人間ばっかり、いっぱい居ました。
お金欲しがってました。
生活の保障を欲しがってました。
生きたがってました。
這い上がりたがってました。
行動を起こしたがってました。
ぶつかりあったり、うごめいたり、うそぶいたり。

信念、とかいうものを、各人物が色々に持ってたりするんだけど、
そのために取る手段が、ぜんぜん綺麗じゃない。
綺麗事で済まない世界で、でも自分と信念を守ろうとするから、
あちこちにぶつかって、よじれて、得体の知れない溝に嵌って、
理想って奴は、とても醜い刑執行人になる。
で、結局、現実と適合できないやつぁ、血を流していくの。死んでくの。全滅してくの。

嘆いてくれる誰かがいたって、
何の役にも立たない。

必死で守ってみてもほとんど報われないのに、
世界と自分の間に溝が広がるだけのものを
持ち続ける意味があるのかね。不条理だ。どうしようもない。
どっからそんな執着心が生まれてくるんだ。

それでも生まれて続いていくんだよ。
人間って奴はさぁ。
何かを信じたいって気持ちはさぁ。
馬鹿者どもが、最後にそんなことを高らかに歌って終わる話だった。
あきらめ悪い馬鹿だからね。学べない馬鹿ばっかり。
でも馬鹿じゃない奴なんて、相手にしてものっぺらぼうだね。

すごく好きな角度から、世界を掬い取っている作品でした。
私は理不尽、不条理、のにおいに弱いので。

って、内容の根核はこれぐらいでいいとして。
以下。ミーちゃんハーちゃんな部分に移ります。

役者さんがよかったですよ。はい。
バルジャン役山口祐一郎氏の歌、
感情が鮮明に丁寧に伝わってきて最高に素敵でした。
バルジャンキャストが4人いて、
前評判が一番高そうだった山口さんの公演日を狙ってチケット取ったんですが
正解でしたねー。
ちなみにバルジャンをどこまでも追いかけ回すジャベール警部は今拓也さん。
お二方とも劇団四季出身で、しかもキャッツをやった経験があり(って、四季出身ならキャッツ経験者多いですけどね。超ロングラン作品だし)

しかもバルジャンが元ラムタムタガー(←天邪鬼が身上のハンサム猫。マンカストラップ嫌い)
そしてジャベールが元マンカストラップ(←まじめな優等生青年猫。ラムタム天敵)

はーい、ナイス対比!!
すみません。一人ひそかに大うけです。
キャッツでいがみ合ってるのが、ここでもいがみ合ってるのがおっかしくって。
バルジャンとラムタムって、ぜんぜん性格違うけど、まっとうに世の中歩けてないってとこは合ってるし。
ジャベールとマンカストラップは真面目君だし。
ちょっと愉快。ちょっと美味しい。
(人間、はまってるものがあるときには、
 それにちょっとでも関係があると嬉しくなるもんだわ。
 おたく体質ですみません。あはは。)

それから、エポニーヌ役にANZAさん。
バンドでロックやってるとこしか見たことがなかったので、
ミュージカルをやってる彼女は驚きでした。
歌が上手いのは当然ライブで知ってたし、表現豊かな歌い方するな、くらいの認識はあったんですが、
演技のこもった歌は、もうはっきり言って格別ですね。びっくらこきました。
片思いに命を捧げる役なんですが、もう切なさ大暴走で心がひりひり痛いったらありゃしない。
わたくし曲がりなりにもロック好きなので、ロックを冒涜する気は毛頭ないのですが、
彼女はロックよりむしろミュージカルのほうが良いんじゃないかな、とか
思ってしまいました。
せっかく持ってる演技分野の才能、ロックじゃ今はあまり生かせてないように思えるし。
これからもミュージカルに出るんだったら、ぜひ行かせていただきます。


ああ、よかったなー。また行きたいなー。
って、9月にねーさんと行くんだけど。
すまん、ねーさん!
今日A席のチケット取れちゃったから、先に観てみた!!
楽しみだなー。
9月まで待てるかなぁ。
8月に空席あったらまた行っちゃおっかなー。
行きたいなー。どうしようかなー。

あ、ちなみに今日英語のテスト終わったんでした。
それから時間つなぎにチェコアニメ映画も観たんでした。
チェコアニメはクリムトが好き。
でもクリムトの話はまた後ほど。

さあ。
夏休みだー。



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未知との遭遇 - 2003年07月22日(火)

音声実験のデータ取りに協力してもらうために、
他大のドイツ人教授の研究室にお邪魔した。
入り口の外に「千と千尋の神隠し」が報じられてるドイツ語新聞が貼ってあった。
ラブリーな熊似の独逸人男性である。

研究室の前には「ご自由におとり下さい」と示された段ボール箱。
その中には、彼が記事を書いたドイツ語の雑誌やらチラシやら
それから要らなくなった本なんか。
無造作に入れてあるのだが、
それらにまじって箱にあったのが、
長渕剛のカセットテープと
永井真理子のカセットテープと
それから
・・・人間椅子のカセットテープ。
しかもタイトル名『人間失格』。

熊につっこんでいいものやら悪いものやら
分からない私は音楽なんぞ分からん人のよい院生を演じつつ
目は釘付けでした。
Was machen Sie?ってんだよ。
彼はここからどんな日本を学んだんだろう?
とにかく人間椅子聴いてるカイジンさんを初めて見ました。
そして長渕剛と永井真理子と人間椅子が、
意識の同一線上にいる人間を世界で初めて見ました。
アニキとまりちゃんとねずみ男だよ?
まさに芸術的なまでな組み合わせ。
でもきっと誰も持っていかないだろうなぁ。
残念なことですが。うちの大学ならともかく。上●大学ですからね。
でもおかまいなしに、廊下に捨て置かれる人間椅子。
どこから見ても、人間椅子。
たぶん明日もあさっても人間椅子。
しかも市販カセットテープ版(見たことねぇぜ!)
さすが独逸。哲学の国。
なおかつすかさずフライブルク市と松山市、オッフェンバッハ市と川越市、ボッパルト市と青梅市が姉妹都市なだけのことはある。
ちなみに東京都新宿区はベルリン市ティアガルテン区と友好都市。ちっとも市じゃねぇ。
深いなぁ。深い深い。
深すぎて日本人にも時として理解不能。


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まだらに雨が降る。 - 2003年07月21日(月)

天気が悪かったんで
キセルのインストアライブに行くの諦めちゃった。

ミラクルヤングの「退屈なレイニー」。
聴いてるから退屈じゃないよ。

代わりに回転寿司で
酢飯と元魚族が回り続けるのを見て和みました。
ガリもあったよ。




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(1stAns.LEC) - 2003年07月20日(日)

大学の北門の外で、
赤いポロシャツを着た人たちを目撃。
大して広くもない門に、
実に12人。
しかも一斉に、大学の中をのぞきこんでいる。
12人って凄いよ。
結構なボリュームの赤だよ。
まるでスペイン。
スペインだなぁ。
しみじみとスペイン。
ならば牛。
・・・え、牛?
牛。
そうか、スペイン牛?
スペイン牛の出待ち?

ようは出稼ぎですな、お疲れ様。


で、牛待ちに付き合おうかと思案しつつ、
通り過ぎて図書館に行き、地下2Fの研究書庫へ。
人の気配のない狭い書棚の間を抜けて、
お目当ての奥のコーナーに行こうと
右に曲がり、
向こうからやって来た男子学生とすれ違ったはいいが。
・・・なんでガッツポーズしてんだろう、彼。
たぶん私の視界に入る前から
たぶんひっそりと書庫の奥でガッツポーズ。
しかし、それまでひっそり隠れてガッツポーズしてるわりには、
不意に私に見られちゃっても、慌てず騒がずガッツポーズ。
そのポーズを維持したまま
向こうの書棚に消えていきました。

牛と戦いに行ったんでしょうかね。
絶好のスペイン日和。


しかし本日の実話エピソードNo.1は間違いなくこいつだ。
本日、活動開始のしょっぱなにぶちあたった光景。

本屋に行った。
棚を冷やかしていたら、
コーナーの向こうから
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの・・・」
って、子どもの声でかなりはっきりと聞こえてくるので
ぎょっとしておくびを廻らしたら
お母さんと幼稚園か小学校低学年くらいの歳の女の子の二人連れ。
本屋で何の呪詛だ?

この女の子、現在じゅげむの修行中らしく
何度も何度も繰り返して唱えている。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいにょうまつうんらいまつふうらいまつ・・・」
夢中になるあまり、かなり声が大きい。
すると母親はすかさず注意するのでありました。
「すいぎょうまつ、でしょ」
すると女の子は、すかさず最初から言い直し始めるわけでした。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいにょうま」
「すいぎょうまつ」
「すいにょうまつ」
「すいぎょ」
「すいにょ」
「ぎょ」
「にょ」
ぎょ、にょ、ぎょ、にょ、と鋭い大声が本屋に響き渡り、
どうでもいいじゃん、ここ本屋じゃん落語舞台じゃないじゃん、おねえさん立ち読みできないじゃん、とか、
とても言えない。
あんまり一生懸命なんだもん。全精力傾けて本屋で私たち覚えてますって覚悟なんだもん。言えないですよ。じゅげむだし。くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ 
だもん。
でも、ぽんぽこぴー、って。
子どもはともかく、お母さん。ぽんぽこぴーて、アンタ。一生懸命ぽんぽこぴー、て。

最近、なんですか?
じゅげむブームなんですか?
総理大臣の名前を全部言うとか、天皇の名前を覚えるとか、百人一首を暗記するとか、ハンムラビ法典を暗記するとか般若心経を暗記するとか、そういうのと同じレベルで、じゅげむなんですか?
遅れてるんですか、私?
でも無理ですよ。だって。総理大臣も天皇も百人一首もハンムラビ法典も般若心経も元素記号もモーニング娘のメンバーの名前も、
まだ覚えていないんですもん私。
その上、じゅげむですか?
覚えられないんですけど、やばいんですか、やっぱりやっぱり?

いたたまれなくなった私は本屋から逃げ出したのでした。


そんなんで始まった一日なもんで、
かなりネジの緩んだ、しかも怒涛どどーんの一日でありました。


ちなみに帰路。
階段で
「それじゃぁ158番目のテーブルは無理だってことじゃないかマー君うきききき」
って虚空のマー君に向かって絶叫する男とすれ違いました。
彼はちゃんとテーブルをゲットできたんでしょうか。






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国境線上 - 2003年07月19日(土)

しかし正気になってみたところで
視界にどれほどの差があるのかこの乱視目。

ぎりぎりのところを歩く。
バランスが肝要ね。
鶴みたいに両手広げて舞っちゃぁいけねぇ。
そうして行き着く先は、崩落及びきちんとチキン。
お前は鶴じゃないんだから。
解ってるんなら人間でいなさい。
人間でいる。
これ、肝要ね。

向こうの淵を覗き込んで言葉を狩っている。
今のうちはいいけどね。
逆転現象のおにごっこで、
向こう側から体を狩られるようになっても、
嫌じゃないからね。正味ね。
電車に一人で座ってただひたすら
駅から駅へと揺ら揺ら言葉を放ち続ける媒介になっても
たぶん嫌じゃないからね。正味ね。

でも媒介にならないように。観光者でいるように。
それがルールね。
だから今日はバイトに行きました。
体の仕事を認識して、それからカツ丼を食べました。


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学生ホリック - 2003年07月18日(金)

昨日、一生分のチョコを食べた。
エクレアとタルトとスイスロールと。
天窓のてっぺんまでビタービター。
今日、の分のチョコはない。
明日、の分のチョコもない。
一生分摂取に終止。

って、それじゃぁこの口の中のチョコはなんだい。

えへ。
胃の作戦司令部で
ワタクシ目を開けたまま一旦死んでる。
えへへ。お前は既に死にました。
だからコンビニで蘇りのチョコ買って、
おまけまでついてるしね。
おまけのプラスチックの様々な形状、
握りしめてまだ半分死にながら歩いている餓鬼道。
餓鬼です。どうせ干からびるおまけの銀紙体。苧殻くれ。

みづからの身を要なきものとおもひはてて芥川。
要は期末テストがひとつ終わりました本日。
正気にもどって、
みる?


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レッテル銀紙 - 2003年07月17日(木)

あめつちほしそら やまかはみねたに くもきりむろこけ
ひといぬうへすゑ ゆわさるおふせよ えのえをなれゐて

あめつちほしそら やまかはみねたに くもきりむろこけ
ひといぬうへすゑ ゆわさるおふせよ えのえをなれゐて

あめつちほしそら やまかはみねたに くもきりむろこけ
ひといぬうへすゑ ゆわさるおふせよ えのえをなれゐて




写経した銀紙 体に巻きつけて
断崖端っこで 阿国みたいに念仏ツイスト。


のりのりです。
墨ボタボタです。


刑事も 探偵も お母さんも 出歯亀にぎやかしも
テレビクルーも 監督も ADさんすらも
みなさんお帰りになっちまった。
んですが。


とりあえず ぴかぴか光って踊ってますんで。
ワタクシ犯人なんで。
とりあえず はしっこなんで。
2時間サスペンスドラマなんで。
はしっこで はしっこで はしっこで
油断なく間断なく常に契約犯人なんで。


どうでもいいんですかね?
やっぱり?
オリジナルデコレーション施術ってやつですが?
はぁ?
あったま悪りぃだけじゃねーの?
はぁぁ?


太陽光 反射
頭に酢が立つ
切られた首をかかえる
次の契約探して歩く


テストを受けさせてくださいテストを


受付嬢の冷笑。
墨がボタボタ垂れる。
汗。
ひからび。


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最近の2番目の幸せは食べること。 - 2003年07月16日(水)

大学内ミルクホールの焼きたてパン。
「ショコラ」
チョコレートの入った温かいクロワッサン地の四角いパン。
すっげー好物。
ほんとに焼きたての瞬間は、
どろりと熱いチョコが口に広がって
気分はベルギー人エルキュールポアロの八の字ひげ。
口の中は八百屋お七の江戸大火事で大迷惑。

うきうきしながら財布握って出かけたら
そういうときに限って売ってないの。

世界中の不幸を一心に背負って
バナナクリームパンをもふりと食す。


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酒池。 - 2003年07月15日(火)

ふゆどんが急に上京してきたので
wilcommenヴィルコメーン!ってんで
夜呑み。

で、結論のみ簡潔に記録しておく。

「今度キャッツと鳥肌実を見つつ温泉に行きましょうできたら仙台も。」
ね。


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代償として - 2003年07月14日(月)

風呂あがりに驚愕。

手の皮が総剥け。

すごいよ。
人間の脱皮ですよ。
剥けすぎて感動ですよ。
痛くも痒くもないけど表の薄皮だけがもろもろもろもろ。
止まらないんで、ある意味スプラッターホラーですよ。

すかした顔して
やりやがったぜしゃぼん玉め。
みなさんも、人工的に一皮剥けたかったら
雨の中でしゃぼん玉を吹きましょう。
推奨時間は3時間です。


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物珍しい日 - 2003年07月13日(日)

雨の中でしゃぼん玉を吹きました。

って別にメルヘンに狂ったわけではなく。

今年もクラムボンのライブ@日比谷野外音楽堂だったのです。
場内、傘さしちゃだめなので
500円の透明レインコート着て。
配られたしゃぼん玉を吹いてました。

そして発見がいくつかありました。
しゃぼん玉って、雨の中でも結構飛ぶものです。
それから竹中直人って、雨の中でも結構頑張るものです。
私の斜め前に座った茶髪のおじちゃんが、
レインコート着た彼だったもので。
その横にはナタリーワイズのメンバーが居たもので。
彼らは雨の中、ポテトチップを食べていました。
味な光景でした。


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入りずれぇ。 - 2003年07月07日(月)

例えば私の脳内ドーパミンが放出されるのはこんな瞬間さ。

その床屋。
ドアーの貼り紙。

自信と夢に満ちた大きな字で

「冷やし頭 はじめました」


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最近一番ウケたこと - 2003年07月05日(土)

町田康が、
オリジナルラブの田島さんと組んで、
ス●ップの新しいアルバムに曲を提供していたこと。

あまりの温度差に頭から蒸気立ちそうです。
ありえないぜ。アングラジャニ系。何てすばらしいノダ。

生まれて初めてスマ●プを試聴してしまいましたよ。
やたらに爽やかなのに、
遥か向こう側では得体の知れない半固形物がツイストダンスを踊っていそうな
そんなよく分からない世界になってました。

いい。
すごくいい。

というわけで、最近町田ブーム極まれり。
彼のCDを2枚購入して、
メシ食うな、とか、つるつるの壺、とか、ぶわっはっは、
とか連呼してます。
結構毎日楽しげです。


-

亡霊にやられる - 2003年07月04日(金)

半月ばかり前からの症状と思われる。
ミュージカル「Cats」に脳を侵されている。

結構重症。

しかもいま現在キャッツを公演している劇団四季の陰謀ではなくて。
3年前にウエストエンド@ロンドンで見たやつ。
あれが今更フラッシュバックしてきているらしく。

結構真剣に問題発生。

要はねぇ、気づくとさぁ、
歌ってるんでさぁ。
口ずさんでるの。
風呂とか台所とかパソコンの前とか自転車とか
てんぷら屋の前とかたこ焼き屋の前とかうどん屋の前とか。

Jellicles can and Jellicles do
Jellicles do and Jellicles can
Jellicles can and Jellicles do
Jellicles do and Jellicles can
Jellicles can and Jellicles do
Jellicles do and Jellicles can
Jellicles can and Jellicles do
Jellicles do and Jellicles can
Jellicles can and Jellicles do
Jellicles do and Jellicles can

よりによってオープニング曲のその歌詞のとこばっかり。
他のところに進めばいいのに、
そこは南蛮語ショーなんぞを見てしまったものの浅はかさ。
そこ以外ろくすっぽ歌詞を歌えねぇのである。
じぇりくるきゃんあんどじぇりくるどぅー、ってんで
エンドレスで芸がない。
なんてこったい。ああしやごしや。
芸がない以前に、
口の中で繰り返してつぶやいているので、
滅法根暗な感じ。

根暗な以前に、
もしこれを日本語と対比するのであれば
たとえば某バンド曲の歌詞「猫猫猫猫犬犬犬犬」
たとえば某大学校歌の歌詞「ワセダワセダワセダワセダワセダワセダワセダ」
を連呼し連呼し連呼しするのとレベルが変わらないのであったのだ。のだのだ。
なんてこったい。ああしやごしや。

そんなのを絶叫しながらもしくは涙ぐみつつしみじみと唸りながらもしくはけたけたと笑い歌唱しながら
道の向こうから人が歩いてきたら
私だったらとってもいやだなぁ。ああしやごしや。
とか能天気に考えてみたりしながら

今日も信号待ちの交差点で私は南蛮語を唱えているのでありました。
もごもごと。
口ん中に飴玉詰めたごと。
根暗飴玉もごもごと。
ああしやごしや。

ああ、猫が飼いてぇ。
飼ったらぜったいラムタムタガーって名前にするんだ。
んで、その天邪鬼猫に家中爪あとだらけにされて
ノイローゼになるくらい幸せに暮らすんだ。
なんてったってきゃんでどぅーだからね。


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