一橋的雑記所

目次&月別まとめ読み過去未来


2003年07月25日(金) 雨の大仏殿と、山道を往くたった一台の車。

久々の家族サービスデイ。
本当は、夏らしく、南の海方面へ向うつもりが。
己が出掛けに玄関の鍵をかけ忘れる(!)と言ふ失態をしでかした為。
往復30分掛けて自宅に戻り。
これは何だか、験が悪い、と家人が言ふので。
方違えの為に変えた行き先が、またもや、奈良(笑)。

奈良市内に到着するなり、土砂降りの雨。
やり過ごす為に、家人は目ざとく見つけた某河童な回転寿司
(最近のお気に入り)に入る事を、強要。
一人五皿ずつ食した所で雨も小振りになりましたので。
大仏殿に向かいましたのです。

で。
出掛けに何やらごたごたした挙句、呑気に河童などに立ち寄っていた為。
大仏殿ではお線香も蝋燭も供える事が出来ず。
(火器には全て蓋されちゃってましたです…)
奈良公園の露天もいそいそと店仕舞の様子で。
己ともあろうものが鹿煎餅を一つも入手出来ず。
擦り寄る鹿さんたちには、「何だ手ぶらかよ」的にそっぽを向かれ。
ちょびっと寂しかったです…しくしくしく。

でも。
雨のそぼ降る中で見た大仏殿は。
瑞々しい緑に包まれ、薄く水に煙った風情が何とも言えず。
矢張り、心地良かったのです。

それに。
大仏殿を出た後、家人と共に車に向った己に。
群れ集う鹿さんにうっかり手持ちのお菓子を開けてしまって、
すっかりとり付かれ状態になって困ってしまったお若いカップルさんが。
何を思ってか。擦れ違い様に。
「これあげますから、鹿にやって下さい」と、お菓子袋をくれたので。
結局、鹿さんたちとのお八つタイムも満喫できたのでありました。
(ジャンクフードを与えてしまいました事は反省…でも嬉しかった…/こら)

その後。
閉鎖1時間前を切ってましたが、若草山山頂を経るドライブウェイに乗り込み。
雲間から西に傾きつつある陽脚を浴びる奈良の都を一望。
このドライブウェイ、途中から舗装されていない地道があったり、
歩行者通行禁止の筈なのに、駐車場もない路傍から山道に入ってしか行けない
観光ポイントへの案内板が時々見受けられたりと。
なかなかに見所満載の様子なのでしたが。
何せ、夜間閉鎖時間も迫っておりましたので。
若草山山頂展望台(此処には流石に立派な駐車場がありました/笑)以外は、
安全速度で通り抜けるだけに留めました。
これは是非に、時間的に余裕を見て再挑戦してみたいスポットでありますです。

それにしても。
乗り入れてから乗り切るまでの40分弱。
他の車と一度も行き合わせなかったのに(前からも後ろからも)。
途中の地道コースで、ハイキング姿で黙々と歩くお若い女性(!)を一人、
お見掛けしたのには。
正直、ビビリました…(汗)。
(まあ、ドライブウェイの途中に幾つか観光旅館やホテルがあるので、
女の子はそこの利用者だと思うのですが…つーか、そう思いたい…/滝汗)


一橋@胡乱。 |一言物申す!(メールフォーム)

一橋的迷想宮へ戻る一橋的胡乱なBlogを開く

My追加