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fantasia diary*
ほどよくダラダラをモットーに。 アコギをゴロゴロ弾くように。
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2003年04月17日(木) 「私は思わない」
実習終わったの7時で、帰ってきてご飯を食べてtokyo.sora見たのね。 仲村綾乃が可愛いと思います。それと雇われマスターが好き。 フラァって渋谷行って映画いくつも見て、心行くまで感性に身を任せたい… 頭の上までの飽和について、小出しにするだけではならないこともある。 末梢が柔らかい麻痺を起こすもんで鉛筆を持つのが不思議になってしまう。 指先から絵の具が出ないかなーって思う。 そしたら大きい布を張って、撫でて、思う存分曲線を描くんだけど。
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投げやりな言い方かもしれないが、次に起きた時当然僕は裸で、 動く事が億劫で仕方がない。隣りの寝顔を執拗なくらいに眺める。 起きないものだ。安心しているというよりも、 彼は身に降る出来事に元からあまり良い期待をしていない。 彼は今でも無意識に、僕が彼に惹かれる理由をふとした瞬間見せつける。 言い換えれば、僕はいつまでも恋をしている。彼もそうであればいいと思う。 出来るなら自分も、僕にとっての彼と同じように、 いつまでも彼をはっとさせる存在でありたい。 外へ向けて少し視線を外すと、開け放したままの窓から薄ぼんやりとした空が見えた。 空と桜が、湖岸に沿って曲線を描いている。 明確に引かれない境界線は、桜の花で煙っているのだった。 桜と雲の境は僕には見分けることが出来なかった。 四月と言えども裸では寒い、と気付く。窓から滑り込む風が冷やす部屋にあっては。 こんな格好でも何かをしていれば別で、いっそ歓迎できる計らいですらある、けれども。 そういえば窓を開けておいたのは彼だ。成る程、と僕は無意識の、知ったふりをした。 (加えて溜め息をひとつついた。ここは3階なので、下手な声も地面まで届かない) シーツに潜り込み、彼に視線を戻すと、唇だけを動かすようにして何やら呟いている。 よく聞いてみようと軽い好奇心で耳を近付ける、それと同時に、 不意の長い腕が僕の頭部を絡め取った。 ああ、と理解が追いつくまでに、視界が彼の首筋に沈む。 彼は率直で不思議な動作をする。 何も言わず数秒居て、 その姿勢がまるで当たり前の仕種のように落ち着いてしまってから、 少し遅れて、小さな笑い声が喉元から聞こえた。 低い震えの余韻が肺の隅から目の端までを、ぼやかすように痺れさせた。 抗わず、僕は目を閉じる。 ただ嬉しかったのだけれど、下手に素直に喜ぶようなことをしたなら 今度は僕が「どうしたの」と訊かれかねないので、 僕はいつものように、悪態を如何に吐くかというようなことを考えながら、 彼の喉の窪みを眺め、遠くの桜を眺め、漸く憮然として見せた。
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4月2日の日記のSSの続き。ユルーい話。
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