委員長の日記
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2004年04月28日(水) 風に吹かれて…

この5年間、地域の保育園や幼稚園、区民センターの音楽室などで、乳幼児とその保護者を対象にした「童謡コンサート」を計100回以上やってきた。
最初は、生の音楽を届けたい!というシンプルな思いだったのだが、子ども達を取り巻く様々な状況を見ていくうちに、
私達の伝えたい思いを、プログラムに盛り込んでいくようになった。

アメリカでの飛行機テロのあと、三味線てっちゃんがどうしても歌いたいといって盛り込んだ歌がある。


*風に吹かれて*

BLOWIN'IN THE WIND


WordMusic by Dylan
訳詩:忌野きよしろう
補作:まる・ちこす


どれだけ遠くまで歩けば おとなになれるの?
どれだけ金を払えば 満足できるの?
どれだけミサイルが飛んだら 戦争が終わるの?

いいかいぼうや その答えは
風が知ってるだけさ

いつまで追っかけられたら 静かに眠れるの?
どれだけテレビが歌えば 自由になれるの?
いつまでニュースを見てたら 平和な日が来るの?

いいかいぼうや その答えは
風が知ってるだけさ

どれだけ強くなったら 安心できるの?
どれだけ嘘をついたら 信用できるの?
いつまで傷つけあったら 仲良くできるの?

いいかいぼうや その答えは
風が知ってるだけさ

どれだけ風が吹いたら 解決できるの?
どれだけ人が死んだら 悲しくなくなるの?
どれだけ子どもが飢えたら 何かができるの?

いいかいぼうや その答えは
風が知ってるだけさ

いいかいぼうや その答えは
風が知ってるだけさ






2004年04月15日(木) 本当のことを知って欲しい

私のパソコンには、4月8日以来、連日のように、イラクで拘束された日本人の方達を心配し支援していらっしゃる皆さんからのメールが、昼夜を問わず送られてくる。
そのメールを見るたびに、励まされ、また自分に何ができるのだろうかということを問いかけている。
事件は一向に進展を見せず、その理由が何であるのかその真相は明確ではない。
私達の知らないところで、もっと大きな力が動いているのかもしれない。
しかし、人間として、今、明らかに生命の危険にさらされている人たちのことや、その家族に対して、誹謗中傷をしたり、嫌がらせをしたり、あろうことか、それを個人のレベルではなく、衆人の目に触れる週刊誌までが扇動している。
これが、3人が、無事に帰国し、そのことに対して釈明できる状態であるならばまだしも、本人達が何もできない状況でそのような行為に及ぶということは、欠席裁判にも等しく、民主主義国家としてはあるまじき行為だと思う。

以下は、そのたくさんのメールの中から、今日、私の元に送られてきた1通の転載です。

*********以下転載*********



 JVCの佐藤真紀さんから来た、高遠菜穂子さんについて書かれたメールをそのまま掲載します。一部の心ない方やメディアが、高遠さん達を中傷していますが、なぜ、そういうことをするのか、私には理解できないし、理解しようとも思いません。高遠さんの活動をよく知る佐藤真紀さんの文章を読んで、そういう中傷がいかに不当なものであるか知ってください。


皆様、事態が解決しないので疲労が蓄積しています。
高遠さんが今までもファルージャの人々のことを一生懸命考えていたことをファルージャの人々は思い出してほしいです。(転送可)



【高遠さんと一緒にファルージャの病院を支援したときのこと】


佐藤真紀 日本国際ボランティアセンター


 昨年の5月だった。バグダッドが陥落した直後の救援活動もひとだんらくしたころ当時泊まっていたアルハムラホテルには、ジャーナリストが訪ねてきたりしていたが、緊急状態が終わるとぴたりとそういった来客も途絶えた。かわりに何かボランティアで手伝えないかという若者たちがちらほら尋ねてくるようになった。そんな中に高遠さんがいた。みんなで話しているうちに、停電になった。夜は銃声が聞こえて危ないので朝方まで仮眠を取ることになった。

 高遠さんは、いつも何かを訴えていたし怒っていた。「30になったらボランティアをしようと思った」そしてカンボジアのエイズホスピスやインドのマザーテレサのところでボランティアをしてきた。「インドやカンボジアで子どもたちが待っている。戻らなくてはいけない。でもイラクは気になる」といっていた。

 彼女はいろいろな話を持ってきた。7月には、「ラマディ、ファルージャは大変なことになっていますよ。モスクは破壊されるし、戦争はまだ終わっていない。米軍が封鎖してしまい、外からの物資が入ってこない。病院には何もなかった。NGOも怖がって入らない」バグダッドでは復興に浮かれて多くのNGOが活動を開始していたし、なんとなく人道支援を掲げた、いかがわしいイラク人によるNGOなども出来ていた。

彼女は、いつも一番困っている人に目が行った。
 そこでぼくたちは相談して医薬品を若干買い込んで、病院に届けることにした。ファルージャは緊迫していた。町に着くなり住民が群がってくる。アメリカ人の蛮行を訴える人たち。


「米軍はモスクを攻撃したんだ」

家に案内してもらうとサダム・フセインの肖像画を大切に持っていた。ここの人たちは、未だにサダムを崇拝していた。バグダッドではそういった類のものはすべて破り捨てられていたのに。

 病院でも米兵の横柄な態度に、苦情が寄せられていた。ヘリコプターは低空飛行し時折ジープが行き交う。
 薬を届けると早々にバグダッドに向かうことにした。

 途中、米軍のジープがわれわれの車を追い抜いたと思うと、銃を向け、止まれと合図をする。
車が止まると短銃を構えた兵士が、何人か降りてきて、私たちを調べだした。
何でも、どこからか通報がはいったという。
大声で叫びながら銃を向ける米兵。
私がイラクにいて一番恐怖を感じたのはこのときかもしれない。

このような状況だから、誰も怖くて近寄れない。だからこそ、高遠さんは援助が必要なんだと言っていた。

 もうひとつ彼女が力を入れていたのがストリートチルドレンの保護だ。


「アンパンパトロール!」

といってホテルの前でシンナーを吸っている子どもたちからシンナーを取り上げる。体を張っている。

「シンナーを取り上げたら噛みつかれました。」

彼女の腕には歯型がついている。それでもうれしそうに子どもの描いた絵を見せてくれる。

「蛇を書く子が多い。何か深い意味があるのかしら」
「蛇は蛇でしょう」


 ちょうどフランスのNGOが子どもの施設をつくっていたので彼女を連れて行ったことがある。

「ここでボランティアしてみたら?」

そして私は日本に帰国した。
 その後、8月19日に国連の本部が爆破された。高遠さんも国連の事務所にはインターネットがあるので良く通っていたので安否が気づかわれたが無事だった。その後私たちはすれ違い、会うことがなかった。

 今、ファルージャは昨年7月よりももっとひどい状況だろう。米軍に封鎖された町は600人以上が殺されているという。人々は病院にいくことも出来ず、治療も受けられない。緊急救援活動が必要だ。川口外務大臣が、アル・ジャジーラでイラク国民に呼びかけた。


「(日本は)今も、多額の資金と人員をもってイラクの復興に取り組んでいます。我が国の自衛隊もこのために派遣されているのです。」

しかし、ファルージャの人々には全く意味がない。人口1%のサマワの人だけが自衛隊の恩恵を受けているだけだ。
 高遠さんは、ファルージャの人々にも目を向けていた。一番困っている人は誰か、直ちに情報を集める能力に長けている。
 そんな高遠さんの力が必要なのに彼女は皮肉なことにファルージャで人質になっている。

以上。


2004年04月14日(水) 中学生にも分かること

イラクや湾岸戦争でアメリカが使った劣化ウラン弾による放射能汚染による被害で、小児ガンにかかった子どもや、無脳症の赤ちゃんの写真を撮影した、森住卓氏の写真展を企画した、“空”の中高生達は、なぜこのような悲惨なことが起こってしまったのかということを、きちんと学ぶために、色々な資料を学習した。

その子ども達が私に尋ねた


『広島の原爆の何万倍もの放射能をイラクに撒き散らすような劣化ウラン弾をなぜ、アメリカは平気で使えるの?』

『イラクに放置された劣化ウラン弾の残骸や、それによって砲撃された戦車などが、まだ放置されたままの所に行って、自衛隊の人たちは大丈夫なの?』

『今度の爆撃で使われた劣化ウラン弾による放射能汚染は、それが半減するまでに45億年もかかるんだよ、それって地球が生まれてから今までの年月と同じじゃん!』

『湾岸戦争から帰ってきた兵隊さん達が、たくさんガンにかかったり白血病になったり、そのあとに生まれた子ども達も病気だったりしてるのに、なんでアメリカは放射能の被害だって認めてあげないの?』

『日本の政府も、劣化ウラン弾は安全だって言ってるよね、だったら、自衛隊の人たちも、もしも帰ってきて被爆していても、政府は認めないの?』

『おかしいよね、私達みたいな中学生でも分かることなのに。。。』


もちろんサマワでも、劣化ウラン弾は使用されている。

何も知らない子ども達は、劣化ウラン弾によって砲撃され、放置されたままの戦車に乗って遊び、

大人たちのなかには、汚染されているとは知らずに、その残骸を、鉄くずとして集めて売って、生計を立てている人もたくさんいる。

放射能の一番恐ろしいところは、見えないことだ。
もちろん臭いもない。。。

そして、自衛隊の人たちは、放射能の防護服をまとって活動をしてはいない。

申し訳のように、ガイガーカウンターを支給されているらしいが、それも、単に針が触れるだけのもので、危険を知らせるブザーは鳴らない。

被爆の恐ろしさを、あまりにも知らなすぎる。
それとも、政府にとって、自衛隊員の命も、国益のためには仕方のない犠牲なのだろうか?

戦闘が行われているところだけが戦闘地域なのだろうか?
本気で人道支援をする気なら、イラクのあちこちに放置されている劣化ウラン弾の残骸や、砲撃された戦車の後片付けをするほうが、よほど役に立つだろうに・・・


両親を被爆者に持つ被爆2世として、私はどうしても、ヒロシマ・ナガサキに続く被爆者を作った、アメリカとそれを支持する人たちを許せない・・・


2004年04月09日(金) 死んだ男の残したものは

★いまこそ、この歌の歌詞をかみしめましょう★


「死んだ男の残したものは」

谷川俊太郎作詞・武満徹作曲




死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着もの一枚残さなかった

死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった

死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない
他には何も残っていない


2004年04月08日(木) イラクで日本人拘束される!

4月8日…とうとう恐れていたことが現実となってしまいました。
イラクで平和のために活動をしている日本人3人が、自衛隊の撤退を求める武力勢力に人たちに拘束されました。

18歳の今井さんは、北海道の平和団体の代表でもありますが、東京で立ち上げられた劣化ウラン弾廃絶キャンペーンのメンバーの一人でもあります。今回は、現地で劣化ウラン弾の被害の状況を自分の目で確かめ、詳しく調べて、今、現地で本当に求められているものは何なのか?ということを確認するために行かれました。
この春に高校を卒業したばかりの若者です。

高遠さんは、過去に2回イラクへ行き、今回の戦争で親や家族を失い、現地でストリートチルドレンにならざるを得なかった子ども達の救済に活動をされている人です。

二人とも、日本政府のようにアメリカのご機嫌伺いのためではなく、本当の意味での人道支援を考えているひとたちです。

以下は、私のところに届いたメールのコピーです。
私達が何かをしたところで、何も変わらないと思っている人たちもたくさんいるかもしれません、
気の毒だけども、所詮他人事だと思っている人たちもいるかもしれません、

けれども、決して他人事ではないのです。

**********************

日本政府・小泉首相に対し、拘束された3名の日本人の救命を迅速確実に遂げるために自衛隊の一時的撤退を含む責任ある措置を採ることを強く求める
                       2004年4月9日   
   
   
1 イラクで拘束された3人の民間日本人のうち、今春高校を卒業したばかりの今井紀明君は劣化ウランの危険性を多くの人に知ってもらうために、絵本をつくる取材にイラクにいき、イラクの人々の苦しみを我がものにしようと出かけていった。
高遠菜穂子さんも、ずっとイラクで民衆の支援をしてきており、郡山総一郎さんはジャーナリ
ストである。民間人を人質にして要求が受け入れなければ殺害すると脅迫することは、その要求がどんなものでも決して許されることではなく、犯人グループに対して3名の釈放を強く求める。
 
2 日本政府は、こうした事態が引き起こされる危険が指摘される中で自衛隊を派遣してきたものであり、3名の釈放を確実に遂げなければならない重い責任がある。
そのためには、これまでにも日本政府がハイジャックや誘拐事件で乗客・被害者の救命第一として犯人の要求を受け入れたことが度々あるように、救命のために必要であればイラクに派遣されている自衛隊を一時的・緊急避難的に日本に引き揚げさせるかイラク国外に移動させるなどすることも現実的選択枝に入れて迅速に対処すべきである。
 
3 また、イラクでは、全土に広がる反米・反占領闘争への占領軍側の無差別的攻撃などでここ5日間だけで459人のイラク人が死亡しており、自衛隊基地近くが砲撃されるなど自衛隊派遣の根拠となっているイラク特措法の「非戦闘地域」の要件が存在していないことが誰の目にも明確になっている。劣化ウラン弾・破片の撤去、次々と死んでいく子どもへの医療支援など非戦憲法を持つ被爆国にふさわしい支援こそ
今求められている。この機会に自衛隊の全面撤退と自衛隊派遣以外の方法によるイラク民衆への国を挙げての支援を強く求める。

********************


★マスコミなどへの連絡先は以下の通りです
<マスコミ関係>
> TBS/関口宏のサンデーモーニング http://www.tbs.co.jp/sunday/sunday-m@best.tbs.co.jp
> >
>報道特集     http://www.tbs.co.jp/houtoku/houtoku@best.tbs.co.jp
> >
> バンキシャ http://www.ntv.co.jp/bankisha/ 
> >     から「情報・ご意見・ご要望」へ
> >     (日本テレビ: http://www.ntv.co.jp/ )
> >
> > テレビ朝日 
http://www.tv-asahi.co.jp/
> >   報道関係番組のページ http://www.tv-asahi.co.jp/news/

ここからいろいろな番組のHPにクリックで飛び、「ご意見」など書き込みのページに進めます。
☆たとえば、http://www.tv-asahi.co.jp/morning/ 
は「スーパーモーニング」(いつもは見られない時間)です。
ここの『ご意見・疑問など募集』の「投稿」のところには『あなたのひと言で番組が変わります!!』とさえあります。
> >
> >
★全国の新聞社のHP と連絡先は次に。
> > http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4586/media/j_news_area.htm
> >
> > ============================
> >
> > ●朝日新聞東京本社Eメール kouhou@mx.asahi-np.co.jp
> > ●筑紫哲也NEWS23Eメール n23@sol.dti.ne.jp
> > ●久米宏ニュースステーションEメール n-station@tv-asahi.co.jp
> > ●TBSニュースの森Eメール n-mori@best.tbs.co.jp
> > ●テレビ東京報道 eye@tv-tokyo.co.jp
> > ●日本テレビ『きょうの出来事』
> >   https://www.ntv.co.jp/kyodeki/form.html
> >  https://www.ntv.co.jp/staff/form.html
> > ●フジテレビ報道窓口 http://fnn.fujitv.co.jp/mail/index.html
> > ●TBS
> >  opinion@best.tbs.co.jp
> > ●共同通信社 feedback@kyodo.co.jp
> > ●週刊朝日 syukan@cg.pub.asahi-np.co.jp
> > ●週刊新潮 shuukan@shinchosha.co.jp
> > ●週刊現代 wgendai@kodansha.co.jp
> > ●週刊ポスト editorialstaff@weeklypost.com
> >
> >
> > 毎日新聞アクションライン
> > 日本人外交官殺害事件と自衛隊のイラク派遣についてご意見をお寄せ下さい
> >
。ファクス 03・3212・0635、Eメール shakaibu@mainichi.co.jp
> > 〒100−8051(住所不要)毎日新聞社会部
> > 「アクションライン係」 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記してく
ださい(掲載時、匿名希望の方も)。
> >
> > ★政党 
> >
> >
> > ・首相官邸に意見投稿
> > http://www.kantei.go.jp/
> >
> > 川口外務大臣意見書き込みページ 
> > http://www2.mofa.go.jp:8080/mofaj/mail/qa.html
> >
> > ・自民党に物申す、投稿
> > http://www.jimin.jp/
> >
> > 民主党メール info@dpj.or.jp
> >
> > 日本共産党 http://www.jcp.or.jp/  意見info@jcp.or.jp
> >    志位和夫委員長 http://www.shii.gr.jp/ 
> >          意見 http://www.shii.gr.jp/formmail/contact.html
> > 社民党 http://www5.sdp.or.jp/ 意見(平和問題関係 heiwa@sdp.or.jp
 )
> >    福島瑞穂党首http://www.mizuhoto.org/
> >             意見 http://www.mizuhoto.org/form.html
> >
> > 自由民主党
> > 電話 03−3581−6211
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> > 石破茂(防衛庁長官)
> > 電話は上に同じ
> > mailto:g00505@shugiin.go.jp
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