DiaryINDEX｜past｜will
| 2005年06月30日(木) | 20年ぶりの接近遭遇 |
とにかくたまりにたまった仕事にひと段落。来週はまた忙しいけどそれまでやれることも無いんで昨日のガンダム見ながら（「ソロモン攻略戦」）蒸トウモロコシ齧りながらごろごろビールは我慢。
「未知との遭遇」を見る。何十年ぶりだかな。
どうもこのデジタルリマスターというのが好きになれない。なんちゅうかアナログフィルムだからこそうつらずにすんだアラまでもがくっきりうつってしまって。
で、内容といえばこりゃ子供時分寝てしまったわけだ。ガキにはわからんぞ。前半はひたすらいらいらさせられる。登場人物が全員ヒステリックというかキレててヤバい。正体不明のものに追い詰められた人間の焦燥感を表しているのかほんまのヤバイ人の集まりなのか果てしなく判別不明である。
後半になってようやく接近遭遇の正体が明らかになってくるのだがそれにしても宇宙人のメンタリティが理解できないままだし。（まあだから宇宙人なのだが）宇宙人に受け入れられたからといってそれがなんだと言うのだ。
まあこんなとこにしてウォーキングに行ってまいりますです。
| 2005年06月29日(水) | 今日は土砂降り |
昨日の酷暑を反省したかのごとく未明から土砂降り。暫くこういう天気が続きそうで洗濯するタイミング間違えちったよ。
ところで最近聞いたニュースの中で谷亮子妊娠欠場というのが何よりも怖い。何だあれ本当にメスだったのか谷君は偽装結婚の対象ではなかったのか。で谷はあれ相手に夜な夜な（以下自粛）
なんか下手な怪談よりよっぽど怖い。例えるなら追い詰めたゴキブリが飛んで向ってきた時のような。
追記.はまる氏からのいただきもの
http://www.sankei.co.jp/news/050624/sha042.htm
やはりアレか。鉄っちゃんで猫耳萌えな人ははぁはぁ悶絶したりするわけですか。俺は鉄分豊富ではないので萌えないが。
追追記
クロマティ、ケツの穴小さすぎ
| 2005年06月28日(火) | 滅茶暑い |
36℃だとおお。体温並じゃねえか。
こりゃ扇風機では対処できんわ、とついに諦めてクーラーを導入。我が家の一室を冷やすことによって地球温暖化が少しは防げたはず（←間違い）
もう仕事にもならず帰宅後はぐったり寝る。
ところで前から気になってならないのだが、日記を一週間ほど休むとＨｉｔ件数がぐっと減る。それは分かるのだが日記を再開したとたんにぐっと元に戻る。この人たちはどこから日記再開の情報を得ているのだろうか？小まめに確認しているのならぐっと減るなんてことも無いはずだが。前から機になってならないのだがこの暑い中モノ考えてもまともな答えが出てくるわけではないのでこのくらいにしておく。
今日の一行知識.
○「アフガニスタン」「カザフスタン」等、「〜スタン」とは「〜人の土地」という意味だが、パキスタンは（ヒンドゥー教徒のいない）「清らかな土地」の意
| 2005年06月27日(月) | 脳が煮えてる |
この暑さの中でも来週でもいい書類を二つも仕上げるけなげな私。
いやなんですな。人を見かけで判断しちゃならないといいますが馬鹿は見かけですぐ判断できますな。人が注意してもポケットに手ぇ突っ込んで馬耳東風でやがんの。学生気分で給料貰ってんじゃねえぞ馬鹿。なにが「僕はなんといわれても気にしてませんから」だ馬鹿。客商売が客の目気にせず何を気にするんだ馬鹿。これで二回目だぞ馬鹿。いや近所の飯屋の話ですが。
で、帰宅後テレビつけたらちばTVでトランスフォーマー（初代）の再放送。これがよりによって「電波怪獣クレムジーク」の回。いやいや20年ぶりに臍で茶を沸かせてもらいましたよ。よりによってこの回が平成になって観れるとは日ごろの行いがよっぽどいいからじゃ。
んでもって『憲法で読むアメリカ史』上読了。酒の肴に酢蛸を作ろうとして指を切ってしまう。誰のエッセイだったか、酢蛸の中に矢鱈ゴリゴリした部位があると思って丸呑みしたら左手を包帯でぐるぐる巻きにした板前が救急車で運ばれていった、てのは。
| 2005年06月26日(日) | 禍福はあざなえる縄の如し |
朝から響鬼見てお仕事。夕方からの遊びに備えてすいすいはかどる５ｃｍ凸。昼飯に冷やしそうめん啜りながら夕べの『バジリスク』見る朱絹がエロかったので5cm凸、と思いければ夕方に予定中止の知らせ＿｜￣｜○50cm凹。
くたくたとへたり込んで仕事やる気無し。だーなんだーこの暑さはー！これで6月かあぁぁぁ（天に八つ当たり）
しょうがねえからビール引っ掛けながら巨人阪神戦見るかあ。うらあ！今岡のホームランじゃあ買った！10cm凸といいたいが檜山が凡打に倒れたので5cm凸に止める。なんだかPCというかネット接続が不調に陥る5cm凹
就寝前に岩波新書『コンスタンティノープル千年』読了大して面白くなかったので凸凹0cm。
というわけで本日は通算35cm凹。
昨日の飲み会が無ければまさに＿｜￣｜○ 週末であったことよ。
追記
くうううう（泣）今頃クラーク翁もスリランカで泣いているぞ。5cm凹
追々記奥崎謙三死去享年８６。また昭和の生き証人が1人減ったなあ黙祷。
| 2005年06月25日(土) | 機嫌直った |
昼間は昨日の「タイガー＆ドラゴン」見もって仕事。最終回は「子はかすがい」。来週からは「ドラゴン桜」だそうだが見るべきかどうするか。
夕べの怒りを引き釣りつつ今日は飲み会。
何ですないつも思うことですが。酒の味というのはつまりは一緒に飲む相手ですな。昨日の怒りもたちまち静まり1時間程度でたちまちほろ酔いご機嫌へ。
ちょうどいい加減でかえってきました。おやすみぐう。
追記。今目の前をゴキブリが走っていたのでコムティたたきつけたら一撃で昇天しました。今年も戦いが始まるなあ。
追追記。今「海猿」やってんだけどわりと面白いですな。いやラスト15分を見た感想だが。
追追追記。ついに40000ＨＩＴ。踏んだ方は潔く出てきなさい。戦争は終わったぞ。
| 2005年06月24日(金) | 腹たった |
故に今日は何も書かない。
書くと何かくと分からんから今日はこれで失礼。
| 2005年06月23日(木) | ガンダムの日 |
帰宅後夕飯を食いながら夕べのガンダム。
「美しいものが嫌いな人がいて」
「白いモビルスーツが勝つわ」
「ララアは賢いな」
「この人は本気なのよ分かる？」
「シャアが見てるんだぞ！」
勢い余ってモビルスーツと戯れる。いややはりこのシリーズ出来がいいわ。ハイゴッグなんて水陸両用モビルスーツの禍々しさにあふれていて大変よろしい。勢い余って「哀戦士編」のＤＶＤまで見る始末。やはり25年前のもんでもいいもんはいいなあ。
| 2005年06月22日(水) | そーめんつるつる |
晩飯を食いながら先週の『バジリスク』を観る。今回は総集編。今まで数回しか見ていなかったのでちょうどいい。食後に中公新書『イスタンブールの大聖堂』読了。ギリシアではイスタンブールのことを今でもコンスタンティノーポリというのね。一つ便利な旅知識。
んでもって夕食にはこの暑さなので冷やしそーめん。緬はもちろん毎年実家から送ってくる揖保の糸。
出し汁は夕べのうちに作っておいた椎茸と鰹の出し汁をじっくり冷やしておいたもの。これに薬味は葱と梅干。毎年のことながら無添加の梅干を探すのには苦労する。何で梅干にかつおとか蜂蜜を入れたがるんだ全く。塩と紫蘇だけでつけんかい！
野菜のおひたしも山のように添えてつるつるかーちりんちりん。ようやく夏が来ましたなあという感じ。そーめんを肴にぐっとやるビールは初夏の悦楽である。今年の夏も暑くなりそうですなあ。
追記.鳥谷のサヨナラアーチで勝利！
| 2005年06月21日(火) | 今日は夏至でげしょ |
といっても日本じゃ八時にはまっくらになるんでげすな。アイルランドじゃあこの季節10時過ぎまで明るいんで、子供達は夕食後サッカーをしに出かけてたもんだが。
仕事の帰りしなに散髪。クソ暑いのでいっそスポーツ刈にしようかと思ったがその手前で止めとく。
ついでにコンビニに立ち寄りULTEMED GUNDAMUシリーズ第10弾を購入。ジオングとハイゴッグ（迷彩使用）とジム・スナイパーカスタム（迷彩使用）をゲット。しばし来月12日で24歳になる男が「War in The Pocket」の主題歌を歌いつつガンダムごっこにふける。
ところで閑話休題
新聞で補聴器の広告を見ていたのだがなぜあの業界は小型化・目立たない方針でしか商品開発しないのだろうか。
難聴者に対するいじめ・社会差別が当事者にとっては深刻なものであることはわかる。しかしそのために隠そうと言うのはやや消極的には過ぎないか。
ピアス・イヤリングという耳の装飾品があるのはご存知のとおり。いっそカルダンなりグッチなり「ララアスン専用モビルアーマー」なりがお洒落な補聴器のデザインのファッションショーでもやればいいのではないか。世の中目が悪くないのに伊達メガネをかける人もいる。おしゃれの一環として伊達補聴器をかける人が出てきたときこそ本当に難聴者に対する差別の無い世の中になるのではなかろうか。
とまあ社会に問題提起をして家元は帰るぞ。
追記.おそらく週末には40000HIT達する様子。該当者は是非申告を。ギリシア土産買ってきますのでよろしく。
| 2005年06月20日(月) | 今日の御料理 |
いつもどおりのお仕事。
帰りに写真屋による。修理費15000円とのこと。ちっ。
夕食には有り合わせで椎茸パスタを作る。
作りかた
材料 パスタ（スパゲティよりマカロニやペンネのような短いのがいい）・干し椎茸山盛り・にんにく・鷹の爪・玉葱などありあわせの野菜
�．僖好燭療�量の半分ほどの水に干し椎茸をいれて湯を沸かす。
�↓，妊僖好燭鱶Г任�
��ニンニクスライス・鷹の爪・野菜を油（オリーブ油かバター）で炒める。
�よГ脳紊�ったパスタとしいたけの湯を切り（ほとんど吸い尽くされているはず）��にほおりこんで炒める。醤油で味を調える。
�ズ未蠅茲�盛り付けて供する。
パスタに出汁がしみこんでいるのでわりといけます。干し海老なんか入れても良し。
追記.はまる氏からのいただきものhttp://www.geocities.jp/whis_shosin/bizan.html
まあこういう世界に浸りたくてトルコまで行くわけですハイ。
| 2005年06月19日(日) | 豊田穣『艦隊山越え』読了 |
朝7時に起床。エウレカ・マジレン・響鬼のコンボと行きたいところだがゴルフ中継のおかげで東映ヒーロータイムがつぶれてしまい不貞寝。
昼過ぎ再起床。新宿まで出かけて東郷精二記念美術館で17〜19世紀フランス美術展を見る。ドロクロワはやっぱどっか好きになれない。今回はそれほどの作品は来ていないが、唯一クールベの大地に根を生やしたような作風に触れて入場料を取り戻す。
普段履きの靴がぼろぼろになっていたので新調。5500円也。
で、帰宅後上述書読了。タイトルでわかる人はわかるがオスマントルコのスルタン・メフメト二世を主人公に1453年のコンスタンティノープルの攻防と陥落を描いた小説。はっきしいってへたくそ。豊田穣は太平洋戦争もののノンフィクションは何冊も読んでいるけど、小説になるとまるで駄目。下手に色恋沙汰とか一騎撃ちとか入れて面白くなるどころか白けるだけ。まあこんな日もあるか。
今日の一行知識
○ハンドルネームとはアメリカの電鍵技師が自分の入力の完璧振りを誇示する為、文章の末尾に打ち込んだ3文字程度のサインに由来。
| 2005年06月18日(土) | 関西では柳影 |
本日は出勤日。3時過ぎまで汽車犬のように働く。今日は新人研修最終日なので一杯呑みに連れて行ってやろうと思ったが諸般の事情で流れる。この業界の裏事情を色々教えてやろうと思ったのに残念。
帰りにカメラ屋に立ち寄ってこないだから調子のよくない愛機キャノンEOS500を修理に出す。1万以上は取られる様子。
仕方が無いから1人で晩酌。夕べ録画した「タイガー＆ドラゴン」見ながらなおし（焼酎に味醂を垂らした和風カクテル）を一杯どころかほぼ一本。流石に吐いてしまう俺馬鹿だ。結局その後爆睡へ。しょうが無いから朝まで寝ます。ぐうう。
今日の一行知識
○漫画家・鳥山明の息子の名前は「佐助」。だいぶ小学校でいじめられたらしい。
○漫画家・吾妻ひでおの子供の名前は「龍一」と「知佳」。坂本龍一と高見知佳に由来。
| 2005年06月17日(金) | 岩波新書『レーニンとロシヤ革命』読了 |
とにかくお仕事。新人研修だの避難訓練などで慌しい一日。
帰宅すると旅行会社より速達。旅の予定決まる。
2005/07/16 19:10成田発
07/17 01:10シンガポール着
（一日シンガポール観光）
07/18 01:00シンガポール発
07/18 07:20アテネ着
（この間ギリシア→クレタ→トルコと周遊）
08/07 13:30イスタンブール発
08/08 07:35シンガポール着
08/08 09:45シンガポール発
08/08 17:35成田着
（いずれも現地時間）
という道筋。飛行機はいずれもトルコ航空。
「ケロロ軍曹」を見ながら買い置きのパスタとスナックエンドウの炒め物（最近はまっている）で夕食。
食後上述書読了。なにしろ初版が1955年なもので社会主義の未来はまだ明るいというか微笑ましさすら感じさせてくれる。
9時より「インビジブル」を観る。やはり男たるもの透明人間になったらエロいこととかエロいこととかエロいこととかやってみたいよな。他にはやっぱエロいこと。
| 2005年06月16日(木) | 憧れの国 |
今日は職場で隣のN野氏とZガンダムで熱い論議になる。
「いまビデオで香港編くらいまで見たんですけどね」
「ああサイコガンダムのでてくるあたりですよね」
「あんなに暗かったとは思いませんでしたね５話で父ちゃん死ぬは６話で母ちゃん死ぬは」
「最終回あたりになると何かの冗談か、というくらいぼろぼろ死にますよ」
いや私はあくまでもファーストガンダム至上主義者なのだ。
というわけで帰宅後魂を正すべく酒かっくらいながら夕べのガンダムを見る。
今回は「コンスコン強襲」
♪こ〜んすこ〜ん小池屋すこーん♪
のコンスコンである。
カムラン・ブルームの哀れな姿にうちのりプレイ小説のセルジェイの末路を見る（読んでない方は「トラベラー」の項目を開いて感想を送るべし）
閑話休題。
図書館に行ってトルコ関係の文献を山のように借りてくる。来月まで当分これ等を読破するつもりだ。もはや気分はすでに上半身ギリシア下半身トルコ。
そういうわけですっかりトルコ漬けの今日この頃なのだが少年の日にエロマンガ島と並んであこがれて止まなかった国がある。
その名も「中央アフリカ帝国」。
なんと素晴らしき響きであるか。「中央」で「アフリカ」ときて止めに「帝国」である。こうなったらその皇帝陛下は頭から角生やして髑髏の杯で生き血のワイン煽りながらライオンの頭撫でているしかないではないか（作画石川賢）。絶対世界征服のアジトはここだろうと地図帳を開くたびに心驚かせたものだ。 これは私だけの感想ではなく、我が心の友ヤン氏も箱館の空の下で同じことを考えていたというから日本中でかなりの数の少年がこの国に憧憬を抱いていたものと類推される。
残念ながらこの国はもう無い。70年代の政変で倒れ今は「中央アフリカ共和国」と改称されているのだ。最初にして最後の皇帝ボガサ一世は今いずこか。「食人大統領」アミンと並んで行方の気になる人物である。
今日の一行知識
○太平洋の小国キリバスは国内に日付変更線が通る世界唯一の国
| 2005年06月15日(水) | 杉山正明『モンゴル帝国の興亡』上下読了 |
本日は千葉県民の日で休み。
「おかあちゃ〜ん、県民の焼きビーフンにピーマンいれんといてな〜」←関西ローカルCMネタ
とにもかくにも8時半に起床。玄米をがっつり食って外出。まずは銀行に立ち寄って市民税納付。ざまあみやがれこん畜生（←なんか怒っている）総武線に揺られて横浜へ。先日見そびれたルーブル展を見る。平日で雨天というのにけっこう混んでる。くそう。
なんといっても最大のみものはアングルの「泉」。女性美を描いた画家としてはルネサンスの破戒僧・フィリッポ・リッピや北方ルネサンスの雄・クラナッハも捨てがたいが、最高傑作を一つ揚げろといわれれば私は迷わずこの絵を推す。この裸体のつややかでかつみずみずしい輝き・はじけるような肌の張りと触れればたふたふと指が潜り込んでいきそうな柔らかさはどうだろう。オルセーで見て以来5年ぶりに恋人に再会した気分で5回くらいは戻ってきて見返す。他にもアングルの作品としては「トルコ風呂」も来ているがやはり「泉」の前にはかすむ。
古典派の大作としてはダヴィッドの「マラーの死」も来日。本来は病弱で全身が潰瘍に冒されていたはずのマーラーが（だから薬湯に浸かっているところを殺された）美しく、ローマ彫刻のような隆々とした肉体で描かれているところが古典主義たる所以か。
ドラクロワも何点か来ているがそれほど感銘を覚えず。やはり彼は大作画家か。強いて言うなら「母虎と戯れる子虎」は虎にたくましさと母性愛を同居させることに成功していると思う。
その他、常設展示でもセザンヌやブラックを堪能。
午後からは旅行代理店めぐり。今年の旅行はギリシア・トルコの旅。
10万1000円現金払いのみか13万8000円クレジットカードOKかの選択に迫られ後者をとる。ところがすでにかなり埋まっているらしく、7月16日発・シンガポールで1日トランジット・8月8日帰国の長旅になることが決定。
なんとしても全旅費を30万で賄ってやることを決意。
その後紀伊国屋書店へ。ついついトルコ関係の書籍を5000円買ってしまう。いい加減腹が減ったので外食をしたいが我慢我慢。帰宅後レバニラ炒めで夕食。これから一月は倹約第一。
で、電車の中で読んだのが上述書上巻。「モンゴル帝国史を描くためには漢籍・ペルシャ語・トルコ語・モンゴル語が出来なきゃならないくどくどくど」という愚痴は杉山氏毎度のご愛嬌。
やはり大家の文章だけあって行間からテムジンが、オゴタイが、ジュチが、フラグが、スブダイが、フビライが陽炎のように立ち上がってくる。暗殺教団イスマイール派とフラグの丁々発止のやり取りなんて誠に面白い。（ニザーム・アルムルクって暗殺教団に殺られてたのね初めて知った）その反面、賢臣・耶律楚材やマムルーク朝最高のスルタン・バイバルスのイメージが下方修正されたのも確か。
夕食後下巻に取り組む。
「英雄」でも「天才」でもない「巨大なる凡人」フビライによって計画・建設された大元帝国とその縮図たる帝都・大都の設計には目を見張らせるものがある。運河を都市内まで引き入れ、外洋と結びつけてまで「陸の帝国」モンゴル帝国を海上帝国へ変貌させようとしたエネルギーはなんだったのか。
また、フビライの治世に30年にわたって抵抗を続けたハイドゥの乱の原動力を、「大改革者」フビライの辣腕についていけなくなったモンゴル将兵がハイドゥの陣営を逃げ場にしていた、つまりハイドゥの乱を支え続けたのはフビライ自身だ、という解釈は面白い。
今日の一行知識
○モンゴル軍の軍馬は現在の規格ではポニーにあたる。
| 2005年06月14日(火) | 岩波新書『パレスチナ』読了 |
7時起床。玄米に生卵ぶっかけて描き込むと昼飯いらず。
本日は仕事の予定がずれてひたすら事務仕事を片付ける。
するってえと私の後ろで同僚の方々の間に突如盛り上がるガンダム談義。入りたい、いやここは我慢！しかも話題はZガンダム！ここでZガンダム否定論争なんてやらかそうものなら浮き上がるは必定！ふっ真の漢が愛するものはファーストガンダムONLYなのさ。
で、帰宅後上述書読了。
無論イスラエル軍が正義の軍隊とは思っていなかったが、その真の姿を本書は赤裸々に告発している。
かなりどうしようもないと思ったのが、本来平和であれば観光立国化も可能であるイスラエルが（ちなみにイスラエル・シリア・エジプトの観光客は年間400万人でスペインの10分の１）経済が困窮するたびに周辺国との戦争により国民の不満をそらし、その必然としてパレスチナ紛争は激化。ますます観光私有乳が落ち込むという悪循環に陥っていることだ。私もこんな状況で無かったら一度はイェルサレムにはいってみたいのに現状でいくのはまさに命がけ。金のなる木を自ら切り倒しているこの国の泥沼の現状はどうにかならないものか。
追記.マイケルジャクソン勝訴。無罪とか何とかよりももはや彼は人類の法が届かない範疇にいってしまった気がするのは俺だけか？まさに「白黒つかない」し。
追追記.井川慶復活！
今日の一行知識：イスラエルは女性徴兵制度のある世界唯一の国。
| 2005年06月13日(月) | いい汗かいた（つもり） |
本日は「俺様は何したわけでもないけど運動したつもりになる」日。
朝7時起床で弁当の支度。いかめし・タンドリーチキン・出汁巻き卵・スナックエンドウの炒め物。
以下イカ飯のレシピ
材料スルメイカ・もち米・醤油・味醂・出し汁
�，發訴討魄貳嫂紊膨劼韻�
�▲ぅ�を捌いて肝臓の中身を搾り出し足は細かく切る。
��イカの胴体をよく洗い、臭みけしに酒をたらす
�き，豊△鮑�ぜる
�キ�に�い鮗景�目詰めて爪楊枝で封をする。
�Νイ鮠潴�・味醂・出し汁で20分煮る。
ここでつい他の料理にかまけて30分煮たら煮汁が蒸発して矢鱈硬くなってしまった。
しかも爪楊枝が使い捨て弁当箱を突き破ってしまい煮汁がたらたらこぼれる羽目に。とほほ。
出汁巻き卵はみなに好評だったのでよしとするか。
マジで腹立つこともあったが（人の仕事中にねてるなよ）まあ結局はなんやかんやで楽しく一日過ごす。
帰宅後、「エマ」と「西遊記」の録画を見ながら晩酌。やっぱ夏目雅子綺麗だわ。また毎週一時間も特撮番組やっていたとはええ時代やったんやなあ、と思う。
今日の一行知識
○娑悟浄は河童ではない。行者といわれるお河童頭の僧侶の姿。
| 2005年06月12日(日) | 北方『水滸伝』17巻読了 |
結局3時過ぎに起床。ビデオのミスで「東映ヒールルルルオオオータイム」をとり損ねていたので５ｃｍ凹む。
あまりの暑さに近所の電気屋で見つけた2000円の扇風機購入。いやクーラーもあるのだがこの季節からクーラーに頼るのは体に悪かろうと思って。
ともかくもとろとろしつつも上述書読了。たしか17巻完結だったのがいつのまにか19巻に伸びてやんの。まあいつ終わるとも知れんグインサーガよりましか。双槍将・董平、大刀・関勝も戦死。そろそろ武将不足になるのでは。魯達も死んだが、彼の死に方は本編どおり「海嘯を聞いて入滅」して欲しかった。やはりアレは水滸伝で一番美しいシーンだ。
で、ひさびさにTOP絵変更。ビクトリア朝の貴族のお嬢様と御つきの執事を狙ったのだがどうか。感想もとむ。
その後、明日の弁当の仕込み。イカを捌き、もち米を水に浸し、タンドリーチキンを漬け込む。明日が楽しみ楽しみ。
今日の一行知識
○イカは空を飛べる。
○イカを漢字で烏賊と書くのは、イカが死体の振りをして海面に漂ってきたところを襲ってきた烏を海中に引き釣りこんで捕食する、という中国の伝承による。
| 2005年06月11日(土) | ストレス発散の日 |
とにかく疲れがたまっていたので24時間爆睡。合間合間にパスタ茹でたりチャーハン作った記憶はあるので飯だけは食っていたらしい。夕方起床。
その後新宿へ車内で『トリポッド４』読了。
8時半、歌舞伎町の名古屋風居酒屋で某職業運転手F氏主催の若獅子会の飲み会。Zガンダム劇場版の話題を中心に、ホッピー片手に味噌カツ・土手煮・味噌串カツ・鶏の手羽先揚げ・ざるきしめん・小倉バゲットと名古屋の幸を満喫。その後朝までカラオケに乱入。各種アニソン・特撮ソングを血管ぶち切れるまで熱唱。布施明の「少年よ」をはじめて歌う。明け方5時へとへとになって帰宅。帰りの車内で『さおだけ屋はなぜつぶれないか』を読了。思っていたような本じゃなくて残念。へとへとになって帰宅。昔は徹夜カラオケくらい平気だったんだけどなあ。
| 2005年06月10日(金) | 疲れたにゃああ |
今日は朝からバタバタ忙しくてへとへと。帰宅後はレバニラ炒めとシューマイを肴に4日ぶりにビール。そのまま寝入ってしまったので「タイガー＆ドラゴン」を見過ごす。もう今日はこのまま朝まで寝ますわ。バタン
今日の一行知識：
○電車の乗車率100%とは欧米では座席を埋まった状態をさすが、日本ではつり革もふさがった状態をさす。
○物理的限界は300％とされているが丸の内線などでは300％を突破する場合がある。
| 2005年06月09日(木) | 梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』読了 |
本日も馬車馬のようにお仕事。もっとも今日は新人相手にしていたほうが長かったような気もする。
帰宅後夕食。昨日漬け込んだタンドリーチキンを炙るわけだがそれだけでは栄養が偏るので添え物にニラ炒めインド風を作る。
以下作りかた
材料 ニラ一束・玉葱一個・グリーンピース一袋・卵一個・塩・クミン
�ゞ滅�をみじん切りにする。ニラは1cmほどに刻む。
��玉葱をいため、火が通ったところで刻んだクミンを入れる。
��グリーンピース・ニラを入れる
�げ个�通ったところで溶き卵をいれ塩で味を調える
�ズ未蠅茲�盛り付けて供する。
早速焼きあがったタンドリーチキンを食する。タンドリーチキンというよりはチキンのソテー・カレーヨーグルト風味（←クマのぷーさんか）といった感じだが悪くない。あざとーす様には爵位認定。
飯食いながら夕べのガンダムを見る。今回は待ちに待ったモビルアーマー・我らのヒーロー・ザクレロ登場の回である。
♪ビームサーベル、低くしてザクレロ♪と歌われ
（↑「夏のお嬢さん」のメロディで歌え（命令））
♪ざっくれろ〜（へいへい〜）
♪ざっくれろ〜（どっこい〜）
That’ｓ黒飴ざっくれろ♪と称えられたザクレロである（←それは那智黒）
わーへちょい。しかも対決するのはガンタンク。ガンダムきっての迷カード！三分ももたないでやんの。あーワロタワロタ。
意外と知られていない話だがこの宇宙翔けるカマイタチ・ザクレロにはガイア・マッシュ・オルテガの黒い三連星が搭乗する予定であったのだ。ガイアが突き飛ばし、マッシュが鎌で切り、オルテガが血止めを塗る。この設定は『ガンダムセンチュリー』にも書かれていない今俺が考えたから。
さて上述書。今年の夏はトルコだと騒いでいたら同僚に勧められた一冊。
世紀末、老大国トルコの都イスタンブールに研究者として招待されて滞在する主人公エフェンディ（学者先生の意）村田の交遊録の形式をとった小説。筋らしい筋は無いが、帝国主義のアジア侵略の風潮を背景に、哲学的なギリシア人・理に走るドイツ人・神秘的なトルコの霊媒師たちとの交流の中で往年のトルコの町の風景が真夏の陽炎のように揺らぎながら浮かび上がってくる。土耳古・希臘・羅馬・波斯・亜剌比亜といった漢字表記がノスタルジイを通り越した新鮮さを誘う。なんだか頁の隅々から西アジア特有のスパイスの香り（それと一滴の醤油の香り）が漂い、「異邦人」を口ずさみたくなる一冊。
| 2005年06月08日(水) | 『トリポッド３』読了 |
本日は職場検診で胃の検査をするので朝食抜き・水一滴呑まずに出勤。
朝からいきなりバリウムいっき。モーニングコーヒーならぬモーニングバリウム。あまりの空腹と渇きゆえにバリウムに「潤い」を感じてしまった己が不憫。
で、撮影台に載せられて「仰向けになれ」とか「俯けになれ」とか「右ケツ上げろ」とか「左ケツ上げろ」とか「俺のケツを舐めろ」とかいわれたい放題にぐるぐる廻されて気分はもう豚の丸焼き。
こんがり焼けあがったところでお仕事へ。下剤が効いて仕事の合間合間にトイレに駆け込む羽目に。
帰宅後、あざとーす様の指示に従い段取りをきちんとタンドリーチキンを仕込む。
以下あざとーす様に教えていただいたレシピ
○材料
・鶏モモ肉１枚、玉葱１／２個、プレーンヨーグルト適量、カレーパウダー
塩（調味料はお好みで加減して下さい）
�〃椒皀眛�１枚を用意。皮に竹串かフォークでぐさぐさと
穴をあけます。塩を小さじ１／２程度全体にすりつけ、カレーパウダーを
全体に振りかけて（適宜）、肉によく揉み込んでおきます。
��玉葱１／２個をすりおろし、同量のプレーンヨーグルトとよく
混ぜ合わせた物を、蓋付きの容器に入れ、�，侶榮�を入れて
全体の表面によく塗りつけてから蓋をして、一晩冷蔵庫に容器を
入れて漬け込みます。
���△侶榮�を容器から出し、表面のヨーグルトを適宜落として、
オーブントースター、オーブン、ガス台のグリル等で15〜20分程
焼きます。（焦げすぎずに、しっかり中まで火を通したいときは
焼いた後にレンジで１〜２分加熱します）
※鶏肉は、皮付きでも皮なしでもＯＫです。（穴あけはしてくださいね）
どーでもいいが玉ねぎ摩り下ろす段階で涙ぽろぽろこぼれてしまういかないで。
明日の晩の楽しみが出来る。
さて上述書。
本巻では、主人公達は自由人のアジトで訓練をうけ、トリポッドの本拠地に侵入する。そこでトリポッドを操る宇宙人たちの姿を見、彼らのメンタリティと地球征服のための最終計画を知る。人類に残された時間はあと4年。果たしてこの貴重な情報を抱えて主人公はトリポッドの都市を脱出できるのだろうか……。というのが筋書き。なによりも児童文学の範囲内で描かれた異姓人たちの異様な生態には唸らされる。最終巻は明日以降の楽しみに、ということでお休み。
今日の一行知識
○ハチドリの一種は毎晩冬眠状態になる。
| 2005年06月07日(火) | 『トリポッド２』読了 |
なんだか疲れが抜けきってなかったので早めに帰宅することに決定。午後になってからエンジンがあったまってきたのは皮肉な話である。
帰宅後晩酌。先日道晴奥さんにビール券を貰ったのでちょっと贅沢に恵比寿ビール。肴は金平の残り・スナックエンドウ炒めと昨日の「西遊記」。昨夜のガガガFをとり損ねていたのはやや悲しいがそれを埋め合わせて余りある面白さ。♪ガンダ〜ラガンダ〜ラ愛の〜国ガンダ〜ら♪。明日は胃の検診で朝食抜き決定なので夕飯をたっぷりかき込む。
仮眠してから上述書。大人からの支配と引き換えに得られる安寧な生活を拒み、自由の地を目指して旅立つ少年を主人公にしたジュブナイルの定番。（この手のテーマなら斉藤敦夫の『グリッグの冒険』が白眉）
とにもかくにも主人公達は旅を続け、途中で飼い殺しにされる誘惑（『グリッグ』のこの場面は実に素晴らしかった）を退け、ついには自由民の里へたどり着く。ここで1巻は終了。以後の冒険と謎の侵略ロボット・トリボットの正体は続巻へという所。続きは明日のお楽しみ、ということにしましてもう寝ます。ぐうう。
今日の一行知識
○マーガリンはナポレオン3世に発明された。
| 2005年06月06日(月) | 蓮池薫訳『孤将』読了 |
8時出勤。今日も今日とて新人いじり（いびりじゃないよ）先輩風をビュービュー吹かせまくる。
5時過ぎに退社して医者による。
帰宅後エアチェックすると「水滸伝」の後番組が「西遊記」（無論夏目雅子版）であることが判明。やりー。ビデオ予約残しといてよかったよ。早速見ようと思ったが上述書を読みたいので明日まで我慢。
ニュースで御覧になった向きも多かろうが本書訳者の蓮池氏は北朝鮮の拉致被害者。おかげでずい分話題になったがそのタイトルを聞いた時から渋れるものを感じた。
新聞で詳細を確かめると、やはり主人公は朝鮮二大英雄（もう1人は伊藤博文を暗殺した安重根）の1人、文禄・慶長の役の折、日本海軍の制海権をたった一人で妨害し、朝鮮軍を勝利に導いた海将軍・李舜臣を主人公にした歴史小説。
おそらく海軍史上彼に比肩する人物はネルソンくらいだろう。かの東郷平八郎をして「自分は李舜臣には劣る」と言わしめた天才である。
彼の凄みはどこにあるか。亀甲船（装甲艦）に着目し、これを中核に据えた艦隊を編成して日本艦隊を撃破すること数十度、という点も確かだが、同僚・元均提督の嫉妬を買い本国に召還され（朝鮮では人の恨みを買うこと事態が不徳の罪に問われた）、はては白衣従軍（一兵卒として戦い罪を購うこと）を命じられている間に元均指揮下の艦隊は壊滅。再び提督にかえりさくも全く戦意の無い明からの援軍に足を引っ張られ続ける始末。そして日本軍総引き上げの日、最後の襲撃を陣頭指揮し、銃弾に倒れるという劇的な最後。およそ外にも中にも敵を抱え込んだその姿は「孤将」の名こそがふさわしい。
実は李舜臣は私も一度書いてみたいテーマであって、うちにも彼の伝記は日韓そろって４．５冊ほどある。私の構想としてはこの巨人の内面をのぞき見ることなく等身大の英雄として描くために彼の副官を創作し、この人物を話者としてドラマを進めるつもりだった。
ところが本作の著者金庸はなんと李舜臣の一人称で本作を書き上げている。いわば世界海鮮史上最大の巨人の体内に入り込むことにチャレンジしているのである。（はたして英文学にはネルソンの一人称小説はあるのだろうか？）
一人称歴史小説は難しい。何しろ視点が固定されるため戦場を鳥瞰的に見渡すことが許されない上に常に英雄と称される人物の生身の姿を描かねばならない。一歩間違えば英雄が腹のそこからの人間離れした英雄になったり、もしくは卑近な俗人に引き落とすことになる。
本書はその難関に見事成功している。主人公は女の股座に塩辛のにおいを感じ、息子の死に号泣するまごうこと無い人間である。上記のようなあたり一面的だらけの状況で真の敵は敵に生身の人間を感じてしまう己の弱さを感じてしまう（作中の表現で言えば「刀で切れない敵）自分自身の信念の揺らぎである。その上で「戦死」することを「自然死」と言い切る真の戦士でもある。そして彼は真の戦死でありたがために常に敵を求めて前進を続ける宿命を背負う。その「自然死」に至るまで。
この二つの人格にリアリティを与えているのはトリビアルなまでに視覚的な風景描写・心情描写であろう。戦場には常に硝煙と血と死臭が立ちこめ、戦勝後は兵士達は塩漬けにした生首から滴り落ちる体液にまみれながら飯をかき込む。兵士達の傷口には蛆が沸き、李舜臣の体にはしらみがたかる。読者をまさに400年前の戦場にタイムスリップさせてくれる。
まさに圧巻された一冊。ただ気になるのはこれ本当に蓮池さんが訳しているのか？彼は韓国語には堪能でもこれほど見事に日本語を操ることは出来るのか？まあ名前貸しだけでゴーストライターが訳していても一向に構わないから蓮池ブランドを最大に生かしてこの出版不況の日本に朝鮮の歴史小説の名作がじゃんじゃん翻訳されることを望む。
今日の一行知識
○6月6日はロールケーキの日。その形状に由来。
| 2005年06月05日(日) | うとうととろとろ |
7時に一旦起床。エウレカ・マジレン・響鬼と通しで見ながら朝食。響鬼はあれじゃのう。明日夢少年ｊは完璧に響鬼に惚れとるのう。お稚児さん希望確実だのう。ガールフレンド（？）がたずねてきても話題は響鬼のことばかりだし。まあそれも青春の一形態だ。うん。
ともかくも腹の皮が突っ張れば目の皮がたるむのが世の常というものでとろとろと仮眠。目覚めると１時過ぎ。昼食を食べながら夕べの「バジリスク」を見る。お胡夷姐さん非業の最期。腹の皮が突っ張れば目の皮がたるむのが世の常というものでとろとろと仮眠。目覚めれば6時過ぎ。夕食にはレンコンの金平とシーザーズサラダを作る。
腹の皮が突っ張れば目の皮がたるむのが世の常というものでとろとろと仮眠といきたい所なのだがここで眠ってしまえば夜寝られなくなるので我慢してウォーキングの後は風呂場の掃除・洗濯とたまっていた家事をかたづけて読書。
『トリポッド』１読了。子供向けと思えば案外ハードな侵略物。正確にはこの1巻は全3巻として書かれた作品のエピソード１として書かれたものとのこと。
『エマ』を見ながら寝酒。ここからがドラマチックに、というか思いっきりなラブロマンスになっていくんだよなあ。畳かきむしりながら観なきゃならん。
では皆さんおやすみなさい。
追記.ああ！今日トップ絵更新するつもりだったのに忘れてた〜。
追々記.最近一日のヒット数が５割り増しでめでたいめでたいわっはっは。
ほんでもって「初年兵の間」については誰が何書いてくれても自由ですよ。サイトの感想なんて書いてくれると（特にtraveller小説）やる気１０割増なんで皆様４６４９．
| 2005年06月04日(土) | たこたこ焼き焼き |
この日本でべっきぃというとこの私・私ただ1人であります！と故・春風亭柳昇師匠のようなことをいいたいところですけど結構いますね。
あー勘違いされている向きも多いでしょうが、このべっきぃという名前はかれこれ12.3年くらい昔に友人のG田氏につけられたあだ名です。何しろ高校時代なんてろくなあだ名がなかったもんで（顔が悪いから「カオ」なんてのはあんまりだろう）結構気に入りましてハンドルネームにもしている次第。もっとも本名をもじったものでありますから結構検索されやすい、という問題もありますが。
で、日記本題。
本日午前中はお仕事。昼過ぎに3ヶ月ぶりの来客在り。見違えるほど綺麗になっていたのに驚く。30分ほど話した後、来週の準備をさくさく片付けて3時過ぎに帰宅。
例のガンダムのDVDのコピーを受け取りに道晴邸へ。旬の枇杷と『エマ』の5巻（嫁さんのリクエスト）が手土産。
道晴ファミリー（奥さんと4歳の娘さん）とたこ焼きパーティー。種にチーズやハムくらいはともかく、煮込んだ人参だの明太子なんぞも入れたり、油をかけてくるくる回したりせわしないながらも楽しい夕食也。鍋奉行ならぬたこ焼き奉行というのはいいかもしれない。
食後は娘さんの倣子（よりこ）ちゃんとジグソーパズルをやって遊ぶ。
帰宅後に「チューボーですよ」を見ながらナイトキャップにズブロッカ。
ふりかえってみると慌しいながらもずい分充実した一週間でありました。こんな楽しい仕事をしていて給料貰ってていいのかなあ。
今日の一行知識
○明治時代、社会主義が弾圧された折には「昆虫の社会」という本も出版禁止にされた。
○中国語の「ニーハオ」とは20世紀に身分制度に喧しい中国社会で「helloのように対等に使える挨拶」として創られた言葉。
○蛇のペニスは二本ある。
| 2005年06月03日(金) | 網野さんダイエット |
日本史学の泰斗・網野善彦。享年79。代表作は民俗史の視点から日本のダイエット史を研究した『肥形の王権』。←いきなり駄洒落ねたは止めれ。
そういや『宇治拾位物語』にダイエット貴族の話が出てきますな。医者に「だぶだぶの水漬けを主食にして空腹を抑えなさい」と薦められるんだけど水はおしるし程度にちょろちょろかけるだけで何膳も掻きこむんで全然成果があがらない、て話。
早朝5時、便意にまどろみをおかされる。またしても尾篭な話で申し訳ないが下痢も下痢。ゲーリーオールドマン級爆死的下痢である。しょうがないので中国で買った下痢止め（日本の薬事法では禁止されている成分が入っているので強力）を飲んで2時間ばかりトイレと布団をいったりきたりしているうちになんとかおさまる。そういうわけで朝食は薄めの味噌汁のみ。脱水症状を防ぐための水分補給でもあるのだが、今啜っているものはさっきまで排泄を繰り返していたものに見かけは酷似していることに気付いたさわやかな朝。
仕事は相変わらず馬車馬状態。昼食も絶食すべきかと思ったのだが空腹に耐え切れず昼過ぎに消化によさげなバナナですます。
で、職場にいらした人が昭和最後の日・昭和64年1月7日生まれと聞いて驚愕。ああた、あれですよ。あの「冷めたピザ」小渕さんが「平成」の看板突き出してた時におんぎゃああゆうたはったんですよこの人は。するってえと俺が親指大の験勉（受験勉強の略）をしてた頃はおかんのおなかの中はおろか、おとん（以下自主規制）
で、職場は新人研修中。俺の下には新人はついていないのだが、それでもそれなりに多忙。なにしろ「俺の仕事はいつも完璧いつでも見にいらっしゃい」なんて大口叩いている都合上、仕事の準備に日頃の２割り増しは力が入る（いや日頃手を抜いているわけではないので為念）。まあそれで損する人はいないからいいのだが。がんばれ新人諸君。無免許で人体実験できるのはうちくらいだぞ。苦しい時にはにやりと笑え傍から見てみな漢だぜ（←ちがう）。
へとへとになって帰宅したので今夜もいいちこ。飯（玄米）を食するよりは消化不要の酒の方が胃に優しいに違いない（多分）
晩酌の肴は「ケロロ軍曹」とカツオのたたき。
「こら！カツオお待ち！」
「勘弁してよ姉さ〜ん！」
ボグァ！（金属バットを喰らって頭蓋骨が陥没した音）
おだまんなさい誰がカツオのたたきの製造法を聞きました？。
その後はちばTVで阪神×ロッテ戦を見る。
なにいい１アウト・ランナー２塁で金本を敬遠〜？塁を詰めて併殺打策といっても次は打点王・今岡だぞ舐めやがって……やった！３ランホームラン!!。さらには俺の贔屓の檜山（S44年7月1日生まれと俺の生年月日と11日しか違わない上に同じく京都出身だから）の連続ホームラン!!!。よっしゃあああああ!!!!もらったああああ阪神舐めんなよごらああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!
今日の「タイガー＆ドラゴン」は「出来心」裏は丈夫で暖か寝冷えをしないように花色木綿。
なんでもこの作品の落語監修引き受けている盟友・春風亭昇輔氏によると「西田俊之は林家こん平よりよっぽど上手い」とのことでわしもそう思う。だが、西田の演じるどん兵衛の「出来心」の二つの落ちについては聞き手の間合いがワンテンポおかしいのではないか。なんにせよこのドラマで落語ファンが一人でも増えることを望む。
今日は疲れたんでもう寝ますぐうう。
今日の一行知識.茸を生焼けで食するのは危険。体内で胞子が発芽する恐れがあるため。
| 2005年06月02日(木) | オーブリーシリーズ新刊読了 |
今日も一日お仕事。馬車馬のように働いて綿のように疲れて帰る（ところで「綿のように」って綿ってそんなに疲れているものなのか？うちの布団から労働条件改善の要求は一度もでたことはないのだが）またよせばいいのに新人いじり（いびりじゃないよ）。大言壮語の大安売り先輩風びゅーびゅー。
で、えーと、
先々日の婚約云々というのはネタというか
職場で出たジョーク
でありまして……。
皆さんあの文章見てそんなに本気にされました？「マジな文章のところどころに真顔でギャグ振る」というのは俺の文章芸（そして話芸）として認知されていると思いこんでいたのだが。（あーそういや「探偵物語」であったよな。ラーメン屋の姉ちゃんに「結婚しようか？」て冗談いったら本気にされて追っかけてこられる、て話。ラストの「自惚れワルツ」が効いてた）ちなみに昨日の日記の「今後の楽しい考え」とは夏休みの海外旅行（これが楽しみで働いてるんだよ！）の計画のことであります。
やはりギャグで書いたときには末尾に（笑）とつけねばならないのか。俺は（笑）にともなう「やだなあ今言ったことはギャグなんですよなにマジになってんですか今度はこっちのお客さん中心に攻めようと思います」といった林家三平的笑いの構造（筒井康隆言うところの「フォニイ落語」）が大嫌いなのでやりたくないのだが。
このままほっておこうかとも思いましたが向こう様に迷惑がおよんでもなんなのでこの話はこの辺でお開きで。あ、向こう様はいやでしょうが小生といたしましては今後愛をはぐくんでいくことには全くやぶさかではありませんのでそこんとこ夜労死苦（笑←だからこれがいやなんだって）
で、帰宅後「いいちこ」あおりながら上述書読了。このシリーズの醍醐味は「船のことは何でも知っているがほかのことは全く知らない」艦長「ラッキー」ジャック・オーブリーと、「何でも知っているんだけど船のことだけは全く知らない」Dr. マチュリンの漫才コンビの掛け合いにあると思うのだがどうか。言い換えると他のシーンは冗長そのものでかなりの忍耐力が必要。全600Pで戦闘シーンらしいものが１カットしかないのはこのシリーズくらいだぞ。もおしかたがないから全20巻ついてきますとも『グインサーガ』101巻未完結よりは楽だろうし（20巻くらいまでは付き合った）
○今日の一行知識：「真綿」とは絹のことである。
追記.おお！ついにアストロ球団ＴＶ放送予定決定！てっきり木９かと思ってたよ。♪男なら〜やってみな〜（←応援歌）
追々記.38000番を踏んだ方は速やかに投降しなさい。横井さ〜ん、戦争は終わったぞ〜！
| 2005年06月01日(水) | コンラッド『闇の奥』読了 |
夕べはついつい今後の楽しい想像にふけってしまい3時過ぎまで目がさえて寝られず。おかげで3時間睡眠で出勤。
仕事中睡魔に襲われはしなかったが、ナチュラルハイになってしまい、異常にテンションの高い一日へ。残業時間限界（といってもうちの職場は6時半強制退社なのだが）まで粘って御仕事するも最後にトンビに油げさらわれたのはちと残念。
で、夕食後ウォーキング。
私のウォーキングコースはいつもとなり駅の本八幡まで行き、駅前の本屋で立ち読みして引き返す、というルーチンである。そこで尾篭な話で申し訳ないが本屋の中でどうしようもない便意をもよおしてしまい、トイレを借りるためやむを得ず買ったのが上述書。
これ、『本の雑誌』でも特集されてたけど、本屋で便意を催す人というのはかなり多い。インクの臭いが便意をさそうのではないか、とか色々いわれているが便秘で御悩みの方は本屋（特に古本屋が効果大）で立ち読みしてみることをお勧めする。
さて書評。前から一度読もう読もうと思っていたので160ｐ一気読み。
19世紀の「暗黒の魔境」コンゴ川を舞台にしたこの小説、いわずとしれたことだがコッポラの「地獄の黙示録」の原案である。
しかしながらこの筋道があるのかないのかよくわからない迷宮のような小説を読み薦めるうちに気付くのは、
『闇』の主人公マーロウ＝『黙示録』の主人公ウィラード大尉
『闇』の黒幕クルツ＝『黙示録』の黒幕カーツ大佐
『闇』の舞台・19世紀末のザイール川＝『黙示録』の舞台・ベトナム戦争中のメコン川
『闇』の任務・クルツの捜索救出＝『黙示録』の任務・カーツの暗殺
と、いう相違点を除いていった上に残るものは何かということだ。
つまり『黙示録』の「ワルキューレの騎行」に代表される戦闘シーンは客寄せのネタにすぎず、コッポラが真に描きたかったものは現実のものとも主人公の深層心理とも区別のつかない「闇の奥」へどこまでもさまよいこんでいく一種の「ロードムーヴィー」ではなかったのかという気になったのである。
なんだか書評のつもりが映画評になってしまったがまあそれもいいか。
追記.本日の『そのとき、歴史は動いた』は宝暦の治水工事。「風雲児」そのままの展開。ゲストがみなもと太郎じゃないのが不思議なくらい。あの漫画、みなもと先生の創作がもっと入ってると思ってたけど史実そのままなのね。
あの時代、幕府の圧力に対し「民のため戦うのが武士の本分」と言い切って薩摩武士を率い、美濃尾張の治水工事に乗り込んだ平田靭負には惚れるしびれるあこがれる。
見損ねた方は来週の再放送を。
追々記.井川ついに二軍落ち……嗚呼……
追々々記.ガンダム再び宇宙編へ。「手の空いているものは左舷を見ろ、フラミンゴの群れだ。」
「外人さん」スレッガーの声はやはり劇場版の井上真樹夫よりTV版の玄田哲章のほうがいいよな。
さあ次回はいよいよみんなのアイドル・ザクレロだ！
ちなみに以前からよくもめていたトクワンの階級は大尉でした。
