My Cup Of Tea...POO

 

 

天ぷらの分際でこっちに油を跳ね飛ばしてくるのはやめてくださいと思う年の瀬 - 2002年12月31日(火)

本年も、たくさんの人にお世話になりました。
ほんとうにありがとうございました。

って、振り返るほど、
あんまり年の瀬感がないんだよな、今年。
色々なことが畳み掛けるようにあって、
今現在でもそれが続いているものだから、
もうちょっと先の区切り時まで、
年末感はお預けなんだろう。

とは思うものの、
区切りがあるのかもあやしいので、
一応、年の瀬の挨拶を記してみました。

でもそんなことより、
明日からお餅が食べられるのが嬉しい。
ってのが、
今年の私の即物生活を現す一言でよろしい。

ところで、紅白。
オペラ・ジャンニスキッキの「お父様にお願い」を歌ってたのだが、
その邦訳テロップが今年のヒット収め。
娘が自分の父親に結婚の許しを請う、
という感動的なイタリア語の訳語に
「お父さん 後生です」
という日本語を乗せてしまえるセンスが凄い。
お願いを通り越してるよ。ゴショウだよ。
どこのイタリアのお嬢さんが
結婚したいときに「後生です」って頼み込む。
すごい任侠の世界じゃないですか。
刺青匕首親っさんの世界です。
いいっすね。一押しですよ。
すべてのイタリア人はこぞって
「後生です結婚してください」と土下座し、
「お父さん後生です娘さんを僕に」と日本刀で殴りこみに行きましょうよ。
後生。いかにも腕っ節強いよね。
鉄棒懸垂とか30回は出来そう。

来年は後生ですをテーマに生きてみようか。
なんかイタリア人にだまされてるような気もするが。



-

本年遊びおさめ - 2002年12月30日(月)

朝起きたら
メリ。
と、筋肉の妙なる調べが聞こえた。

が、
筋肉が怖くてモツ鍋が喰えるか!
というよく分からないスローガンを唱えれば
火もまた涼し。
でもやっぱり筋肉痛し。
痛いながらも、使命なのです。
私は行かねばならぬのであって、
お台場までやって来てやったぜ!
どうだ参ったか筋肉とモツ鍋の野郎めが。
七味唐辛子と山椒を鍋にぶち込んで泣いて謝ったって
もう遅いんだぞ生肉めが。

ああ。もうなんかもうよくもうわからない精神状態ではあった。

お台場に行くより病院で養生しなさい、
と言われればそれまでなんだが。
別にお台場までモツ鍋を食べに来たわけではないのであって。

ハリーポッターを観にいったのである。

なぜにお台場まで、とか突っ込んだあなたには速攻
筋肉とモツ鍋の辛子色の呪いが佐川急便の半袖兄ちゃんによってもれなくお届けされることでしょう。居留守の場合は玄関先に放置ですんでよろしく。

響っちとキリーと、
昼間から、夕食の分量はある飲茶を分け合い、
なんちゃって中華街を放浪し、
お台場メディアージュにて映画鑑賞。
スクリーン上に陳列された可愛い子らを愛で眼福に喜びむせんだのち、
なんちゃって昭和街を放浪し、
ビン牛乳を飲んで帰りました。

見えた夜景の東京タワーが綺麗だった。
東京タワーになりたいなぁ。


-

二段跳び - 2002年12月29日(日)

言うまでもなく
今日も日曜返上出版バイト。
会社移転先の千葉に荷物を運ぶ作業のためなんだが、
なぜか業者に頼まず、
社員・バイトだけで行っているために
こげなガテン系なことになるべさー。

でも元転勤族の血が騒いだか、
年甲斐もなくやる気を起こし、
本が40冊から入ったダンボールを
何箱も楽しくとんとん運び続けた。
全国バケツリレー選手権に出れるんじゃないかと思うほど、
わたくし可憐な左足の軸足さばき!
くるくると体を回転させて、持っては渡し、渡しては運ぶ。
労働!
すばらしきかな労働!
内在プロレタリアートの世界の発現!
汗はすべてに勝利するぜーこんちくしょーう!

って。
脳内トリップしても、結局。
今日一日じゃダンボールは運び終わらないのよね。
という事実。
その上、
若ぶった後のツケがあるに決まっているのに、
忘れているあたりがオロカ以外の何者でもない。

膝は大丈夫なんだが、
なぜか踵を笑わせながら、
夜、高校のメンツと忘年会。
今年は総勢17名。
相変わらず凄い勢いである。
こんな人数でいつもつるんでたから、
放課後の教室に溜まってたら誰も近づかないわけだ。
数の圧迫感あるもんなぁ、やっぱり。

それだけの人数いれば進む方向性も様々で、
就職する人、院に行く人、卒業しない人、
筑前煮みたいに、ある意味節操ない集団と化していたが、
みんな当たり前のように元気そうだったのでそれも可。
また来年の忘年会で会いましょう、の人も、
また来年の初詣に一緒に行きましょう、の人も、
よいお年をね。




-

今日も今日とて - 2002年12月28日(土)

今日もさらにバイト。
ただし前日までの出版でなく
塾の。
午後半ばから、6時間半、
教室に詰めっぱなし。
頭くらんくらんです。
いい加減、
塾長のほかに講師が私しかいない状況は
どうにかしたほうがいいんじゃないかと。

思うんだけど。

当然口には出せず。

今日はサークルのほうの忘年会が
あったんだよな。

行きたかったな。


-

らいくあふりーたー - 2002年12月27日(金)

どうせ今日もまたバイトだよ、バイト。






-

祭りの後 - 2002年12月26日(木)

夢見るときは過ぎ。

バイトだよバイト。


-

ひじり - 2002年12月25日(水)

せっかくのクリスマスなんだから
柴又の帝釈天に行こう、と
みかんねーさんと野望に燃えていたのに、お互いバイトゆえ没。
すばらしい勤労感謝の日である。

しかたないので、
夜、新宿の穴蔵みたいなお店で集う。
女五人で穴蔵に詰まったら、みっしりと狭かった。
内側はそれでも割りと居心地がいいが、
外から見た眺めはかなり壮観というかシュールだったろうと思う。
しかも店員に見つからぬよう闇にまぎれて
ねーさんの作ってきたシフォンケーキをいただいた。
非常に怖いことに、ケーキの上に、なんとサンタが乗っていた。
ねーさんがサンタを乗せるなんて、なんて恐ろしいことだろう。
ぜったいどっかから捕まえてきて、人形にしてしまったのに決まっている。
来年から子どもらはプレゼントなんて貰えなくなるのさ。
自分は既にもらえないお年頃だから別に問題なんてないのさ。
でもお年玉の神さま捕まえてケーキの上に血祭りにされたら、まだ泣くお年頃だけどさ。
なんの黒ミサだか疑問だったが、とにかくケーキは純粋にうまかったのさ。


-

メリーメリー - 2002年12月24日(火)

ケーキのスポンジを焼く。
少し硬いけどまあまあの出来。
生クリーム塗って、いちごをばばーんと乗っけて挟んで
一年一度のショートケーキ作り終了。

シャンパンを3杯飲んだら素早く酔った。
最近酔いが回るのが早くて安上がり。



-

「いいとも」始まる新宿アルタ前で待ち合わせなんかするもんじゃない - 2002年12月23日(月)

街中にサンタがあふれかえっている。
今日は五匹見た。
どういうわけだか、どれもこれも中年のおっさん。
どんな宗教が新興してきたのか知らないが、
くたびれた夢を背中で語って歩いている。
どうでもいいが、
アルタ前のカメラに映りたくて
背伸びしてガードレールに登るのはやめてくれ。
分をわきまえなさい。サンタの癖に。

お昼、新宿でちょこさまとへびくんとカラオケの後
本橋さまとZAZAくん合流して韓国映画「火山高」。
少林サッカーより笑いとして三段階くらい格下。
笑えないわけじゃないけれど。
それよりなにより、
登場人物、色々と日本の芸能人に似てる人が多くて笑った。
吹き替え版で観たんだが、アフレコしてる声優が
私でも知ってるアニメ声優の大御所御大がずらりずらりと並んでいて、これまた笑った。お金のかけ方間違えてるよ絶対。

夕方、特撮のライブ。
半年以上ぶり。
最近オーケンはMCを減らす努力を実行中らしい、という話を聞いていたが、
喋らないなんてあの人には絶対無理だよねー、
と高を括って行ったら、
本当にあまり喋らなかった。
心底驚いた。
オーケン喋らないと、ライブ、むちゃくちゃ早く終わるのね。
背中の汗吸ったシャツが、
冬の帰り道にちょっとつらくて懐かしかった。
とか書くと、まるで自分が体育会系のようで気恥ずかしいわ。
その気恥ずかしさを晒してでも
また気軽にライブに行けるようになったのが本当に幸せである。



-

幽霊に足の生えたようなもの。 - 2002年12月22日(日)

夕方、サークルのクリスマスの集いに参加。

ひさびさの顔ぶれ。
いや、私がサークルに参加できていないだけ。
楽しかった。

サークル卒業旅行を富士の樹海にしようという話がありまして、
「えー、本気っすかー?」という気配の人もいるんですが、
いや、私は本気組ですよー。よろしくねー。



-

雪見酒にはならず雨は止み - 2002年12月21日(土)

午前中、タカハラの大学に行って、
年賀状の図面を作ってもらう。
雨。
雪になるとかいう天気予報。

夜、研究室の納会。
教授が日本酒が好きで、かならず一杯は飲まねばならない儀式。
日本酒はおいしいんだけど、あんまりいい思いをしたことがない。
「日本酒飲むと、すぐお迎えが来るんですよ〜」
と言ったら、周りの人にきょとんとされた。
どうやら酒グロッキーのことを「お迎え」と言うのは
POO語彙だけのなかの話らしい。
共通コードに乗れない自分に愕然とする以前に、
お迎えが来ない人たちが羨ましいと思う以前に、
おそらく、日本昔話のジッサマが担いでいた竹篭みたいな胃袋酒豪ゆえに
お迎えなんか永久にこないんじゃないかこの人たち、という気配を察知。

・・・かんべんしてください。



-

宵越しの銭的飲み会代を捻出するためですけど - 2002年12月20日(金)

昨日に続いて昼、出版バイト。
そのあと夜、塾の講師バイト。

がりがりもうじゃのがりがりがりがり。


-

ドリフ金盥的痛さがあります - 2002年12月19日(木)

出版バイト復帰。

急に千葉に会社が移転することになったと聞かされる。

・・・通えないス。

というわけで、2月から路頭に迷うことが判明。

あー。

マッチを買ってください。
マッチを。



-

糸切れ凧 - 2002年12月18日(水)

美大のゼミ展へ。
ぽちの作った木製玩具を観にいく。
オレンジ色の手作りヘビくん最高。
しばし戯れた後、
2月のドイツ・オーストリア旅行の話をしばし。
二週間半行くことになる。

会場で会ったタカハラからどら焼きの餌付け。
喜んで貰って、そのまま食べ忘れる。
翌日、かばんのそこから発掘。
どら焼き圧死・餡漏出。
今そこにある危機を味わう。

夕方、大学の友人たちと卒論打ち上げ会@新宿。
お店の名前が
「鶏じゃあ」。
気合入ってるわりに
カクテルの名前は「紫苑」「照葉」。
どうもポエマーである。
九州男児の新たな男のロマンの形か。
しかし同時に韓国どぶろくが飲み物リストに載ってる時点で
九州男児のロマンの限界が見えてよろしかった。




-

終わりの日 - 2002年12月17日(火)

なんなんだろうこの自分の内臓全部空気にぶちまけて晒し続けて30年目にやっと発見されちゃったよ、みたいな解放感。

というわけで締め切り一日前。
卒論を提出いたしました。
A4版95枚。製本したら意外に立派な外見。
人を殴り殺そうと思って頭から振りかざしたら確実に卒論の方がべっこりへこむとは思われますが、
それでも結構ずっしりとした存在感ではあります。
ウンデルバー!

即日製本を待つ間に、
新宿でチェコアニメ映画フェスティバルAプログラムを観る。
すごいよチェコ。
アニメと言っても、ちっとも子どものことを考えていないところが凄い。
「可愛くて少しシュール」なんだと思って行ったら、
「少しは可愛いかもしれない気はするんだけどほとんどシュール一辺倒」
で、寓話の墨汁がにじみ出てる感じ。
でも何がシュールって、
80分で6本の短編を見てるんだけど、
それらは別々のスタジオで、てんでに作られた独立作品なわけだ。
そのうえクレーアニメだったりするから、
携わるスタッフも、それぞれかなり多いわけだ。
よって立派なスタッフロールが1編終わるごとに流れるもんだから、
上映時間の10分の1くらいは
ずっとスタッフロールを観続けていたんじゃないかと思う。
要は星新一のショートショート1編につき、
あとがきが1つ付いているノリ。
要は指輪物語の映画に換算すると、
18分間スタッフロールだけを眺めている計算。
しかも朝一の映画館。観客6人。
スクリーンの中では、スタッフロールの合間を縫って

冷蔵庫をチェーンソーで切り裂いたり、
尻尾や手足がブチブチブチ千切れたり。
頭が膨らんだり、
鍛冶屋の目が血走ったり、
じいさん宙吊りになったり。

すべてにおいて、チェコシニカル臭ぷんぷんだった。
来年もぜひ観にいこうと思う。





-

はつもの - 2002年12月09日(月)

雪ふった。
とちくるったように雪ふった。
何勘違いしたんだか5センチ以上積もってる。
隣の家の屋根でそりすベり推奨。
うれしい。
うれしいうれしいうれしいうれしい。

雪だるまつくった。
慎み深い日本式の雪だるまつくった。
つまり慎んだあまり顔すらない手鞠大。
ひょうたんだと思ったあなたの眼の方がきっと正しい。
門柱に据え置いた。
通りで滑って転んだ人が何人いたか後で教えてもらう予定。
目つけなかったけど、
そこらへんは気合いで何とかしてもらう。

NIRVANAのベストを聞きながら
連日卒論を書いている。


-



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail BBS