一橋的雑記所
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| 2003年07月24日(木) |
今日も、ぐるぐる…。 |
雑記カウンタ回ってしまっているのはきっと。 5年振りのダンスのせいかと思われますです(笑)。 老骨なのでこれ以上は踊れませんが。
所で私信です。 某友人へ。DVD買ったら必ず貸して下さいね♪ それまでには頑張って、『トリック』見終えるからね♪(をい)
てな訳で。久々の読了本です。
○『りかさん』梨木香歩(新潮文庫) 長編『からくりからくさ』でおなじみの蓉子さんとりかさん。 今回は、二人(?)の馴れ初めとそれに続く人形たちとの、 様々なお話を集めた連作短編集がやっと文庫落ち致しました♪ なのにもう、夏の100冊入りしてますですよ。吃驚。 巻末には書き下ろしで、『からくり―』後日談ともいうべき 「ミケルの庭」も収録されておりますです。 蓉子さんが時折見せる、不思議な強さや優しさが。 どうやって培われてきたのかが分かる、という事で。 彼女贔屓の己にはウハウハな一冊であります(マテ)。 なので大好きな場面は矢張り、「ミケルの庭」で蓉子さんが紀久さんに、 「的を外さず真っ直ぐくる」言葉を掛けるシーンだったり。 梨木さんも、人物描写は結構容赦が無い(ある意味嘘が無い)所があって、 人の持つ正の面と負の面をきちんと描かれるので、 余計に、こういう場面に出会うと、嗚呼、凄いなあ、と。 張り詰めてた息が。一気に解けるやうな。 そういう心地よさに包まれる感動に、己は襲われるのであります。
ちなみに新潮文庫の今年の100冊、 『魔性の子』が抜けて『屍鬼』が入ってますですが。 やっぱ巻数多い方がPANDAグッズ応募しやすいからとか?(をいこら)
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